巨人(★4対6☆)中日 =リーグ戦3回戦(2020.07.05)・東京ドーム=
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中日
02102000161512
巨人
0020010104701
勝利投手:梅津 晃大(2勝1敗0S)
(セーブ:岡田 俊哉(0勝0敗3S))
敗戦投手:サンチェス(2勝1敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(4号・5回表2ラン),ビシエド(5号・9回表ソロ)
【巨人】中島 宏之(2号・6回裏ソロ)

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◆中日は2回表、2死一三塁から溝脇が適時三塁打を放ち、2点を先制する。その後3-2となって迎えた5回には、ビシエドの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・梅津が6回3失点で今季2勝目。敗れた巨人は、8回の好機であと1本が出なかった。

◆中日アリエル・マルティネス捕手(24)が、球団史上初となる外国人捕手として8番捕手でスタメン出場した。 試合前の場内アナウンスでこの日の先発予定バッテリーが紹介され、先発梅津とともに名前がコールされた。4日の巨人戦では代打で途中出場し、球団史上20年ぶり2人目となる捕手デビューを果たしたばかり。6回1死一塁では吉川尚の盗塁を外国人捕手として球団史上初めてとなる盗塁阻止も決めていた。 前日の試合後与田監督は「盗塁阻止も非常に素晴らしいボールだった。投手に対してのジェスチャーも(いい)。どんどん経験をして、使っていけるメドが立つんじゃないか。心強い戦力だと思っている」と称賛。この日のスタメン出場について聞かれた指揮官は「それは明日(5日)の...ということで」と言葉を濁していた。 1日に育成から支配下登録され、アルモンテの故障で3日に1軍に初合流したラッキーボーイ。今季2軍で3試合2本塁打のパワーも持つ。強打をスタメンで披露できれば、竜の捕手争いに下克上が生じそうだ。 この日の2回2死走者なしでの第1打席では巨人サンチェスからプロ入り初安打となる右前打を放った。 ◆アリエル・マルティネス 1996年5月28日、キューバ生まれ。コマンダンテ・マヌエル・ピティ・ファハルド体育大からキューバリーグ・マタンサスを経て18年3月に育成契約で中日入り。昨季は2軍で一塁手も兼ね52試合、2本塁打、21打点、打率2割5分7厘。昨年11月のプレミア12ではキューバ代表として招集された。ソフトバンク・グラシアルはマタンサスでチームメート。年俸1500万円(推定)。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。 ◆外国人選手が捕手で先発出場は91年6月12日ディアズ(ロッテ)以来、29年ぶり。セ・リーグでは77年4月27日ギャレット(広島)以来となり、2リーグ制後の中日では初めて。また、A・マルティネスはこの日猛打賞も記録。外国人選手が先発捕手で猛打賞は90年8月1日の前記ディアズ以来。 ▽中日加藤通訳(2軍時代にA・マルティネスを担当) (初対面で)利発そうな子と感じた。捕手としてグラウンドで頻繁に使う日本語を教えた。彼からもスペイン語の『低く』『けん制』などの日本語を聞かれて、教えた。

◆巨人先発のエンジェル・サンチェス投手(30)が3回途中6安打3失点で降板した。初回は無失点に抑えたが、四球と安打でピンチを背負った。2回に3連打で2点を失うと、3回先頭の福田に二塁打を浴びた所で降板。2番手でこの日1軍登録された堀岡隼人投手(21)がマウンドに向かった。サンチェスは2試合に登板し2勝0敗、防御率0・77の成績を残していた。 なお、捕手も炭谷から大城に交代した。

◆巨人守護神ルビー・デラロサ投手(31)が、1発を浴び降板した。1点を追う9回に7番手で登板。先頭のビシエドにカウント2-2から155キロの直球をバックスクリーン右に運ばれ打者1人で降板となった。

◆中日は2回、溝田の適時三塁打で2点先取。3回にもビシエドの適時打で加点。巨人は3回、丸の適時二塁打で2点をかえした。 中日は5回、ビシエドの特大4号2ランで加点。巨人は6回中島の2号ソロで1点をかえした。中日2点リードで終盤戦に入った。 巨人は8回、亀井の適時打で1点をかえすも反撃及ばず。サンチェスが来日初黒星。中日は連敗を2で止めた。梅津が2勝目。 中日岡田が3セーブ目。

◆1軍昇格したばかりの巨人堀岡隼人投手が、3回途中から2番手で登板し、2回1安打無失点に抑えた。育成出身4年目。「メチャクチャ緊張していて、足が震えていました。でも、攻めることはできました。次につながるピッチングはできたと思います」。 宮本投手チーフコーチは「1軍でやっていく力あるというか、高評価でした」。いったん抹消し、次カードの7日阪神戦からは右肩周辺の肉離れで離脱していた大竹が1軍に合流する。

◆巨人は今季2度目の同一カード3連勝を逃し、球団単独2位となる原辰徳監督の監督通算1035勝目はお預けになった。 2回までに2点を失った先発サンチェスを3回無死二塁で降板させて継投に入ったが、逆転はならず。指揮官は「ズルズルいきたくなかったですね。日曜日だし総動員。(打線は)もう1本がなかなか出なかった」と悔やんだ。 長嶋終身名誉監督の1034勝に並んだ翌日も「8番二塁」で若林を今季初先発させるなど15試合で15通り目の打線を組んだ。「チームは生きている。目ん玉がギラギラしている人間を出すことが正しい」。3回は丸の2点適時二塁打で1点差に迫ったが、続く1死二、三塁で岡本が空振り三振に倒れ、勝ち越せなかった。7日の阪神戦から今季初遠征となる長期ロードに出る。4日に全選手が2度目のPCR検査を受け、指揮官は「ユニホームを着ている時は変わらない。脱いで世の中に出る時は、一国民として、うつらない、うつさない」と最善を期す。

◆中日アリエル・マルティネス捕手(24)が、球団史上初となる外国人捕手として8番捕手でスタメン出場した。巨人原辰徳監督(中日A・マルティネスに)「あまり見慣れない光景ですよね。バッティングもシュアだしね、まだ若いんでしょ? 手ごわいと思いましたよ」

◆巨人の守護神デラロサが打者1人で緊急降板した。 1点を追う9回に登板し、先頭のビシエドに155キロの直球をバックスクリーン右に運ばれた。宮本コーチは「腰から脇にかけてだと思うんだけど、筋肉の固さというか違和感。我々が見てもおかしいな、腕が振れてないというのがあった」と説明。今後については様子を見て判断する。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手が、2本塁打を含む猛打賞でバッテリーを援護した。 3回の中前適時打に、5回には左翼3階席に飛び込む特大4号2ラン、9回のダメ押し5号ソロと4打点。「(4号アーチは)少し高めの球だけど、自分でもうまく打てた。足に打球を当てながら必死に梅津は投げてるから、打ちたかった。いいスイングができている。この状態を維持して、明後日(7日)からも打ちたい」とアシストを約束した。

◆5位中日が首位巨人を下した。ビシエドが2本塁打を含む4打点の活躍。先発梅津は今季2勝目を挙げた。

◆中日アリエル・マルティネス捕手(24)が、球団史上初となる外国人捕手として8番捕手でスタメン出場した。 試合前の場内アナウンスでこの日の先発予定バッテリーが紹介され、先発梅津とともに名前がコールされた。4日の巨人戦では代打で途中出場し、球団史上20年ぶり2人目となる捕手デビューを果たしたばかり。6回1死一塁では吉川尚の盗塁を外国人捕手として球団史上初めてとなる盗塁阻止も決めていた。 ▼中日与田監督(連敗ストップとA・マルティネスについて)「ファンが球場に入れる時期が近づいている。いい成績でファンに喜んでもらいたい。(A・マルティネスは)去年から非常にいい状態。オフにケガがあったが、大活躍してくれた。楽しみな戦力です」

◆中日アリエル・マルティネス捕手(24)が、5日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初のスタメンマスクをかぶり、攻守で連敗ストップに貢献した。「8番捕手」で球団史上初、プロ野球29年ぶりの外国人捕手スタメン出場。打ってはプロ初安打を含む3安打猛打賞もマークした。同い年の先発梅津を好リードし、チームを3連敗から救った。 先月まで育成契約だったカリビアンキャッチャーが、球団史に名を刻んだ。同い年の梅津とプロ初バッテリーを組み、巨人打線を分断した。丸には適時打、中島には本塁打を打たれたが、主砲岡本は無安打2三振。6回まで5安打3失点で試合を作った。 梅津の落差の大きなフォークにも、しっかり反応。190センチの巨体でがっちり捕球し、梅津を楽にした。打席でも2回2死から先制点につながるプロ初安打の左前打を放つと、3、4打席と連続安打。猛打賞でスタメンデビューを飾った。 「(梅津には)とにかく元気を出して、攻撃的にやろうと伝えた。(若林の打球直撃で)足が痛いのを我慢して投げていた。頑張れ、頑張れと応援したよ」。実戦初バッテリーでも息はピッタリだった。昨春、右肩の故障でリハビリ中の梅津の球を受けてきた。「いつか2人で1軍でバッテリーを組もう」。1日に支配下登録され、2年目右腕の対巨人3勝目を支えた。 この日の試合前、ベンチ前の円陣で声出し役も務めた。「3連敗で名古屋には帰れない。必ず今日勝って名古屋に戻ろう!」。通訳を通じてナインを鼓舞し、自身も攻守で連敗ストップに貢献。日本語での会話力について、関係者は「ペラペラとは話せないが、単語は使える。こちらが話している野球用語は理解している」。習い覚えた「低めに」などの単語で、マウンドの投手に考えを伝える。 中村バッテリーコーチからハッパをかけられていた。「美人の彼女がいるんだろ。今日はいいところを見せろよ」。キューバ人の婚約者カミラさんとは日本で同居中。ナゴヤ球場で応援する姿がファンの間で話題になるほどの美女だ。テレビ画面越しに、獅子奮迅の活躍を美しいフィアンセに届けた。【伊東大介】 ◆アリエル・マルティネス 1996年5月28日、キューバ生まれ。コマンダンテ・マヌエル・ピティ・ファハルド体育大からキューバリーグ・マタンサスを経て18年3月に育成契約で中日入り。昨季は2軍で一塁手も兼ね52試合、2本塁打、21打点、打率2割5分7厘。昨年11月のプレミア12ではキューバ代表として招集された。ソフトバンク・グラシアルはマタンサスでチームメート。年俸1500万円(推定)。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。 ▼A・マルティネスが捕手で先発。外国人選手が捕手で先発出場は91年6月12日ディアズ(ロッテ)以来、29年ぶり。セ・リーグでは77年4月27日ギャレット(広島)以来となり、2リーグ制後の中日では初めて。また、A・マルティネスはこの日猛打賞も記録。外国人選手が先発捕手で猛打賞は90年8月1日の前記ディアズ以来。

◆中日のアリエル・マルティネス捕手(24)が5日、巨人3回戦(東京ドーム)に「8番・捕手」で出場する。助っ人の先発マスクは1991年のマイク・ディアズ(ロッテ)以来、29年ぶり。  A・マルティネスは前日4日の同戦で六回に代打で出場し、直後の守備からマスクをかぶり、2000年のディンゴ(中日)以来となる助っ人捕手の出場を果たした。また、俊足の吉川尚が企画した二盗を好送球で阻止。強肩も披露し、試合後に与田監督は「盗塁刺も非常に素晴らしいボールだった。もちろんこれからまた、どんどん経験をして、レベルアップをしてもらわないといけないですけど、こうやって使っていけるめどが立つんじゃないかな」とコメントしていた。  2軍では3試合に出場して2本塁打と、長打力は大きな武器。初めてHランプを灯す瞬間にも期待がかかる。

◆中日・溝脇隼人内野手(26)が5日、巨人3回戦(東京ドーム)に「1番・二塁」で出場。昨年5月22日の広島戦(マツダ)以来となるスタメンとなった。  今季は3月21日の広島との練習試合(マツダ)前の練習中に右脇腹を痛め、「右内腹斜筋筋膜損傷」で離脱していたが、回復して6月30日に1軍昇格。前日4日の巨人戦で六回に代打で出場し、今季初安打となる右翼への二塁打を放っていた。  代わってここまで14試合すべてで二塁を守ってきた阿部が今季初のベンチスタート。前日は3三振に1併殺打と調子を落としていた。同戦で1番を任された平田は今季初となる「6番・右翼」で出場する。

◆中日・梅津晃大投手(23)が5日、巨人3回戦(東京ドーム)に先発。6回5安打3失点と粘りの投球を披露した。  「三回以降から、しっかり腕を振ってストレートで相手打者をおすことができたので、カウントを整えることができました。そこは良かったところだと思います」  3-0の三回に、先頭・若林の鋭いライナー性の打球が右すねに直撃(記録は投手内野安打)。グラウンド上でしゃがみ込むシーンもあり、一旦はベンチに下がったが、治療を行いマウンドへ戻ってきた。その後は時折、足元を気にするようなしぐさを見せながらも気迫をボールに込めて投球。この回の失点を2点にとどめると、その後はソロ本塁打の1点でしのいだ。  自ら打ち取ったアウトや、4番・ビシエドが放った2ランには大きなガッツポーズも。同一カード3連敗阻止に向けて、感情も解き放ちながら腕を振った。  バットでの仕事も目立った。二回は2死から、この試合で来日初スタメンを果たした女房役のAマルティネスの、左前への来日初安打に続いて、中前打を放った。さらには続く溝脇の右中間への当たりに激走し、足から滑り込んでホームイン。六回にも三遊間を破る安打を放ち、自身初のマルチ安打を記録した。

◆中日が15安打を放ち、巨人投手陣を打ち崩した。中日の4番・ビシエドは超特大アーチなど4打点の大暴れだった。巨人の連勝は3でストップ。  中日は二回2死一、三塁の場面で、今季初スタメンとなった1番・溝脇が右中間へ適時三塁打を放って2点を先制。さらに三回、ビシエドの中前適時打で1点を追加した。  巨人に2点を返され、中日の1点リードで迎えた五回、2死一塁で打席に入った中日の4番・ビシエドは打った瞬間スタンドインとわかる豪快な4号2ラン。ボールは勢いよく左翼席の上段に飛び込んだ。  巨人は六回、中島のソロ本塁打で2点差に詰め寄ると、八回二死一、三塁で、2日のDeNA戦で右肘に死球を受けて途中交代した巨人・亀井が代打で登場。遊撃への適時内野安打で1点差とした。  しかし巨人の反撃もここまで。中日は九回、ビシエドがこの日2本目となる5号ソロを右中間席へ運び、とどめを刺した。  中日・与田剛監督 「なんとか次の1点を取りに行ったんですけど、なかなか点が取れず。選手が粘ってくれました。(捕手で先発出場したA・マルティネスについて)去年から非常にいい状態。今シーズン楽しみな選手として期待している。(2ホーマーのビシエドについて)見事な一発でした。3連敗せずにひとつ勝ててよかった」

◆中日は5日、巨人3回戦(東京ドーム)に6-4で勝利。アリエル・マルティネス捕手(24)が「8番・捕手」で出場し、3安打と大活躍した。  二回2死走者なしの第1打席でサンチェスに対し、「速いボールを投げる投手。真っすぐで来たので遅れないように、とにかくコンタクトを心がけて、前でとらえることができた」と152キロの直球をライナーで左前にはじき返し、来日4打席目で初安打をマーク。その後の1番・溝脇の右中間三塁打で先制のホームを踏んだ。  六回にも藤岡の高めに浮いたフォークを左前にはじき返し、八回には沢村の153キロを打ち返し三遊間を破った。  助っ人の先発マスクは球団では史上初で、球界では1991年のマイク・ディアズ(ロッテ)以来、29年ぶり。試合前は円陣での声出し役を任され、輪の中心で「2試合、負けている。このままでは帰れない。必ず勝って名古屋に帰ろう」と声を張った。見事に勝利に貢献し、忘れられない一日となった。

◆先発が誤算だった。ここまで2戦2勝、防御率0・77と好調だった巨人のエンジェル・サンチェス投手(30)=前韓国SK=が三回途中6安打1四球3失点で降板。早めの継投策を打った原監督は「ズルズルいきたくなかった。きょうは日曜日だし、(救援陣を)総動員で」と説明したが、最後まで主導権を握れなかった。  サンチェスは6月21日の阪神戦(東京ドーム)で六回途中1失点、同28日のヤクルト戦(神宮)で6回無失点と、助っ投らしい活躍をしてきた。突然の乱調に、宮本投手チーフコーチは「疲れもあるのでは。(新型コロナウイルスの影響で)家族も離れている。傷の浅いうちに次へ、ということ」と説明した。  次回登板は予定通り12日のヤクルト戦(ほっと神戸)。この日、本人のコメントはなかったが、復調が待たれる。(伊藤昇)

◆巨人のルビー・デラロサ投手(31)が5日、中日3回戦(東京ドーム)で腰、脇腹付近に違和感を訴えて、緊急降板した。  九回に登板した守護神は、先頭のビシエドにソロ本塁打を浴びた直後に交代。宮本投手チーフコーチは「おかしいな、腕が振れてないなと。筋肉の硬さみたいなのがあるみたい」と説明した。重症ではないといい、今後は状態を見て判断する。  また、前日4日に先発した田口は左太もも裏の張りで出場選手登録を抹消された。代役はファーム調整中の今村となる見込み。また、7日に中継ぎの大竹が昇格し、堀岡が2軍に再合流する。

◆初の先発出場で勝利に導いた。育成選手として中日に入団し、1日に支配下登録されたアリエル・マルティネス捕手(24)が攻守でチームを引っ張った。外国人捕手による先発マスクは1991年のディアズ(ロッテ)以来だ。  「このシリーズ(巨人3連戦)で2試合、負けている。このままでは戻れない。必ず勝って名古屋に帰ろう」  試合前に組まれた円陣で、桂川通訳を介しながら激しいジェスチャーを交えてナインを鼓舞。勝利への執念を伝えた。  キューバ出身で、190センチ、95キロと大柄な右打者。二回にサンチェスの150キロを超す直球を左前にはじき返してプロ初安打。六、八回も左前打を放ち、1試合3安打を記録した。  守りでは2年目右腕の梅津をリードし、ワンバウンドの球も体で受け止める高い捕球技術で暴投を阻止。梅津が昨春に右肩痛で離脱した際、リハビリの投球練習でボールを受けた。1年前に2人で「絶対に1軍でバッテリーを組もう」と約束。三回に打球が右足首に直撃した右腕には「バモス!(スペイン語で頑張れの意味)」と声をかけ、二人三脚で戦った。  「今シーズンの大きな戦力になってくれると思う」と与田監督。加藤と木下拓に待ったをかけ、正捕手の座を奪うことも"アリエル"ような好評価だ。  「キューバにいる父親が、記念のボールとかを喜んでくれる。しっかりと持って帰りたい」とA・マルティネス。ジャパニーズドリームをつかむための第一歩となった。(須藤佳裕)

◆両軍ともに救援陣がぴりっとせず、どちらに流れが転んでもおかしくなかった試合。中日はビシエドとA・マルティネスの両外国人で勝ったようなものだ。  A・マルティネスは、初めて先発マスクをかぶって3安打。たまたまではない。球をしっかり引きつけて、これは打てるな、という打ち方。この日は単打3本だったが、スピードに慣れてくれば長打も出る。  まだ相手打者の怖さを知らないこともあるとはいえ、強気のリードもよかった。190センチの長身ながら、体を包み込むような形で捕球して、ワンバウンドも体で止めていた。捕球のうまさに加えて後ろにそらす心配が少なく、投手は投げやすかったと思う。三塁に走者を背負っても、梅津が思い切ってフォークボールを投げられた要因だ。  一塁に、同じキューバ出身のビシエドがいることも大きい。ベンチにいるときはもちろん、守備中もマウンドに集まったときに攻め方などのアドバイスをしてもらえる。堂々の正捕手候補といっていいだろう。(本紙専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1041 0.714
(↓0.055)
-
(-)
10583
(+4)
49
(+6)
20
(+1)
11
(-)
0.273
(↓0.004)
3.270
(↓0.2)
2
(-)
DeNA
960 0.600
(↑0.029)
1.5
(↑1)
10576
(+8)
57
(+1)
17
(+2)
3
(-)
0.297
(↑0.004)
3.550
(↑0.18)
3
(-)
ヤクルト
770 0.500
(↓0.038)
3
(-)
10665
(+1)
73
(+8)
17
(-)
9
(-)
0.251
(↓0.006)
4.540
(↓0.27)
4
(1↑)
中日
780 0.467
(↑0.038)
3.5
(↑1)
10552
(+6)
65
(+4)
9
(+2)
2
(+1)
0.260
(↑0.01
4.290
(↑0.02)
5
(1↓)
広島
571 0.417
(↓0.038)
4
(-)
10757
(+3)
57
(+8)
16
(+1)
3
(-)
0.281
(↓0.007)
4.300
(↓0.32)
6
(-)
阪神
4100 0.286
(↑0.055)
6
(↑1)
10641
(+8)
73
(+3)
14
(+3)
13
(+1)
0.221
(↑0.001)
5.010
(↑0.17)