日本ハム(★2対7☆)西武 =リーグ戦5回戦(2020.08.05)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:平井 克典(4勝2敗0S)
敗戦投手:マルティネス(1勝4敗0S)

本塁打
【西武】スパンジェンバーグ(6号・6回表2ラン),山川 穂高(13号・6回表2ラン)

  DAZN
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◆西武は1点を追う6回表、スパンジェンバーグと山川の2ランなどで5点を挙げ、逆転に成功する。3点差とされて迎えた9回には、山川と外崎の連続適時打で2点を加え、試合を決めた。敗れた日本ハムは、先発・マルティネスが6回につかまり、打線もつながりを欠いた。

◆日本ハム横尾俊建内野手(27)が先制打を放った。 2回1死二塁、カウント1-1で外角への直球系147キロを中前へはじき返した。これで3試合連続打点をマーク。「チャンスの場面で、しっかりと素直にセンター返しが出来て良かったです。この後もチームに貢献できるバッティングをしたいです」と結果にこだわっていた。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手(30)が、非運のバースデー登板になった。 1点リードの6回1死一塁、スパンジェンバーグに逆転の右中間越え2ランを献上。なお1死一塁で、山川に左越え2ランを浴びるなど、一挙5失点で降板した。5回1/3で6安打5失点(自責は4)。「5回まで調子も良く順調に投げることができましたが、自信を持って投じたボールを捉えられてしまいました。2本目のホームランに関しては失投でした。最少失点で抑えなければいけないところを、イニング途中で降板する結果になってしまい悔しい気持ちです」と猛省した。

◆日本ハムは2回、先頭の大田が左前打で出塁し、1死二塁から横尾の中前適時打で1点を先制。西武打線は3回まで内野安打1本。 西武は6回、スパンジェンバーグの2ランで逆転。山川も13号2ランを放ち、日本ハムの先発マルティネスをノックアウトした。 西武は5回途中から救援陣が踏ん張り、連敗を3で止めた。日本ハムは6回1死満塁で1点止まりだったのが響き3連勝を逃した。 西武平井が4勝目、日本ハム・マルティネスは4敗目。

◆日本ハムは拙攻の連続で勝率5割復帰を逃した。 4番中田が1、3、5回と得点圏での打席で凡退するなど、打線は11安打で2得点のみ。借金2に逆戻りとなった栗山監督は「なかなか点を取ってあげられなかった」と我慢の投球を強いられて6回に崩れた先発マルティネスをねぎらった。

◆西武山川穂高内野手が12打席ぶりの13号2ランで突き放し、4位に浮上した。 6回、スパンジェンバーグの逆転2ランで勢いづいて迎えた第3打席。 カウント2-2から振り抜くと打ち損じの感触も、スライス回転した打球はフェアゾーンに戻り左翼ポールに直撃した。「打った瞬間はファウルだと思いました。あんな感じでホームランになるのは、何年かに1度あるかないか」と驚きの1発で、チームを4試合ぶりの勝利へ導いた。

◆弱冠20歳の160キロ右腕の表情は少しも変わらなかった。6回1死満塁のピンチでマウンドに上がった西武平良海馬投手は、1番西川に3球連続ボール球を続けた。 「焦ったんですけど、立つ位置を少し変えながら、工夫して何とかしのげました」。満塁でカウント3-0の大ピンチでの内心を明かすも、パニックに陥るどころか、プレートを踏む位置を一塁ベース寄りに移動する落ち着きぶり。「ちょっと抜けていたので、それが修正できたんじゃないかと思います」。自らの機転で、奪三振ショーが始まった。 西川を157キロで空振り三振。さらに代打松本を3球で空振り三振に仕留めた。回をまたいだ7回のマウンド。先頭こそ中前打を許すも、4番中田を0-2と追い込みスライダーで空振り。前夜に2本塁打と絶好調の大田はカウント2-2から、外角低めギリギリにスライダーを投げ込み、見逃し三振。最後は「直球破壊王子」の異名を持つ渡辺。この日、最速の158キロを見せつつも、フルカウントからまたしてもスライダーで空振り三振と5三振をマークした。 札幌ドームは初めてのマウンド。回またぎもプロ入り初と、"初体験"ずくめの二十歳の夏を奪三振ショーで飾り「ランナーを出して焦らずに投球できているので、そこはいいとこですね」。プロ3年目。新人王資格も持つが「何したらなれるか分かんないんで、あまり意識しないで、投げて0点で帰ってこれるようにだけ意識して頑張ります」と、ひたすら0を刻んでいく。

◆打ち損じた感触通り、打球を目で追うことはなかった。西武山川穂高内野手はすぐにバットをにらみ、左翼ポール左へのファウルと確信。 しかし打球はスライス回転しながら、ポール直撃の13号2ランに。目を大きく見開いて驚いた。「打った瞬間はファウルだと思いました。でもスライスして入ってくれたのでよかったです。あんな感じでホームランになるのは、何年かに一度あるかないかだと思います」。感触と打球は一致しなくても、チームにとって価値ある1発となった。 3連敗中で迎えた1戦。自慢の山賊打線は6試合連続2ケタ三振でプロ野球タイとなる不名誉記録が続いていた。しかし、これはバットを振るからこそ。「ここ数試合、チームとして三振が多かったですが、もちろん三振でいいやと思って打席に入っているわけではなかったです。どうにかしようという思いが、逆に三振になってしまうこともありますし」。心境を吐露したが、12打席ぶりのアーチで、自然と答えに確信が持てる。 「追い込まれたらつなぐ意識を持とうということと、その一方で自分の良さは積極性だとも思うので『三振を恐れることなく』とまでは言わずとも、早いカウントから仕留められればいいと思います」。9回には初球をとらえ左前適時打を放った。この日の山賊たちの三振は計6。連続2ケタ三振試合記録を止め、連敗も3でストップした。チームを一夜にして4位に再浮上させたのは、山川だった。 ▽西武辻監督(連敗を3で止め4位浮上)「ずっと大きいですよ。1勝は。少しずつヒットで精神的にも楽になって、打線が活発になってくれれば」

◆西武・山川穂高内野手(28)が5日、日本ハム5回戦(札幌ドーム)に「3番・一塁」で先発出場。先発・マルティネスから六回に左翼ポール直撃の13号2ランを放った。「打ったのはチェンジアップ。打球がスライスしてビックリしました」と本人も驚きの一発だった。打線はこの回に爆発し一挙5点を奪って逆転した。

◆西武が逆転で連敗を3で止めて4位に浮上した。0-1の六回にスパンジェンバーグの6号2ランと山川の13号2ランなどで5点を奪った。3番手の平井が4勝目を挙げた。日本ハムは再三好機をつくりながら打線がつながらなかった。

◆日本ハムのマルティネスは5回1/3を投げて6安打5失点で4敗目を喫した。五回までカーブの切れが良く無得点に抑えていたが、1-0の六回に崩れた。スパンジェンバーグに初球の速球をはじき返されて逆転2ランとされ「自信を持って投げた球を捉えられた」とうなだれた。  続く森に中前打を許し、山川にも2ランを浴びた。「最少失点で抑えなければいけないところを、イニング途中で降板する結果になって悔しい」と反省した。(札幌ドーム)

◆西武の平良が好救援した。5-2の六回1死満塁で登板。西川に対し、初球からボールが3球続いたが「球が抜けていたので、立ち位置をプレートの一塁側にして修正した」と直球を続けて空振り三振に。続く代打の松本も3球三振に仕留めてピンチをしのぐと、七回も3三振を奪って抑えた。  今季は16試合で防御率1・69の好成績をマーク。プロ3年目ながら新人王の資格があり「何をしたらなれるのか分からないので、0点で抑えて帰ってくることだけ意識してやっていく」と殊勝に話した。(札幌ドーム)

◆日本ハムの栗山監督は八回を除いて毎回走者を出しながら2得点に終わった打線を嘆いた。わずか1日で5位に逆戻りし「なかなか点を取ってあげられなかった。すみません」と渋い顔だった。  6日は中10日で河野を先発させる。強力な西武打線と初めて対戦するドラフト1位ルーキーに対して「どういうふうになるのか楽しみ」と期待した。(札幌ドーム)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
22171 0.564
(↓0.015)
-
(-)
80177
(-)
154
(+6)
43
(-)
21
(-)
0.245
(↓0.005)
3.700
(↓0.01)
1
(1↑)
楽天
22171 0.564
(↑0.011)
0
(↓1)
80229
(+6)
171
(-)
45
(-)
30
(+3)
0.275
(↑0.001)
4.050
(↑0.1)
3
(-)
ロッテ
20191 0.513
(↑0.013)
2
(↑1)
80169
(+12)
185
(+1)
35
(+2)
35
(-)
0.243
(↑0.002)
4.500
(↑0.09)
4
(1↑)
西武
18191 0.486
(↑0.014)
3
(↑1)
82165
(+7)
181
(+2)
37
(+2)
22
(+1)
0.241
(↑0.003
4.590
(↑0.08)
5
(1↓)
日本ハム
18202 0.474
(↓0.012)
3.5
(-)
80159
(+2)
175
(+7)
35
(-)
21
(-)
0.233
(↑0.002
3.980
(↓0.06)
6
(-)
ORIX
14224 0.389
(↓0.011)
6.5
(-)
80151
(+1)
184
(+12)
31
(-)
34
(-)
0.243
(↓0.002)
4.320
(↓0.2)