楽天(★2対10☆)西武 =リーグ戦3回戦(2020.07.17)・楽天生命パーク宮城=
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西武
032000104101701
楽天
0020000002710
勝利投手:ニール(2勝0敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(3勝1敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(7号・3回表ソロ)

  DAZN
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◆西武が大勝。西武は2回表、栗山と木村の適時打などで3点を先制する。その後は、3回に山川のソロと中村の適時打で2点を奪うなど、終わってみれば17安打で10得点を挙げた。投げては、先発・ニールが6回2失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、投手陣が崩壊した。

◆今季の楽天則本昂大投手(29)はここまで被打率1割5分2厘だが、特にクリーンアップに対して32打数2安打と好投。打たれた2本は5番打者からで、3番打者を9打数0安打、4番打者を11打数0安打と抑え込んでいる。

◆西武平良海馬投手が"ノーヒットノーラン"を達成した。楽天戦7回のマウンドに上がり、7番銀次を二ゴロに打ち取った。 開幕から前日まで最速158キロの直球を武器に8回2/3、26個のアウトを無安打で積み重ねており、これで"ノーヒットノーラン"となった。

◆西武が2回に2四死球と4連打で3点先制。3回にも山川の7号ソロなどで2点追加。楽天は3回に茂木の二塁打で2点を返した。 楽天則本昂は4、5回は安打を許しながらも0点に抑えたが、5回100球で降板。6回は2番手酒居が西武を3人で仕留めた。 西武は7、9回にも追加点を挙げて2桁得点。連敗を2で止めた。ニールが2勝目。楽天は3連勝ならず、則本昂大が今季初黒星を喫した。

◆西武山川穂高内野手が5試合ぶりの本塁打で、17打席連続無安打から抜けだした。3回に左翼席へ運ぶ7号アーチを描き「手応えは、そうですね...。久しぶりのホームランだったので、打ててよかったです。明日からこのバッティングを継続していきたい」と、どすこいパフォーマンスを披露した。一方で第1打席では死球を受け、早くも今季7個目で断トツ。良くも悪くも、大当たりが続いている。

◆西武ザック・ニール投手が今季2勝目を挙げ、昨季から13連勝となった。郭泰源が持つ球団記録に並び「信じられない気持ち。素晴らしいチームの一員であったことがこの結果の要因」と感謝した。 立ち上がりから楽天打線を封じ、6回5安打2失点と好投。開幕戦で勝ってから3試合連続で白星を逃しても、黒星もつかなかった。辻監督も「なんか持っているかもしれない」と驚く勝ち運を継続していく。

◆西武が17安打10得点の快勝で借金を返済した。 辻発彦監督「あれ5割か。借金あったっけ。忘れてた。今日に関しては防御率0点台の則本(昂)にどうかなというところで本当に打線が集中打でよくつながった。積極性が出てきて良かったです」。

◆淡々とマウンドに上がり、堂々たる投球を披露した。 西武平良海馬投手(20)は、7回先頭の楽天銀次を151キロの直球で押し込み二ゴロに打ち取った。開幕から無安打で27個のアウトを積み重ね"ノーヒットノーラン"を達成。「開幕からヒットを打たれていなくて、それが9回まで近づいていることは2試合前くらいから分かっていました。ただ、試合中は意識することはなかったです」。弱冠20歳。巨漢の風貌からは貫禄すら感じさせた。 3年前は想像もしていなかった。沖縄・八重山商工では部員が足りず3年の春は連合チームのエース。そこで運命が変わる。152キロをマークして、一躍プロ注目の投手となった。きっかけは、2年の秋に見た元同僚・菊池雄星(現マリナーズ)の密着番組。「雄星さんがウエートトレーニングをしていて、自分でもやってみようと。見よう見まねではケガをする。ジムを探して通うようになりました。150が出たのもそのおかげ」。秋、春、夏のいずれも初戦敗退でも、自力で細い糸をたぐり寄せた。 プロ2年目の昨季、後半戦から頭角を現した。その巨漢から繰り出される最速158キロの剛速球とは対照的に、寮に飛び込んできたクワガタを飼うキャラクター。心優しき右腕が今季登場曲をE-girlsの「Follow Me」に代えたのも理由があった。「昔の映像を見ていたら(高橋)朋己さんが使っていた。帰ってくるまで使わせてくださいってお願いしました。戻ってきたときには、お返しします」。度重なるケガで育成契約から復活を目指す先輩との約束だった。 3者凡退に抑え、10試合9回2/3を無安打無失点。新人王の権利も持つ右腕は「今後も0で抑えて帰ってくることができるよう、しっかり準備していきたい」と言い切った。【栗田成芳】

◆楽天池田駿投手が、巨人から移籍後初登板も2回5安打4失点だった。 「先頭打者を出したことによってピッチングが苦しい状況が続いて。苦し紛れにというところを打たれた。課題が多く残る投球になりました。ファンのみなさんが拍手で迎えてくれてすごいうれしかったです」。

◆いつもの姿ではなかった。楽天先発則本昂大投手が制球に苦しんだ。 2回先頭山川に死球を与えると、続く森も歩かせてピンチを招いた。そこからあっという間に4連打で3失点。3回にも山川に本塁打、中村には高めに浮いたカーブをセンターフェンス直撃の適時二塁打とされた。今季ここまで4試合で防御率0・98だったエースが、5回10安打5失点で初黒星を喫した。 試合前のブルペンでは悪くなかった。だが3人で抑えた初回の投球からおかしかったという。「コントロールが良くなかった。(初回からしっくりいかず)マウンドでアジャストしていかないといけないのに、それができる前に点数を取られてしまった」と振り返った。 今季は常時セットポジションで投げ、臀部(でんぶ)で回転することを意識し、体の軸がぶれないようにする新フォームを導入。力のロスが少なく無駄な動きがそぎ落とされ、ここまでは結果的に制球力も向上するメリットが得られてきた。ただ新たな取り組みで当然、微調整が必要な時もある。則本昂は「フォームだったり、動作がうまくいかなかったと思います。また映像を見て、どこがいけなかったか分かると思う」。しっかりと体の動きを分析し直し、1週間後の登板に備える。【千葉修宏】 ▽楽天三木監督(則本昂について)「ひと言で言うと則本らしくなかった。細かい制球力もそうですし、ボールの強さも本来の則本と比べるとなかった。でも本人が1番分かっていると思う。そういう選手なので」 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(則本昂について)「勝負どころで球が甘くなってしまった。毎回のようにピンチを背負ってしまったので疲労も考えて5回で交代させました。ボールの力自体は最初はあったけど、中盤少し落ちたかな」

◆楽天三木肇監督(5回5失点の則本昂について) 「ひと言で言うと則本らしくなかった。細かい制球力もそうですし、ボールの強さも本来の則本と比べるとなかった。でも本人が1番分かっていると思う。そういう選手なので」

◆いつもの姿ではなかった。楽天先発則本昂が制球に苦しんだ。2回先頭山川に死球を与えると、続く森も歩かせてピンチを招いた。そこからあっという間に4連打で3失点。3回にも山川に本塁打、中村には高めに浮いたカーブをセンターフェンス直撃の適時二塁打とされた。今季ここまで4試合で防御率0・98だったエースが、5回10安打5失点で初黒星を喫した。 試合前のブルペンでは悪くなかった。だが3人で抑えた初回の投球からおかしかったという。「コントロールが良くなかった。(初回からしっくりいかず)マウンドでアジャストしていかないといけないのに、それができる前に点数を取られてしまった」と振り返った。 今季は常時セットポジションで投げ、臀部(でんぶ)で回転することを意識し、体の軸がぶれないようにする新フォームを導入。力のロスが少なく無駄な動きがそぎ落とされ、ここまでは結果的に制球力も向上するメリットが得られてきた。ただ新たな取り組みで当然、微調整が必要な時もある。則本昂は「フォームだったり、動作がうまくいかなかったと思います。また映像を見て、どこがいけなかったか分かると思う」。しっかりと体の動きを分析し直し、1週間後の登板に備える。【千葉修宏】

◆西武・山川穂高内野手(28)が17日、楽天3回戦(楽天生命パーク)に「4番・一塁」で先発出場。3-0の三回に先発の則本昂から左翼席に飛び込む7号ソロを放った。  7月10日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の一発。主砲は「打ったのはカットボール。手応えはそうですね...。久しぶりのホームランだったので。打ててよかったです」と振り返った。

◆西武・平良海馬投手(20)が17日、楽天3回戦(楽天生命パーク)の七回に2番手として登板。先頭の銀次を二ゴロに仕留め、開幕からの"ノーヒットノーラン"を達成した。  最速158キロ右腕は、16日までに9試合に登板し、8回2/3を無安打無失点と安打を1本も許していなかった。10試合目の登板となったこの日も、1回を無安打に封じて、"ノーヒットノーラン"を継続した。

◆西武が今季最多の17安打で快勝した。二回に栗山と木村の適時打などで3点を先制し、三回に山川の7号ソロと中村の適時二塁打で2点を加え終盤にも加点した。ニールは6回2失点で2勝目。楽天は則本昂が5回5失点で今季初黒星。

◆西武のニールは6回2失点で則本昂とのエース対決を制し、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。昨季からの連勝は13に伸び「素晴らしいチームの一員になれたから」と謙虚に喜んだ。  5-0の三回に2死から連続四球が絡んで2点を失ったが、それ以外は危なげなかった。「全体的にはいい投球だった。ゴロのアウトもたくさん取れた」と手応えを口にした。

◆西武・ニールは6回2失点で則本昂とのエース対決を制し、開幕戦以来の2勝目。昨季からの連勝を球団の外国人投手では郭泰源に並んで最多の「13」とし、「素晴らしいチームの一員になれたから」と謙虚に喜んだ。5-0の三回に2死から連続四球が絡んで2点を失ったが、それ以外は危なげなし。「全体的にはいい投球。ゴロのアウトもたくさん取れた」と手応えを口にした。(楽天生命パーク)

◆西武・山川が三回、則本昂から5試合ぶりの一発となる7号ソロを放った。生還後は山田とともに、どすこいポーズを披露。「(山田に)きょう打って一緒に(ポーズを)やるからベンチの端にいろ、と言っていた」と有言実行の一発だった。リーグトップの楽天・浅村とは3本差。則本昂からは2年ぶりとなる一発に「このバッティングを継続していきたい」と喜んだ。(楽天生命パーク)

◆"ノーヒットノーラン"達成だ! 西武は17日、楽天3回戦(楽天生命パーク)に10-2で勝利。勝率を5割に戻した。平良海馬投手(20)が七回に2番手で今季10試合目の登板。先頭の銀次を二ゴロに打ち取り、開幕から連続27アウトを無安打無失点で奪った。さらに2人を抑え、9回2/3を無安打。昨季に続いて今季もここまでチーム防御率がリーグワーストの投手陣を支えている。  打たれる気配は全くない。20歳の平良が"偉業"を成し遂げた。6-2の七回、ニールに代わって2番手で登板。先頭の銀次を二ゴロに打ち取ると、スタンドがわずかにざわついた。"ノーヒットノーラン"の達成だ。  「(開幕からの無安打投球が)9回まで近づいていることは、2試合前くらいから分かっていた。ただ、試合中は意識することはなかった」  ここまで中継ぎとして9試合に投げ、8回2/3を無安打無失点と好投を続けていた。このアウトが27個目で、"9回無安打無失点"に到達した。  さらに代打・山下、辰己を、ともに153キロの直球で連続で空振り三振。この夜も1回を3人でピシャリと締め、無安打を9回2/3に伸ばした。  沖縄・八重山商工高からドラフト4位で入団してプロ3年目の、最速158キロ右腕。昨季後半から頭角を現し、中継ぎで26試合に登板。リーグ連覇に貢献した。  オフに菊池雄星(マリナーズ)の合同自主トレに加わり、さらなる飛躍を目指した今季。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自主練習を強いられた期間に肉体改造に励み、筋肉量は約3キロ増えた。持っていた服がことごとく着られなくなり、「断捨離」を強いられたほどパワーアップ。173センチ、100キロの大きな体に、磨きをかけた。  打線は今季最多となる17安打をマークするなど、投打がかみ合って連敗を2でストップ。勝率を5割に戻した。  「今後もゼロで抑えて帰って来ることができるように、しっかり準備していきたい」と平良。辻監督は「球種も多彩になってきたし、球も力強い。今は本当に頼りになります」と明かした。昨季のチーム防御率は4・35でリーグワースト、今季もここまで4・72で12球団ワースト。そんなレオ投の中で、平良の防御率0・00という数字が、光輝いている。(樋口航)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1590 0.625
(↓0.027)
-
(-)
96143
(+2)
88
(+10)
22
(-)
22
(+2)
0.277
(↓0.002)
3.410
(↓0.25)
2
(1↑)
ソフトバンク
13111 0.542
(↑0.02)
2
(↑1)
95121
(+9)
104
(+1)
31
(+2)
15
(-)
0.253
(↑0.003)
4.020
(↑0.13)
2
(-)
ロッテ
13110 0.542
(↓0.023)
2
(-)
96100
(+4)
110
(+7)
21
(+1)
25
(+1)
0.239
(↑0.003)
4.510
(↓0.14)
4
(-)
西武
11111 0.500
(↑0.024)
3
(↑1)
97110
(+10)
118
(+2)
20
(+1)
14
(-)
0.249
(↑0.01
4.720
(↑0.13)
5
(1↑)
日本ハム
9142 0.391
(↑0.027)
5.5
(↑1)
9594
(+7)
120
(+4)
21
(+1)
19
(+1)
0.222
(↑0.006)
4.320
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
9142 0.391
(↓0.018)
5.5
(-)
9589
(+1)
117
(+9)
23
(+1)
23
(-)
0.235
(↓0.004)
4.260
(↓0.16)