日本ハム(★2対5☆)ロッテ =リーグ戦1回戦(2020.07.14)・札幌ドーム=
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ロッテ
1021100005801
日本ハム
0000020002620
勝利投手:美馬 学(2勝1敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝1敗6S))
敗戦投手:上沢 直之(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(4号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは初回、菅野の適時打で幸先良く先制に成功する。その後3点を追加して迎えた5回表には、マーティンにソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・美馬が7回2失点の好投で今季2勝目。敗れた日本ハムは、守備の乱れが失点につながり、痛い敗戦を喫した。

◆日本ハムの本拠地・札幌ドームが有観客仕様に整備された。 通常、日本ハムファンが座る左翼席にはファンからのメッセージを掲出。練習試合時に掲出された500通に加え、計1200通が飾られた。フェースガードを着用し、来場したファンは「やっと野球を生で見られる喜びもあるけど、ソーシャルディスタンスを守って楽しみたい」と話した。

◆日本ハム上沢直之投手(26)の復活白星を目指したマウンドは苦い結果となった。 1回1死三塁からロッテ菅野に中前適時打を打たれ先制点を献上。2回にはマーティンに適時打、女房役清水の悪送球で2点、4回にも1点を失った。 5回にはマーティンに146キロの直球を右翼席へ1発を運ばれるなど、2回以外は毎回走者を背負う苦しい投球。 6月30日ソフトバンク戦(札幌ドーム)以来中13日のマウンドは、5回6安打5失点(自責3)で降板となった。「チームの流れを変えるようなピッチングができなかったことが申し訳ない気持ちです。点の取られ方もよくなく、カウントを悪くするケースもあったので、次回に向けてはもう少し大胆に攻めていくことが課題です」とコメントした。

◆日本ハム杉谷拳士内野手(29)が、大先輩の愛が込められた応援曲を引っ提げ登場した。 3点ビハインドの7回の先頭、代打で登場。球場に響き渡ったのは帝京野球部の大先輩、石橋貴明がYouTubeチャンネル内で制作にあたった応援曲。石橋が「ガラガラヘビがやってくる」で作曲を務めた後藤次利氏とタッグを組んだ豪華な1曲に、口ずさむファンも。結果は二ゴロに終わり、期待に応えられなかった。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が、通算250盗塁を達成した。 「1番中堅」でスタメン出場した1回の第1打席、中前打で出塁。続く大田が9球粘り空振り三振に倒れた間に、田村の送球をかいくぐり二盗を決めた。今季5個目の盗塁。二塁ベース上で、少し表情を緩めた。 250盗塁は史上46人目。プロ初盗塁は12年4月1日西武3回戦(札幌ドーム)9回の二盗。 今季は盗塁のほか、通算1000安打、1000試合出場など記録ラッシュ。プロ10年目で節目を刻み続けている。

◆ロッテは1回、菅野の中前適時打で1点を先制。3回にマーティンの右前適時打と、重盗で守りのミスを誘い2点を加えた。 ロッテは5回にマーティンが4号ソロ。日本ハムは先発上沢は5回5失点で降板。打線は6回に3安打を集め、2点を返した。 ロッテは8回からハーマン、益田の継投で逃げ切り。先発美馬は7回2失点で2勝目を挙げた。日本ハムは今季初の4連敗。上沢が今季初黒星。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が、通算250盗塁を達成した。 「1番中堅」でスタメン出場した1回の第1打席に中前打で出塁。続く大田が9球粘り空振り三振に倒れた間に、田村の送球をかいくぐり二盗を決めた。今季5個目の盗塁。二塁ベース上で、少し表情を緩めた。 「ファンの前で走ってる姿を見せられたのはよかったです。減る数字ではないので、これからも1つ1つの積み重ねを大切にしていきたいです」とコメントした。 250盗塁は史上46人目。プロ初盗塁は12年4月1日西武3回戦(札幌ドーム)9回の二盗。今季は通算1000安打、1000試合出場など記録ラッシュ。プロ10年目で節目を刻み続けている。

◆日本ハムは14日、ロッテ1回戦(札幌ドーム)で通算250盗塁を達成した西川遥輝外野手(28)の記念グッズを発売すると発表した。同戦の1回先頭の第1打席で中前安打で出塁。続く大田の打席で二盗を決めプロ野球史上46人目となる記録を達成した同外野手の功績をたたえ、オフィシャルオンラインストアにて21日まで、Tシャツやフェイスタオルなど記念グッズの受注販売を行う。詳細は球団ホームページにて。

◆日本ハムは本拠地での有観客初試合で、ファンに白星を届けられなかった。 5点を追う6回に不振の大田の適時打などで2点を返したが、得点はこの回のみ。今季初の4連敗を喫した栗山監督は「来てくれた人に喜んでもらえるように、頑張ります」と言葉少なだった。

◆日本ハム上沢直之投手がまた勝利を飾れなかった。前回勝利を挙げた昨年6月11日以来、399日ぶりファンの前での本拠地マウンド。1回、二盗を刺そうとした捕手清水の送球が、右肩付近を直撃。不運も重なり2回をのぞき、毎回失点を許するなど苦しんだ。 5回6安打5失点(自責3)。「全体的に良くなかったです。チームを勝たせるような投球ができなくて、申し訳ないです」と猛省しきりだった。

◆日本ハム2年目道産子左腕の福田俊投手が、公式戦では初の本拠地マウンドで好投した。 9回に4番手で登板。先頭の安田を122キロのスライダーで空振り三振を奪うなど3者凡退に封じ、観戦に訪れた両親を前に勇姿をみせた。 「札幌ドームで登板していなかったので、この6連戦で必ず投げたいと思っていた。初日に投げることができて、結果3人で抑えたのでよかった」とほっとしていた。

◆ロッテ荻野貴司外野手(34)が、開幕21試合目で2ケタ盗塁に到達した。 昨季は45試合目での2ケタ到達だった。「去年も、塁に出たら走ろうという意識はあったんですけれど。走れるタイミングや運もあると思いますし、それがうまいこと重なったのかなと思います」と話した。 初球から仕掛けるケースも目立つ。「大塚コーチや伊志嶺コーチといろいろ話しながらやっています」。この日も1回、安打で出塁すると2番打者の初球から走り、見事に今季10個目の盗塁。捕手の悪送球で三塁まで進んだ。3回にも今季11個目を成功させた。 11盗塁はリーグで独走の数字で、打率3割4分1厘もリーグ4位。開幕から21試合連続で出塁中。「全試合出ることを目標にやっていきたい」と臨むシーズンで、リードオフマンが絶好調だ。【金子真仁】

◆ロッテが"鬼門"の札幌ドームで、いきなり白星を挙げた。 昨季は1勝8敗、18年は3勝5敗。井口監督就任前の17年も2勝5敗と、苦手とする球場だった。指揮官は「ZOZOマリンからこっちに来ると、どうしてもみんな上を向いてしまう」と分析を明かした。 打席からマウンドが高く感じるという札幌ドーム。「そのあたりを気をつけて、練習からしっかりライナーで打ち返していこう、という話をしていました」。統計上でも、フライによるアウトがパ・リーグ6球団の中でもかなり多かったという。「それも含めて、この球場で勝てていない原因はそこなのかなという戦略もありました」。 初回、1番荻野が強くセンター前に転がし、3番菅野がフォークをしっかりとたたきつけ、試合開始8分後に先制点を挙げた。2カード連続負け越しで乗り込んだ札幌。何としても勝ちたかった日本ハムとの初戦。しっかりと準備し、成果を挙げた。【金子真仁】

◆ロッテ美馬学投手が"火曜日の男"の仕事を果たした。直球が148キロをマークするなど走り、7回を89球、2失点にまとめ「調子は今年で一番良かったと思います」と振り返った。 球速差50キロ超の魔球も披露(?)した。4回1死一塁。4番中田への勝負球にフォークを選んだが、プレートのゴムがちぎれ、右足のバランスが崩れた。「ハアッ!?」。傾きながらも無我夢中で投げた球は、フワッと95キロで外角いっぱいへ。中田のバットは空を切った。「たまたまですけど、三振を取れたのは大きかったですね」。試合中盤への弾みをつけた。 首脳陣から大きな期待を受け、6連戦の初戦となる火曜日を任された。「本当に大事。6試合全部がダメになってしまうこともあるので、しっかりいい流れを作れるようにしたいと思います」。残り5回の同一チーム6連戦。美馬が堂々と先陣を切る。【金子真仁】

◆主将のガッツも、連敗阻止にはつながらなかった。日本ハム西川遥輝外野手(28)が1回、史上46人目となる通算250盗塁を決めた。中前打で出塁して二盗。四球で出塁した8回にも251個目の盗塁をマークするなど、自慢の俊足で湿りがちな打線を鼓舞したが、有観客での本拠地初戦を白星で飾れず。チームは今季初の4連敗となった。北海道のファンが待ちわびた本拠地初の有観客試合で、背番号7が本領を発揮した。0-1の1回、中前打で出塁した日本ハム西川は、続く大田の打席で二盗を決めて、通算250盗塁を達成。四球で出塁した8回にも251盗塁目を記録するなど、自慢の俊足を披露した。「ファンの前で走ってる姿を見せられたのは、良かったです」。打撃でも2戦連続のマルチ安打。連敗を止めることはできなかったが、主将として戦う姿勢は示したつもりだ。 通算盗塁成功率は、史上最高の8割6分3厘。250盗塁以上で成功率8割超えは、西川を含めて5人しかいない。今季は6月25、26日楽天戦(楽天生命パーク)で珍しく2戦連続失敗も、走塁の安定感は衰え知らず。「減る数字ではないので、これからも1つ1つの積み重ねを大切にしていきたい」と先を見据えた。 チーム盗塁数はリーグ最小で、機動力を武器にしていたのは、もはや過去の話だ。今季は1軍走塁コーチが不在で、その代わり昨年の秋季キャンプでは西川が走塁技術をチームメートに伝授した。小笠原ヘッド兼打撃コーチは「走れる選手が少ないから、彼が塁上をにぎわせてくれると助かる」と感謝する。 栗山監督は「ハルキの能力からすれば通過点。福本豊さんは『年を取れば取るほど、盗塁って面白いんだ』と言っていた。そういうところに向かってくれたら」と"世界の盗塁王"を、引き合いに出した。借金は4に膨らんだが、背番号7の足がある限り、浮上への道は必ず開けるはずだ。【中島宙恵】

◆日本ハムが本拠地で今季初の有観客試合を行う14日、多くの観客がロッテ1回戦(札幌ドーム)を観戦しようと、午後4時半の開場と同時に続々と球場入りした。  北海道江別市から訪れた60代女性は「ずいぶん久しぶりですね。これまではテレビとか(インター)ネットの中継を見ていました。ロッテのファンでもあるので、楽しみです」と語った。  同伴の50代女性は「生の打球音を聞いて、やっぱり家で見るのとは違うなと思いました」と、試合前の練習から臨場感を満喫。3連敗中で最下位と苦戦の続く日本ハムには「打順をもっと変えてほしい」と、打線の組み替えを提案し、浮上を願った。

◆日本ハム・西川遥輝外野手(28)が14日、ロッテ1回戦(札幌ドーム)の一回に二盗を決め、プロ野球46人目の通算250盗塁を達成した。  「1番・中堅」で先発出場し、0-1の一回に中前打で出塁。次打者・大田のときに、今季5個目の盗塁となる二盗に成功した。  西川はプロ10年目。初盗塁は2012年4月1日の西武3回戦(札幌ドーム)で、九回に二盗を決めた。過去に盗塁王のタイトルを3度(14、17、18年)獲得している。

◆日本ハムの上沢は5回5失点で今季初黒星を喫した。左膝骨折から復帰して2戦目。味方の守備に足を引っ張られる場面もあったが、制球の甘さが目立ち痛打された。「チームの流れを変えるような投球ができず申し訳ない」とうなだれた。  今季はエースの有原がまだ勝てず、続く存在と期待されながら白星が遠い。チームも最下位に沈んでおり「点の取られ方が良くない。もう少し大胆に攻めていくことが課題」と反省した。

◆ロッテは一回に菅野の適時打で先制すると三回にマーティンの適時打などで2点を奪った。その後もマーティンの4号ソロなどで加点した。美馬が7回2失点で2勝目を挙げた。日本ハムは上沢が5回5失点と踏ん張れず4連敗。

◆ロッテの1番荻野が3安打を放ち、2盗塁と自慢の足でも揺さぶった。一回は中前打で出塁し、続くマーティンの初球で二盗。清水の悪送球で三塁まで進み、菅野の適時打で先制のホームを踏んだ。三回も三盗から清水の悪送球を誘って得点し「塁に出るのが自分の仕事。それができた」と胸を張った。  今季21試合目で盗塁数を11とし、プロ入りから11年連続の2桁盗塁を記録した。今季は早いカウントでの仕掛けも目立ち「コーチとも話し合っている。足が持つ限り、やっていきたい」と力強かった。

◆"ずっこけフォーク"で奪三振! ロッテ・美馬学投手(33)が7回2失点で2勝目を挙げた。  「(投球板の)ゴムが欠けて右足が外れ、しかもフォーク...。偶然でしかないでしょう。すごくツイていました」  四回、投球プレートのちぎれた部分に軸足の右足をひっかけ、体勢を崩した一投。球はそれるかと思いきや、球速95キロの遅いフォークボールとなって中田を空振り三振に仕留めた。  初戦が重要視される同一カード6連戦。「何とかいい流れをつくれるように」と五回まで散発2安打に抑えた。六回に2失点したが安定度抜群の89球。運と実力を兼ね備えた好投を披露した。  「(調子が)駄目なときも(捕手の田村が)いいところを出して抑えようと考えてくれる」。新天地でバッテリーを組む田村に感謝した。楽天からFA移籍1年目で上々のスタート。美馬が先発する火曜日のロッテは手ごわい。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1380 0.619
(-)
-
(-)
99123
(-)
74
(-)
19
(-)
19
(-)
0.277
(-)
3.380
(-)
2
(-)
ロッテ
1290 0.571
(↑0.021)
1
(↑0.5)
9988
(+5)
94
(+2)
19
(+1)
22
(+3)
0.235
(↑0.001
4.440
(↑0.12)
3
(-)
西武
1091 0.526
(-)
2
(-)
10096
(-)
98
(-)
19
(-)
14
(-)
0.244
(-)
4.370
(-)
4
(-)
ソフトバンク
11101 0.524
(↑0.024)
2
(↑0.5)
98102
(+10)
99
(+3)
28
(+2)
14
(-)
0.247
(↑0.009)
4.320
(↑0.07)
5
(-)
ORIX
8122 0.400
(↓0.021)
4.5
(↓0.5)
9884
(+3)
98
(+10)
20
(+1)
21
(-)
0.243
(↓0.003)
4.020
(↓0.25)
6
(-)
日本ハム
7132 0.350
(↓0.018)
5.5
(↓0.5)
9878
(+2)
108
(+5)
18
(-)
14
(+3)
0.209
(↓0.002)
4.410
(↑0.07)