広島(★1対5☆)DeNA =リーグ戦5回戦(2020.07.09)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
20000003051401
広島
0001000001800
勝利投手:井納 翔一(2勝0敗0S)
敗戦投手:森下 暢仁(1勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】オースティン(3号・8回表2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは初回、ロペスと宮崎の連続適時打で2点を先制する。その後1点差とされて迎えた8回表には、ソトの適時打とオースティンの2ランで3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・井納が6回1失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、打線が振るわなかった。

◆DeNAが1回に4連打で2点を先制した。2死走者なしから3番オースティンが左前打。佐野の右前打で一、二塁とし、ホセ・ロペス内野手が右前に先制打を放った。 「今週初めての試合で、練習から打撃コーチと取り組んできたことが、結果につながりうれしいです」と笑顔。なお一、三塁で、宮崎敏郎内野手が三塁内野安打で1点を追加し「井納さんを援護できうれしいです」と話した。前回6月21日の対戦で、7回4安打無失点と抑え込まれた広島森下から、幸先よくリードを奪った。

◆広島ドラフト1位森下暢仁投手(22)の本拠地公式戦初マウンドは5回8安打2失点でプロ2勝目はお預けとなった。 初回に2死から4連打を浴び、2点の先制を許した。4回までは毎回先頭打者を許してピンチを背負ったが、計6三振を奪うなど後続を断ち切った。3、4回は突然大雨が降る厳しいコンディションの中、5回を投げ切った。

◆降り続く雨も、相性の悪さもDeNAの「宇宙人」には関係なかった。先発陣で最年長の34歳右腕が、広島打線を6回102球、4安打1失点に抑えて今季2勝目。井納翔一投手は「序盤から(伊藤)光のサインに対して1球1球、意図を持って集中して投げることができました。初回から得点を挙げてくれた野手の方々、光のリードに感謝したいです」と謙虚に喜んだ。 相手先発森下の投球時には、たたきつけるように降った雨も、井納がマウンドに上がると不思議と弱まった。それでもいつ試合中断になってもおかしくない状況。「正直、集中するのも大変でしたが、1球に集中して、気持ちを強く持って投げていった」とストライク先行でテンポよく低めを突き、勝ちパターン継投をお膳立てした。 昨季広島戦は5試合で1勝3敗、防御率4・76。4番鈴木誠には10打数5安打で3四球、1本塁打と苦手としていたが、この日は1四球こそ与えたが無安打に抑えた。データを重視するラミレス監督も試合前には「今は先発投手がおらず、他に選択肢がなかった。5回を3失点くらいで」と話していたが、試合後には「期待以上のピッチング。スタミナも十分だったね」とベテランをたたえた。 今季は開幕ローテーション入り。初登板の6月24日中日2回戦(横浜)で5回2失点で勝ち投手となったが、戦略上すぐに登録抹消となった。それでも「木塚コーチと話して、悪い意味ではないと言われていた。2軍と1軍で環境は違っても、やることは同じ。特に落ち込むことはなかったです」。自分を信じ、来るべき登板へ調整を続けてきた。投打がかみ合ったチームは今季10勝目。謙虚な宇宙人の超常の力か、ナインと試合終了を喜び合う瞬間には、雨もすっかり上がっていた。【鈴木正章】

◆DeNAが1回に2死から連打で一、二塁とし、ロペス、宮崎の連続適時打で2点を先制。広島先発森下は3回まで球数82球。 広島が4回に会沢の適時二塁打で1点を返した。先発森下は5回2失点で降板。DeNA井納は6回4安打1失点で降板した。 広島は7回1死一、三塁の好機で無得点。DeNAは直後の8回にオースティンの3号2ランなどで勝負を決めた。 DeNA井納は2勝0敗、広島森下は1勝1敗。

◆広島ドラフト1位森下暢仁投手が5回8安打2失点の粘投もプロ初黒星を喫した。「(最後まで)投げきることが先発として理想。後ろにはいい投手がいる。先発の仕事がしたい」と意気込んだ公式戦初の本拠地のマウンド。 初回2死から4連打を浴び、2点の先制点を献上。4回までは毎回先頭打者を許してピンチを背負ったが、計6三振を奪う力投で後続を絶った。3、4回は突然大雨が降る厳しいコンディションの中、責任回数を投げ切ったが、攻撃陣も1得点にとどまった。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手が3号2ランでダメを押した。 8回、リードを2点に広げ、なお1死一塁。広島中崎の3球目を左中間スタンドにたたきこんだ。6月26日阪神戦(横浜)以来の1発に「打った瞬間、本塁打になると思いました。最近ボール球に手を出すことが多かったので、ストライクゾーンにきたボールをしっかり振り抜くことを心掛けました」と話した。

◆広島ドラフト1位森下暢仁投手が5回8安打2失点の粘投もプロ初黒星を喫した。 佐々岡真司監督(森下について)「球が高かったけど、5回まで粘って投げてくれた。悪いなりに最低限やってくれたと思う」

◆広島は終盤の同点機を拙攻で逸した。1点追う7回1死から連打で一、三塁。代打長野はフルカウントから空振り三振。 一塁田中広がディレードスチールのようにスタートを遅らせて捕手の送球を誘うも、三塁走者堂林が中途半端に飛び出してアウト。好機を逃した直後に3点失点して試合は決した。 佐々岡真司監督は「結果的に中途半端になってしまった。自分の反省」と首をひねった。

◆好調の広島堂林翔太内野手が出場9試合連続安打を記録した。 2試合続けて「7番三塁」で先発出場。4回に右前打を放つと、7回にも右前打を記録した。「追い込まれていたので、ある程度方向性を出してはいるが、食らいついていった結果がいい安打になりました」。反対方向への2安打で打率4割2分2厘とし、リーグ首位打者をキープした。

◆広島中崎翔太投手(27)の2軍降格が決まった。8回に4番手で登板。1死一塁からオースティンに3号2ランを浴びるなど、1/3回を投げ4安打3失点。 佐々岡監督は「今のままでは厳しい。明日(10日)からもう1度出直してもらう」と説明した。今季は6試合に登板し、防御率9・00と苦戦していた。10日に出場選手登録抹消される見込み。

◆DeNAが1回に2死から連打で一、二塁とし、ロペス、宮崎の連続適時打で2点を先制。8回にオースティンの3号2ランなどで勝負を決めた。DeNAラミレス監督(7回1死一、三塁、右の代打長野に対し、右腕三嶋から左腕石田に交代)「長野が今季左から1本も打ってないのは頭に入っていた。三振でダブルプレーになって、今日のターニングポイントだったかな」

◆広島ドラフト1位森下が、5回8安打2失点の粘投もプロ初黒星を喫した。プロ初勝利を挙げた6月28日中日戦(ナゴヤドーム)から中10日を空け、公式戦では初の本拠地のマウンド。制球が安定せず計4四球を与える内容も、5回まで122球を投げ、責任回数を投げきった。 右腕は「出してはいけないところでランナーを出してしまった。ボールも少し高かった。反省して次に生かさないといけない」と切り替えた。 立ち上がり、DeNA打線につかまった。初回2死から4連打を浴び、2点の先制点を献上。4回までは毎回先頭打者を許してピンチを背負ったが、計6三振を奪う力投で後続を絶った。3、4回は突然大雨が降る厳しいコンディションの中でも動じず、ピンチを乗り越えた。人生で初めてという雨での登板に「雨でもしっかり投げられるようにしたい」と力を込めた。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督(7回1死一、三塁、右の代打長野に対し、右腕三嶋から左腕石田に交代) 「長野が今季左から1本も打ってないのは頭に入っていた。三振でダブルプレー、今日のターニングポイントかな」

◆広島・堂林翔太内野手(28)が9日、DeNA5回戦(マツダスタジアム)に2試合連続で「7番・三塁」でスタメン出場を飾った。  試合前の時点でセ・リーグ1位の打率・415をマークしている鯉のプリンスは前日8日の八回に逆転の3号満塁本塁打を放つなど2安打5打点の活躍。「泥臭く、シンプルな気持ちでやっている。どんな形でもチームに貢献できるように必死になって頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。

◆広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=9日、DeNA5回戦(マツダスタジアム)で本拠地デビューを飾った。ユニホームがずぶ濡れになるほどの強い雨の中で5回8安打2失点の熱投をみせたが、2試合連続の白星はならなかった。  登板前に「一番打っている打線。しっかり抑えて、止められるようにしたい」と意気込んでいた森下。一回2死一、二塁のピンチを招き、ロペスに先制右前打、なお一、三塁で宮崎に三塁適時内野安打で2点を失った。二回以降無失点投球の右腕を援護したい打線は四回の会沢の左中間適時二塁打の1得点にとどまった。

◆セ2位・DeNAの投打がかみ合い広島に快勝。10勝目を挙げ、貯金3とした。首位・巨人とのゲーム差は1。  DeNAは一回、広島のドラフト1位の先発・森下を打ち崩し、ロペスの右前適時打、宮崎の三塁適時内野安打で2点を先制。先発の井納は四回、会沢の適時二塁打のみに抑え、6回4安打1失点でマウンドを降りた。  打線は八回1死三塁の場面でソトが右前適時打、続くオースティンが左翼席へ3号2ランを放ち、5-1と突き放した。  井納の後を継いだ三嶋、石田、パットン、山崎が七回以降を無失点に抑え、広島に快勝した。

◆広島のドラフト1位ルーキー森下が本拠地で初登板し、5回8安打2失点でプロ初黒星を喫した。制球がばらつき、一回に2死から4連打を浴びて2点を先行された。毎回走者を背負いながらも二回以降は粘り、6三振を奪ったが「投げきらないといけないところもあったし、高めに浮いてしまったところもあった」と悔やんだ。  先発予定だった7日の試合が雨天中止となり、プロ初勝利を挙げた6月28日の中日戦から中10日で登板。「しっかりメニューをこなして、間隔を気にせず、自分の投球ができるようにしっかり調整したい」と臨み、初めてという雨中のマウンドで122球を投げた。  佐々岡監督は「球数が増えた中で五回を投げきった。悪いなりに最低限はやってくれた」と評価した。今回は無観客の本拠地だったが、次はファンの前で、あいさつ代わりの勝ち星を目指す。

◆DeNAの井納が悪天候でベテランらしさを発揮し、2勝目を手にした。一時は視界を遮るほどに雨が強まった。相手先発のルーキー森下に抜ける球が増えていたのとは対照的に、ぬかるむマウンドに「より低めに対する気持ちを強く持ち、一球に集中した」と対応。要所でフォークボールを決め、6回を4安打1失点にまとめた。  先発投手陣で最年長の34歳。若手の台頭が著しいチームで奮闘している。勝利球は2軍にいる石川に渡すという。石川は10日が34歳の誕生日で「お互い一年でも長くやりたい思いがある。唯一の同級生に渡したい」と話した。

◆強烈な打球が、左翼席中段に突き刺さった。DeNAのタイラー・オースティン内野手(28)=前ブルワーズ=が、八回に駄目押しの3号2ランを放った。  「ストライクゾーンにきたボールをしっかり振り向くことを心掛けた。打った瞬間、本塁打になると思ったよ」  10試合ぶりの一発に胸を張った。米大リーグ通算33本塁打の大砲だが、ここ3試合は無安打。ボール球に手を出すケースが増えていた。  試合前の打撃練習中、「昨日の試合を見て、そっちの方がボールも見られるし、打てると思った」というラミレス監督から、本塁ベースから少し離れて立つようアドバイスを受けた。それが、中崎の内角球を捉えたアーチにつながった。  また、来日1年目の難しさを知る指揮官から、日本ではメジャーと違い、長距離砲に対して追い込んでからボール球で勝負してくる配球が多いとの助言も受けた。NPBで13年間プレーし、通算2017安打を放った監督の"慧眼"が、悩める助っ人を救った。  オースティンが加わり「令和マシンガン打線」と呼ばれる新打線は、終盤につながり14安打。今季17試合目で11度目の2桁安打をマークした。指揮官も「打者の状態は全体的に非常にいい」と太鼓判を押した。  首位・巨人に1ゲーム差と迫り、10日からは敵地・甲子園で今季初の有観客試合を迎える。チーム打率・296、打率10傑に5人が名を連ねる最強打線が、スタンドのファンにお披露目される。(浜浦日向) ★最高の誕生日  打線爆発での勝利に、笑顔を見せたのは田代打撃コーチだ。現役時代に通算1321安打を記録した同コーチは、この日が66歳の誕生日。一回に適時打を放った宮崎は「今日は田代コーチの誕生日なので、必ず勝ちたい!」と話すなど、一丸となった。昨季に続いて2年連続のバースデー白星をプレゼントされた名伯楽は「現役時代を含めて誕生日の勝率は分からないけど、チームに勝ちがつくのはうれしいね。一人でお祝いするよ」と喜んだ。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1051 0.667
(↓0.047)
-
(-)
10484
(+1)
51
(+2)
20
(-)
12
(+1)
0.263
(↓0.01)
3.210
(↑0.06)
2
(-)
DeNA
1070 0.588
(↑0.025)
1
(↑1)
10384
(+5)
64
(+1)
18
(+1)
3
(-)
0.296
(↑0.004
3.560
(↑0.17)
3
(-)
ヤクルト
971 0.563
(↑0.03)
1.5
(↑1)
10380
(+8)
85
(+6)
17
(-)
16
(+3)
0.248
(↑0.003)
4.380
(↓0.09)
4
(-)
広島
681 0.429
(↓0.033)
3.5
(-)
10564
(+1)
65
(+5)
17
(-)
5
(-)
0.278
(↓0.002)
4.260
(↓0.06)
5
(-)
中日
7101 0.412
(↓0.026)
4
(-)
10264
(+6)
80
(+8)
10
(+1)
3
(-)
0.259
(↑0.001)
4.360
(↓0.22)
6
(-)
阪神
5100 0.333
(↑0.047)
5
(↑1)
10543
(+2)
74
(+1)
15
(+1)
13
(-)
0.222
(↑0.001)
4.730
(↑0.28)