西武(★5対8☆)オリックス =リーグ戦6回戦(2020.07.05)・メットライフドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:山本 由伸(2勝0敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝1敗2S))
敗戦投手:與座 海人(0勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】T-岡田(4号・2回表2ラン)

  DAZN
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◆オリックスは先制を許した直後の2回表、T-岡田の2ランで逆転に成功する。その後3-1となって迎えた7回には、T-岡田の適時打などで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回2失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、投手陣が精彩を欠いた。

◆西武金子侑司外野手(30)が5日、首痛のため登録抹消された。近日中にも病院にいく予定。代わりにドラフト8位ルーキー・岸潤一郎外野手(23)が初めて登録された。

◆西武ドラフト8位岸潤一郎外野手が急きょ1軍登録された。金子が首痛抹消されたため抜てき。支配下登録選手では全体最下位の74番目指名を受けたルーキー。 外野手登録も内野もこなすユーティリティーは「(昇格の)電話を受けたんですけど、携帯を持っている手が震えていて、急に緊張してきた。元々スピードのあるプレーが自分の特徴だと思うので、生かしたプレーをしていきたい」と意気込んだ。

◆西武は1回に1点を先制した。オリックスは2回無死一塁で、5番T-岡田が右中間へ4号逆転2ランを運んだ。 1点リードのオリックスは、6回2死一、二塁で安達が一塁強襲適時打で1点追加。リードを2点に広げた。 オリックスは7回に5連打の猛打で突き放し、今季初の2連勝でカード勝ち越しを決めた。山本が2勝目、ディクソンが2セーブ目。西武は連敗で勝率5割に落とした。与座が2敗目。

◆オリックスが今季最多の16安打で今季初の2連勝を飾った。0-1の2回にT―岡田の2ランで逆転。6回に安達の適時打、7回には5連打で4点を奪った。山本が7回2失点で2勝目。西武は終盤に追い上げたが及ばなかった。

◆オリックスのT-岡田外野手が2回に逆転4号2ランを放った。決勝弾を「甘い球を初球から逃さずに打つことができました」と振り返った。 7回にも追加点となる適時打を放ち3打点。「山岡がケガをしてしまったので、(山本)由伸が投げる試合は何が何でも勝たないといけない」。主軸を打つ32歳が気迫を前面に出した。

◆冷静さを失わぬ姿に、エースの風格が漂った。オリックス山本由伸投手が7回4安打2失点と好投し、今季2勝目を手にした。 「力まず、冷静に投げることができた。場面に応じたピッチングができるように心掛けて投げました」。昨季は西武戦3試合に先発し2勝0敗、防御率0・37と封じ込めていた。相性抜群の山賊と今年初顔合わせ。最速155キロの直球を軸に力でねじ伏せ、ほぼ仕事をさせなかった。 変調も苦にしない。6回に史上11人目の1イニング3死球で招いた満塁のピンチも「コントロールがつかなかったわけではない。良いバッターだったので(内角を)厳しくという気持ちがあった」と落ち着いて無失点で乗り越えた。7回の失点でメットライフドームでは通算9試合目、29イング目で初めて自責がついたが「粘り強いピッチングができたので成長かなと思う」と胸を張った。 チームは今季初の連勝。昨季リーグ王者との6連戦に3勝2敗1分けで勝ち越した。「もっと勝ちを増やせるように、チーム一丸となって頑張っていきたい」。21歳右腕の快投が、逆襲の合図だ。【真柴健】 ▼1イニング3与死球のプロ野球タイ記録=山本(オリックス) 5日の西武6回戦(メットライフドーム)の6回に山川、中村、木村に死球を与え記録。17年6月30日青柳(阪神)以来11人目で、パ・リーグ7人目。また、7回に再び山川に死球を与えて計4与死球。オリックスでゲーム4与死球は、阪急時代の80年9月17日谷村、03年5月17日徳元に次ぎ3人目の球団タイ記録。

◆西武は、オリックス山本に7回散発4安打2点に封じられ、3本のバットをへし折られた。9回に反撃に出たものの最後は届かなかった。 辻発彦監督は「このままやられるのしゃくだし。先頭出てから、少しは苦しめたれ、と。(抑えの)ディクソンまで出させたのは粘りを見せてくれた」。6連戦2勝3敗1分けで負け越し。開幕ホーム15連戦は勝率5割で終えた。

◆オリックスのアダム・ジョーンズが来日初の猛打賞を記録した。 2回に5番T-岡田の2ランにつながる左前打。7回は5連打で4点を奪う歯車の一部となり、8回もダメ押しの適時打を放った。3日西武戦からDHで出場し、この3試合で13打数6安打の打率4割6分2厘と上向き。西村監督は「状態が悪いわけではなかった。良いバッティングをしてくれた」と目を細めた。打線はともに今季最多の16安打、8得点と奮闘した。

◆西武は与座海人投手が3度目の先発でゲームをつくりながらも、プロ初勝利には届かなかった。 1回に先制した直後の2回に、オリックスT-岡田に逆転2ランを浴びた。その後は抑えながらも6回途中3失点で降板。反撃に出たい打線は6回にオリックス山本由伸投手から3死球を受けた。右手首に直撃した中村剛也内野手は、治療を受けながら強行出場。8回の打席で交代した。辻発彦監督は「(中村が)『しゃくだからもう1回打席立つ』って意気込んでいたけど、点差開いたんで無理させたくなかった。それでも行くっていうベテラン中村の気持ちをくんで、若い選手も見習って。そういうやられたらやり返す気持ち持って相手と戦わないといけない」と、ベンチでの様子を明かした。

◆オリックス山本由伸投手が7回4安打2失点と好投し、今季2勝目を手にした。▼1イニング3与死球のプロ野球タイ記録=山本(オリックス) 5日の西武6回戦(メットライフドーム)の6回に山川、中村、木村に死球を与え記録。17年6月30日青柳(阪神)以来11人目で、パ・リーグ7人目。また、7回に再び山川に死球を与えて計4与死球。オリックスでゲーム4与死球は、阪急時代の80年9月17日谷村、03年5月17日徳元に次ぎ3人目の球団タイ記録。

◆オリックス・T-岡田外野手(32)が5日、西武6回戦(メットライフ)に「5番・左翼」で出場。二回に逆転の4号2ランを放った。  「打ったのは真っすぐです。完璧でした! しっかりとスイングできましたし、いい結果になってくれてよかったです!」  先発の山本が一回に味方のエラーから1点を失い、直後の二回。先頭のジョーンズが左前打で出塁すると、西武先発・與座が投じた初球を右中間席に運んだ。  完全復活を狙う今季はこの日の試合前まで3試合連続安打。打率・292、3本塁打、13打点と好調を維持している。

◆オリックスの新外国人、アダム・ジョーンズ外野手(前ダイヤモンドバックス)が5日、西武6回戦(メットライフ)に「4番・DH」で出場。来日初となる猛打賞を記録した。  二回の第1打席で左前打を放ち、七回1死一塁でも左前打でチャンスを拡大。一挙4得点のきっかけを作り、八回の第5打席では右前へ適時打を放った。  来日1年目の今季はここまで打率・276、2本塁打、5打点をマークしている。

◆オリックスが今季最多の16安打で今季初の2連勝を飾った。0-1の二回にT-岡田の2ランで逆転。六回に安達の適時打、七回には5連打で4点を奪った。山本が7回2失点で2勝目。西武は終盤に追い上げたが及ばなかった。

◆オリックスのロドリゲスが危険なスライディングをしたとして警告が与えられた。二回2死二塁で、安達の中前打で本塁への生還を試みた際にスパイクの裏を見せながら捕手の森にぶつかりにいこうとしたと判断された。

◆西武の3年目の与座は今季3度目の先発でも白星をつかめなかった。1点を先制してもらった直後の二回に無死一塁で速球をT-岡田に逆転2ランを浴び「中途半端な高さになってしまった」と反省した。その後は粘ったが、六回2死一、二塁のピンチを招いて降板を告げられた。  3試合とも5回以上を投げて3失点と先発として最低限の仕事はしているがプロ初勝利は遠い。「もう一つチームに流れを呼び込めていない。そういう投球をしている自分が悪い」と自らを責めた。

◆今年も西武キラーぶりを発揮した。オリックス・山本が7回4安打2失点(自責1)で今季2勝目。うなりをあげる剛速球を武器に真っ向勝負を挑み、チームを今季初の連勝、初のカード勝ち越しに導いた。  「2勝2敗1分けだったので、とにかく絶対に勝とうと思って投げていました。気持ちを引き締めて投げました」  5分の対戦成績で迎えた一戦。一回に味方の失策で先制されたが、直後に打線が逆転した。最速155キロの直球にシュート、ツーシームと多彩な変化球で山川、森ら強打者を翻弄。二回以降、スコアボードに「0」を並べ続けていたが、六回に最大のピンチが訪れた。  山川、中村、木村に死球を与えて2死満塁。2017年の青柳(阪神)以来、プロ野球ワーストタイとなる1イニング3死球で自ら危機を招いたが「制球がつかなくて当てたわけじゃない。原因は自分で分析できていた」と冷静に川越を二飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。  この冷静さが進化の証し。昨季5月16日のロッテ戦(ZOZOマリン)では味方野手の1イニング3失策が絡み、自己ワーストの計6失点(自責2)。気持ちを切り替える難しさも学んだ。今年は違う姿を見せつけ「冷静に崩れず、粘り強く投球できたのは成長かな」と手応えを口にした。西武戦は昨季から無傷の3連勝。嫌なイメージも植え付けた。  「チームの状態も上がってきている。これからさらに勝ちを積み重ねられるように頑張っていきたい」  ダブルエースの山岡は負傷離脱したが、好投を続ける田嶋に、山本がいる。7日からは本拠地・京セラに戻り、白星を量産していく。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1140 0.733
(↑0.019)
-
(-)
10593
(+8)
45
(+1)
16
(+1)
16
(+1)
0.303
(↑0.004)
2.840
(↑0.14)
2
(-)
ロッテ
960 0.600
(↓0.043)
2
(↓1)
10558
(+1)
64
(+8)
14
(-)
15
(-)
0.234
(↓0.008)
4.200
(↓0.24)
3
(-)
西武
771 0.500
(↓0.038)
3.5
(↓1)
10568
(+5)
73
(+8)
13
(-)
8
(-)
0.243
(↓0.002)
4.240
(↓0.2)
4
(-)
ソフトバンク
681 0.429
(↓0.033)
4.5
(↓1)
10563
(+3)
66
(+5)
17
(+1)
11
(-)
0.230
(↓0.003)
4.370
(↓0.08)
4
(1↑)
日本ハム
681 0.429
(↑0.044)
4.5
(-)
10554
(+5)
77
(+3)
14
(+1)
7
(+1)
0.218
(↑0.005)
4.670
(↑0.2)
6
(-)
ORIX
4101 0.286
(↑0.055)
6.5
(-)
10555
(+8)
66
(+5)
13
(+1)
10
(+2)
0.236
(↑0.014
3.980
(-)