広島(★1対8☆)中日 =リーグ戦11回戦(2020.08.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:福谷 浩司(1勝1敗0S)
敗戦投手:野村 祐輔(2勝1敗0S)

本塁打
【中日】高橋 周平(2号・4回表2ラン)

  DAZN
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◆中日は4回表、高橋の2ランと福田の適時打で3点を先制する。4-1で迎えた8回には、1死二三塁から郡司の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・福谷が6回途中1失点で3年ぶりの白星。敗れた広島は、先発・野村が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆8月に入って広島長野久義外野手(35)が絶好調。7月終了時に打率2割9分だったが、8月打率が3割8分9厘。今月は得点圏で9打数5安打と勝負強さも見せており、月間10打点は佐野(DeNA)と並んでリーグ最多タイだ。

◆中日根尾昂内野手(20)が5試合ぶりの先発でプロ初安打に挑んだ。大島が今季初のベンチスタートとなり、代わって2番センターでスタメンに起用された。 注目の第1打席は初回、右前打の京田を一塁に置いた場面で登場。野村の126キロチェンジアップに空振り三振に倒れ、昨年から続く無安打は13打席に伸びた。 プロ2年目の今季はキャンプこそ1軍で過ごしたが、6月19日の開幕メンバーからは外れた。今月4日に出場選手登録されるとその日のDeNA戦から3試合連続スタメンに起用された。 だが、3試合で8度打席に立ち、3三振を喫するなど無安打が続いた。ルーキーイヤーの昨年は9月に2打席2三振に倒れており、試練の無安打ロードが根尾を襲う。その後はベンチスタートとなり、9日の巨人戦と10日の広島戦で代打起用されたがいずれも三振に倒れていた。

◆中日根尾昂内野手(20)がプロ初安打を放った。大島が今季初のベンチスタートとなり、代わって2番センターでスタメンに起用。9回の第5打席でD・ジョンソンから右前打。昨年のデビューから17打席目でついに初安打を記録した。 プロ2年目の今季はキャンプこそ1軍で過ごしたが、6月19日の開幕メンバーからは外れた。今月4日に出場選手登録されるとその日のDeNA戦から3試合連続スタメンに起用された。 だが、3試合で8度打席に立ち、3三振を喫するなど無安打が続いた。ルーキーイヤーの昨年は9月に2打席立ち、いずれも三振に倒れており、試練の無安打ロードが根尾を襲う。その後はベンチスタートとなり、9日の巨人戦と10日の広島戦で代打起用されたがいずれも三振に倒れていた。

◆両先発が上々の滑り出し。広島野村が3回まで1安打無失点投球を見せれば、中日福谷は3回まで無安打無失点。 中日は4回1死一塁から高橋が2号先制2ラン。3連打で1点を加え、広島先発野村KOした。広島はその裏1点をかえした。 終盤に郡司のプロ初打点となる2点適時打などで突き放した中日が勝利した。先発福谷が今季初勝利。広島野村は今季初黒星。

◆中日の福谷浩司投手(29)が先発転向後初めての勝利を手にした。中継ぎだった時代の17年5月26日以来1173日ぶりで、慶大の後輩でドラフト4位ルーキー郡司とのバッテリーでつかみ取った。 勝利投手の権利がかかる5回1死一、三塁のピンチも動じることなく西川を遊ゴロ併殺に仕留めた。5回2/3を投げ5安打1失点。最速150キロのストレートを主体に広島打線をねじ伏せ、今季3度目の挑戦で先発初勝利をたぐり寄せた。 福谷は「調子はあまりよくない中で郡司に助けてもらいながら投げられました。頼りない先輩を引っ張ってくれました」と後輩捕手に感謝した。その郡司は懸命にリードするだけでなく、バットでも援護射撃。4回に野村KOを呼び込む左前打、8回には勝利を決定づける2点適時打でプロ初打点もマークした。 昨年から先発に転向したが、登板した直後に腰痛に見舞われ、1試合に終わった。長いリハビリを乗り越えて3年ぶりとなる通算8個目の白星も「中継ぎのときは勝ち負けは気にしていなかったし、先発でもチームの勝ちがうれしい」。福谷-郡司。竜に頼もしいバッテリーが誕生した。【安藤宏樹】 ▽中日与田監督(福谷-郡司の慶大出身バッテリーで快勝)「(福谷は)前の登板も素晴らしかったから勝ちがついてよかった。(郡司は)バッティングもよかったし、リードも思い切って攻めていく」 ▽中日郡司(プロ2度目のスタメンで2安打2打点)「いつでも1軍で出る準備はしていた。慶応バッテリーだったのでなんとしても福谷さんに勝ちをつけたかった」

◆中日根尾昂内野手(20)がプロ初安打を放った。大島が今季初のベンチスタートとなり、代わって「2番中堅」でスタメン。9回の第5打席で広島5番手D・ジョンソンから右前打。昨年のデビューから17打席目でついに記録した。 9回無死一塁。140キロのチェンジアップを捉えた。試合の大勢は決していただけに一塁ベース上の根尾に笑みはないが、険しい表情がわずかに緩んだ。4打席目までは空振り三振、二ゴロ、二ゴロ、見逃し三振と苦しんだが、最後に待望の結果が待っていた。 根尾は「ドラゴンズに入ってからたくさんの人にお世話になりました。その人たち全員に感謝したいです」と感謝の思いを口にし、記念のボールを「両親に渡すつもりです。ホテルに帰ったらまずは両親に電話したいです」と続けた。 プロ2年目の今季はキャンプこそ1軍で過ごしたが、6月19日の開幕メンバーからは外れた。2軍生活が続く中、早朝であれ深夜であれ、時間があればバットを振った。それでも試練は続く。出場選手登録された8月4日のDeNA戦から3試合連続スタメン。だが、3試合で8打席に立ち、3三振を喫するなど無安打が続いた。昨年も9月に2打席立ち、2三振。9日の巨人戦と10日の広島戦で代打起用され、ともに三振に倒れていたが、5試合ぶりのスタメンで応えた。 遊撃手でスタートしたプロ生活は2年目で外野にも挑戦。センター根尾として記念すべきプロ初安打を刻んだ。「チャンスをモノにするだけなので今日で終わらないように打ち続けたい」。努力はうそをつかない。それを実証するためのスタート台に立った。【安藤宏樹】

◆広島は投打ともに精彩を欠き、大敗した。先発野村が4回途中で降板し、終盤にも一岡、D・ジョンソンが炎上。打線も射程圏だった中盤にあと1本が出ず、中日を追い詰められなかった。 佐々岡真司監督は「こういう試合をしていたらファンに申し訳ない。集中力を持って、また明日切り替えて」と9連戦最後の試合を見据えた。また、8回に登板して2失点の一岡の2軍降格を明言した。

◆広島先発の野村祐輔投手が3回2/3を3失点で降板した。 3回までは1安打投球も、4回に暗転。1死一塁から高橋に先制2ランを浴びると、さらに3連打された。2死一、三塁と走者を残してマウンドを降りた。「入りは良かったんですけど、4回がすべてです。粘り切れず、チームに申し訳ないです」と今季最短KOに肩を落とした。

◆中日は慶大出身の福谷浩司投手と郡司裕也捕手が先発バッテリーを組んだ。同じ大学出身のバッテリーは今季、巨人菅野-大城(東海大)、DeNA今永-戸柱(駒大)が複数回組み、中日でも昨季、梅津-大野奨(東洋大)の例があるが、慶大出身バッテリーは96年6月1日近鉄戦の西武鈴木哲-高木大以来24年ぶり。 先発でのコンビとなると72年8月5日の大洋佐藤元彦-大橋勲以来、48年ぶり。さらに慶大先発バッテリーで勝利したのは、54年8月17日の中日大島信雄-加藤進コンビ以来64年ぶりだ。

◆中日・根尾昂内野手(20)が11日、広島11回戦(マツダ)に「2番・中堅」でスタメン出場。先発オーダーに名を連ねたのは6日のDeNA戦(横浜)以来、5試合ぶり。中堅でのプレー、2番での起用ともに初となる。  今季はここまで5試合に出場して10打数無安打5三振。昨季出場した2試合2打席を含めても12打席で快音がなく、7三振と1軍の壁に苦しんでいる。9日の巨人戦(ナゴヤドーム)に代打で出場して三振に倒れた後には、「僕はどんな状況であろうと結果を出さなければいけないので、なんとか出塁したかった」と悔しさをあらわにしていた。  また、10日に1軍再昇格を果たしたドラフト4位・郡司裕也捕手(22)は「7番・捕手」で、6月25日のDeNA戦(横浜)以来、プロ2度目の先発マスク。3年ぶりの勝利を目指して先発マウンドに上がる慶大の先輩・福谷をリードする。  大島は今季初で、昨年8月10日のDeNA戦(横浜)以来となるベンチスタートとなった。

◆中日・高橋周平内野手(26)が11日、広島11回戦(マツダ)に「5番・三塁」で出場。四回の第2打席で左翼へ先制2号2ランを放った。  「入ってくれてよかったです」  四回1死一塁で、野村が外角高めに投じたツーシームをとらえた。高橋にとっては6月24日のDeNA戦(横浜)以来、42試合ぶりの一発。好投を続ける先発・福谷への大きな援護となった。

◆広島・野村祐輔投手(31)が11日、中日11回戦(マツダ)に先発登板。四回途中、6安打3失点で降板した。  「入りはよかったんですけど、四回が全てです。粘り切れずチームに申し訳ないです」  三回まで被安打1だったが、四回に暗転。1死一塁で高橋に左越え先制2ランを許すと、その後も井領、郡司、福田の3連打で0ー3となった。続く9番・福谷が犠打を失敗し、2死一、三塁となり、京田を打席に迎えた場面で交代を告げられた。

◆中日・福谷浩司投手(29)が11日、広島11回戦(マツダ)に先発登板。六回途中、5安打1失点と好投した。  「調子はあまりよくない中で、(捕手の)郡司に助けてもらいながら投げられました。バックの皆さんに感謝しかないです」  序盤から140キロ台後半の力ある直球を投げ込み、広島打線に立ち向かった。三回まではパーフェクト投球。四回1死三塁で鈴木誠に許した遊撃内野安打による1失点のみと試合を作った。バッテリーを組んだのはD4位・郡司。好リードをしてくれた慶大の後輩への感謝も忘れなかった。

◆中日・根尾昂内野手(20)が11日、広島11回戦(マツダ)に「2番・中堅」で先発出場。九回の第5打席で、DJ・ジョンソンから右前へはじき返し、プロ初安打を記録した。  6-1の九回無死一塁、DJ・ジョンソンが投じた初球だった。低めへの140キロのチェンジアップをとらえると、打球は高く弾みながら一、二塁間を破った。ここまでなかなかHランプを灯せなかったが、プロ17打席目で記念すべきプロ初安打をマーク。一塁上で表情を緩ませた。

◆中日は11日、広島11回戦(マツダ)に8-1で快勝。「2番・中堅」で先発出場した根尾昂内野手(20)は、九回の第5打席でプロ初安打となる右前打を放った。  「チャンスをモノにするだけなので、きょうで終わらないように打ち続けたい」  6-1の九回無死一塁、DJ・ジョンソンが投じた初球だった。低めへの140キロのチェンジアップを捉えると、打球は高く弾みながら一、二塁間を破った。  大阪桐蔭で甲子園春夏連覇。だが、プロ1年目の昨季は9月に1軍デビューして2打席2三振に終わった。今季も試合前時点で12打数無安打5三振とHランプを灯せず、この試合も七回まで4打数無安打2三振だった。  プロ17打席目での初安打。「ドラゴンズに入ってから、たくさんの人にお世話になりました。その人たち全員に感謝したいです。初ヒットのボールを両親に渡すつもりです。ホテルに帰ったらまずは両親に電話をしたいです」。練習をサポートしてくれるスタッフら周囲への感謝、産んでくれた両親への感謝を欠かさなかった。さらに恩返しをするためにも、さらなる活躍を重ねる。

◆中日は11日、広島11回戦(マツダ)に8-1で快勝。「2番・中堅」で出場した根尾昂内野手(20)が九回の第5打席で右前打を放ち、プロ初安打を記録した。  与田監督は「こういったことを何かのきっかけにしてもらえればと思います」と待望の一打を今後につなげてくれることを期待。「少しずつですけど、よくなってますからね。急激に(よくなるというのは)まだ難しいかもしれませんけど。いろいろ修正はなんとかしようとしてますよね」と前向きに取り組む姿勢を評価した。

◆中日は11日、広島11回戦(マツダ)に8-1で快勝。ドラフト4位・郡司裕也捕手(22)=慶大=は「7番・捕手」でプロ2度目、10日の1軍再昇格後初となる先発マスクをかぶった。打撃では4打数2安打2打点で、プロ初のマルチ安打と初打点をマークした。  「2軍でも、いつでも1軍で出る準備はしていたので、それがよかった」  捕手は木下拓、加藤、A・マルティネスとライバルが多いポジション。プレーにはアピールする立場という自覚がにじんでいた。打撃では四回、野村の内角へのツーシームを左前へ。八回1死二、三塁の第4打席では2点打でプロ初の打点とマルチ安打を記録した。  「慶応バッテリーだったので何としても福谷さんに勝ちをつけたかった」  大事な守備面でも"慶大バッテリー"として、大学の先輩である福谷を好リード。勢いづくと止まらない赤ヘル打線を三回まではパーフェクトに封じ、四回以降も要所を締めた。福谷の降板後も岡田、祖父江、福、谷元の4投手が主導権を渡さなかった。

◆中日は11日、広島11回戦(マツダ)に8-1で快勝。先発した福谷浩司投手(29)は5回2/3を5安打1失点と好投。2017年5月26日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)以来、1173日ぶりの白星を挙げた。  「きょうもチームが勝ってよかったと思います」  序盤から140キロ台後半の力ある直球を投げ込んだ。広島打線を相手に三回までパーフェクト投球。失点は四回1死三塁で鈴木誠に許した遊撃内野安打による1点だけだった。  先発転向後では初勝利。格別の1勝かと思いきや、福谷にはリリーフ時代とは何ら変わらぬ白星だったようだ。  「先発をやっていてもチームの勝ち負けだけを気にしていて、前も自分に負けがついたというよりもチームが負けたことの方が悔しかった。(先発としての勝利は)もっと(喜びが)違うのかなと思っていたけど、意外とそこまで...」  自らの成績よりもチーム優先。ただ、今後の登板に向けては自信となったはずだ。  バッテリーを組んだのは慶大の後輩であるD4位・郡司。「ファームでも何度も組んでますし。頼りない先輩を引っ張ってくれました。アリエルとはちがう勝負球をしてきましたし、それに応えようと思って。それはよかったかなと思います」。好リードをしてくれた後輩への感謝も忘れなかった。

◆ついに、出た。九回無死一塁。打球は高く弾みながら一、二塁間を破った。中日・根尾が待望のプロ初安打だ。  「チャンスをモノにするだけなので、きょうで終わらないように打ち続けたい」  DJ・ジョンソンのチェンジアップをはじき返した。昨季の2打席2三振も含め、この試合の第4打席までプロ通算16打数無安打9三振。17打席目での快音だった。  「ドラゴンズに入ってから、たくさんの人にお世話になりました。その人たち全員に感謝したいです。ホテルに帰ったらまずは両親に電話をしたいです」  手元に戻ってきた記念のボールも、岐阜の両親に感謝の思いを込めてプレゼントするという。大阪桐蔭高から2019年D1位で入団。ドラフト時に掲げた目標は「超一流」-。そこにたどり着くための、大きな一歩を踏み出した。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
24153 0.615
(-)
-
(-)
78196
(-)
145
(-)
58
(-)
24
(-)
0.249
(-)
3.390
(-)
2
(-)
DeNA
24202 0.545
(↓0.013)
2.5
(↓0.5)
74192
(+2)
168
(+9)
55
(+2)
9
(-)
0.273
(↓0.002)
3.510
(↓0.09)
3
(-)
ヤクルト
19195 0.500
(-)
4.5
(-)
77191
(-)
213
(-)
37
(-)
29
(-)
0.251
(-)
4.570
(-)
4
(-)
阪神
20222 0.476
(↑0.013)
5.5
(↑0.5)
76187
(+9)
179
(+2)
42
(-)
36
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.640
(↑0.04)
5
(-)
広島
18224 0.450
(↓0.012)
6.5
(↓0.5)
76201
(+1)
207
(+8)
48
(-)
19
(+1)
0.277
(↓0.002)
4.340
(↓0.08)
6
(-)
中日
18254 0.419
(↑0.014)
8
(↑0.5)
73143
(+8)
198
(+1)
23
(+1)
10
(+1)
0.239
(↑0.003
3.890
(↑0.07)