ソフトバンク(☆4対1★)オリックス =リーグ戦10回戦(2020.08.14)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:嘉弥真 新也(2勝0敗0S)
(セーブ:森 唯斗(0勝1敗13S))
敗戦投手:山﨑 福也(2勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(15号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは1点を追う1回裏、中村晃の適時打で同点とする。そのまま迎えた8回には、2死一二塁から柳田の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・嘉弥真が今季2勝目。敗れたオリックスは、打線がつながりを欠いた。

◆ソフトバンクはオリックスを相手に7月17日から6連勝中。同カードでシーズン7連勝すると、9連勝した05年以来15年ぶりとなる。 今季の同カードで打率4割3分3厘、3本塁打の柳田悠岐外野手(31)がチームを連勝に導くか。

◆オリックスは初回1死から宗、吉田正の連続二塁打で1点を先制。ソフトバンクもその裏、3番中村晃の適時打で同点とした。 オリックスは好機を生かせない。3回から6回まで走者を出しながら無得点。6回1失点でしのぐ先発山崎福を援護できない。 ソフトバンクは8回、柳田の15号3ランで勝負を決めた。チームは5連勝。嘉弥真が2勝目。オリックスは今季2度目の7連敗。 ▽ソフトバンク柳田(決勝3ランに)「それまで力が入って凡打になっていたので、チャンスでしたが力を抜いて打席に入った。感触は完璧でした。外に来るかなと思いましたが、(内角球に)いい反応ができました。最高の結果になってくれてうれしかった」

◆オリックスが今季ワーストタイの7連敗を喫し、今季最多の借金14となった。早ければ16日にも自力優勝の可能性が消滅。首位ソフトバンクに今カードの残り2試合に敗れれば、ソフトバンクとの残り12試合に全勝しても自力では優勝ができない。 先発した山崎福が今季最長の7回2/3を投げたが、今季最多となる115球目、柳田に勝ち越し3ランを浴びた。「いい流れを持ってこれるようにテンポよく投げることを意識していた。最後の場面は、その前の(上林の)四球を反省しなければいけません」。右翼席に飛び込む決勝弾の行方を目で追うと、左腕は膝から崩れ落ちた。 西村監督は「頑張ったんですけどね。(山崎福は)8回のところだけですね。(被弾直前の)上林の四球が痛かったですね」。打線は得点機に1本が出ず、6回2死一、三塁で重盗を試みたが不発。全てがかみ合わない状況を脱したい。

◆オリックスが今季ワーストタイの7連敗を喫し、今季最多の借金14となった。早ければ16日にも自力優勝の可能性が消滅。首位ソフトバンクに今カードの残り2試合に敗れれば、ソフトバンクとの残り12試合に全勝しても自力では優勝ができない。 先発した山崎福が今季最長の7回2/3を投げたが、今季最多となる115球目、柳田に勝ち越し3ランを浴びた。「いい流れを持って来れるようにテンポよく投げることを意識していた。最後の場面は、その前の(上林の)四球を反省しなければいけません」。右翼席に飛び込む決勝弾の行方を目で追うと、左腕は膝から崩れ落ちた。 西村監督は「頑張ったんですけどね。(山崎福は)8回のところだけですね。(被弾直前の)上林の四球が痛かったですね」。打線は得点機に1本が出ず、6回2死一、三塁で重盗を試みたが不発。全てがかみ合わない状況を脱したい。

◆ソフトバンク3番中村晃外野手のバットが、オリックスに傾きかけた試合の流れを引き戻した。 初回に1点を先制されたその裏、1死二塁から山崎福の101キロのカーブを中前に運び、すぐさま同点に。「打ったのはカーブです。うまく(タイミングを)合わすことができました。最初のチャンスで走者をかえせたし、すぐ追いつけてよかった」。先発3番となって4戦連続安打。頼れる打撃職人ぶりは健在だ。

◆ソフトバンク5番手で登板した嘉弥真新也投手が8回1イニングを3者凡退に仕留め、2勝目を手にした。 打撃好調の先頭吉田正を一ゴロに打ち取ると、ジョーンズ、T-岡田を連続三振。直後に柳田の3ランが飛び出し、7月31日の西武戦以来の白星をゲットした。「真っすぐも変化球もいいところに投げることができました。0点で抑えれば、点を取ってくれる気がした。自分の勝ち星より、チームの勝ちに貢献できたことがうれしい」と笑顔で話した。

◆やっぱりこの男が決めた! ソフトバンク柳田悠岐外野手(31)が、決勝の15号3ランを放った。 チームが7月16日の対戦で黒星を喫し、この日も7回まで1得点に抑え込まれていたオリックス山崎福から、同点の8回に1発を放った。チームは今季2度目の5連勝で、楽天の敗戦で単独首位に。貯金は最多9となった。やはり、柳田が打った。難敵の相手左腕を1発で沈めた。同点の8回2死一、二塁。カウント2-2からの5球目、内角低めへの直球を鮮やかにはじき返した。打った瞬間にスタンドインを確信し、走りながら何度もガッツポーズ。「外が来るかなと思ってたんですけど、いい反応ができました。まじでまぐれなんですけど。たまたまああいう場面でそういうことが起きたので良かったです」。1回に両チームが1点を取り合ってから動きのなかった投手戦に、けりをつけた。 前の打席、6回1死での空振り三振が伏線になった。甘く入ったカーブを待ちきれず、豪快にバットが空を切った。「すごい力が入ってるなというのを感じた。打ったろうというのを意識しすぎて、力みにつながった」。冷静な反省から、この日最大のチャンスで逆転の発想が生まれた。「逆に力を抜いていきました。打てなかったらしゃあない、くらいの割り切りでいった。あの三振のおかげで打てました」。柳田ならではの独特の感覚を研ぎ澄まし、失敗を成功につなげた。 打率4割や出塁率5割という夢の数字も現実味を帯び、120試合でも自己最多の36本を上回るペースで本塁打を量産している。まさに過去最高の状態だ。それでも「まだまだシーズンは長いので数字は意識していない。チームのためにいいバッティングができたので、それだけで満足です」と無欲が好結果を生む。 工藤監督も「神がかっているホームラン。ああいう球を打てるのは彼しかいないんじゃないかな、と思うくらい」と絶賛する1発で、チームは今季最長で2度目の5連勝。貯金は最多の9まで膨らんだ。対オリックス7連勝は9連勝した05年以来15年ぶり。単独首位に立ち、このまま走り続ける。【山本大地】

◆ソフトバンクの先発東浜巨投手が1失点ながら、5回102球の投球を反省した。 初回に連続二塁打でオリックスに1点を先制された。「初回から安定せず、リズムの悪い投球になってしまいました」。4与四球はいずれも2死からと、投球テンポもつかめず。「もっとリズムよくアウトを重ねていく投球をしていかないといけない。金曜日の試合を任せられている、ということをもう1度しっかり理解して、もっともっと長いイニングを投げれるような投球をしたい」と唇をかんだ。

◆内角球を仕留め、豪快な決勝3ランを放ったソフトバンク柳田の技術力は「さすが」のひと言だった。と同時に、この試合でシンパシーを感じたのは、マウンドでぼうぜんとアーチを見送ったオリックス山崎福でもあった。 黒星街道を抜け出せないチームにあって、懸命に腕を振った。ソフトバンク先発の東浜は5回102球で降板したが、1回の1失点だけでしのぎ続けた。先頭打者を出塁させたのは8回の明石だけだった。その回に決勝弾を浴びたが「だから打たれる」と言ってしまえば、厳しすぎる。味方打線は何度も好機をつくりながら、ホームが遠い。こういう試合、最後につかまるのは決まって「好投を続けていた」投手である。 ファンにとってひいきのチームが勝つのは何よりうれしいが、白熱の試合も楽しみの1つ。その意味で山崎福の奮投は称賛に値する。それにしてもオリックスは泥沼状態。ホークスは今季最多の貯金9に積み上げたが、そのうち8つがオリックスからの貯蓄。10戦9勝1敗と圧倒している。弱かったダイエー時代、中内功オーナーは「ウチは五木の子守歌ですから。♪盆から先はおらんど...」と、歌詞を口ずさんでチームをやゆしていたことがあったが、自力V消滅のピンチに立たされたオリックスはまさに背水の戦いになってきた。 そんな相手に、ホークスも容赦ない。今季デーゲームは借金完済で6勝6敗とした。ナイトゲームは22勝13敗(1分け)。夜に加えて昼も強くなった。何ともたくましい男たちだ!【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクが今季2度目の5連勝。1-1の八回2死一、二塁から決勝の15号3ランを放った柳田悠岐外野手(31)が試合後、会見に応じた。一問一答は以下の通り。  --どんな気持ちで打席に  「それまでちょっと力が入って凡打になっていたので。チャンスでしたけど、逆に力を抜きました」  --どういう意識なんですか  「打ったろうという気持ちが出すぎて、力みにつながっていた。逆にリラックスして打席に入りました」  --最後は内角  「感触は完璧でしたけど、外が広く感じていたのでまた外がくると思いましたけど。いい反応してくれました」  --ファンも騒然でした  「投手陣が頑張ってくれていたので。何とかしたかったので。最高の結果になってくれてうれしかったです」  --吉田正の方を見ていた  「それはないですけど。すごい打者なので。いつも見ています。あの人の打撃は」  --本塁打、打率の2冠  「まだまだシーズンは長いので。意識はしていないですけど。チームのためにきょうはいい打撃ができたので。それだけで満足です」  --50試合を終えて  「コンディションはすごくいいので。これからもシーズンは続くので、維持できるようにやっていきたいと思います」  --ファンにメッセージ  「皆さんの熱い視線で、拍手でいい結果が出ました。ありがとうございます! まだまだシーズンは続きますので、あたたかい拍手、あたたかい視線、よろしくお願いします!」

◆ソフトバンクは6投手のリレーで失点を一回の1点にとどめた。右手指の違和感を抱えていた東浜を五回限りで降ろし、六回から継投。1-1の八回に投入された嘉弥真は、好調の吉田正から始まるクリーンアップを完璧に抑えた。その裏にチームが勝ち越して2勝目を手にし「自分の勝ち星よりも、チームの勝ちに貢献できたことがうれしい」と胸を張った。  両リーグ最多の25試合に登板するモイネロは疲労を考慮して温存した。救援陣の層の厚さを示し、オリックス6連戦の勝ち越しを決めた。

◆オリックスが土俵際に立たされた。打線が再三の好機を生かせず、敗戦。連敗は今季最長に並ぶ7に伸び、16日にも自力優勝の可能性が消滅する。  「そこですよね、その(先制点の)あと、というところですよね...」  西村監督は渋い表情を浮かべた。一回に1死から宗、吉田正の連続二塁打で幸先よく1点を先制したが、その後は追加点を奪えず。三回は2死満塁、六回には無死三塁の好機をつくりながら得点できなかった。  二回以降、ゼロを並べていた先発の山崎福も八回2死一、二塁から柳田に決勝3ランを献上。それまで踏ん張り続けていただけに「勝たせたかったか?」と問われた指揮官は「もちろん、そうですね」と話した。  このままズルズルといくわけにはいかない。15日で流れを変えたい。 (西垣戸理大)

◆舞い上がった白球を見つめたまま、右拳を高々と突き上げた。打ってほしいときに打つからスーパースターだ。ソフトバンク・柳田が好投を続けていた山崎福の膝を折らせた。15号の決勝3ラン。チームを今季最長タイの5連勝に導いた。  「"芯詰まり"くらい。芯なんですけど、詰まっていたので切れないかなと」  1-1の八回2死一、二塁。4球続けて外を攻められ、カウント2-2と追い込まれた。想定していたコースとは逆の内角球。141キロをすくい上げると打球は右翼席ポール際の深くで弾んだ。  「まじでマグレ」  昨季は故障で38試合の出場にとどまり、今季は全試合出場を目標に掲げる。打率も・387で"2冠"を狙える位置。「(2冠は)意識していないですけど、チームのためにいい打撃ができたので、満足です」。守備の負担を減らすべく、DHで出場させてくれた首脳陣の期待に応えた。  工藤監督は「あの球を打てるのは彼しかいないかな、と思えるぐらいの素晴らしい本塁打」と絶賛。チームは2005年に9連勝して以来の対オリックス7連勝。柳田を2番に据えるタクトも光っている。  この日、ナイターで行われたウエスタン・広島戦(タマホーム筑後)ではデスパイネとグラシアルが今季初実戦を迎えた。戦力層はどんどん厚くなる。  「まだまだシーズンは続くので、あたたかい視線、拍手をお願いします!」と柳田。3年ぶりのリーグ制覇へ視界良好だ。 (竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
28191 0.596
(↑0.009)
-
(-)
72212
(+4)
175
(+1)
52
(+1)
30
(-)
0.244
(↓0.001)
3.390
(↑0.05)
2
(1↓)
楽天
27201 0.574
(↓0.013)
1
(↓1)
72269
(+8)
209
(+13)
55
(+4)
36
(-)
0.276
(↑0.001)
4.110
(↓0.13)
3
(-)
ロッテ
26211 0.553
(↑0.01)
2
(-)
72216
(+12)
218
(+5)
45
(+1)
38
(-)
0.247
(↑0.002)
4.430
(↓0.02)
4
(-)
日本ハム
23232 0.500
(↓0.011)
4.5
(↓1)
72200
(+5)
214
(+12)
41
(-)
24
(-)
0.242
(↑0.002)
4.050
(↓0.14)
5
(-)
西武
19261 0.422
(↑0.013)
8
(-)
74201
(+13)
226
(+8)
46
(+1)
28
(+2)
0.241
(↑0.004)
4.760
(↓0.08)
6
(-)
ORIX
15294 0.341
(↓0.008)
11.5
(↓1)
72169
(+1)
225
(+4)
34
(-)
37
(-)
0.242
(-)
4.460
(-)