楽天(☆7対4★)ソフトバンク =リーグ戦10回戦(2020.08.07)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
2010000014902
楽天
00000250X7702
勝利投手:宋 家豪(1勝1敗0S)
敗戦投手:東浜 巨(2勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】上林 誠知(5号・1回表ソロ),柳田 悠岐(11号・1回表ソロ)
【楽天】ロメロ(12号・6回裏2ラン),ロメロ(13号・7回裏3ラン)

  DAZN
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◆楽天は3点ビハインドの6回裏、ロメロの2ランで1点差に迫る。続く7回には、小深田の2点適時三塁打とロメロの2打席連続本塁打となる3ランで一挙5点を加え、逆転に成功した。投げては、2番手・宋家豪が今季初勝利。敗れたソフトバンクは、投手陣が7回に崩れた。

◆ソフトバンク上林が右翼上段に5号先頭打者弾。柳田もバックスクリーン右へ11号ソロを放ち2点先制。3回にも1点を奪った。 楽天はようやく6回にソフトバンク東浜を捉え、ロメロが左中間へ反撃の12号2ラン。1点差に詰め寄った。 楽天は7回1死一、三塁から小深田が右中間へ逆転適時三塁打。さらにロメロが3ラン。ソフトバンク東浜に今季初黒星がついた。 楽天宋家豪が1勝目。

◆ソフトバンク上林誠知外野手の初回先頭打者弾も空砲に終わった。 7月24日の日本ハム戦以来となる1番スタメン。楽天先発の則本昂大から右翼上段への特大5号ソロを放った。「先頭打者として、出塁しようと思っていました。最高の結果になってくれました」。先頭打者アーチは2年ぶり。9回にもタイムリーを放つなど、2安打2打点で存在感を見せた。

◆ソフトバンクの4番中村晃外野手が5試合ぶりの打点を挙げた。 2点リードで迎えた3回。2死から四球で出た柳田が暴投で二塁に進んだ後、右中間へ適時二塁打を放った「打ったのはカットボール。2アウトから柳田さんがチャンスを作ってくれたのでかえせてよかった」。5回にも右前打を放つマルチ安打で気を吐いた。

◆首位打者のソフトバンク柳田悠岐外野手が1発を含む2試合連続のマルチ安打で打率を3割7分5厘まで上げた。 1回の第1打席で、則本の内角直球をフルスイング。7試合ぶりとなる11号ソロを右中間最深部まで運んだ。「打ったのは直球。しっかり自分のスイングで打つことができました」。第3打席も左前安打をマークするなど好調キープだ。

◆楽天ドラフト1位小深田大翔内野手が値千金の逆転打だ。 1点を追う7回1死一、三塁。東浜の142キロシンカーを右中間への逆転適時三塁打とした。「何としてもランナーをかえすという気持ちで食らい付いていきました。いいところに飛んでくれたんで全力で走りました」。三木監督も「小柄ですけど力強い打撃ができる選手。今日も素晴らしいライナーの打球だった」とたたえた。これで1番として8戦連続安打。遊撃としてもここ3戦体調不良で欠場している主将茂木の穴をしっかり埋めている。

◆楽天「3番DH」でスタメン出場したステフェン・ロメロ外野手が会心の2発でチームを勝利に導いた。 6回に東浜から反撃の左中間2ラン。7回に小深田の三塁打で逆転したすぐ後には高橋礼から左3ランを放った。本拠地のお立ち台で「7回の本塁打は完璧か?」と聞かれると「ソウデスネ」と日本語で返事してスタンドを盛り上げ「自分のスイングで甘い球をしっかり捉えられているのが結果につながっている」と好調の要因を分析した。 チームは1日で再びソフトバンクと首位で並んだ。

◆ソフトバンク東浜巨投手(30)が力尽き、再び首位に並ばれた。 7回途中、逆転を許して降板した右腕はベンチに戻り、静かにタオルを手に取った。拭いてもぬぐい切れないほど、汗でびしょ濡れの髪を拭いた。「7回は踏ん張らないといけなかった。申し訳ないの一言です」。短いコメントが悔しさを物語っていた。 同学年の楽天エース則本との投げ合い。5回までは無失点で3点リードを保ったが、6回にロメロに2ランを被弾して風向きが変わった。7回は2四球で走者をため、ルーキー小深田に逆転三塁打を許した。後続にも打たれ、7回途中5失点で今季初黒星を喫した。 開幕投手も務めた右腕は、新型コロナウイルス感染者が出た影響などで揺れるチーム状況を理解し、熱い思いでこの試合に臨んでいた。登板前日には「世の中がこういう状況で、その中でプレーできることを当たり前と思ってはだめ。与えられたところで全力でプレーするのがぼくらの役割だと思う」と話していた。思いが強かった分、勝負どころで踏ん張りきれなかった悔しさが大きい。 東浜が先発した試合はここまで5連勝中だった。チームが敗れるのは6月26日西武戦以来、1カ月半ぶりだ。チームは再び楽天に並ばれたが、まだ同率首位にいる。工藤公康監督は「抑えるところは抑えている。明日につなげることが大事だと思います」。引きずらずに、気持ち新たに次戦に臨む。【山本大地】

◆楽天・則本昂大投手(29)が7日、ソフトバンク10回戦(楽天生命パーク)に先発し、6回7安打5三振3失点で降板した。  一回先頭の上林に右越え先制5号ソロを被弾。一死後、柳田には右中間席に11号ソロを浴びた。三回は、中村に右翼フェンス直撃の適時二塁打を喫した。  計103球、3四球。東浜との投げ合いに球団広報を通じて、「攻めきれませんでした。いいピッチャー相手に先制点を与えたらだめですね」とコメントした。

◆楽天が逆転勝ちで首位に並んだ。0-3の六回にロメロの2ランで追い上げ、七回に小深田の2点三塁打とロメロの13号3ランで逆転。救援陣はソフトバンクを九回の1点に封じた。ソフトバンクは東浜が5失点で今季初黒星を喫した。

◆楽天のステフェン・ロメロ外野手(31)が7日、ソフトバンク10回戦(楽天生命パーク)に「3番・DH」で先発し、2打席連続本塁打を放った。  3点を追う六回無死一塁。東浜の4球目、138キロのカットボールをたたき、左中間席に12号2ラン。球団広報を通じて、「まず塁に出てつなぐことを考えて打席に入ったよ。甘いボールがきて最高の結果になってうれしい」とコメントした。  チームは七回に3点を奪い逆転。なお一、三塁でロメロが3番手・高橋の4球目、114キロのカーブを仕留め、13号3ランを左翼席中段に運んだ。2日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも、2打席連続本塁打を放っていた。

◆楽天が7日、首位攻防となったソフトバンク10回戦(楽天生命パーク)に7-4で逆転勝ちし、再びパ・リーグ1位に並んだ。「1番・遊撃」で先発したドラフト1位・小深田大翔(ひろと)内野手(24)=大阪ガス=が七回、右中間に逆転の2点三塁打を放ち、勝利に貢献した。  低いライナーが右中間を割る。小深田が50メートル走5秒9の快足を飛ばして、三塁を陥れた。楽天ベンチは大騒ぎだ。  「必死に食らいつきました。バットの芯に当たって、手応えはよかったです。全力で走りました。打てて最高です」  1点を追う七回1死一、三塁。東浜の7球目、142キロの甘く入ったシンカーをコンパクトに振り抜いた。値千金の逆転2点三塁打。さらにロメロの3ランにつながり、勝利を引き寄せた。  1番打者として10試合連続出場。一回先頭で遊撃内野安打を放ち、連続試合安打を8に伸ばした。168センチ、69キロの"小兵"だが、走攻守に高い身体能力で頭角を現してきた。  「大学時代は当てるだけの打撃で『それでは上に行けない』といわれ、社会人に入る前から、しっかり振るようになりました」  プロ入り後は金森、鉄平両打撃コーチのアドバイスを受け、バットを内側から出すように振り込んできた。一時は2割を切っていた打率も・284。背番号0に登場曲の「Hero」(安室奈美恵)もなじんできた。  8盗塁はチーム1位でリーグ4位。俊足を裏付けるように併殺打は1本もない。目に見えない貢献度が高く、出塁すると大きなリードで牽制(けんせい)球を多く投げさせ、相手バッテリーにプレッシャーをかける。  ルーキーの一撃で、チームは首位に並んだ。三木監督は「見事なタイムリー」と絶賛し「小深田といえば、安定した守備と走力の印象だが、打撃は選球眼もよくて、小柄ながら力強い」と目を細めた。小さな切り込み隊長が打線を引っ張る。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
23181 0.561
(↓0.014)
-
(-)
78184
(+4)
162
(+7)
45
(+2)
22
(+1)
0.246
(-)
3.700
(↓0.09)
1
(1↑)
楽天
23181 0.561
(↑0.011)
0
(↓1)
78237
(+7)
178
(+4)
47
(+2)
30
(-)
0.274
(-)
4.020
(-)
3
(-)
ロッテ
21201 0.512
(↑0.012)
2
(↑1)
78176
(+6)
191
(+3)
37
(+2)
36
(-)
0.243
(↑0.002)
4.410
(↑0.04)
4
(-)
日本ハム
20202 0.500
(↑0.013)
2.5
(↑1)
78167
(+3)
180
(+2)
36
(+1)
23
(+1)
0.236
(-)
3.910
(↑0.04)
5
(-)
西武
18211 0.462
(↓0.012)
4
(-)
80170
(+2)
189
(+3)
38
(-)
23
(-)
0.238
(↓0.003)
4.590
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
15234 0.395
(↓0.01)
6.5
(-)
78157
(+3)
191
(+6)
31
(-)
35
(-)
0.250
(↑0.006)
4.260
(↓0.05)