広島(★4対9☆)ヤクルト =リーグ戦4回戦(2020.07.18)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:小川 泰弘(4勝0敗0S)
敗戦投手:床田 寛樹(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆ヤクルトは2-2で迎えた5回表、西浦とエスコバーの連続適時打で3点を勝ち越す。続く6回には、村上とエスコバーの適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・小川が6回2失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、先発・床田が試合をつくれなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(28)が、試合前の全体練習では4日ぶりの打撃練習を行った。 全体とは別で早めにアップを済ませ、杉村打撃コーチとともにティー打撃を行った。時折、トレーナーも交えてコミュニケーションを取りながら約7分間続けた。 その後、高津監督が見守る前で打撃ケージに入り4分間、約20スイングで鋭い当たりも放った。 打撃練習後には、4日ぶりに守備練習にも参加。二塁手のポジションでノックを約10球受けた。トンボでグラウンドをならすと、一塁から二塁まで1度だけダッシュして走塁も確認し、ベンチへ下がった。

◆ヤクルトは全体練習で4日ぶりに打撃と守備の練習をこなした山田哲人内野手(28)が4試合ぶりにスタメンに復帰した。2番二塁手に入った。 小川泰弘投手(30)と、西田明央捕手(28)の先発バッテリー。 16日に右足の張りがあった村上宗隆内野手(20)は、4番一塁手でスタメンに名を連ねた。 5番には、2試合連続で西浦直亨内野手(29)が入った。 荒木貴裕内野手(32)が7番右翼手でスタメン出場する。

◆ヤクルト山田哲人内野手(28)が、復帰後初打席で安打をマークした。 初回無死一塁で、広島先発床田の2球目、内角の145キロ直球を左前へ運び、チャンスを広げた。 疲労の蓄積を考慮され3試合でスタメンを外れていたが、復帰後即結果を出した。

◆ヤクルトは初回、先頭から4連打で1点を先制した。 先頭坂口が内野安打で出塁。4試合ぶりにスタメン出場した山田哲が左前打で続き、青木が中前打でチャンスを広げた。 無死満塁のチャンスで、4番の村上宗隆内野手(20)がカウント2-1からの広島先発床田の4球目、スライダーを右前へ運び、1点を先制した。「満塁のチャンスだったので、ランナーを返すことだけを集中して打席に入りました。コンパクトに打つことができました。先制できてよかったです」とコメントした。 これで村上は、昨年7月の自己最長タイに並ぶ11試合連続安打をマークした。

◆ヤクルト西浦直亨内野手が、勝ち越しの適時打を放った。 2-2で迎えた5回1死満塁、カウント2-1から広島床田の136キロ変化球を左前へはじき返した。三塁走者山田哲が生還し、1点を勝ち越した。「(先発の)小川さんが頑張って投げているので、絶対に打ってやろうという気持ちでした。ランナーを返せてよかったです」と話した。 さらに1死満塁で、エスコバーがカウント1-2から甘く入った直球を左前打とし、2点を追加した。4試合連続で打点をマークし「追加点がほしい場面だったので、うまく打つことができてうれしいよ」とコメントした。

◆ヤクルト青木宣親外野手が、死球を受けて負傷交代した。 6回2死二塁の第4打席、広島の3番手スコットの139キロスライダーが左膝に直撃した。その場で崩れ落ち、横転しながら痛がった。その後、ベンチからトレーナーや宮出ヘッドコーチが駆けつけ、高津監督が代走上田を告げた。 青木は、1人で歩きながらベンチへ引きあげたが表情は険しく、足は引きずっていた。 青木は、今季2つ目の死球だった。 試合後も、しっかりした足取りでチームバスに乗り込んだ。高津監督は「明日の(出場は)状態を見てから。病院には行きません」と話した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が、一振りで雰囲気を変えた。 5-2で迎えた6回。直前に3番青木が左膝に死球を受け、そのまま代走が送られてベンチへ下がった。 2死一、二塁で村上は2ストライクと追い込まれてから3球目の低めスライダーを中越えの二塁打とし、2点を追加した。「追い込まれていたので、とにかくバットに当てようと思い、必死に食らいつきました」とコメントした。

◆ヤクルトは初回に村上の適時打で先制。同点の2回には小川の右前適時打で一時勝ち越し。広島は3回に松山の適時二塁打で同点。 ヤクルトは同点の5回に西浦、エスコバーの連続適時打で3点勝ち越し。6回にも3点を追加。広島は4回から6回まで無得点。 広島は8回に2死満塁から西川の左翼線への適時二塁打で2点を返すも、反撃はここまで。ヤクルト小川が4勝目。床田は2敗目。

◆広島先発の床田寛樹投手がが5回途中5失点(自責点4)で2敗目を喫した。 初回無死満塁のピンチを最少失点に切り抜けたが、2回も1失点。5回は連続四球から西浦、エスコバーに連続適時打を浴びてKOされた。 「ボール先行の投球で、自分で自分の首を絞めてしまった。5回も粘ることができなかった」と悔やんだ。チームの借金も今季最多タイの「4」に膨らんだ。 ▽広島佐々岡監督(先発床田について)「1回勝って乗れるか大事なところだった。(5回は)ピンチになってからギアを入れても遅い。最初からいかないと」

◆ヤクルト先発小川泰弘投手が6回を被安打7の2失点、107球でセ・リーグトップの4勝目を挙げた。 調子はよくなく、4回までは毎回安打を許す苦しい内容だったが、変化球で打たせて取る投球。「前半粘れて、なんとか最少失点でしのげたのが大きかった。野手に助けられました」と感謝。石川が上半身のコンディション不良で抹消となる中、投手陣をけん引する。

◆疲労を考慮されていたヤクルト山田哲人内野手が、4試合ぶりにスタメン復帰した。 1回無死一塁で迎えた初打席で、広島先発床田から左前打を放つなど、6月27日巨人戦(神宮)以来、今季2度目の猛打賞をマーク。高津監督は「少しは無理しているが、いることで打線に芯ができる。去年の(16連敗の)トラウマがよぎる。3連敗しなかったのは大きい」と話した。

◆広島新リードオフマン西川龍馬内野手が3安打2打点と気を吐いた。 3試合連続で1番中堅で先発出場。初回に初球打ちで右前打、4回には左前打を放ち、6点を追う8回2死満塁から左翼線への2点適時二塁打で猛追した。「打順どうこうで気持ちは変わらないです。今は割り切って、どんどん積極的に振っていこうと心がけています」。3試合連続の複数安打で打率も3割2分2厘まで跳ね上がった。

◆広島佐々岡真司監督(5回途中5失点降板の床田について) 「(5回は)ピンチになってからギアを入れても遅い。最初からいかないと」

◆ヤクルト・山田哲人内野手(28)が18日、広島4回戦(マツダ)に「2番・二塁」で4試合ぶりにスタメン復帰した。  山田哲は疲労を考慮されて、15日の阪神戦(甲子園)から前日17日の広島戦(マツダ)まで3試合連続で欠場していた。  この日の試合前練習では、全体のウオーミングアップには参加せず、早めにグラウンドに現れて個別で調整。その後はスパイクを履き、ティー打撃、フリー打撃、キャッチボール、ノックを受けるなどして汗を流した。

◆広島の新助っ人、ホセ・ピレラ外野手(30)=前フィリーズ=が18日、ヤクルト戦(マツダ)で今季初めてスタメン落ちとなった。  ベネズエラ出身の右打者は試合前時点で今季、打率・260、3本塁打、8打点。15日の巨人戦(マツダ)から11打席連続ノーヒットと不振だった。  代わって、長野久義外野手(35)が「6番・左翼」でスタメン出場する。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(28)が18日、広島4回戦(マツダ)に「2番・二塁」で4試合ぶりにスタメン復帰。いきなり1試合3安打以上の猛打賞を記録した。  まずは一回。先頭・坂口が遊撃内野安打で出塁した後、先発左腕・床田の内角直球を中前にはじき返し、好機を演出した。  五回の第3打席は左翼への二塁打で出塁。1死満塁から西浦の左前適時打で3点目のホームを踏んだ。六回には2死から左中間二塁打とし、得点につなげるなど復帰戦でチームに貢献した。

◆広島の新助っ人、テイラー・スコット(前オリオールズ)が18日、ヤクルト戦(マツダ)の六回に1軍再昇格後初登板した。  2死から山田哲に左中間二塁打、青木の膝に投球をぶつけ一、二塁のピンチを招いたところで村上と対峙。スライダー2球であっさり追い込んだが、3球目の低めのスライダーを中越え二塁打されて2失点。さらにエスコバーにもタイムリーを許し、3点目を失った。  開幕を守護神として迎えた右腕は2日のヤクルト戦(神宮)では九回に登板し、村上にサヨナラ満塁本塁打を許した。翌3日に登録抹消。前日17日に再昇格して再戦の機会を得たが、村上へのリベンジは失敗に終わった。

◆16安打のヤクルトが適時打を重ね快勝。連敗を2で止めた。先発の小川は6回7安打2失点と好投しリーグ単独トップの4勝目。広島も2度のビハインドを追いついたが、投手陣が粘りを見せられなかった。堂林は5打数2安打で打率.443。  ヤクルトは一回、先発の広島・床田の立ち上がりを攻め3連打で無死満塁とすると、続く村上が右前に弾き返す適時打で先制。その裏、広島も1死二、三塁から鈴木誠が左犠飛を打ち上げ同点とした。  二回にもヤクルトは1死三塁から小川の右前適時打で勝ち越すが、広島は三回に2死二塁で松山が中越え適時二塁打を放ち再度追いついた。  五回、一死満塁のチャンスを作ったヤクルトは、西浦の左前適時打、エスコバーの左前2点打で3点を勝ち越し、六回にも村上、エスコバーの適時打で3点を追加。広島は八回二死満塁で西川が左翼線へ2点二塁打を放ったが、ヤクルトも九回に1点を追加した。

◆ヤクルトの青木が六回に左膝付近に投球を受けて交代した。痛みに顔をゆがめ、足を引きずりながらベンチに下がったが、試合後は明るい様子で帰りのバスに乗り込んだ。高津監督は今後の出場は「状態を見てから」と語った。

◆疲労蓄積から3試合欠場したヤクルトの山田哲が先発で復帰し、早速3安打を放った。二塁の守備でも軽快で随所で健在ぶりを披露した。  一回に中前に運び、2-2の五回は左中間二塁打で勝ち越しの足場を築いた。六回にも左中間に二塁打を打ち返し、6月27日以来、2度目の3安打とした。高津監督は「いるといないで相手が感じる重圧が全く違う」と頼もしそうに話し、「まだ無理している部分があるだろうから、今後も休ませながら」との意向を示した。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(30)が6回2失点で無傷の開幕4連勝。勝利数でリーグ単独トップに立ち「野手に助けられた。昨日は嫌な負け方だったので、意地を見せたかった」とうなずいた。  粘りが勝利を呼んだ。変化球を低めに集め、尻上がりに調子を上げた。二回は自ら右前適時打。2-2の四回には青木の本塁好返球もあり、逆転を許さなかった。  開幕投手の石川が離脱する中で「若い投手も増えた。コミュニケーションを取りながら一緒に頑張りたい」と責任感も増している。昨季は5勝12敗。小川の「再生の年」と位置付ける高津監督は「序盤に重い形になっても、中盤まで投げることができている。それが勝つ要因になっている」と評価した。(長崎右)

◆ヤクルトは18日、広島4回戦(マツダ)に9-4で快勝し、連敗を止めた。疲労を考慮され、3試合連続で欠場していた山田哲人内野手(28)が「2番・二塁」で先発復帰し、5打数3安打で今季2度目の猛打賞をマーク。広島市南区出身の高津臣吾監督(51)に、故郷での公式戦初白星をプレゼントした。  大粒の汗を流し、ダイヤモンドを駆け抜けた。4試合ぶりに出場した山田哲が、5打数3安打2得点。打って、守って、そして走って。文字通りの大車輪でチームの連敗を止めた。  「ちょっと心配はしていたけど、やっぱりいるといないとではこちらの気持ちと、向こうのプレッシャーが違う。打線に芯ができるというか、軸ができるというか、そういうふうに思いました」  高津監督も安堵(あんど)の表情を浮かべた。疲労を考慮され、15日の阪神戦(甲子園)から3試合連続で欠場していたが、連敗中のチームを救うため、戦列に戻ってきた。  一回無死一塁から内角直球を中前打で出塁し、村上の先制打につなげた。五回は1死から、左前へ落ちる二塁打。3点リードの六回2死には左中間二塁打でチャンスを作った。昨季は3戦3敗を喫していた広島先発・床田を五回途中でKO。山田哲が今季2度目の猛打賞で16安打9得点の打線を引っ張った。  今春のキャンプでは高津監督から全体練習後のメニューを任された。信頼されてるからこそ、例年以上に室内練習場で振り込み、映像でスイング軌道や構えの位置など細部まで研究を重ねた。  プロ10年目。ここまで大きな故障や、長期離脱はない。試合中はあまり喜怒哀楽は見せずに、飄々(ひょうひょう)とプレーする28歳だが、強い信念がある。  「絶対にけがはしないという気持ちで毎年やっている。プロに入ったら仕事になるわけだから」。その精神は、大阪・履正社高時代に育まれた。強豪校で1年夏からベンチ入り。2年からレギュラーとなり、順風満帆にみえた野球人生だが「高校時代はけがが多くていろいろ考えた」という。心に秘めた反骨心で、弱肉強食のプロでも確固たる地位を築いた。  チームは首位・巨人との2・5ゲーム差をキープ。故郷・広島で初勝利を手にした高津監督は「ここで負けてしまうと、どうしても去年のトラウマというか、いろいろなものが頭をよぎってしまう。3連敗をしなかったというのは大きい」と目尻を下げた。  この日の取材対応はなかった山田哲について、指揮官は「今後は休ませながら」と体調を確認しながら、起用する方針。背番号1の復調が首位奪還への鍵を握る。(赤尾裕希) ★主砲は3打点  若き主砲が止まらない。ヤクルトの4番・村上が、一回無死満塁から先制の右前適時打、六回2死一、二塁では中越えに2点二塁打を放ち、2安打3打点。「(六回は)追い込まれていたので、とにかくバットに当てようと思い必死に食らいつきました」と二塁ベース上で力強いガッツポーズを作った。27打点はリーグ1位で打率・393は同2位の好調ぶり。16日の阪神戦(甲子園)では右脚の張りで途中交代したが、20歳が主砲の役割を全うしている。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(30)が、18日の広島4回戦(マツダ)で開幕から無傷の4勝目を挙げた。  チームでは、開幕投手を務めた40歳の石川が上半身のコンディション不良で離脱中。小川にかかる期待や責任は大きくなっている。  試合後、小川は「石川さんが柱の一人ですし、ぼくもそういう役割があると思うので、石川さんが抜けて果たすべき役割は大きいと思います。責任感は強く持ってやっていきたいと思います」と右のエースとしての決意を示した。  そのうえで「マウンドに上がったらやることは変わらないと思う。なんとか1イニングでも長いイニングを投げて、勝ちに結び付けるのが仕事」と目線を鋭くした。  高津監督からは「再生の年」と位置付けられている2020年シーズン。チームの浮上のためにも、マウンドに立ち続ける。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1571 0.682
(↑0.015)
-
(-)
97124
(+4)
73
(+2)
29
(-)
16
(+1)
0.264
(↓0.002)
3.150
(↑0.1)
2
(-)
ヤクルト
13101 0.565
(↑0.02)
2.5
(-)
96119
(+9)
121
(+4)
21
(-)
18
(-)
0.258
(↑0.007
4.670
(↑0.03)
3
(-)
DeNA
12130 0.480
(↓0.02)
4.5
(↓1)
95100
(+2)
90
(+4)
21
(-)
4
(-)
0.277
(↓0.005)
3.560
(↑0.02)
4
(-)
阪神
11120 0.478
(↑0.023)
4.5
(-)
9779
(+8)
101
(+3)
24
(+1)
15
(-)
0.241
(↓0.002)
4.230
(↑0.06)
5
(-)
広島
9131 0.409
(↓0.02)
6
(↓1)
97112
(+4)
113
(+9)
24
(-)
11
(+2)
0.290
(-)
4.600
(↓0.15)
6
(-)
中日
10151 0.400
(↓0.017)
6.5
(↓1)
9490
(+3)
126
(+8)
14
(-)
5
(-)
0.257
(-)
4.620
(↓0.12)