ソフトバンク(☆2対1★)楽天 =リーグ戦4回戦(2020.07.10)・福岡PayPayドーム=
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楽天
00010000001210
ソフトバンク
0100000001X2712
勝利投手:高橋 礼(2勝0敗0S)
敗戦投手:J.T.シャギワ(0勝1敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(1号・2回裏ソロ),柳田 悠岐(7号・10回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクがサヨナラ勝利。ソフトバンクは2回裏、松田宣がソロを放ち、先制に成功する。その後同点とされて迎えた延長10回には、柳田にソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・高橋礼が今季2勝目。敗れた楽天は、4番手のJ.T.シャギワが痛恨の一発を浴びた。

◆3連勝中の楽天則本昂大投手(29)が今季4度目の登板。過去に楽天でシーズン初登板から4戦4勝を記録したのは09年田中と15年レイだけ。 ペイペイドームは17年から5連敗中の苦手球場だが、自身初の4戦4勝なるか。

◆ソフトバンク松田宣浩内野手(37)が、観客が入った初日で待望の今季1号を放ち、1500人の前で「熱男パフォーマンス」を行った。 0-0で迎えた2回2死走者なしの第1打席。149キロの速球をとらえた打球は右翼ホームランテラスに吸い込まれた。今季19試合、72打席目でようやく生まれた今季初アーチとなる先制ソロ。この日から「有観客」となったが、いきなりファンへの大きなプレゼントとなった。

◆待望の1発はファンが後押しした。ソフトバンク松田宣浩内野手(37)が「有観客」となった初日に待望の今季1号を放った。一塁側ベンチ前でナインと「エアハイタッチ」を行うと、1839人の前で「熱男パフォーマンス」を行った。 0-0で迎えた2回2死走者なしの第1打席。楽天先発の則本昂の149キロ速球を捉えた打球は、右翼ホームランテラスに吸い込まれた。「打ったのは直球。しっかり捉えられたし、1本出てくれて良かったです。今日からお客さんが入ってくれているのもあるし、もっと打ちたい」。今季19試合、72打席目での初アーチ。この日にとっておいたような先制ソロは、詰めかけたファンへの大きなプレゼントとなった。 開幕から栗原、柳田、バレンティンとともにスタメンで出場を続けながら、試合前まで打率は1割6分2厘。ベテランとはいえスタメンを外されてもおかしくない状況だったが、ファンの存在が松田宣を勇気づけた。 試合前、王球団会長がペイペイドームに隣接する施設に移転した「王貞治ミュージアム」を内覧し、チームの奮起を促していた。観客の前での試合に「ファンの反応や、熱気を感じられるのは本来のペース。選手たちは別人のように張り切ってやってくれる」と話し、同行した城島特別アドバイザーも「お客さんが入って日常に戻る。ホークスも1つギアが上がると思う」と期待していた。元気のなかった「チームの元気印」の1発は、王球団会長と城島特別アドバイザーの思いに応える1発でもあった。【浦田由紀夫】

◆楽天則本昂大投手(29)が7回115球5安打1失点と好投も勝ち負けつかず、球団初の開幕投手の開幕から4戦4勝とはならなかった。 今季初の有観客試合となったマウンドでも、これまで通り力強い球を投げ込んだ。最速153キロの直球、カットボール、フォークなどで抑え込んだ。失点は2回にソフトバンク松田宣へ浴びた先制ソロのみ。4、6回に得点圏に走者を置いたが、いずれもしのいだ。 9三振を奪った投球を「調子は良かったです。その分慎重になりすぎてしまいましたね。球数が多くなり、テンポを悪くしてしまいました。あとはチームが勝つようにしっかり応援したいと思います」と振り返った。

◆ソフトバンクが今カード4戦目で初めて先制した。2回2死から松田宣が右翼へ1号ソロ。先発東浜は3回までノーヒット投球。 楽天は4回、ロメロの安打と2四球で1死満塁とし、太田の犠飛で同点に追いついた。ソフトバンクは2回以降、無得点。 5回以降は両軍ともにホームが遠く無得点。楽天、ソフトバンクともに8回から継投に入り、1-1のまま延長戦に突入した。 ソフトバンクは1-1の延長10回に柳田の7号ソロでサヨナラ勝ち。連敗を2で止め、ペイペイドーム1000勝を決めた。楽天は3連勝ならず。

◆ソフトバンク東浜巨投手は7回1安打1失点の粘投も白星を手にすることができなかった。 松田宣のソロで先制点をもらったが、4回に四球をきっかけに同点とされた。「四球を出して簡単に点を与えてしまったのは反省しないといけない」と唇をかんだ。それでも18戦で117得点と好調だった楽天打線を1安打に抑え、「前回の登板より体の状態が上がってきているというところは自信にしたい」と気持ちを切り替えた。 楽天三木監督(ソフトバンク東浜の前に7回1安打1得点)「対策したが、なかなかうまくいかなかった。いい投手を相手にしっかりした野球ができるかどうかは、今後の1つのテーマになる」

◆ソフトバンクが楽天にサヨナラ勝ちし、93年の開場以来、ペイペイドームでの通算1000勝に到達した。 93年は同球場で借金18と大きく負け越したが、5年目の97年以降は負け越したことはない。17年には同球場だけで貯金29を稼ぎ、リーグ制覇を果たしている。日本シリーズではさらに強さを発揮。昨季まで同球場では14連勝中で、通算22勝4敗。 ◆ペイペイドーム ダイエー(当時)が総事業費760億円で建設。93年に日本初の開閉式屋根を持つドーム球場「福岡ドーム」として開場。05年にヤフードーム、13年にヤフオクドームとなり、今季から改称。収容人員4万122人。

◆12球団トップのチーム得点を誇る楽天打線が2安打と沈黙した。 ソフトバンク東浜に3回まで無安打と沈黙。4回1死一塁からロメロがチーム初安打の左前打を放ち、太田の犠飛で同点に追いついた。しかし5~7回までは四球での1出塁のみ。7回を投げた東浜の前に、1安打に終わった。 三木監督は「好投手でそう簡単には打てなかった。対策はしたが、なかなかうまくいかなかった。則本と一緒に粘り合って投げられてしまった。競ったゲームをどういう形で勝ちきれるか、逃げ切れるかは大事になる。今日みたいにいい投手を相手に、しっかりした野球ができるかどうかは今後の1つのテーマだと思う。次に生かして、反省を生かしていきたい」と話した。

◆メモリアルには、やっぱりこの男が似合う。ソフトバンクが誇る「背番号9」柳田悠岐外野手(31)が、延長10回、先頭打者でサヨナラの7号ソロを放った。ファンを迎えての「開幕戦」を感動で締めくくった。これで福岡ドーム時代から数えて本拠地1000勝を達成。大敗での連敗を喫していた首位楽天との激戦に終止符を打った男のバットはますます波に乗る。チームは4位に浮上した。両手に確かな感触があった。1-1の延長10回。ソフトバンク柳田は振り切ったバットを握ったまま、打球が飛んだセンター方向を向いた。観客1839人が一斉に立ち上がる。柳田はバックスクリーン左で打球が弾む前に右手でガッツポーズを作った。先頭で打席に入り、シャギワの高めを仕留めるサヨナラ弾。「開幕戦」で主役を演じた。 柳田 拍手もあって、選手たちはいつも以上に引き締まったと思います。うれしいです。 「ギータ!」の声援が飛び交う中、お立ち台でとびっきりのスマイルを見せた。「豪雨被害で大変な時期。自分は野球をするだけです。少しのファンしか球場に来られないですけど、テレビの前のファンのためにもいいプレーするだけです」。今年初めて公式戦でペイペイドームに足を運んだファンから、さらなる拍手が沸き起こった。 楽天に大量失点して連敗を喫していた。柳田は8日は2発を放ちながら打ち負け、9日は4打数無安打。悔しかった。この日も先発則本昂の前に2打数無安打2四球。逆襲の時を待っていた男は、一振りでチームを救った。「甘い球だけはしっかり打てるように。後悔だけはしたくないですから」。そして、2回に今季初となる先制ソロを放ったベテランへの気遣いも忘れなかった。 柳田 松田(宣)さんが一番喜んでました。「オレはやっぱりプロ野球選手や」と言ってました。真のプロ野球選手だと思います。ボクは必死にやってるだけです。 1993年に福岡ドームでスタートしたこの球場で、積み重ねてきた勝利数が1000となった。試合前、王球団会長がペイペイドームに隣接する施設に移転した「王貞治ミュージアム」を内覧し、チームの変化を"予言"していた。「ファンの反応や、熱気を感じられるのは本来のペース。選手たちは別人のようにはりきってやってくれる」と話すと、同行した城島特別アドバイザーも「お客さんが入って日常に戻る。ホークスも1つギアが上がると思う」と期待していた。歴史を刻んできた2人のゲキは、柳田のバットにも乗り移った。 柳田 いい思い出ができました。一生忘れることはないです。 新型コロナウイルス感染拡大の影響がありようやく実現したファンの前でのプレー。「早くファンの前でホームランを打ちたい」。柳田の熱い思いは、140キロをはね返した推定飛距離135メートル弾となって、ファンの心に刻み込まれた。【浦田由紀夫】 ▽ソフトバンク工藤監督(今季初の有観客試合で柳田のサヨナラアーチでの球場1000勝に) 多くの歴史を作った監督の方々の中に自分も入れてうれしい。ファンの拍手もあって身震いもあった。感動する試合でした。これで乗っていかないといけない。柳田くんも良く打ってくれたし、松田くんは、やはりお祭り男だなと思いました。

◆楽天則本昂大投手が7回115球1失点の力投を見せた。 スタンドには相手ファン一色も「変わることなくこれまで通りやることができた」と自らの投球は崩さなかった。 最速153キロの直球とフォーク、カットボールなどで9奪三振。2回、ソフトバンク松田宣に先制ソロを浴びたが、東浜との息詰まる投手戦に1歩も譲らなかった。 この試合に勝てば球団史上初の開幕投手の開幕から4戦4勝となったが、チーム得点12球団トップの強力打線の援護はなかった。「調子は良かった。その分慎重になりすぎてしまった。球数が多くなり、テンポが悪くなった」と4四球を悔やんだ。サヨナラ負けが決まり歓喜にわく相手を前に、ベンチで唇をかんだ。「悔しいですね」と言葉に思いをにじませた。

◆楽天三木肇監督(ソフトバンク東浜の前に7回1安打1得点) 「対策したが、なかなかうまくいかなかった。いい投手を相手にしっかりした野球ができるかどうかは、今後の1つのテーマになる」

◆観客が入った途端、派手な幕開けとなった。新型コロナウイルス感染防止のため無観客試合で行っていたプロ野球が10日、上限5000人の観客を入れて公式戦を開催。ソフトバンク柳田悠岐外野手(31)が楽天4回戦(ペイペイドーム)の延長10回、サヨナラの7号ソロを放った。この日は、中日ビシエド、オリックスのロドリゲスもサヨナラ本塁打。ホームチームの特権であるサヨナラ弾の同日3本は史上3度目。声援が後押しとなる証左となった。ソフトバンクは福岡ドーム時代から本拠地1000勝を達成した。 両手に確かな感触があった。1-1の延長10回。柳田は振り切ったバットを握ったまま、打球が飛んだ中堅方向を向いた。観客1839人が一斉に立ち上がる。柳田はバックスクリーン左で打球が弾む前に右手でガッツポーズを作った。シャギワの高めを仕留めるサヨナラ弾。「有観客開幕戦」で主役を演じた。 柳田 拍手もあって、選手たちはいつも以上に引き締まったと思います。うれしいです。 「ギータ!」の声援が飛び交う中、お立ち台で笑顔を見せた。「豪雨被害で大変な時期。自分は野球をするだけです。少しのファンしか球場に来られないですけど、テレビの前のファンのためにもいいプレーするだけです」。今年初めて公式戦で本拠地に足を運んだファンから、さらなる拍手が起きた。 楽天に大量失点で連敗していた。柳田は8日は2発を放つも打ち負け、9日は4打数無安打。悔しかった。この日も先発則本昂に2打数無安打2四球。逆襲の時を待っていた。「甘い球だけはしっかり打てるように。後悔だけはしたくないですから」。2回に今季初の先制弾を放ったベテランへの気遣いも忘れなかった。 柳田 松田(宣)さんが一番喜んでました。「オレはやっぱりプロ野球選手や」と言ってました。真のプロ野球選手だと思います。ボクは必死にやってるだけです。 93年に福岡ドームでスタートした球場で、積み重ねてきた勝利数が1000となった。試合前、王球団会長が隣接する施設に移転した「王貞治ミュージアム」を内覧し、チームの変化を"予言"していた。「ファンの反応や、熱気を感じられるのは本来のペース。選手たちは別人のように張り切ってやってくれる」と話すと、同行した城島特別アドバイザーも「お客さんが入って日常に戻る。ホークスも1つギアが上がると思う」と期待していた。 柳田 お客さんあってのプロ野球選手。一生忘れることはないです。 7月中旬になって、ようやく実現したファンの前でのプレー。「早くファンの前でホームランを打ちたい」。柳田の熱い思いは、140キロをはね返した推定飛距離135メートル弾となって、ファンの心に刻み込まれた。【浦田由紀夫】 ▽ソフトバンク工藤監督(今季初の有観客試合で柳田のサヨナラアーチでの球場1000勝に) 多くの歴史を作った監督の方々の中に自分も入れてうれしい。ファンの拍手もあって身震いもあった。感動する試合でした。これで乗っていかないといけない。柳田くんも良く打ってくれたし、松田くんは、やはりお祭り男だなと思いました。

◆ソフトバンクがドーム1000勝に到達した。93年の開場から28年目で積み上げた白星。1つの「記録」なのだが、それ以上にこの日の試合は強烈に「記憶」に残るゲームとなった。 公式発表された観客数は1839人...。新型コロナウイルスの影響でようやくこぎつけた観客を入れての初ゲーム。93年にペイペイドーム(当時は福岡ドーム)が開場して以来、間違いなく最少観客数だったはずだ。バックネット裏を中心に距離をとってシートに座ったファンたちの話し声まで記者席に届くほどだった。静寂感すらあるスタンドだが、大観衆の時と負けず劣らず「熱さ」があったように感じた。 鉄腕と呼ばれた西鉄ライオンズの大エース、稲尾和久氏の言葉を思い出した。「ファンあってのプロ野球。お客さんを魅了して、喜んでもらったら、次はまたそれ以上にお客さんを魅了しなくちゃいけない。だから技術もどんどん上がっていくんだ」。鳴り物も大声援がなくても、1839人の熱い視線があった。グラウンドのホークスナインも「見られている」自分たちをしっかりと自覚したはずだ。チーム状況は決していい状態ではなかった。その中で東浜が粘投し、救援陣3人も見事に役目を果たした。そしてフィナーレは柳田の劇的アーチでサヨナラ劇勝。チームの誰もがファンあってのプロ野球を実感した試合ではなかったろうか。1839人のファンがチーム好転のきっかけをつくってくれた。 【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・松田宣浩内野手(37)が10日の楽天戦(ペイペイドーム)で右翼テラスに1号ソロ。有観客試合の初戦で、今年初の"熱男"を決めた。  「しっかりとらえられたし、1本出てくれてよかったです。きょうからお客さんが入ってくれているのもあるし、もっと打ってきょうは何とか勝ちたい」  マウンドにはここまで3戦3勝のエース則本。二回2死、初球の149キロ直球を振り切った。球場にきてくれたファン、左中間席の人型ロボット「Pepper(ペッパー)」と一緒に"熱男"のポーズを決めた。  試合前の時点で打率・162、1打点。昨年は3月29日の西武との開幕戦(当時ヤフオクドーム)の第1打席で本塁打を放ったが、今季は72打席目での1号となった。

◆ソフトバンク・東浜巨投手(30)が10日、楽天戦(ペイペイドーム)で先発。7回1失点で降板し白星はつかなかったが、堂々のピッチングをファンに見せた。  「先制してもらったのに、フォアボールを出して簡単に点を与えてしまったのは反省しないといけない。このような点の取られ方をしていては、チームに迷惑をかけてしまう。本当ならイニングも球数も、もっと投げないといけないけど、前回の登板より体の状態があがってきているというところは自信にしたい」  三回を終えて無安打。四回には安打と2四球で1死満塁。太田に右犠飛を浴び同点とされるも、最速は153キロと球威は抜群だった。七回を終えて107球。4四球を与えるも被安打1の熱投を見せた。  石川、有原、則本...。金曜日を託される以上は常にエース級との投げ合いになる。特に則本は同学年の同期入団。今季3戦3勝だった楽天のエースと堂々と投げ合った。「次の登板ではもっといい投球ができるように」と誓った。

◆楽天・則本昂大投手(29)が10日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発し、7回5安打9三振1失点で、2番手と交代した。  最速153キロ、計115球。球団広報を通じて「調子はよかったです。その分慎重になりすぎました」とコメント。4四球を与え「球数が多くなり、テンポを悪くした」と反省した。  勝敗には関係なく、開幕投手の開幕戦から4連勝の球団新記録は、ならなかった。

◆ソフトバンクが今季2度目のサヨナラ勝ち。二回に松田宣の1号ソロで先制し、1-1の延長十回に先頭柳田の7号ソロで勝負を決めた。十回を抑えた高橋礼が2勝目。楽天は打線が2安打に終わり、好投の則本昂を援護できなかった。

◆楽天の三木監督は持ち味の強力打線が2安打1得点に封じられ、悔しがった。東浜の前に七回まで1安打と力負けし、「そう簡単には崩せないと思っていた。対策はしたけど、なかなかうまくいかなかった」と唇をかんだ。  13安打で9得点した前日とは打って変わり、五回以降は二塁すら踏めなかった。「こういった競ったゲームを勝ちきれるかが大事。しっかりした野球ができるように」と選手の奮起を促した。(ペイペイドーム)

◆やはり、ソフトバンクが来るぞ-。松田宣の先制弾と柳田のサヨナラ弾は、そんな"号砲"にも聞こえた。  観客を入れた最初の試合で、両軍の先発は、ともに開幕投手を務めた東浜と則本昂。まさに、リスタートを切るような舞台。  しかも則本昂は、3連勝の勢いそのまま、調子がよかった。そこに松田宣の一発。丁寧に、慎重に、という気持ちが強くなったはずだ。  また開幕投手の宿命ともいえることだが、ほぼエース格との対決が続く。東浜の出来がいいことも、則本昂に重圧を与えたのだろう。  三、四、六回とピンチの連続で、球数もかさみ、同点の七回で降板となった。  ソフトバンクにすれば、則本昂が出てきた試合をモノにしたことは、大きい。おまけに最後は、柳田が相変わらずの豪快な一発で決める。松田宣といい、柳田といい、さすが役者。リスタートでリセットするには、もってこいの白星といえる。  いま上位にいる楽天、西武、ロッテも、改めてソフトバンクへの警戒感を、MAXまで高めたのではないだろうか。(本紙専属評論家)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1360 0.684
(↓0.038)
-
(-)
101118
(+1)
60
(+2)
18
(-)
19
(-)
0.288
(↓0.011)
3.000
(↑0.06)
2
(-)
ロッテ
1080 0.556
(↓0.032)
2.5
(-)
10272
(+6)
80
(+7)
16
(+1)
17
(-)
0.230
(↓0.003)
4.400
(↓0.16)
3
(-)
西武
981 0.529
(↑0.029)
3
(↑1)
10284
(+7)
87
(+6)
16
(+2)
13
(+2)
0.239
(↓0.005)
4.280
(↓0.1)
4
(1↑)
ソフトバンク
8101 0.444
(↑0.032)
4.5
(↑1)
10178
(+2)
91
(+1)
24
(+2)
12
(+1)
0.231
(-)
4.590
(↑0.23)
5
(1↓)
日本ハム
7102 0.412
(↓0.026)
5
(-)
10172
(+3)
96
(+4)
17
(+1)
9
(-)
0.214
(↑0.001)
4.590
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
6112 0.353
(↑0.04)
6
(↑1)
10174
(+4)
84
(+3)
19
(+1)
17
(+1)
0.242
(↓0.003)
3.960
(↑0.06)