ヤクルト(★1対8☆)DeNA =リーグ戦3回戦(2020.07.05)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:平良 拳太郎(2勝0敗0S)
敗戦投手:高梨 裕稔(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(4号・5回表満塁),宮﨑 敏郎(5号・9回表2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは5回表、ソトのグランドスラムで先制に成功する。その後は8回に柴田の適時打で加点すると、続く9回には宮崎の2ランなどで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・平良が7回無失点の快投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆両先発が安定した立ち上がりで、3回まで無失点に抑える。ヤクルト高梨は被安打2、DeNA平良は被安打1のみ。 DeNAは5回、連打と四球からソトの4号満塁弾で先制。高梨は5回4失点で降板。平良は6回まで被安打2で無失点。 DeNAは8回に柴田の適時打で追加点を奪い、平良が2勝目。カード勝ち越しで2位死守。ヤクルト高梨は1敗目。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手が先制の4号満塁本塁打を放った。5回1死満塁、ヤクルト高梨の3球目、甘く入った132キロフォークをすくい上げた。打球はセンターバックスクリーンに飛び込むグランドスラム。前日も本塁打2本を含む4安打と絶好調。「チョーーーーースゴイ!みんながつないで作ってくれたチャンス、満塁ではありましたが、最低でも1点を取る気持ちで打席に向かいました」と笑顔で話した。

◆右のエースだ! DeNAの高卒7年目右腕・平良が、自己最長となる7回を3安打無失点に抑え2勝目を挙げた。ここまで3試合すべてクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)で防御率0・95のリーグトップに浮上。最速は140キロ台半ばながら、得意のシンカーとスライダーを低めに集め、94球、無四球でヤクルト打線に三塁を踏ませぬ好投。 「集中力を切らさず投げられたのがよかった。低めに意識を持って、1人1人のバッターに向かっていこうと思っていました」と喜んだ。 今季初めて開幕ローテに名を連ねた24歳の安定感にラミレス監督も「本当にアンビリーバブルのひと言に尽きる。ゲームの作り方など投げる度によくなっている」と最上級の評価だ。エース今永、浜口と左腕が安定する先発陣の中で、変則右腕が確かな存在感を発揮した。【鈴木正章】

◆ヤクルトは9回に村上宗隆内野手の適時打で完封負けは免れたが、開幕から続いた本拠地連戦の最終戦は大敗を喫した。 DeNA平良を打ち崩せず、7回まで3安打のみ。高津監督は「出塁も得点も難しい投球内容だった」と認めた。神宮5カード、14戦は7勝7敗の五分。「チームとして成長していかないといけない。しんどいこと、うれしいことの中で、みんなで成長していけたら」と話した。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手が5日、ヤクルト戦(神宮)のに「3番・右翼」で2試合ぶりの先発復帰を果たした。  オースティンは前日4日は左太ももの張りを訴えており、同日の同カードは先発から外れた。九回に代打で登場したが申告敬遠で出塁後、代走を送られた。  試合前、午後2時半の段階では、ラミレス監督はオースティンについて雨の影響でグラウンドが滑りやすくなっていることに配慮し、「朝の報告では張りのレベルは減っていて、ほぼ完治に近いとのことだったが、天気のこともあるので外した。本人的にはプレーしたがっていたが、ここで無理をさせて悪化するのが一番よくない」と説明していた。  しかし、天候が回復し、グラウンドの状態もよくなってきたことで、指揮官は一転、先発起用を決断したようだ。

◆ヤクルト・西浦直亨内野手(29)が絶好調だ。前日4日のDeNA2回戦(神宮)では二回に右中間席へ5号2ラン。7月に入って4試合で4本塁打(4日時点)と打ちに打ちまくっている。  これには、オフシーズンの米ロサンゼルスでの自主トレーニングでともに汗を流し、今季から主将に就任した青木宣親外野手(38)も「苦しいときに西浦に回ると、何かしてくれるという期待がびしびし伝わってくる。負けそうなときに結果を出してくれる選手が重要になってくると思います」と打線の中での存在感について口にした。  そのうえで、「これだけ続くとそれだけの実力があると思う。そんな選手がたくさん出てきてほしいと思います」と続けた。ただのラッキーで終わらせない。レギュラー定着を目指す7年目の今季。西浦に覚醒の臭いがプンプンする。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(31)が5日、ヤクルト3回戦(神宮)の四回1死満塁でバックスクリーンの屋根部分に当たる中越えの4号満塁弾を放った。  「チョーーーーースゴイ!!」  球団を通じ、日本語で喜びを表現。そして通訳を介して「みんながつないで作ってくれたチャンス、満塁ではありましたが、最低でも1点を取る気持ちで打席に向かいました」と語った。  0-0の四回に満塁で打席を迎えると、ヤクルト・高梨の132キロをとらえ、高い放物線で2戦連続アーチとなる満塁弾を放った。打球はバックスクリーン左に掲示されていた、「目玉(めんたま)マーク」の愛称でも知られる、フジサンケイクループ統一のシンボルマークを越えて、スクリーンの屋根部分に着弾した。  ソトの満塁弾は来日1年目の2018年から3年連続3本目で、同年から2年連続で本塁打王に輝いている。

◆DeNAがヤクルトに快勝し、セ・リーグ2位の座を死守。2年連続本塁打王のDeNA・ソトがひと振りで試合を決めた。  序盤はヤクルト先発の高梨、DeNA先発の平良の好投で、ともに四回まで得点を与えなかったが、ソトの一発がこの均衡を破った。五回に満塁で打席に入った主砲は、高梨の132キロをとらえると、打球は中堅フェンスを軽々と越えた。  4-0で迎えた八回、DeNA・柴田のレフト線への適時二塁打で1点を追加。DeNA先発の平良は7回を投げて3安打無失点、ヤクルトに三塁を踏ませないピッチングでマウンドを降りた。  DeNAは九回にもロペスのライト線への適時二塁打、宮崎のソロ本塁打で3点を奪って大量8点。ヤクルトは九回、村上の適時打で1点を返すのが精いっぱいだった。  ◆平良拳太郎投手「7回までしっかりと集中力を切らすことなく投げることができた。低めの意識をもって、ひとりひとりに投げた。これからもしっかりとこういうピッチングを続けていきたい」

◆ヤクルトは九回に村上の適時打で1点を返すのが精いっぱいだった。平良の速球とスライダーに手も足も出ず、高津監督は「高めに来なかったし、指に掛かった強い球だった。ああいう投球をされたら出塁も得点も難しい」と相手をたたえた。  リーグで唯一、開幕から5カード連続本拠地で戦った。雨で1試合が中止となり、7勝7敗で終えた。高津監督は「数字がいいのか悪いのかは分からない。遠征ではまず体調に気を付けて、引き続きわれわれの野球をしっかりやっていきたい」と5カード連続で続く敵地での戦いに気持ちを切り替えた。

◆DeNAのオースティンが5日、ヤクルト戦に「3番・右翼」で2試合ぶりに先発出場した。  前日4日の同カードは左太ももの張りの影響でベンチスタート。ラミレス監督はこの日の試合前に応じた取材では、雨が降っていたこともあり、「朝の報告では張りのレベルは減っていて、ほぼ完治に近いとのことだったが、天気のこともあるので外した。本人的にはプレーしたがっていたが、ここで無理をさせて悪化するのが一番よくない」と2戦連続でのベンチスタートを示唆していた。  しかし、雨もやみ、その後の室内での練習では「かなり状態はよさそうで、本人からも『大丈夫だアピール』がすごかったので、(方針を)変えました」とスタメン起用に至った背景を説明した。

◆打線が沈黙し、5安打1得点。DeNA先発の平良を崩せず、高津監督は「なかなかバッティングをさせてもらえなかった」と脱帽した。九回に4番手・伊勢から村上の適時二塁打で1点を返すのがやっとで、本拠地での5カード14試合を7勝7敗(雨で1試合中止)で終えた。7日の中日戦から"敵地15連戦"。指揮官は「チームとして成長していけたらいい」と前を向いた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1041 0.714
(↓0.055)
-
(-)
10583
(+4)
49
(+6)
20
(+1)
11
(-)
0.273
(↓0.004)
3.270
(↓0.2)
2
(-)
DeNA
960 0.600
(↑0.029)
1.5
(↑1)
10576
(+8)
57
(+1)
17
(+2)
3
(-)
0.297
(↑0.004
3.550
(↑0.18)
3
(-)
ヤクルト
770 0.500
(↓0.038)
3
(-)
10665
(+1)
73
(+8)
17
(-)
9
(-)
0.251
(↓0.006)
4.540
(↓0.27)
4
(1↑)
中日
780 0.467
(↑0.038)
3.5
(↑1)
10552
(+6)
65
(+4)
9
(+2)
2
(+1)
0.260
(↑0.01)
4.290
(↑0.02)
5
(1↓)
広島
571 0.417
(↓0.038)
4
(-)
10757
(+3)
57
(+8)
16
(+1)
3
(-)
0.281
(↓0.007)
4.300
(↓0.32)
6
(-)
阪神
4100 0.286
(↑0.055)
6
(↑1)
10641
(+8)
73
(+3)
14
(+3)
13
(+1)
0.221
(↑0.001)
5.010
(↑0.17)