オリックス(★2対3☆)ソフトバンク =リーグ戦6回戦(2020.07.19)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0000003003611
ORIX
0000000202610
勝利投手:二保 旭(2勝2敗0S)
(セーブ:森 唯斗(0勝1敗5S))
敗戦投手:山本 由伸(3勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】中村 晃(1号・7回表2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆ソフトバンクが3連勝。ソフトバンクは両軍無得点で迎えた7回表、柳田が適時二塁打を放ち試合の均衡を破る。なおも続く好機で中村晃に2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・二保が6回無失点の好投で今季2勝目。敗れたオリックスは、8回に2点を返すも及ばなかった。

◆オリックスは3回2死満塁の好機をつくるも、4番ジョーンズが遊ゴロに倒れて無得点。ソフトバンクも山本の前に無得点。 オリックスは4回、先頭のロドリゲスが内野安打で出塁するも後続が倒れて無得点。ソフトバンク打線も6回まで無得点。 オリックスは8回に2点を返したが反撃は及ばず3連敗。山本は今季初黒星。ソフトバンク二保は今季2勝目。

◆オリックスT-岡田外野手が今季2度目のスタメン落ちとなった。 試合後、西村監督は欠場理由を問われ「そこはいろいろありますけど...」と話すにとどめた。代わって6番一塁に入った小島は2打数無安打。4回無死一塁ではバントを試みるもファウルで送れず、結果は空振り三振。指揮官は「そういうところをしっかりしていかない。流れがね。悪くなるというところですよね」と話した。

◆オリックス山本由伸投手が今季初黒星を喫した。ソフトバンク打線を相手に6回まで1安打無失点に抑えていたが、7回につかまった。 上林、柳田に連続二塁打を浴びて先制を許すと、4番中村晃に直球を右翼席に運ばれた。「調子はかなり良くて、7回も悪かったわけではない。(被弾は)首を振って、真っすぐでいきたいと思ったんですけど...。(スタンドに)入るとは思わなかったです」。 今季35回2/3で浴びた初被弾にうなだれた。7回5安打3失点。打線の援護もなく、西村監督は「あそこ(7回)までよくがんばってくれました」と言うしかなかった。試合前には防御率1・82だったが、試合後には2・21となり、リーグトップから陥落。試合後、山本は「調子が悪かったわけではない。また映像などを見て(次回登板に)調整したいです」と悔しげな表情で語った。 チームは3連敗で、今カードは1勝5敗で大きく負け越した。再び単独最下位に転落。21日からは敵地で首位楽天と6連戦が待っている。流れを変える起爆剤が欲しい。【真柴健】

◆ソフトバンク上林誠知外野手のバットが山本攻略の突破口を開いた。 今季初の「2番右翼」で先発出場。2打席凡退後の7回に先頭打者で152キロの直球を左翼フェンス直撃の二塁打とした。「次がギータ(柳田)さんと晃(中村)さんだったし、とにかく出塁したいと思っていたので必死になって打ちにいきました」。 この一打を口火に3得点。「いい打撃ができたと思う」と納得顔だった。

◆2番手のソフトバンク高橋礼投手が7回を無失点で切り抜け、必勝のバトンをつないだ。前日18日の試合でT-岡田の打球を右太ももに受けた影響を見せず、1イニングを投げきった。 「昨日打球が足に当たりましたが、まったく問題なく投げる事ができました。チームが先制してくれた次の回の登板でしたが、0点で抑えられてよかった」と笑顔だった。

◆ソフトバンクの「ニュー3、4番コンビ」がリーグトップ級の投手を打ち砕いた。開幕3連勝のオリックス山本と今季初対戦。7回に3番柳田悠岐外野手(31)が先制打を放つと、4番中村晃外野手(30)が今季初アーチとなる2ランで続いた。6回までわずか1安打も、3連打を集めて試合を決めた。中村晃が4番に座る新オーダーで3連勝とし、敵地でのオリックス6連戦は5勝1敗。最高の形で地元福岡へ戻る。新たな主軸コンビが、好投手を打ち砕いた。オリックス山本は昨季最優秀防御率で試合前までリーグ1位の防御率1・82、開幕3連勝だった。今季初対決は「3番柳田&4番中村晃」の2人で全3打点。工藤監督の攻略への思いに選手が応えてみせた。 6回まではわずか1安打だった。7回に先頭の2番上林が152キロの直球を左翼線へはじき返す二塁打で先陣を切ると、前日18日に特大150メートル弾を放った柳田が右越えの適時二塁打で先制。0-0の均衡が破れて球場のざわつきが収まらないうちに、中村晃が2球目の直球を右翼テラス席にたたき込んだ。昨年3敗を喫した山本を見事に攻略した。 工藤監督は「調子のいい選手を上から並べるように打撃コーチに伝えていた」。4試合無安打のバレンティンを6番に下げ、不動の3番柳田に4番には3試合連続で中村晃を起用。2番に今季初めて上林を持ってきた作戦もはまった。 柳田は「打ったのはフォーク。甘くきた球を1球で仕留めることができました。二保も良いピッチングで頑張ってるし先制できて良かった」と話せば、中村晃も「いい投手なので早めに打ちにいった。走者を進める意味でも引っ張ろうと思っていた」とつなぎの意識の結果を強調した。両膝痛もあって開幕2軍だった中村晃が11日に1軍昇格してチームは7勝1敗。4番に座ってから3連勝と救世主となっている。「トレーナーのおかげで、今があると思っているので感謝してます」。新4番のバットは周囲への感謝でできている。 敵地でのオリックス6連戦を5勝1敗、貯金4の土産を地元に持ち帰る。「中村晃くんが合流して打線もつながってきた。良い形で福岡に戻れる」と工藤監督。05年に球団名がソフトバンクとなってから通算1197勝。「マジック3」とした区切りの1200勝はペイペイドームで決める。【浦田由紀夫】

◆ソフトバンクの二保旭投手がオリックス打線を6回無失点に封じ2勝目を挙げた。 自慢のツーシームを中心に丁寧かつ粘り強く投げ込んだ。「相手投手がいいので、とにかく少ない失点で、と思って投げた」。相手先発は3勝を挙げている山本。中6日の登板間隔でいけば前日18日が登板日だったが、今回は中5日で石川、中7日で二保と6連戦目にずらされた。 チームの「戦略」もしっかり心にとどめていたはずだ。「1点もやれない」。快調に投げ込み、6回まで1安打投球の山本に歩調を合わせるように自らもリズムに乗った。3回2死満塁のピンチでは4番ジョーンズを遊ゴロに仕留めホームを死守。「(投球の)高さをイメージして投げた。ゴロでアウトに取れてよかった」。4回以降は1安打投球。7回に味方打線が山本を攻略して一気に3得点。三塁側ベンチ前でキャッチボールしているところに交代指示が来た。「7回まで行くということだった。何で交代ですか?」。そんな軽口も飛び出す納得の94球だった。 昨季は3度先発したオリックス戦全てで山本と投げ合い、1勝2敗。今年の「第1ラウンド」は二保が先勝してみせた。

◆ソフトバンクが終盤の集中打で3連勝。0-0の七回に柳田の適時二塁打、中村晃の1号2ランで3得点。二保が6回無失点で2勝目を挙げた。オリックスは山本が七回に甘い球を打たれ、打線は八回に2点を奪ったが一歩及ばず。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
16100 0.615
(↑0.015)
-
(-)
94155
(+9)
97
(+5)
27
(+3)
22
(-)
0.277
(↑0.002)
3.500
(↓0.06)
2
(-)
ソフトバンク
15111 0.577
(↑0.017)
1
(-)
93126
(+3)
107
(+2)
33
(+1)
15
(-)
0.247
(↓0.002)
3.830
(↑0.07)
3
(1↓)
ロッテ
14120 0.538
(↓0.022)
2
(↓1)
94107
(+2)
121
(+9)
22
(-)
25
(-)
0.239
(↓0.003)
4.570
(↓0.17)
4
(-)
西武
12121 0.500
(↓0.022)
3
(↓1)
95119
(+5)
130
(+9)
23
(+1)
14
(-)
0.251
(-)
4.850
(↓0.2)
5
(-)
日本ハム
10152 0.400
(↑0.025)
5.5
(-)
93105
(+9)
127
(+2)
25
(+2)
19
(-)
0.225
(↑0.007)
4.220
(↑0.09)
6
(1↓)
ORIX
9162 0.360
(↓0.015)
6.5
(↓1)
9392
(+2)
122
(+3)
24
(-)
23
(-)
0.231
(↓0.001)
4.130
(↑0.04)