日本ハム(☆5対3★)西武 =リーグ戦6回戦(2020.08.06)・札幌ドーム=
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西武
0101000103801
日本ハム
30010010X51200
勝利投手:河野 竜生(2勝3敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(1勝1敗9S))
敗戦投手:與座 海人(2勝3敗0S)

本塁打
【西武】メヒア(1号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、中田と大田の連続適時二塁打で幸先よく3点を先制する。1点差とされた直後の4回裏には、西川の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・河野が5回2失点で今季2勝目。敗れた西武は、先発・與座が4回途中4失点と試合をつくれなかった。

◆ハムの日に、おかわりがスタメンから外れた。 西武中村剛也内野手が、日本ハム6回戦でベンチスタートとなった。理由は不明だが、直近20打席でわずか2安打で8三振と、不振が続いていたためと思われる。 8月6日は「ハムの日」。昨季札幌ドームでは、打率3割6分4厘と"大好物"だった敵地・日本ハム戦。代わりにメヒアが7番指名打者で先発する。

◆8月6日は「ハムの日」。日本ハムは初回の攻撃で背番号「8」と「6」が躍動して3点を先行した。 1死一、二塁の好機で背番号「6」、中田翔内野手(31)が左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放った。二塁走者の西川遥輝外野手(28)に続いて一塁走者の背番号「8」、近藤健介外野手(26)も好判断で激走。西川に追いつきそうになるくらいの勢いで本塁へ生還した。 さらに大田泰示外野手(30)も左翼線へ適時二塁打を放ち、先発のルーキー河野竜生投手(22)を強力援護。中田は「気持ちで打った結果、なんとかフェンスまで届いてくれてよかった。もっと河野に援護点を与えられるように頑張りたい」と話し、大田も「中田さんがランナー2人をかえしてくれた後の打席だったので、楽な気持ちで打ちました。つなぐことができて良かったです」とコメントした。 日本ハム本社がゲームスポンサーで「ニッポン"ハム(86)の日"マッチ」と銘打たれた試合は、幸先よくスタートした。

◆日本ハム中田翔内野手が、先制打でルーキーを援護した。 1回1死一、二塁で西武先発のアンダースロー与座の初球、スライダー114キロをすくい上げた。打球は左翼席まで数10センチのフェンス直撃打で2点先制。「気持ちで打った結果、何とかフェンスまで届いてくれて良かった」。大田も続き初回に3得点。先発河野を頼もしく援護した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が4回1死満塁の好機で右前適時打を放った。「昨日、満塁のチャンスで打てていなかったので、なんとかしたいという気持ちでした。しっかりと援護点を取ることができてよかったです」。5日の西武戦(札幌ドーム)では6回1死満塁で空振り三振。前夜のリベンジとなった一打で、この日は2安打目。3試合連続の複数安打とし、この時点で打率も3割に乗せた。

◆日本ハムは1回、中田の2点二塁打と、続く大田の左翼線二塁打で3点を先制。西武は2回に木村の適時二塁打で1点をかえした。 西武は4回にメヒアが1号ソロも、日本ハムもその裏、3連打で1点を追加。日本ハム先発の河野は5回2失点で降板。 西武は8回2死満塁から、押し出し死球で1点を返したが、1本が出ず。日本ハムが5投手の継投で逃げ切った。河野が2勝目。秋吉が9セーブ目。西武与座は3敗目。

◆日本ハム河野竜生投手が、オトナの投球で2勝目を挙げた。 「いつもと真逆のような配球だった」。軸にしている直球が抜け気味だったため、登板中に変化球主体にチェンジ。「悪いなりに、しっかり試合をつくって勝てる投球をっていうのを心掛けているので」とスライダーやフォーク、故郷・徳島の名物にちなんだ「渦潮カーブ」を効果的に使い、5回を投げ抜き4安打2失点にまとめた。 本調子ではなくても、緩急を使いながらゲームメーク出来る力を発揮した。「今日は点を取られた後も、勝負した中でしっかり抑えることが出来た」と納得。失点した2、4回は、いずれも1死から失点も、後続は2人で断った。栗山監督は「試合をつくれるのが、彼の特長。社会人の時に苦しいときを乗り越えてきたから」と評価した。 8月6日の「ハムの日」のヒーローインタビューでは、日本ハム製品のブランドハム「美ノ国」をプレゼントされた。「まずはチームの勝利に貢献出来る投球を、心掛けているので」と言い切った。ドラフト1位ルーキーが漂わせるオーラは、初々しさよりも頼もしさが上回ってきた。【田中彩友美】

◆日本ハム近藤健介外野手(26)の連続試合安打は「14」でストップした。 4回2死満塁の好機では空振り三振。この日最後の打席となった8回は先頭で左飛に打ち取られた。安打の継続は止まったが、出塁は2四球を選んで20試合連続出塁をマーク。初回は中田の決勝打につながる出塁と、一塁からの激走で本塁に生還。勝利に貢献した。

◆西武は接戦を落とし再び5位に転落した。初回に3失点し、追う展開に。4回から継投でつなぎ打線の爆発を待ったが、8回2死満塁でメヒアが空振り三振と、あと1本が出なかった。 借金は2。辻監督は「(打線は)全員が全員、調子がいい状態じゃない。先発投手が踏ん張ってくれて、中継ぎ抑えが頑張ってという戦いしか、今のところはできない」と辛抱強く戦っていく。

◆ハムの日に、おかわり君がスタメンから外れ、出場なしに終わった。 西武中村剛也内野手がベンチスタート。代わりにメヒアが7番指名打者としてラインアップに名を連ねた。メヒアは4回、今季初安打となる1号ソロを放つも、8回2死満塁で空振り三振。あと1本が出ず試合に敗れたチームは、5位に後退した。 8月6日は「ハムの日」。中村にとって昨季札幌ドームでは、打率3割6分4厘と"大好物"の敵地・日本ハム戦。7日以降の起用について、辻発彦監督は「明日。様子見て、体の具合を見てです。元気だったらいきます」と話した。

◆勝利を決めるのは、やっぱり、この男。8月6日の"ハムの日"に、日本ハムの背番号6が主役になった。西武6回戦(札幌ドーム)の1回1死一、二塁から、4番中田翔内野手(31)が左翼フェンス直撃の先制2点適時二塁打。リーグ2位の42打点で、チーム断トツとなる7度目の勝利打点を記録した。主砲の流れを呼ぶ一打で、チームは借金完済へ、あと1つ。再び4位に浮上した。試合開始から間もなく、いきなり見せ場がやってきた。1回1死一、二塁で打席に立った中田は、西武与座の初球、外のスライダーにバットを合わせた。ヘッドを効かせてはじき返した打球は、左翼フェンスへ一直線。「『行ってくれ』と思って走ってましたけど...あとちょっと届かなかった。片手1本ではあったけど、ヘッドを返して打った打球って意外に飛ぶので、行ってくれると思いましたけどね」。あと数センチでスタンドインという、フェンス直撃の先制2点適時二塁打に、少し残念がった。 現在、対戦投手の傾向によってバットを変えている。この日は、昨年と同じ黒と白のツートンカラーのバットを使用。「グリップが細いので、しっかり振りに行きたい時にいい。ヘッドが走るからね」。極度の不振から7月25日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)でグリップが太い横尾のバットを拝借。「太いグリップは安定感があるので、球の強い投手の時に使っている」。この日は技巧派の相手先発攻略のため、開幕時の同じバットに戻していた。 前日5日西武戦(札幌ドーム)では、3度得点機で打席がまわってきたものの、ことごとく凡退。1週間ほど前から、左手中指の付け根付近にできたマメに苦しみ、思い通りのスイングができなかったが「だいぶん気にならなくなった」という。タイムリーヒットは7月17日ロッテ戦(札幌ドーム)以来、16試合ぶりで、その間は、本塁打と犠飛でコツコツと打点を積み上げてきた。 現在リーグ2位の42打点。中田が挙げた勝利打点は、チームが勝った19試合のうち7試合にのぼる。「それだけチャンスで(打席が)回っているということ。打率は1割でもいいから、打点を増やしたい」。貪欲に得点を狙う4番は、反攻の夏へ目を光らせた。【中島宙恵】

◆日本ハム栗山英樹監督が攻撃面を反省した。 打線は2試合連続で2桁安打となる12安打で5点を奪ったが残塁は12で、こちらも2試合連続で2桁を記録した。「あれだけランナーがたまりながら、得点しきれないのは、また別の課題がはっきりしている」と指摘。「勝ったからこそ、より一層、反省材料がいっぱいあるゲームだった」と喜びは控えめだった。

◆日本ハム西川遥輝が前夜のリベンジを果たした。 4回1死満塁で右前適時打。「昨日、満塁のチャンスで打てていなかったので、なんとかしたいという気持ちでした。しっかりと援護点を取ることができてよかったです」。5日は6回1死満塁で空振り三振だったが、きっちりとやり返した。3試合連続の複数安打とし、打率2割9分6厘と3割が近づいてきた。

◆西武のエルネスト・メヒア内野手(34)が6日、日本ハム6回戦(札幌ドーム)に「7番・DH」で先発出場。2点を追う四回に今季初安打となる1号ソロを放った。  日本ハム先発・D1位の河野の142キロを捉え、右翼席までかっ飛ばした。待望の一発に「まだまだ試合が続いていくなかで、点差を縮めるホームランが打てたのでよかったよ」と振り返った。7月26日のロッテ戦(メットライフ)以来の先発起用で結果を残した。

◆日本ハムが4位に浮上した。一回に中田の2点二塁打と大田の適時二塁打で3点を先制。四回に西川の適時打、七回には石井の適時打で加点した。河野が5回2失点で2勝目を挙げ、秋吉が9セーブ目。西武は打線がつながりを欠いた。

◆西武のメヒアが四回に今季初安打となるソロを放った。河野の外角速球をコースに逆らわず、右翼席最前列へ運んだ。開幕前に右膝を痛めて出遅れ、12打席目での待望の一本に「先発として使ってもらい、1本目の安打が本塁打になってうれしい」と語った。  ただ、3-5の八回2死満塁では空振り三振に倒れ、チームは敗れた。「すごく残念。もっといい結果にできたと思うし、自分自身に失望している」と表情を曇らせた。(札幌ドーム)

◆西武の与座は四回途中まで4失点で3敗目を喫し、自身の3連勝はならなかった。一回に1死一、二塁から中田の2点二塁打と大田の適時二塁打で早々に3点を献上。味方が1点差に迫った四回は1死から四球と2連打で満塁として降板を告げられ「立ち上がりの失点が尾を引いて、長い回を投げることができなかった」と反省した。  今季7試合目の登板で、最短での降板。制球のずれを修正できず「いい球と悪い球がはっきりしていた。途中、いい感触もあったが、長く続かなかった」と首をかしげた。(札幌ドーム)

◆日本ハムは西武に競り勝って4位に浮上し、勝率5割まであと1勝とした。六回から継投でしのいだ栗山監督は「これがうちの特長なので。玉井と堀がよく抑えてくれた」と褒めた。  打線も7月28日のオリックス戦から8試合連続で先制点を奪い、調子を上げている。栗山監督は「みんなが同じ方向を向いてやってくれている」とうなずいた。(札幌ドーム)

◆日本ハムのドラフト1位左腕・河野竜生投手(22)=JFE西日本=が8月6日、"ハムの日"に5回4安打2失点の力投で今季2勝目を挙げた。  「ボール先行とか無駄な球が多かったが、宇佐見さんがうまくリードしてくれた。感謝です」  四回まで毎回走者を背負う粘りの投球も、勝負どこでの制球力が光った。五回2死には山川を変化球で追い込み、最後は外角の直球で見逃し三振。「ここぞというところで投げきれたのがこういう結果につながった」。5回98球5奪三振の快投だった。  試合の中での対応力を見せた。ここまで最速152キロの直球中心の配球で打者を対峙(たいじ)してきた左腕だが、「真っすぐがよくなかった」とこの日はスライダー、カーブなど変化球中心の配球に切り替えた。「今までにない配球だったが、変化球で組み立ててうまく投げれた」と西武打線に最後まで的を絞らせなかった。  チームは再び4位に浮上し、首位・ソフトバンクに3・5差に迫った。「ここで満足ぜず次も勝てるように頑張ります」と河野。"ハムの日"を頼もしいD1位ルーキーが勝利で飾った。(樋口航)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
23171 0.575
(↑0.011)
-
(-)
79180
(+3)
155
(+1)
43
(-)
21
(-)
0.246
(↑0.001)
3.610
(↑0.09)
2
(1↓)
楽天
22181 0.550
(↓0.014)
1
(↓1)
79230
(+1)
174
(+3)
45
(-)
30
(-)
0.274
(↓0.001)
4.020
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
20201 0.500
(↓0.013)
3
(↓1)
79170
(+1)
188
(+3)
35
(-)
36
(+1)
0.241
(↓0.002)
4.450
(↑0.05)
4
(1↑)
日本ハム
19202 0.487
(↑0.013)
3.5
(-)
79164
(+5)
178
(+3)
35
(-)
22
(+1)
0.236
(↑0.003
3.950
(↑0.03)
5
(1↓)
西武
18201 0.474
(↓0.012)
4
(↓1)
81168
(+3)
186
(+5)
38
(+1)
23
(+1)
0.241
(-)
4.620
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
15224 0.405
(↑0.016)
6.5
(-)
79154
(+3)
185
(+1)
31
(-)
35
(+1)
0.244
(↑0.001)
4.210
(↑0.11)