ロッテ(☆13対12★)楽天 =リーグ戦7回戦(2020.07.28)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
001415010121602
ロッテ
042300031X131515
勝利投手:益田 直也(1勝2敗9S)
敗戦投手:J.T.シャギワ(0勝2敗1S)

本塁打
【楽天】ロメロ(8号・4回表満塁),島内 宏明(4号・8回表ソロ)
【ロッテ】井上 晴哉(6号・2回裏2ラン),井上 晴哉(7号・3回裏ソロ),安田 尚憲(3号・4回裏2ラン),中村 奨吾(3号・8回裏ソロ),井上 晴哉(8号・8回裏2ラン)

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◆ロッテは3点を追う8回裏、井上のこの日3本目となる本塁打などで試合を振り出しに戻す。続く9回には、1死満塁から中村奨の押し出し死球でサヨナラ勝利を収めた。投げては、7番手・益田が今季初勝利。敗れた楽天は打線が12得点を挙げるも、投手陣が振るわなかった。

◆ロッテ井上晴哉内野手が先制の6号2ランを放った。 2回無死一塁で楽天石橋の外角高めカットボールを右翼席中段へ。勢いづいた打線はつながり、この回打者一巡で4点を先行した。 先発は中大で3学年上だった美馬で「先輩が投げているので、援護したい気持ちでした。まず先制できて良かったです。決まり手? 右上手投げです。ごっちゃし!」とコメントした。

◆ロッテ井上晴哉内野手が2打席連続アーチで美馬を援護した。 まずは2回無死一塁で楽天石橋の外角高めカットボールを右翼席中段へ運ぶ先制の6号2ラン。続く3回先頭でも、外角高めの直球を右翼席にたたき込む7号ソロとした。 2本目は、楽天に1点かえされた直後の1発。「点を取られた後だったので、すぐにかえすことができて良かったです。ごっちゃし!」とコメントした。

◆ロッテ安田尚憲内野手が3号本塁打を放った。 2点リードの4回1死一塁で楽天辛島から右越え2ラン。4番を任されてからでは7試合目で初アーチとなり「打ったのはスライダーです。追加点を取ることができて良かったです。もっともっとチームに貢献できるように頑張ります」と話した。

◆スタメンを外れていた楽天ステフェン・ロメロ外野手(31)が代打で大仕事だ。 5点を追う4回1死満塁で代打で登場。カウント2-2から、ロッテ美馬の真ん中148キロ直球をバックスクリーンへ運んだ。 「満塁で代打のシチュエーションだったからね。センターから逆方向に強い打球を打つことを意識していたよ。いい角度がついてそのまま入ってくれたね。金森コーチがいつもアドバイスをくれるから、いいところでいい1本が打ててよかったよ」と笑顔をみせた。

◆ロッテが2回井上の6号2ラン、田村の適時打などで4点。楽天が3回に1点かえした。ロッテはその裏、井上7号ソロなど2点。 4回以降も点の取り合い。楽天が4回代打ロメロの満塁本塁打などで猛追。6回に追いつき、銀次の中前適時打で2点勝ち越した。 3点を追うロッテは8回に井上の8号2ランなどで同点に追いつき、9回裏に押し出し死球でサヨナラ勝ちした。楽天は終盤のリードを守れず連勝を逃した。 ロッテ益田は1勝2、楽天シャギワは0勝2敗。

◆ロッテ井上晴哉内野手が自身初の1試合3本塁打。1試合3本塁打は19年9月11日ソト(DeNA)以来で、ロッテでは13年4月8日楽天戦のホワイトセル以来14人、22度目。日本人では90年8月18日オリックス戦の初芝以来30年ぶりとなった。 ZOZOマリンで3本塁打した選手は、93年5月18日藤井(オリックス)98年5月8日フランコ(ロッテ)に次いで3人目で、球団の日本人では初めて。 ▼ロッテは13-12でサヨナラ勝ち。13点以上でサヨナラ勝ちは、17年9月18日ソフトバンク戦の西武(14-13)以来16度目(パ=10度目、セ=4度、1リーグ=2度)。ロッテでは16年5月14日以来2度目。この試合も楽天戦で、現監督の井口が延長10回にサヨナラ安打を打ち、13-12で勝利した。

◆楽天は序盤に5点差をつけられたが、ステフェン・ロメロ外野手の代打満塁弾や6回の5点の猛攻などで一時逆転。そのまま逃げ切ればルーキー津留崎大成投手にプロ1勝がつくはずだった。だが8回に登板した森原康平投手が中村奨にソロ、井上に同点2ランを被弾。9回はシャギワの押し出し死球でサヨナラ負けした。 森原はここ4戦で12安打12失点。三木肇監督は「あの展開でいってもらわないとだめな投手。明日から前に進んでもらいたい」とねぎらったが、今後の起用法は「いろんな形がある。しっかり考えてすすめたい」と明言しなかった。 ▽楽天森原(8回に登板し3失点) チームみんなが頑張って、リードして、あとちょっとで勝てそうなところまで来ていたのに、自分が打たれたせいで結果、負けになってしまい申し訳ないです。やるしかないので、とにかく前を向いてやっていきたい。 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(森原について) 今日はかなりナーバスなマウンドなのは予想していたけど、やってもらわないといけないピッチャーなので送り出しました。やり返すしかないね。 ▽楽天鈴木大(古巣ZOZOマリンで移籍後初公式戦) 特別な感情はありましたね。なかなか『応援してください』とは言えないですけど、一生懸命プレーしているところを見せなきゃいけないと思いましたし、負けてしまったので明日は勝てるように頑張ります。

◆ロッテが先発全員安打と今季最多安打、今季最多得点の乱打戦を制した。 井口資仁監督は「野手があきらめずにつないでくれた。負けられない試合でしたし、今の投手事情、苦しいところがあるんですけど、その中で野手がしっかりとカバーできたと思います」。

◆起死回生の1発を確信して歩き出した。ロッテ井上晴哉内野手(31)は8回2死一塁、フルカウントから楽天森原の内角直球をマン振りした。「やるか、やられるか。距離は十分。切れないでくれとだけ思ってました」。左翼席中段に突き刺さる2ランで同点に追いつき、約4時間半に及ぶサヨナラ勝ちへとつなげた。 自身初の1試合3発だ。2回と3回、楽天石橋の速球を右翼後方へ運んだ。今季の本塁打パフォーマンスは勝ち力士の手刀をイメージした"ごっちゃし"。右へ捉えた外角高めを「右上手投げ」、8回のやや低めを「左下手投げで決めさせていただきました」とちゃめっ気たっぷり。懸賞金をもらうしぐさも披露した。 感覚は悪くなかったが、結果が伴わなかった。2週間のロードで練習時間が確保できない。久々の本拠地。昼から特打に励んだ。前回の楽天6連戦は1勝5敗。「投手を助けたい気持ちが強かった。野手が打てない日もあるので」。マリンのスタンドから贈られる手拍子にぬくもりを感じた。 ここ7戦、4番には10歳下の安田が座る。井上には覚えがある。新人の春、オープン戦で好成績を残して開幕4番に抜てきされたが、苦しんだ。試行錯誤を繰り返して18、19年と4番を定位置とした。「気持ち、すごい分かるんです。取り返したいとかじゃない。僕は経験させてもらった。それを持ってしっかり支えられるように頑張りたい」。8回、安田は三邪飛に倒れた。だが5番に、頼れるアジャがいた。【鎌田良美】 ▽ロッテ安田(4回に3号2ラン。4番では初本塁打に) 打ったのはスライダーです。追加点を取ることができてよかったです。もっともっとチームに貢献できるように頑張ります。 ▽ロッテ中村奨(3点を追う8回に楽天森原から右越え3号ソロ) 打ったのはストレート。最後まであきらめない気持ちで打ちました。

◆ロッテがサヨナラで乱打戦を制した。9-12の八回に中村奨のソロと井上のこの日3本塁打目となる2ランで同点。九回は1死満塁で中村奨の押し出し死球で決勝点を奪った。楽天は不調の森原が八回に3点を失い逆転負けを喫した。

◆楽天は痛い逆転負けを喫した。12-9の八回に不調の森原がソロと2ランを浴びて同点にされ、九回はシャギワが押し出し死球を与えた。打線が最大5点差を一時ひっくり返していただけに、三木監督は「野手は頑張ったが、バッテリーが踏ん張れなかった」と嘆いた。  開幕から抑えを務めていた森原は、前週のオリックス6連戦で2敗を喫していた。一向に復調の兆しがなく、三木監督は「いろんな形がある。何がというより、しっかり考えて進めたい」と2軍での調整にも含みを持たせた。

◆ロッテは12-12の九回1死満塁で、中村奨の押し出し死球で今季3度目のサヨナラ勝ちを収めた。中村奨は今季初めて2番に入り、9-12の八回には反撃の3号ソロを放っていた。井口監督は粘りを見せた打線に「中継ぎ陣が打たれた分、野手陣がカバーしてくれた」とねぎらった。  打線の調子が下降気味だった中、今月12日以来となる本拠地での試合で5本塁打が飛び出した。試合前に行った特打の成果が早速出て、監督は「これだけ本塁打が出たので、負けられない試合だった」と安堵していた。

◆12-12の九回1死満塁で、中村奨の押し出し死球で今季3度目のサヨナラ勝ちを収めた。中村奨は今季初めて2番に入り、9-12の八回には反撃の3号ソロ。井口監督は打線の粘りに「中継ぎ陣が打たれた分、野手陣がカバーしてくれた」とねぎらった。今月12日以来となる本拠地での試合で5本塁打。監督は「これだけ本塁打が出たので、負けられない試合だった」とも口にした。

◆ロッテの5番・井上晴哉内野手(31)がプロ7年目で自身初の1試合3本塁打をマークし、乱打戦をもぎ取った。球団の日本選手では1990年の初芝清以来、30年ぶりの快挙となった。  「本当に最高の日です。勝利まで4時間半かかりましたが、勝った事実に変わりはないので、明日につなげたいです」  今月12日以来となる本拠地での試合だった。最初の打席で5試合ぶりに本塁打を放つと、一気に量産態勢に入った。  0-0の二回無死一塁で石橋から右翼席へ6号2ランを放ち、4-1の三回にも石橋から右翼席へライナー性の7号ソロ。右方向へ捉えた外角高めを「右上手投げ」と表現した。10-12の八回2死一塁では、森原の直球を左翼席中段に同点の8号2ランを運び、こちらは「左下手投げ」。ベンチ前では、大相撲の力士が手刀を切って懸賞金を受け取る姿をまねた新パフォーマンス「ごっちゃし」を披露した。  井上本人からの要望を受け、球団は新パフォーマンスをモチーフにした相撲グッズを制作中。手形色紙や湯飲みなどを準備している。両国国技館では大相撲7月場所が行われているが、こちらZOZOマリンスタジアムでも114キロの巨漢が躍動。井上は、お立ち台で「(グッズを)買ってもらえるようにもっと打って、打ちまくりたい」とファンに誓った。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
19141 0.576
(↑0.013)
-
(-)
86158
(+9)
129
(+4)
39
(+2)
20
(-)
0.250
(↑0.004)
3.660
(↓0.01)
2
(-)
楽天
17151 0.531
(↓0.017)
1.5
(↓1)
87189
(+12)
149
(+13)
35
(+2)
25
(+1)
0.273
(↑0.005
4.310
(↓0.29)
3
(-)
西武
16151 0.516
(↓0.017)
2
(↓1)
88142
(+4)
155
(+9)
27
(+1)
18
(-)
0.244
(↓0.003)
4.580
(↓0.16)
4
(-)
ロッテ
17160 0.515
(↑0.015)
2
(-)
87136
(+13)
152
(+12)
28
(+5)
30
(-)
0.244
(↑0.005
4.530
(↓0.24)
5
(1↑)
日本ハム
14182 0.438
(↑0.019)
4.5
(-)
86128
(+5)
151
(+1)
31
(+2)
21
(-)
0.224
(↑0.002)
4.030
(↑0.1)
6
(1↓)
ORIX
13183 0.419
(↓0.014)
5
(↓1)
86132
(+1)
149
(+5)
29
(-)
30
(-)
0.242
(-)
4.050
(↓0.04)