楽天(★対10☆)オリックス =リーグ戦4回戦(2020.07.21)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
00000451X101411
楽天
1
勝利投手:アルバース(2勝2敗0S)
敗戦投手:宋 家豪(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】若月 健矢(2号・6回表満塁)
【楽天】ブラッシュ(2号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが濃霧コールド勝ち。オリックスは0-2で迎えた6回表、若月のグランドスラムで試合をひっくり返す。続く7回には安達、若月、大城の3者連続適時打で一挙5点を奪い、試合の大勢を決めた。投げては、先発・アルバースが今季2勝目。敗れた楽天は、救援陣が振るわなかった。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(34)が開幕28試合目にして4番を外れた。この日は6番レフトで先発出場予定。代わって4番にはロドリゲスが入った。 ジョーンズはここまで27試合に出場して打率2割4分、4本塁打、11打点だった。 ちなみに、ジョーンズが守備に就いた際のチーム勝敗は2勝14敗となっている。

◆22日楽天戦に先発予定のオリックス鈴木優投手(23)がリベンジに燃える。 「全体的には1人1人のバッターに集中することを意識しているので継続して1つでも多くアウトを取れるように」 苦い記憶がある。昨年7月10日にプロ初先発した球場が、楽天生命パーク。両親を仙台に招待したが、2回3四球1失点で降板を命じられた。「野球をできている喜びを常に感じてやっています。1試合を集中してしっかりやる。そんなにローテーションのことは気にしていないです」。 成長した姿を見せるマウンドにする。

◆今季初の7番に座った楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手(31)が18試合ぶりの1発となる2号先制ソロを放った。 2回2死、2ストライクからオリックス先発のアルバースのやや内角137キロを捉えた。打った瞬間にスタンドインを確信し、ゆったりと一塁へ走りだした。左中間席中段へ6月28日日本ハム戦以来の1発をたたき込み「打ったのはストレート。感触を忘れかけていたからね。チームにとっても、自分にとってもいい1本が打てて良かったよ」と笑顔で振り返った。 主に3、6番に座っていたが、試合前時点でここ5試合で19打数3安打、打率1割5分7厘と不振に陥っていた。

◆オリックス若月健矢捕手(24)が6回にプロ入り初となる2号逆転満塁弾を放った。 「打ったのはチェンジアップです。連敗中でしたし、なんとか勝ちたいという思いで打ちました。感触もよかったですし、逆転打になってくれてよかったです」。 2点を追う6回1死満塁、2番手宋家豪の5球目134キロチェンジアップを捉えた。スタジアムを包む霧を切り裂くグランドスラムで、逆転に成功した。

◆楽天は2回、ブラッシュ2号ソロで先制。3回に鈴木大の一ゴロの間に1点を追加。先発石橋は3回まで1安打無失点。 オリックスは6回、若月のプロ初の2号満塁弾で逆転。楽天は先発石橋が5回無失点で降板。2番手宋家豪が誤算となった。 試合は8回、オリックスが1点を奪い、なおも無死満塁とした場面で濃霧により中断。そのままコールドゲームとなった。アルバース2勝目、宋家豪は初黒星。

◆楽天は継投策が裏目に出た。先発石橋は5回3安打無失点で降板。4四球で2度満塁機を作るなどリズムを作れなかった。 2番手宋家豪が6回にオリックス若月に逆転満塁弾を浴びるなど試合前時点で救援防御率1・85と鉄壁のブルペン陣が崩れ、今季2度目の2桁失点。20年ぶりの8回濃霧コールドで4度目の逆転負けを喫した。三木監督は「石橋は頑張ったが、ボール先行でらしくなかった。先制したが、いろいろ反省点の多いゲーム。後ろもこういうことがある。全員で改善して切り替えて最善を尽くしたい」と話した。

◆オリックスのアンドリュー・アルバースが6回5安打2失点の粘投で今季2勝目を手にした。 「調子自体も良かった。6回に若月がいい場面で打ってくれた。いつも捕手として受けてくれて、いいリードをしてくれている。本当に信頼しているよ」と逆転満塁弾を放った正妻に感謝した。

◆オリックス西村徳文監督が打線の大きく組み替えた。 開幕から28戦目で4番をジョーンズからロドリゲスに変更。「いろいろ考えた中で、打順を組んだというところですね」。T-岡田が指名打者で出場し、報道陣から体のコンディションについて問われると「主軸を打つ選手は体のことを考えないといけない」と話した。

◆暗雲を切り裂いた。オリックス若月健矢捕手(24)が6回にプロ入り初となる2号逆転満塁本塁打を放った。 「越えるかなと思ったけど、ホームランになるとは思わなかった。連敗中でしたし、(打順が)9番に降格して悔しかった」 2点を追う6回1死満塁。ここぞの場面で思い切った。2番手宋家豪の5球目134キロチェンジアップを捉えた。ライナー性の打球は左翼席に突き刺さった。濃霧を切り裂くグランドスラムは、選手会長のチームを救う一撃だった。 決定打不足を一振りで解決した。4回1死満塁では、6番ジョーンズが右飛、7番太田が空振り三振に倒れた。5回は2死満塁で4番ロドリゲスが空振り三振。首位楽天を相手に打線改造も不発...。チームにとって6回の満塁は"三度目の正直"だった。 7回にも中前適時打を放ち、自己最多の5打点と大暴れ。自身の活躍を、画面越しの愛妻へと届けた。昨年末に声優の立花理香と結婚。ただ、互いに仕事があり、東京と大阪で離れて生活している。シーズン中は、試合のない月曜日に夫人が大阪に足を運ぶ。「嫁は(野球に)うるさいんでね(笑い)。ずっと見てくれていると思います。『また振った。どうして振るの? 』とかあるので。結構、いいアドバイスくれます」と照れた。 西村監督は「あそこの1発は大きかったですね」とたたえた。レギュラーシーズンでは約20年ぶりの濃霧8回コールドで勝利したが、若月の表情は晴れやかだった。【真柴健】

◆楽天-オリックスは8回、オリックスが1点を奪い、なおも無死満塁とした場面で濃霧により中断。そのままコールドゲームとなった。◆濃霧コールドゲーム 2リーグ制後、公式戦で過去4度あり、最近では00年5月9日のオリックス-近鉄戦(米子)の5回裏、球場全体が濃霧に覆われ試合続行不可能になって以来。仙台では75年4月27日ロッテ-近鉄戦、77年6月26日大洋-阪神戦で記録されている。日本シリーズでは05年ロッテ-阪神1回戦(千葉マリン)が7回裏攻撃中、濃霧のため終了した。

◆オリックスの新外国人、アダム・ジョーンズ外野手(前ダイヤモンドバックス)が21日、楽天戦(楽天生命パーク)に「6番・左翼」で出場。今季28試合目で初めて4番から外れた。  メジャー通算282本塁打を誇るジョーンズは、不動の4番として期待され、今季から入団。ここまで27試合で打率・240、4本塁打、11打点も、最近3試合は9打数無安打に終わっていた。  この日の4番には同じく新外国人のアデルリン・ロドリゲス(前パドレス3A)が座った。

◆オリックス・若月健矢捕手が21日、楽天戦(楽天生命パーク)に「9番・捕手」で出場。プロ入り後初となる満塁本塁打を放った。  「打ったのはチェンジアップです。連敗中でしたし、なんとか勝ちたいという思いで打ちました! 感触もよかったですし、逆転打になってくれてよかったです!」  0-2の六回1死満塁。楽天2番手、宋家豪が投じた変化球をとらえ、左翼席へ。プロ通算5本目、今季2号アーチは、逆転のグランドスラムとなった。

◆21日の楽天-オリックス4回戦(楽天生命パーク宮城)は八回表無死満塁、オリックスの攻撃中に濃霧のため、25分間中断した後、コールドゲームとなった。オリックスが10-3で勝った。  濃霧によるコールドゲームは2000年5月9日のオリックス-近鉄(米子)以来20年ぶり。日本シリーズでは05年のロッテ-阪神の第1戦(千葉)がある。

◆八回表途中、霧によるコールドゲームでオリックスが勝ち、連敗を3で止めた。0-2の六回に若月がプロ初の満塁本塁打を放って逆転。七回には5点を加えて突き放した。アルバースは6回2失点で2勝目。楽天は救援陣が崩れた。

◆濃霧を切り裂き、ライナー性の打球は一直線に左翼席へ飛び込んだ。プロ通算5本目のアーチは値千金の逆転満塁弾。オリックス・若月がプロ初のグランドスラムで、チームの連敗を「3」で止めた。  「連敗していましたし、きょう(打順がこれまでの7番から)9番に降格して悔しかったので、バットでアピールしたかったので、結果が出てよかったです」  0-2の六回1死満塁だ。楽天2番手、宋家豪の変化球をとらえ、今季2号。七回にも中前適時打を放ち、自己最多の5打点をマークした。  リード面だけでなく、今季は打率・267、2本塁打、10打点と攻撃でも活躍中。昨季は打率・178と不振に陥った反省から、昨秋から後藤打撃コーチと二人三脚で打撃フォームを改良した。重心を低く構え、三振を恐れず強くスイングするスタイルに変更。また、オフの期間には自らクリケット用のバットを取り寄せ、ミート時に手首が返ってしまう癖を矯正。同時に、面でとらえる感覚も養った。  首脳陣の打順変更も功を制した。この日は開幕から4番で起用してきた新助っ人、ジョーンズ(前ダイヤモンドバックス)を「6番・左翼」に下げた。その意図を西村監督は「いろいろ考えて打順は組んでいる。そこはいろいろ考えてのこと」と多くは語らなかったが、この試合前まで3試合連続無安打中だった大砲が、六回に1死から左前打で出塁。好機を作り、若月の満塁弾につながった。  試合は濃霧によりコールド勝ちとなったが、首位楽天との6連戦の初戦を大勝。チームに漂っていた霧は晴れた。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
16110 0.593
(↓0.022)
-
(-)
93158
(+3)
107
(+10)
28
(+1)
22
(-)
0.276
(↓0.001)
3.780
(↓0.28)
2
(-)
ソフトバンク
15121 0.556
(↓0.021)
1
(-)
92127
(+1)
109
(+2)
34
(+1)
15
(-)
0.246
(↓0.001)
3.760
(↑0.07)
3
(1↑)
西武
13121 0.520
(↑0.02)
2
(↑1)
94127
(+8)
133
(+3)
24
(+1)
14
(-)
0.253
(↑0.002)
4.770
(↑0.08)
4
(1↓)
ロッテ
14130 0.519
(↓0.019)
2
(-)
93110
(+3)
129
(+8)
22
(-)
26
(+1)
0.240
(↑0.001)
4.640
(↓0.07)
5
(-)
日本ハム
11152 0.423
(↑0.023)
4.5
(↑1)
92107
(+2)
128
(+1)
25
(-)
19
(-)
0.225
(-)
4.100
(↑0.12)
6
(-)
ORIX
10162 0.385
(↑0.025)
5.5
(↑1)
92102
(+10)
125
(+3)
25
(+1)
24
(+1)
0.237
(↑0.006
4.080
(↑0.05)