オリックス(☆2対1★)日本ハム =リーグ戦6回戦(2020.07.12)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(3勝0敗0S)
敗戦投手:河野 竜生(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆接戦を制したオリックスが3連勝。オリックスは2回裏、山足と安達の連続適時打で2点を先制する。投げては、先発・山本が9回1失点13奪三振の快投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、ルーキー・河野が8回途中2失点と力投するも、打線が援護できなかった。

◆今季のオリックス山本由伸投手(21)の被安打は単打11本、二塁打1本、三塁打1本。20回2/3を投げてまだ本塁打を打たれていない。 昨年は開幕から37イニング被本塁打0を記録したが、今季のノーアーチはどこまで続くか。

◆オリックス山足達也内野手(26)が先制適時打を放った。 「打ったのはチェンジアップです。先制のチャンスでしたし、今年初めてのスタメンの第1打席だったので思い切って打ちました」 2回2死二塁で、日本ハム先発河野の3球目133キロチェンジアップを捉えて左中間に運んだ。山足は今季初スタメン起用に応えた。

◆オリックス山本由伸投手(21)が1失点完投で今季3勝目を挙げた。6回1死までパーフェクト投球。プロ最多となる13奪三振の快投だった。 試合前には今季初めての有観客試合でのマウンドに「今年、ファンの皆様の前での投げるのは初めて。しっかりといい投球をして、勝つ試合を見せられるようにしたい」と話していた。 山本の好投で、チームは最下位を脱出した。

◆オリックスは2回2死から今季初スタメンの山足、9番安達の連続適時打で2点先制。日本ハムは3回まで無安打無得点。 日本ハムは6回に1番西川の右前適時打で1点を返した。オリックス山本は6回1死まで無安打投球を続けていた。 オリックス山本が9回1失点で完投勝利。今季3勝目で、チームは今季初の最下位脱出。日本ハムは最下位転落。河野は2敗目。

◆日本ハムが大幅に打線を改造して臨んだが、オリックス山本を攻略できなかった。 2番に王柏融を起用するなど左打者を6人並べたが1得点。好投したルーキー河野を援護できなかった。今季初の3連敗で、単独最下位に転落。 栗山監督は「誰が見ても、いい投手であるのは間違いない。今日みたいな展開で勝ちきるしかないんだけど、勝ちきれないのはオレに能力がないということ」と話した。

◆日本ハム主将の意地だった。6回2死二塁、右前適時打を放った西川遥輝外野手は「ぐちゃぐちゃでもいいという気持ちで打ちました」。 前の打席はミートしたものの中飛。アンラッキーを振り払う一打で、好投を続けていたオリックス山本から1点をもぎ取った。9回にも右前打を放ったが、チームは1点を奪うのが、やっとだった。

◆オリックス山本由伸投手が自身最多の13三振を奪いプロ入り初の無四死球完投勝ち。 13奪三振以上で無四死球完投は昨年5月30日有原(日本ハム)がロッテ戦で記録しているが、オリックスでは62年5月24日南海戦で17三振を奪って完封勝ちの足立、87年9月17日近鉄戦で14三振を奪って2失点完投勝ちの星野に次いで33年ぶり3人目。

◆ルーキーの奮闘も報われなかった。日本ハム河野竜生投手(22)が、オリックス6回戦(京セラドーム大阪)で3度目の先発マウンドに上がり、プロ最長の7回1/3を8安打2失点(自責1)と好投した。だが打線の援護に恵まれず、2敗目。チームは今季初の3連敗で単独最下位に転落した。ドラフト1位左腕の好投が唯一の光明だった。河野はプロ最長となる7回1/3を8安打2失点(自責1)と好投。「チームが勝てなかったのが一番悔しい。今日は本当に大事な試合で、勝てなかったのが悔しい。それだけです」。連敗中の苦しいチーム状況を救うことだけ考えていた。 同学年のオリックス山本と、堂々の投げ合いを演じた。5回までパーフェクト投球だった相手に「圧倒している感じがすごくした。すごいなって思いました」。ストライク先行、自分の間合いでアウトを積み重ねる山本の姿を見て、持ち前の負けん気に火が付いた。「負けたくないという意識で投げていた。それがまだ、結果につながらなかった」。3回以降は気迫あふれる無失点投球も、試合の流れまでは変えられなかった。 プロ初勝利はまたもお預け。それでも、キレのある直球と丹念に低めを突く変化球で手玉に取り、8回途中まで投げた。栗山監督は「相手に(能力を)引き出してもらうことって投手ってよくあるんだけど、そういう意味では(山本を)大きなライバルであると言えるように、やってくれればうれしい」と、今後への期待を膨らませた。 河野は「なかなか勝ちには結び付かないのですが、焦らずに、自分のパフォーマンスを出せる準備をやっていきたいと思います」と前を向いた。チームは厳しい状況が続いているが、ドラ1左腕の力投を反攻へのエネルギーに転化させていく。【木下大輔】 ▽日本ハム木田投手コーチ(先発河野、2番手井口について)「(河野は)投球フォームも内容も落ち着いて、やってくれた。ここ何試合かの井口は厳しいところで出て、集中して投げてくれている。今日も助けてくれたなと思っています」

◆4000人のファンが固唾(かたず)をのんで、マウンドを見つめていた。オリックス山本由伸投手(21)が1人の走者も許さない。 日本ハムの主軸から次々と三振を奪った。「お客さんの前で野球をするのが久々だったので、少し緊張したんですけど、1球1球温かい拍手を頂いて、本当にいいパフォーマンスができた」。 有観客試合に力がこもった。6回1死まで完全投球。8回終了時にはベンチで西村監督と話し込んだ。「体の状態と、自分のボールだったり、監督の考えだったり。いろんな意見交換をして『いける』という結論だったので、9回のマウンドに行きました」。1点リードを守り、リーグ完投一番乗り。13奪三振はプロ最多だった。 背中を押す「音」があった。この日、登場曲をSNSで話題となっている三阪咲の「We are on your side」に変更して臨んだ。高校サッカーのテーマ曲でもある。「YouTubeを見ていたら、その歌が流れてきた。前の歌もすごく好きで、迷ったんですけど...変えてみようかなって」。初回と9回のマウンドで流れ、力に変えた。 昨季は最優秀防御率のタイトルを獲得したが、8勝止まり。「今年は全部勝つつもりで僕は投げている」とたくましい。リーグトップタイとなる3勝目。4年目右腕がエース級の投球を見せている。チームは3連勝で今季初めて最下位から脱出。最大8あった借金も3とし、5割復帰も見えてきた。「サンデー由伸」が上位進出に導く。【真柴健】

◆今季初スタメンのオリックス山足達也内野手がV打を放った。2回2死二塁の好機で先制適時打。先発山本を援護した。 「野手ミーティングで由伸に勝ちをつけようという話になっていた。(先制打は)腹くくっていきました」。3勝目をマークした山本とお立ち台に上がると「僕、人前が苦手なので。人見知りなので...。最後のインタビューが一番汗をかきました」とホッとした表情だった。

◆4000人のファンが固唾(かたず)をのんで、マウンドを見つめていた。オリックス山本由伸投手(21)が1人の走者も許さない。日本ハムの主軸から次々と三振を奪った。「お客さんの前で野球をするのが久々だったので、少し緊張したんですけど、1球1球温かい拍手を頂いて、本当にいいパフォーマンスができた」。 有観客試合に力がこもった。6回1死まで完全投球。被安打3の1失点で迎えた8回終了後、ベンチで西村監督と話し込んだ。「体の状態と、自分のボールだったり、監督の考えだったり。いろんな意見交換をして『いける』という結論だったので、9回のマウンドに行きました」。1点のリードを守りきり、リーグ完投一番乗り。積み重ねた13奪三振は自身プロ最多だった。 背中を押す「音」があった。この日、登場曲をSNSで話題となっている三阪咲の「We are on your side」に変更して臨んだ。19年度の全国高校サッカー選手権の応援歌で「YouTubeを見ていたら、その歌が流れてきた。前の歌もすごく好きで、迷ったんですけど...変えてみようかなって」。初回と9回のマウンドで流れ、力に変えた。 昨季は最優秀防御率のタイトルを獲得したが、8勝止まり。「今年は全部勝つつもりで僕は投げている」とたくましい。リーグトップタイとなる3勝目。4年目右腕がエース級の投球を見せている。チームは3連勝で今季初めて最下位から脱出。最大8あった借金も3とし、5割復帰も見えてきた。「サンデー由伸」が上位進出に導く。【真柴健】

◆オリックス・山足達也内野手が12日、日本ハム戦(京セラ)に「8番・三塁」で今季初スタメン。二回に首脳陣の起用に応える先制打を放った。  「打ったのはチェンジアップです。先制のチャンスでしたし、今年初めてのスタメンの第1打席だったので、思い切って打ちました!」  0-0の2死二塁から打席に入ると、日本ハム先発のドラフト1位・河野が投じた変化球を捉え、左中間に適時二塁打を放った。

◆オリックスの山本が速球を軸に4安打1失点、13三振を奪い、今季初完投で3勝目。チームは3連勝で単独5位。二回に山足の適時二塁打で先制し、安達の中前打で加点。日本ハムは打線が振るわず、今季初の3連敗で最下位に沈んだ。

◆日本ハムは今季初の3連敗で最下位に沈んだ。山本を攻めあぐね、六回1死から宇佐見が中前打を放って、ようやくチーム初安打とした。  1点を追う八回は先頭のビヤヌエバが左前打で出塁したが、代打杉谷はバント失敗で捕邪飛、飛び出した一塁代走の中島も戻れずにアウトとなり、好機をつぶした。かみ合わない攻撃に栗山監督は「勝ちきれないということは本当に俺に能力がないということ」と責任を背負った。(京セラ)

◆最後までマウンドに仁王立ちした。オリックス・山本が9回4安打1失点で3勝目。自己最多13奪三振の力投で、パ・リーグ一番乗り、今季初の完投勝利でチームを2度目の3連勝に導いた。  「きょうは本当に早い回から点を取ってもらって、ファインプレーで助けてもらって、野手の方に支えてもらってできた1勝だと思います」  4000人のファンを前にしたお立ち台で、感謝を口にした。今年初めて経験する有観客での一戦。うなりをあげる剛球を武器に、何度も沸かせた。5回までパーフェクト。9三振を奪う圧巻の内容で、完全試合さえ予感させた。2-0の六回に1死から宇佐見に中前打を許したが、最少失点にとどめた。  チームは借金を「3」に減らし、単独5位に浮上。西村監督は右腕を「本当に頑張ってくれた」とたたえ「今の時期で順位どうこうはない。まずは5割に持っていく」と力を込めた。  この日は試合前から雰囲気がいつもと違った。登場曲を現役女子高校生シンガー、三阪咲が歌う「We are on your side」に変更。昨年度の第98回全国高校サッカー選手権大会で「みんなのアンセム」として使用された一曲だ。「ユーチューブを見ていたら、その曲が流れてきた。前の歌(くずの『全てが僕の力になる!』)もすごく好きで迷ったんですけど、変えてみようかなって」と気分転換の理由を明かした。野球を楽しみながら、先発陣をけん引している。  「皆さんが(新型コロナウイルスの)感染予防をしていただいているおかげで、いま、僕たちは野球ができています。これからも一緒に戦っていきましょう!」  お立ち台をこう締めくくった山本。感謝の気持ちを忘れず、腕を振り続けていく。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1380 0.619
(↓0.031)
-
(-)
99123
(+1)
74
(+6)
19
(-)
19
(-)
0.277
(↓0.007)
3.380
(↓0.16)
2
(-)
ロッテ
1190 0.550
(↓0.029)
1.5
(-)
10083
(+5)
92
(+8)
18
(-)
19
(-)
0.234
(↑0.004)
4.560
(↓0.19)
3
(-)
西武
1091 0.526
(↑0.026)
2
(↑1)
10096
(+8)
98
(+5)
19
(+2)
14
(-)
0.244
(↑0.005)
4.370
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
10101 0.500
(↑0.026)
2.5
(↑1)
9992
(+6)
96
(+1)
26
(+1)
14
(+1)
0.238
(↑0.004)
4.390
(↑0.17)
5
(-)
ORIX
8112 0.421
(↑0.032)
4
(↑1)
9981
(+2)
88
(+1)
19
(-)
21
(+3)
0.246
(↑0.002
3.770
(↑0.15)
6
(1↓)
日本ハム
7122 0.368
(↓0.021)
5
(-)
9976
(+1)
103
(+2)
18
(-)
11
(+1)
0.211
(↓0.003)
4.480
(↑0.16)