ロッテ(☆8対6★)西武 =リーグ戦1回戦(2020.07.07)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:有吉 優樹(1勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝0敗4S))
敗戦投手:髙橋 光成(2勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(1号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテは1点を追う5回裏、藤岡とマーティンが適時打を放ち、逆転に成功する。3-2で迎えた6回には、安田の2ランなどで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・有吉が6回2失点の好投で今季初勝利。敗れた西武は、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手がまずい守備をバットで帳消しにした。5回、相手の得点にはつながらなかったが、強風の中で鈴木の飛球を見失い、三塁打にしてしまうミス。しかしその裏、味方打線が同点にした後の2死一、二塁で、左中間に勝ち越しの2点適時二塁打を放った。 「打ったのはストレート。いつも通り打てるボールを待って、しっかり自分のスイングをすることを心掛けた。チャンスで打てて良かったよ。YES! マーティン!」と喜んだ。

◆西武川越誠司外野手と鈴木将平外野手が山賊の下位打線からもり立てた。3回先頭で8番川越が右中間への三塁打。9番鈴木の左犠飛で先制点を奪った。 5回2死では、鈴木が右翼線への三塁打でチャンスメーク。風速15メートル前後の強風で荒れる敵地でも、たくましかった。川越は「真っすぐ狙い。三塁までいけるなと思いながら一生懸命走った」。鈴木は「ゴエさんが三塁打を打ってくれ、いい形でつなげてくれた」と先制機を振り返った。

◆「7番DH」でスタメン出場したロッテ安田尚憲内野手が、2年ぶりの1発となるプロ2号を放った。 6回1死一塁、西武高橋光の138キロフォークを右翼席へ運んだ。「何とかすくい上げることができました。風にも乗ってくれたと思います。ここまでチームに迷惑を掛けているので、1本打つことができて良かったです。もっともっとチームに貢献できるように頑張ります」と話した。

◆西武は3回、川越が三塁打で出塁し、鈴木の犠飛で先制。ロッテはその裏、1死二塁で荻野が中前打も、二塁走者柿沼が本塁憤死。 ロッテは5回に藤岡の適時打で追いつき、マーティンの2点適時二塁打で勝ち越し。6回にも安田に1号2ランが出てリード。 西武は7回に源田の適時三塁打などで3点を返すも、ロッテはその裏に2点を加点し、連敗を3で止めた。先発有吉が今季初勝利。西武高橋光が1敗目。

◆西武高橋光成投手が6回9安打6失点で今季初黒星を喫した。フォークを決め球に3回までに6奪三振を積み上げるも波に乗りきれず。 強風を味方につけ「変化球はいつも以上に曲がったところもあり(風を)使えたところもあった」としたが「ずるずると失点をしてしまったり、相手の流れを止めることができませんでした」と反省が上回った。チームも今季初の3連敗に沈んだ。 ▽西武辻発彦監督(先発高橋光について)「粘ったんだけどね。まあ同点に追いつかれたところはしょうがない。その後ズルズルいってしまうのが悪い癖。良かっただけにね」

◆西武中村剛也内野手(36)が7日、5日オリックス戦で死球を受けた右手首の影響でロッテ1回戦(ZOZOマリン)を欠場した。

◆昼間はファームで2安打をマークしたロッテ安田尚憲内野手が「7番DH」で出場。2年ぶりの1発となるプロ2号2ランを放った。 6回に西武高橋光の138キロフォークを右翼席へ運んだ。「マリンで初めて打てたのでうれしい。風にも乗ってくれたと思います。ここまでチームに迷惑を掛けているので1本打てて良かった」。井口監督も「ようやく彼の打撃ができた。まだまだ打率も0割台なので、なんとか本調子になってチームに貢献してほしい」と試合後も特守で汗を流した大砲に期待した。

◆ロッテ有吉優樹投手が18年8月28日ソフトバンク戦以来、679日ぶりの勝利を挙げた。直球は140キロ前後だが、風速15メートル前後の強風の中「すごく曲がりました」というスライダーにチェンジアップ、シンカー、スローカーブも織り交ぜて好投。西武を6回5安打2失点に封じた。ウイニングボールを受け取り「僕の中では復活の年になると思うので、また1つずつ積み上げていきたい」と喜んだ。 昨年4月に右肘クリーニング手術を受けた。二木の登録抹消で得た先発のチャンス。「リハビリ担当やPT(フィジカル・セラピスト)に支えてもらった。感謝しながら1つずつアウトを取っていこうと思いました」と結果につなげた。チームは七夕にホーム7連勝。社会人時代を九州三菱自動車で過ごした右腕は「(豪雨で)苦しんでる方がいる中で僕らは野球をやらせてもらっている。そういう人たちのためにも一生懸命やりたい」と誓った。

◆7日のロッテ戦(ZOZOマリン)は西武・高橋光が先発。6日は「体の感覚とボールの軌道を確かめる」ことを目的に、ブルペン捕手相手に20球を投げた。チームは7勝7敗1分けの勝率5割で3位。1・5ゲーム差の2位相手の6連戦の初戦に向け、「連戦が続くので、長いイニングを投げたい。七夕ですから、勝利で飾りたい」と目標を掲げた。(メットライフ)

◆西武は7日、ZOZOマリンスタジアムでロッテ1回戦(午後6時開始)に臨む。  今季初のビジターゲームとなり、開幕前の練習試合も含めると6月2日の巨人戦(東京ドーム)以来25試合、35日ぶりの敵地での試合となる。  ZOZOマリンは球場特有の強風が吹きこんでおり、試合開始約2時間前の時点でスコアボードの風速計は左翼から一塁方向へ14メートルを示した。西武ナインは守備練習でフライをキャッチする練習を繰り返し、打球の流れを入念に確認した。

◆西武・山川穂高内野手が7日のロッテ戦(ZOZOマリン)で風に泣いた。  2-3で1点を追う六回無死二塁で、有吉の初球の直球を完璧にとらえた。打った瞬間は本塁打間違いなしと思われた打球は強風に戻され、中堅・荻野のグラブに収まった。二走はタッチアップで三塁に進んだが、納得できないのは山川。一塁ベース上で信じられないとった表情で頭をかかえ、しばらく動けず。三塁ベンチに戻っても苦笑いし続けていた。  球場は特有の強風が吹いており、スコアボードの風速表示によれば、試合中も左翼から一塁方向へ常時14~16メートルの風が吹いていた。

◆ロッテが連敗を3で止めた。0-1の五回に藤岡の適時打とマーティンの2点二塁打で逆転。六回に安田の2ラン、七回にレアードの2点打で加点した。有吉が6回2失点で2年ぶりの勝利。西武は高橋光が6回6失点と粘れず3連敗。

◆西武の高橋光は6回9安打6失点と粘れず今季初黒星を喫した。四回まではフォークボールを低めに集め、無失点で7三振と快投したが、1-0の五回2死三塁で藤岡に同点打を浴びると、四球を与え、マーティンに2点二塁打を許した。六回にも3点を失い「ずるずると失点してしまい、相手の流れを止めることができなかった」とうなだれた。  チームは連敗が3に伸び、勝率5割を切った。辻監督は「ずるずるいってしまうのは光成の悪い癖」と修正を求めた。

◆完璧に捉えた当たりは最大17メートルを記録した強風の後押しもあり、さらに伸びて右中間席に飛び込んだ。3年目のロッテ・安田尚憲内野手(21)が新人イヤー以来、2年ぶりのアーチだ。  「ここまでチームに迷惑を掛けているので、一本打つことができてよかった」  2連続三振を喫して迎えた六回に、高橋光のフォークボールを捉えての1号2ラン。今季は初の開幕1軍入りを果たしながら、この試合前まで20打数1安打。ようやく結果を出した。  試合は午後6時開始だが、この日安田は午前7時に起床。午後1時開始のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ロッテ浦和)に「4番・三塁」で出場していた。1安打を放って移動し、午後4時過ぎに幕張に到着。10試合ぶりとなる1軍での先発起用に応えた。  チームは連敗を3で止め、今季ホームでは負けなしの7連勝。井口監督は「上に置くなら使わなければいけないし、代打で置いておくんだったら下で試合に出そうと」と主砲候補の育成プランを明かし、目を細めた。  試合終了は午後9時30分。しかし、安田の1日はまだ終わらなかった。グラウンドに戻り、三塁守備について、鳥越コーチのノックを受けた。無観客開催ならではの、さらなる特訓だった。  「充実した1日でした」と21歳は汗をぬぐった。8日も2軍のヤクルト戦(ロッテ浦和)に出場してから、幕張へ向かう予定。超ハードスケジュールで、鍛え続ける。(石井孝尚)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1150 0.688
(↓0.045)
-
(-)
10496
(+3)
49
(+4)
17
(+1)
16
(-)
0.294
(↓0.009)
2.870
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
1060 0.625
(↑0.025)
1
(↑1)
10466
(+8)
70
(+6)
15
(+1)
16
(+1)
0.241
(↑0.007
4.320
(↓0.12)
3
(-)
西武
781 0.467
(↓0.033)
3.5
(-)
10474
(+6)
81
(+8)
13
(-)
9
(+1)
0.245
(↑0.002
4.440
(↓0.2)
3
(1↑)
ソフトバンク
781 0.467
(↑0.038)
3.5
(↑1)
10467
(+4)
69
(+3)
19
(+2)
11
(-)
0.228
(↓0.002)
4.290
(↑0.08)
5
(1↓)
日本ハム
691 0.400
(↓0.029)
4.5
(-)
10455
(+1)
84
(+7)
14
(-)
7
(-)
0.213
(↓0.005)
4.790
(↓0.12)
6
(-)
ORIX
5101 0.333
(↑0.047)
5.5
(↑1)
10462
(+7)
67
(+1)
15
(+2)
10
(-)
0.242
(↑0.006)
3.730
(↑0.25)