ソフトバンク(☆6対1★)楽天 =リーグ戦6回戦(2020.07.12)・福岡PayPayドーム=
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楽天
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ソフトバンク
12000300X61001
勝利投手:石川 柊太(2勝0敗0S)
敗戦投手:石橋 良太(1勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(8号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、柳田のソロで先制する。続く2回裏には周東の適時打などで2点を追加すると、6回には松田宣と甲斐の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・石川が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、打線が4安打1得点と振るわなかった。

◆ソフトバンク石川柊太投手が7回1失点の好投を見せた。 4回までは1人の走者も許さずに、打者12人から10奪三振。5回無死で楽天浅村に初安打を許し、ロメロの適時二塁打で1点を失った。前日11日に「エグい球を投げれば抑えられる。そのエグい球のバリエーションを増やせれば」と話していた通りに強打の楽天打線を黙らせた。

◆ソフトバンクは初回に柳田の7号ソロで先制。2回にも周東の中前適時打などで2点を追加した。先発石川は3回まで8奪三振。 楽天は5回1死一塁からロメロの適時二塁打で1点をかえした。ソフトバンクは6回に3点を追加し、突き放した。 ソフトバンクが今季初の3連勝で勝率5割に戻した。先発石川は7回1失点、11三振を奪う好投で2勝目。楽天は今季初の3連敗。 楽天石橋が3敗目。

◆楽天は投打がかみ合わず、3連敗で今季初のカード負け越しとなった。 カード前半3戦で24得点も、ここ3戦は6得点。ソフトバンク石川に2安打11三振と翻弄(ほんろう)された。先発石橋は6回6失点で3敗目。三木監督は「打つ方はそう簡単にいかない。こういう時に1点でも少なく守ることが大事。この3戦はいいプレーもあったが、チームとしてしっかりやらないとダメなところが出た」と話した。

◆タカの主砲、柳田に打ち込まれ、3連敗を喫した。 初回に先制ソロ、6回には1死から中前打を許し、その後の失点につながった。8回にも内野安打を打たれた。 今カード6試合で22打数10安打、打率4割5分5厘、5本塁打8打点とやられた。 三木監督は「好打者で球界を代表するプレーヤーですから、そう簡単には攻略できない。ソフトバンクさんとしたら、柳田選手が活躍すると勢いも出る。全員素晴らしいプレーヤーで、みんな対策は必要ですけども、柳田選手に関しては次回対戦する時は今みたいな形でこういうケースにならないように、みんなでどういうふうにしていけばいいかをしっかり探していきたい」と対策の必要性を口にした。 捕手の太田は「対応力があるバッターなので工夫しましたが、やられてしまった。しっかり分析してバッテリーで意思疎通して、防げる失点、ヒットを防いでいくのが大事だと思います」と振り返った。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(31)が、首位楽天を相手にカード勝ち越しを決める決勝弾を放った。初回2死で左中間テラス席への弾丸ライナー8号ソロ。6戦5発の活躍で首位たたきをけん引した。チームは今季初の3連勝で、6月25日以来の勝率5割に復帰した。球場で目の当たりにしたファンも目を疑っただろう。すさまじい速さの打球だった。初回2死。柳田はいつものように厳しいインコース攻めにあった。楽天石橋から、まともに打てそうな甘い球は来ないままフルカウントとなった。そして6球目、また低めいっぱいの直球が投げ込まれた。柳田の長い腕が伸びる。火の出るようなライナーはそのまま伸びていき、左中間テラス席へ吸い込まれた。 ベンチで見つめた工藤監督も「まさか。すばらしいパワーです」と目を見開いた。柳田は弾むようにダイヤモンドを駆け抜ける。「1打席目から集中できたし、丁寧に打つことができました」。先制の8号ソロはカード勝ち越しを決める決勝弾になった。 首位楽天を迎えた6連戦で5本塁打と量産したが「たまたまです。しっかりいいスイングをすること。それ以外は考えていないです」とクール。今季ここまで21戦8発。リーグトップの楽天浅村に1本差と迫ったが「いやいや。シーズンは長いので。けがなくチームに貢献できるようにやっていきたい。それだけです」と一喜一憂することはない。 柳田は開幕前から「早くファンの方に来られるようになってほしい」と願っていた。チームは有観客となった10日から、今季初の3連勝。柳田も3戦で9打数5安打2本塁打と絶好調だ。「お客さんに入ってもらって、ファンの方の思いというか、そういうのがチームの力になっている感じがします。雰囲気が違うな、とは感じます。これからこの勢いで、チーム一丸となって頑張っていきたい」とパワーを感じている。 チームは6月25日以来となる勝率5割に復帰。14日からはオリックス戦で敵地大阪へ向かう。柳田にとっては昨季打率4割5分5厘、18年は同4割4分7厘、さらに今年6月の練習試合でも本塁打している水の合う舞台だ。上昇してきたチームとともに、さらなる量産態勢に入る。【山本大地】

◆ソフトバンクの9番遊撃で今季2度目の先発出場した周東佑京内野手が今季初安打&初打点で勝利に貢献した。 2回2死二塁から石橋のカットボールをバットを折りながら中前に運んだ。「どん詰まりでしたけど、いいところに落ちてくれました」。10日の楽天戦では2番遊撃で今季初スタメンしたものの、2三振を喫するなど5打数無安打に終わっただけに雪辱の一打となった。

◆ソフトバンク甲斐拓也捕手が好リードとバットで3連勝をアシストした。 2回に中犠飛を放つと、6回には2死満塁から一、二塁間を割る2点適時打。「打ったのはカットボール。とにかく食らいついていった。追加点が取れてよかった」。マスクをかぶっては先発石川の好投を引き出すなど、攻守に活躍した。

◆首位を走る楽天打線を沈黙させた。ソフトバンク石川柊太投手(28)が7回11奪三振の力投で2勝目。チームを今季初の3連勝に導いた。 鷹の「ドクターK」と言っていい投げっぷりだった。初回から3連続三振の快調なスタートを切ると、4回までに打者12人から10三振を奪った。2回浅村の二ゴロと4回鈴木大の左飛以外は、すべて甲斐のミットの中でアウトを重ねた。4回まではパーフェクト投球。140キロ台後半の直球にスライダー、パワーカーブ、フォークを駆使してマウンドから打者を見下ろした。 「いい感じでは投げていたけど、三振を取って逆に怖いというか、慎重にというか危機感を持って投げていました」。3点リードで迎えた5回には浅村に初安打、1死後にロメロに中越えの適時二塁打を許した。「慎重になるけど、大胆にというバランスが難しい。ロメロには置きにいった球を投げて。やっぱり打たれるよな」。女房役の甲斐とベンチで話し、気持ちを整えた。7回91球を投げ2安打1失点。「結果としては1点で済んだけど反省点はある」と好投にも口元を引き締めた。 名前に咲く「柊(ひいらぎ)」は、葉は強く、秋に白い花をつける。そんな強さと愛らしさを備える人への願いを込めて名付けられた右腕は、開幕から調子の出なかったチームを勝率5割に引き戻した。「三振は1つのバロメーターでもあるけど、2巡目も三振を取れるように求めていかないと」。快投に浮かれることなくさらなるレベルアップを誓っていた。【佐竹英治】

◆首位を走る楽天打線を沈黙させた。ソフトバンク石川柊太投手(28)が7回11奪三振の力投で2勝目。チームを今季初の3連勝に導いた。 鷹の「ドクターK」と言っていい投げっぷりだった。初回から3連続三振の快調なスタートを切ると、4回までに打者12人から10三振を奪った。2回浅村の二ゴロと4回鈴木大の左飛以外は、すべて甲斐のミットの中でアウトを重ねた。4回まではパーフェクト投球。140キロ台後半の直球にスライダー、パワーカーブ、フォークを駆使してマウンドから打者を見下ろした。 「いい感じでは投げていたけど、三振を取って逆に怖いというか、慎重にというか危機感を持って投げていました」。3点リードで迎えた5回には浅村に初安打、1死後にロメロに中越えの適時二塁打を許した。「慎重になるけど、大胆にというバランスが難しい。ロメロには置きにいった球を投げて。やっぱり打たれるよな」。女房役の甲斐とベンチで話し、気持ちを整えた。7回91球を投げ2安打1失点。「結果としては1点で済んだけど反省点はある」と好投にも口元を引き締めた。 名前に咲く「柊(ひいらぎ)」は、葉は強く、秋に白い花をつける。そんな強さと愛らしさを備える人への願いを込めて名付けられた右腕は、開幕から調子の出なかったチームを勝率5割に引き戻した。「三振は1つのバロメーターでもあるけど、2巡目も三振を取れるように求めていかないと」。快投に浮かれることなく、さらなるレベルアップを誓っていた。【佐竹英治】

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が12日、楽天戦(ペイペイドーム)で「3番・中堅」で先発。一回2死、左中間テラスへ先制の8号ソロをたたき込んだ。  「1打席目から集中できたし、丁寧に打つことができました。先制できてよかったです」  内角には見向きもせず、1度もスイングをしないままフルカウント。6球目の147キロの直球を運んだ。10日の同戦でシャギワからサヨナラ弾を放って以来のアーチ。21試合目で8本塁打はシーズン45発を上回るハイペース。カード勝ち越しをかけ、鷹の超人があいさつ代わりの一発だ。

◆ソフトバンク・周東佑京内野手(24)が12日、楽天戦(ペイペイドーム)で「9番・遊撃」で先発出場。今季初安打初打点を記録した。  「どん詰まりでしたがいいところに落ちてくれました。1本出てくれたので2本目も打てるように次の打席からも頑張ります」  1点リードの二回1死から明石、松田宣が連打。甲斐の中犠飛で追加点を挙げ、なおも2死二塁で周東だ。140キロカットボールにバットを折られながら中前に運んだ。待望の今季初安打は打点つき。日曜日、球場に足を運んだファンにバットで魅せた。

◆ソフトバンク・石川柊太投手(28)が12日、楽天戦(ペイペイドーム)で先発登板。圧巻の奪三振ショーを見せた。  「率直にエグい球を投げれば抑えられる。どんなにいい配球をしようがいい攻め方をしても、球が弱かったら打たれるので。自分のできることをしっかりやりつつ、当たって砕けろという気持ちになっています」  前日11日、そう誓っていた。一回にいきなり茂木、鈴木、ブラッシュを3者連続三振。三回も銀次、太田、山崎を3者連続空振り三振。四回を終えて早くも10個の三振を積み上げた。前回登板となった1日の日本ハム戦(札幌ドーム)に続いて2試合連続の2桁奪三振はキャリア初だ。  五回に2安打を集められ、1失点。三振もなかったが、六回は3者凡退と立ち直った。

◆ソフトバンク・松田宣浩内野手(37)が12日の楽天戦(ペイペイドーム)で追加点となる適時内野安打を放った。  2点リードの六回。2安打と四球で2死満塁とすると松田宣だ。2-2から低めの球をひっかけると、ボテボテの打球が遊撃前へ。全力疾走で内野安打を勝ち取った。楽天ベンチはリクエストするも、判定は変わらず。37歳の姿勢がチームを盛り上げた。  さらに甲斐も続いた。打席の時点で得点圏打率・200だったが、食らいついた。2-2から外角球に手を伸ばすと、バットは折られながらも一、二塁間を突破。「とにかく食らいつき、追加点を取れてよかったです。松田さんのタイムリー内野安打もあったし、自分も続けてよかったです」。この回、3点を追加し、好投を続ける石川を援護した。

◆ソフトバンクが今季初の3連勝で勝率を5割に戻した。一回に柳田のソロで先制し、二回は甲斐の犠飛と周東の適時打で加点。六回は松田宣、甲斐の連続適時打で突き放した。石川は7回1失点で2勝目。楽天は完敗で今季初の3連敗。

◆ソフトバンクが12日、楽天戦(ペイペイドーム)にのぞみ6-1の完勝。柳田悠岐外野手(31)が「3番・中堅」で先発し、先制の8号ソロを放つなど3安打の固め打ちで鷹を勝たせた。  「たまたまです。変わらず。丁寧に、集中して打てました」  一回2死、1度も振ることなくフルカウント。6球目の147キロ直球を振り抜き、左中間テラスへと突き刺した。「芯に当たったのでいいところまでいくとは思った」。楽天6連戦を4勝2敗で終え、柳田自身は5発。打率・455(22打数10安打)の量産モード。キングをひた走る浅村の9本を(楽天)を猛追しても「シーズンは長いので」と冷静だった。  常に試行錯誤を繰り返し、さらなる向上を目指す鷹の顔。6連戦の内容を振り返っても「違う打ち方はしていますけど。たまたまです。結果は」。さらっと言い切った。打撃において頂点からの景色を見ても、まだまだ上を目指してバットを振っている。打撃3部門で堂々のチーム3冠。文字通り、全てで鷹を引っ張っている。  六回1死にも中前打を放ち、八回先頭で二塁内野安打。通算1000安打まで残り「17」としてところで代走を送られお役ご免。チームを今季初の3連勝、5割復帰へと導いた。新型コロナウイルスの影響で日程が変則的となり、同一チームとの6連戦が続く。1度打ち出したら止まらない大黒柱に、工藤監督もうなるしかない。  「投手からすると嫌ですよね。引っ張られてのホームランは決まってくるけど、センターから逆に打たれるというのはどうしても落とすか、外になる。その球を逆に打たれるというのは投げるところがなくなってしまいますよね」  この日の本塁打も、内角攻めを気にすることなく、ひと振りでとらえたもの。打線の中心として厳しい攻めにあっても「ストライクゾーンがズレていないし、打つことを焦っていない」と褒めちぎった。昨年は故障に泣き38試合出場にとどまった。悔しい思いをした分だけ、打って打って打ちまくる。  「打撃は毎回、相手も球場も違う。その中で対応をしていかないといけないので。一番はコンディションを整えながら」  6連戦だからこそ、勢いに乗ってしまえばもう落ちない。柳田にとっての理想は、もっと先にある。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1380 0.619
(↓0.031)
-
(-)
99123
(+1)
74
(+6)
19
(-)
19
(-)
0.277
(↓0.007)
3.380
(↓0.16)
2
(-)
ロッテ
1190 0.550
(↓0.029)
1.5
(-)
10083
(+5)
92
(+8)
18
(-)
19
(-)
0.234
(↑0.004)
4.560
(↓0.19)
3
(-)
西武
1091 0.526
(↑0.026)
2
(↑1)
10096
(+8)
98
(+5)
19
(+2)
14
(-)
0.244
(↑0.005)
4.370
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
10101 0.500
(↑0.026)
2.5
(↑1)
9992
(+6)
96
(+1)
26
(+1)
14
(+1)
0.238
(↑0.004
4.390
(↑0.17)
5
(-)
ORIX
8112 0.421
(↑0.032)
4
(↑1)
9981
(+2)
88
(+1)
19
(-)
21
(+3)
0.246
(↑0.002)
3.770
(↑0.15)
6
(1↓)
日本ハム
7122 0.368
(↓0.021)
5
(-)
9976
(+1)
103
(+2)
18
(-)
11
(+1)
0.211
(↓0.003)
4.480
(↑0.16)