日本ハム(☆6対4★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2020.07.15)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
20000202X61001
勝利投手:宮西 尚生(1勝0敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(1勝1敗4S))
敗戦投手:小野 郁(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(5号・5回表3ラン)
【日本ハム】ビヤヌエバ(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは2点を追う6回裏、ビヤヌエバのソロと西川の適時打で同点とする。そのまま迎えた8回には、大田の適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・宮西が今季初勝利。敗れたロッテは、守備の乱れが失点につながり、痛い敗戦を喫した。

◆今季の日本ハムは相手先発が左投手の試合で開幕から●○●△●●△●。勝利したのは6月25日楽天戦(先発塩見)だけで、同27日から6試合連続で白星なし。今日はロッテ左腕の小島を攻略して白星をつかめるか。

◆日本ハム中田翔内野手(31)がチームに勢いをつけた。1回1死二、三塁で、ロッテ小島の初球を中前へはじき返す先制の2点適時打。 チームが4連敗中の借金6と苦しむ中での一打に「ピッチャーのために必ず先制点を取りたいという気持ちで打席に入りました。前のバッターが初回からいい形でチャンスを作ってくれたので、しっかりと返すことができてよかったです」とコメント。先発マルティネスを援護した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が同点打を放ち、試合を振り出しに戻した。 1点差に詰め寄った直後の6回1死二塁、ロッテ3番手のチェンに対し、カウント2-2と追い込まれながら5球目を中前へと運んだ。 「ここからさらにチーム一丸となって、もう1点取れるようにしたい」。 第1打席で中前打、第3打席には左前打を打っており、7月2日ソフトバンク戦(札幌ドーム)以来、今季2度目となる3安打猛打賞となった。

◆「ウエルカムバック!」。日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が、本拠地初アーチに大興奮した。 2点を追う6回。フルカウントからの6球目、狙っていた内角への直球を引っ張った。左翼席に突き刺す2号ソロ。母国語スペイン語の通訳をよそに、日本語で歓喜した。「(札幌ドームで)ハジメテノホームラン、メッチャウレシイ。ミナサン、アイタカッタヨ。ウエルカムバック」。 カムバックしたのは前カードのオリックス戦。虫垂炎の手術後、復帰4戦目で1号ソロを放った。この日は、念願の「札幌ドーム1号」を含む2安打マルチ。記念の1発が打線に火を付け、この回に試合を振り出しに戻した。 日本球界は巨人在籍時を含めて2年目ながら、日本語でチームメートと交流する。期待の新星・野村が故障離脱。三塁のレギュラー筆頭候補が、存在感を放ち始めた。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手(29)が中盤の投球に苦しんだ。 1回に中田の適時打で2点の援護を受けて、走者を背負う場面こそありながらも、3回まではわずか1安打と好投。 だが、4回に井上の適時打で1点を許すと、1点リードの5回に1死一、二塁のピンチを招き、マーティンに右翼席へ逆転の5号3ランを献上。 自身今季初の有観客試合で今季最多の107球を投じたが、6回5安打5四球4失点という苦い結果となった。 降板後「なかなか制球が安定せず、リズム良く投球することができませんでした。四球を多く出してしまい、失点へとつながってしまったことが今日の反省点です。ホームランを打たれた球は失投でした。この課題を次回の登板までに、しっかりと修正していきたいと思います」と反省が口をついた。

◆ロッテは三塁レアードの失策が決勝点につながった。8回、先頭中島のゴロをさばくも、一塁への送球が本塁側にそれ、中島に二塁まで進まれた。井口監督は「もったいないですね」と声を落とした。 記録に残らない内野陣の捕球ミスもあり「ポロポロしているのが多いし、もう1回引き締めないとダメですね」と低い声色。バッテリー以外の内野陣は、6月は10試合で無失策だったのに対し、7月は12試合で6失策と乱れ始めた。2位はキープするも、この日の敗戦でソフトバンクに並ばれた。

◆4連敗中の日本ハムは、1回1死二、三塁から中田の中前適時打で2点を先制。ロッテ打線は3回まで1安打。 4回に1点を返したロッテは5回、マーティンの5号3ランで逆転。日本ハムは6回、ビヤヌエバの2号ソロなどで追いついた。 日本ハムは8回に中田の犠飛、大田の適時内野安打で2点を勝ち越し、連敗を4でストップ。ロッテは6回以降、決定打を欠いた。 日本ハム宮西が1勝目、秋吉が4セーブ目、ロッテ小野が1敗目。

◆日本ハム中田翔内野手がしびれる場面で勝ち越しの右犠飛を放ち、連敗に苦しんでいたチームを勝利に導いた。4-4で迎えた8回1死満塁で、6番手小野の5球目を振り抜いた。右翼フェンスギリギリまで飛ばす当たりで、欲しかった1点をもぎ取った。 1回には先制の適時打を放ってチームに元気を与えていた。1回1死二、三塁で小島の初球を中前へはじき返す一打。先発のマルティネスを援護したいと「投手のために必ず先制点を取りたいという気持ちで打席に入りました」。2点を先取して「前のバッターが初回からいい形でチャンスを作ってくれたので、しっかりと返すことができてよかったです」と喜んだ。 チームは今季初の4連敗と苦しみを味わっていたが本拠地で連敗を止めた。4番のバットが記録したこの日の3打点は、間違いなくチームを救った。

◆日本ハム中継ぎエース宮西尚生投手が、ピンチを断つ2者連続三振で今季初勝利を挙げた。 同点の8回1死一塁で登板。安田に四球も、続く代打清田、藤岡を空振り三振に仕留めた。直後に打線が勝ち越し、白星が転がり込んだ。「リリーフが細かくつないで、チームが乗れる勝ち方。(勝利は)先発投手が付けば良い」と笑った。

◆日本ハム大田泰示外野手がハッスルプレーで、ダメ押した。1点を勝ち越した8回2死二、三塁で遊前へ打ち取られた打球にも、一塁へヘッドスライディング。内野安打として、追加点を挙げた。 「あそこの1点は絶対に取らないといけない。気合が入った打席だった」と強い気持ちを、結果につなげた。

◆やっぱり"レベチな大将"は、頼りになった。日本ハム中田翔内野手(31)が、ロッテ2回戦(札幌ドーム)で、先制の2点中前適時打&決勝犠飛と4番の仕事を全うした。今季、本拠地で初めてファンの前でマイクを握り「皆さんの声援が僕らの力になる」。打点はリーグ2位の21に上昇。チームは連敗を4で止めた。さすが、千両役者は違う。本拠地ファンの前で今年初めてマイクを握った中田は、力強かった。「今でも人数は限られているけど、皆さんの声援は届いている。ファンの声援は僕らの力になると、すごく思っています」。感謝を口にし、球場を温かい拍手で包んだ。 1回は1死二、三塁。初球のカーブを、きれいに中堅へはじき返した。「初球のカーブから打つって、今まで、あんまりないよね」。手応えバッチリの先制2点適時打に、一塁塁上でガッツポーズ。その右拳に、連敗中の苦しさがにじんでいた。 同点の8回は、近藤が申告敬遠となり、1死満塁で打席に入り勝ち越しの右犠飛。「(近藤は)敬遠で来るだろうなと思っていた。"前みたいにイライラすることなく"打席に立てた」。同じように前の打者の敬遠後にサヨナラ満塁本塁打を放った昨季開幕戦後は「なめてるのかな」と話し笑わせたが、この日は冷静に、最低限の仕事をこなした。 苦しかった4連敗。「出塁率が低いとか、チーム打率が低いとか、いろいろ言う人はいたけど『今に見とけよ』と、ずっと思っていた。でも、勝てていないのも、事実だったから...」。悔しさを胸に秘め、団結力だけは失わないよう、皆で声を掛け合ってきたという。栗山監督も「大事な試合こそ主役が勝負する。ハルキが打って、ショウが帰す」と、1勝をかみしめた。 お立ち台の上で、約束した。 中田 ハラハラドキドキさせて、悲しい思いをさせる試合がここ最近続いていたので、これからは笑顔にできるような試合を積み重ねていきたい。皆さんの応援は選手に届いています。応援してくれたら、もっともっと、僕らも頑張れる。 この日の観衆は、ちょっぴり寂しい2659人。スタンドで涙を流すファンもいる中、主将の優しく、頼もしい言葉が響いた。【中島宙恵】

◆ロッテ・マーティンが5回、一時逆転となる5号3ランを右翼席上段へ運んだ。推定135メートルで「完璧だったよ」と自画自賛した2日連続の1発に、ツイッター上が「アリスがまた打った」と沸いた。 この日朝、人気女優の広瀬アリスが「マーティン選手、、似ているのか、、」とつぶやいた。2人の笑顔が似ていると話題になり、張本人がついに言及。そのつぶやきをマーティンがリツイート(拡散)すると、午後には早くも相互フォローの関係になっていた。試合は敗れたが、人気女優との思わぬ出会いを再び勢いにつなげたい。

◆日本ハムが連敗を4で止めた。2-4の六回にビヤヌエバの2号ソロと西川の適時打で追い付き、八回に中田の右犠飛で勝ち越した。宮西が今季初勝利を挙げ、秋吉が今季4セーブ目。ロッテは八回のレアードの失策が痛かった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1480 0.636
(↑0.017)
-
(-)
98134
(+11)
74
(-)
21
(+2)
19
(-)
0.278
(↑0.001)
3.220
(↑0.16)
2
(2↑)
ソフトバンク
12101 0.545
(↑0.021)
2
(-)
97109
(+7)
99
(-)
29
(+1)
14
(-)
0.248
(↑0.001)
4.130
(↑0.19)
2
(-)
ロッテ
12100 0.545
(↓0.026)
2
(↓1)
9892
(+4)
100
(+6)
20
(+1)
22
(-)
0.233
(↓0.002)
4.440
(-)
4
(1↓)
西武
10101 0.500
(↓0.026)
3
(↓1)
9996
(-)
109
(+11)
19
(-)
14
(-)
0.238
(↓0.006)
4.720
(↓0.35)
5
(1↑)
日本ハム
8132 0.381
(↑0.031)
5.5
(-)
9784
(+6)
112
(+4)
19
(+1)
17
(+3)
0.214
(↑0.005
4.400
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
8132 0.381
(↓0.019)
5.5
(↓1)
9784
(-)
105
(+7)
20
(-)
21
(-)
0.237
(↓0.006)
4.150
(↓0.13)