オリックス(☆5対3★)日本ハム =リーグ戦5回戦(2020.07.11)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
1000000023701
ORIX
10000004X5820
勝利投手:ヒギンス(1勝0敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝1敗3S))
敗戦投手:公文 克彦(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】清宮 幸太郎(2号・9回表2ラン)

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◆オリックスは1点を先制された直後の1回裏、2死三塁から相手の暴投の間に走者が生還し同点とする。そのまま迎えた8回には、ロドリゲスの2点適時打などで4点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・ヒギンスが来日初勝利。敗れた日本ハムは、6番手・公文が誤算だった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が初回に先制打を放った。 1死一、二塁の場面で三遊間を破る左前適時打。「バットの先だったけど、いいところに飛んでくれてよかった」。幸先よく1点を先行したが、その裏に同点とされた。「追いつかれてしまったけど、逆転できるように頑張りたい」と気合を入れた。

◆日本ハムが今季初めてブルペンデーで試合に臨んだ。 今季初先発となった日本ハム金子弌大投手(36)は2回1安打1失点で降板した。球数は26球。7日オリックス戦での中継ぎ登板から中3日でのマウンドで、2番手は村田透投手(35)が起用された。 木田投手コーチは「金子は2回1失点だが、今日のファイターズの投手起用の戦略としては十分に役割を果たしてくれた。この後は(2番手の)村田を含めて、中継ぎ全員で粘ってゲームを作っていく」とコメントした。 試合前に栗山監督も「今日なんかは、ある意味ブルペンデーみたいな感じになっていくはずだから。別にショートスターターとかじゃなくて、いける人どんどんいってもらうしかないので。どういう(投手起用順の)並びが一番いいかなって思っただけなので」と話していた。

◆13年のデビューから、連続無敗記録の更新を続けていた日本ハムの"負けない左腕"公文克彦投手(28)に、183試合目でついに黒星がついた。 1-1の8回から、6番手で登場。1死二塁で宗を一ゴロに仕留めたかに見えたが、公文のベースカバーがわずかに遅れて内野安打に。さらに二盗を許して二、三塁で、4番吉田正を迎えた。 カウント1ボール2ストライクと追い込んでからの6球目だった。外のスライダーで投前に打たせたゴロの処理を誤り、三塁走者の生還を許した(記録は野選)。重なった、まさかのミス。5試合連続無失点中だった背番号49にとって、悔やまれる結果となった。 ▼8回に6番手で登板した公文が通算183試合目でプロ初黒星。13年から続いた、自身が持つ初登板からの連続無敗記録がストップした。ちなみに「初登板から」の条件を外した連続記録でも、97~04年柴田(ダイエー)235試合、09~14年小林正(中日)188試合に次ぐ歴代3位の長さだった。

◆日本ハムは初回、4番中田の適時打で先制。その裏オリックスは日本ハム金子の暴投で追いつく。日本ハムは3回から2番手村田。 日本ハムは5回2死満塁の好機も無得点。オリックスも日本ハムの継投策を前に無得点。同点のまま7回に入った。 オリックスが逃げ切り借金を4とした。日本ハム公文の連続登板機会連続無敗記録が182でストップ。ヒギンスは来日初勝利。日本ハム公文は1敗目。

◆4番がたたき出した先制点は、勝利につながらなかった。1回1死一、二塁で、日本ハム中田翔内野手が変化球を拾い、先制の左前適時打。「バットの先だったけど、いいところに飛んでくれて良かった」。 6回にも中前打を放ち5試合ぶりのマルチ安打を記録したが、チームは終盤に競り負けた。

◆意地の1発だった。4点を勝ち越され暗いムードが漂った9回2死一塁、日本ハム清宮幸太郎内野手(21)が、2日ソフトバンク戦以来、5戦17打席ぶりとなる今季2号2ランでベンチを奮い立たせた。「落ち着いて打席に入れた」と、オリックス沢田の甘いフォークを逃さず、右中間席へ突き刺した。 10日は3打数無安打。試合前の時点で打率0割9分4厘と低空飛行が続き、スタメンを外れた。「どんな展開でも行ける準備はしていた」と、この日はプロ入り19度目の代打出場で初めての本塁打。結果は残したが、栗山監督は期待も込めて、いつものように「フツー」と素っ気なかった。 8日オリックス戦でプロ初盗塁を決め、翌9日以降はソックスを見せるオールドスタイルで臨んでいる。「(理由は)特にないですけど、盗塁もしたし...。いつまで続くかは、分からないですけど」と、照れ笑い。マイペースに見える清宮だが、悩み、考え、気持ちの切り替えを試みている。 大阪は父の故郷だ。プロ1号も放った縁の深い敵地でのアーチ。「結果がいいのに越したことはないですけど、それまでの練習だったり、準備だったりが全て。そこを大切にやっていきます」。浮かれることなく、しっかりと足元を見つめた。

◆無敗男を止めた。オリックスが同点の8回に一挙4点を奪い、日本ハム6番手公文に黒星を付けた。日本記録を更新中だった左腕の連続登板機会無敗を182でストップ。2連勝で借金を4に減らし、2カード連続の勝ち越しを決めた。 公文撃ちは新外国人ヒギンスの快投が呼び込んだ。8回の1イニングで2三振を奪い無安打0封。開幕からの連続試合無失点を6に伸ばし、チームに流れを引き寄せた。その裏、先頭の代打山足が左前打で出塁。その後1死二、三塁で吉田正が野選を誘って勝ち越しすと、ロドリゲスの2点打などで計4点を挙げ、勝利を決定づけた。 来日初勝利が転がり込んだ助っ人右腕は、満面笑顔のお立ち台。昨年クリスマスに婚約し、今年3月にレーガン夫人(23)と結婚していたことも公表した。 ヒギンス 間違いなく(妻が)力になっています。今年はコロナの影響で自粛期間が長かった。家にいる時間もすごく長く、家の中でもサポートをしてくれ、心の支えになっています。 有観客となった10日から2日連続、京セラドーム大阪で声援を送った夫人に感謝。「(今夜のお祝いは)A5ランクの神戸ビーフとアサヒビールですね」と日本文化にもなじんでいる。 単独最下位だったが、ついに5位日本ハムに並んだ。だが借金はまだ4あり、西村監督は引き締めた。「勝ち越していかないと借金は減らない。6連敗があったので、どう返していくか。まずは5割に戻すこと」。12日も勝てば今季初めてテール脱出。先発山本で必勝態勢を敷く。【真柴健】

◆日本ハム・西川遥輝外野手(28)が11日、オリックス5回戦(京セラ)で一回に盗塁を決め、プロ野球46人目の通算250盗塁に王手をかけた。  「1番・中堅」でスタメン出場し、一回に四球で出塁。次打者・松本のときに今季4個目の盗塁となる二盗に成功した。  西川はプロ10年目の今季、6月20日の西武2回戦(メットライフ)でプロ野球304人目の通算1000安打を達成。7月9日のオリックス3回戦(京セラ)では、プロ野球506人目の通算1000試合出場を果たした。

◆日本ハム・公文克彦投手(28)が11日、オリックス5回戦(京セラ)で1-1の八回から6番手で登板し、2/3を投げて3安打4失点で降板した。試合は日本ハムが3-5で敗れたため、公文の持つ日本記録、初登板からの連続無敗試合記録が182でストップした。  公文は巨人時代の2013年9月25日のヤクルト戦でプロ初登板。プロ8年目の今季は、前回登板の7月9日オリックス3回戦(京セラ)まで8試合に登板していた。日本記録を182に伸ばしていたが今季9試合目、通算183試合目のマウンドで記録ストップ。プロ初黒星を喫した。

◆オリックスは同点の八回1死二、三塁で吉田正の投ゴロが野選となり勝ち越し、ロドリゲスの2点打などで突き放した。八回に登板したヒギンスが来日初勝利を挙げた。ディクソンが3セーブ目。日本ハムは逸機を繰り返した。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)が11日、オリックス5回戦(京セラ)に途中出場し、プロ3年目で初の代打本塁打を放った。  1-5の九回2死一塁で打席に立ち、オリックス5番手・沢田から右中間へ2号2ラン。3-5で敗れた試合後「(球種は)落ちる球ですかね。落ち着いて(打席に)入れたかなと思います」とプロ通算16本目の本塁打を振り返った。

◆新妻に捧げる1勝が、オリックスにとっても大きな1勝となった。新外国人、ヒギンス(前パドレス3A)が来日初勝利。異国の地でともに戦うパートナーの存在を力に、チームに2カード連続の勝ち越しを呼び込んだ。  「とてもうれしいし、たくさんのファンの前でヒーローインタビューをやるのも人生で初めてでうれしい。まとめると、チームが勝ったことが一番良かったです」  来日初のお立ち台は格別の味だった。1-1の八回に4番手で登板すると、2番・松本から始まる上位打線を相手に1回2奪三振無失点。直後に打線が4点を奪った。連勝で単独最下位から"浮上"し、日本ハムとともに5位タイだ。  来日初登板となった6月27日のロッテ戦(ZOZOマリン)での無死満塁をゼロ封から登板6試合でいまだ防御率は0・00(3ホールド)。力強い直球を武器に得点を許さない右腕を、西村監督も「ずっと状態はいい。走者を出すことはあるけど、いい状態を続けてくれている」と評価した。  力の源は妻の存在だ。今年3月にレーガンさん(23)と結婚。日本で新生活を始めた。その矢先、コロナショックが襲来。自宅で過ごす日々となったが「間違いなく力になっている。今年は自粛期間で家にいる時間もすごく長く、家のなかですごくサポートしてくれて、心の支えになっています」と感謝した。  試合後は自宅で祝杯。「A5ランクの神戸ビーフとアサヒビールですね」と笑った。  低迷していた打線も活発になり、一足先に梅雨明け模様。投打がかみ合いだし、反撃態勢に入った。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1370 0.650
(↓0.034)
-
(-)
100122
(+4)
68
(+8)
19
(+1)
19
(-)
0.284
(↓0.004)
3.220
(↓0.22)
2
(-)
ロッテ
1180 0.579
(↑0.023)
1.5
(↑1)
10178
(+6)
84
(+4)
18
(+2)
19
(+2)
0.230
(-)
4.370
(↑0.03)
3
(-)
西武
991 0.500
(↓0.029)
3
(-)
10188
(+4)
93
(+6)
17
(+1)
14
(+1)
0.239
(-)
4.340
(↓0.06)
4
(-)
ソフトバンク
9101 0.474
(↑0.03)
3.5
(↑1)
10086
(+8)
95
(+4)
25
(+1)
13
(+1)
0.234
(↑0.003)
4.560
(↑0.03)
5
(-)
日本ハム
7112 0.389
(↓0.023)
5
(-)
10075
(+3)
101
(+5)
18
(+1)
10
(+1)
0.214
(-)
4.640
(↓0.05)
5
(1↑)
ORIX
7112 0.389
(↑0.036)
5
(↑1)
10079
(+5)
87
(+3)
19
(-)
18
(+1)
0.244
(↑0.002
3.920
(↑0.04)