ヤクルト(☆10対8★)DeNA =リーグ戦2回戦(2020.07.04)・明治神宮野球場=
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DeNA
10111011281523
ヤクルト
02200222X10612
勝利投手:小川 泰弘(2勝0敗0S)
敗戦投手:エスコバー(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(2号・1回表ソロ),ロペス(2号・4回表ソロ),ソト(3号・9回表2ラン)
【ヤクルト】西浦 直亨(5号・2回裏2ラン),青木 宣親(2号・3回裏2ラン)

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◆ヤクルトは2-2で迎えた3回裏、青木が2ランを放ちリードを奪う。その後同点とされて迎えた6回に、山崎の犠飛などで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小川が今季2勝目。敗れたDeNAは、打線が8得点を挙げるも、守備のミスが響き、痛い敗戦を喫した。

◆打撃絶好調のヤクルト西浦直亨内野手(29)が、リーグトップタイに並ぶ5号2ランを放った。 1点を追う2回無死一塁、カウント2-2からの9球目、DeNA中川の低め122キロ変化球をうまくすくい上げ、逆転の右中間へ5号2ラン。センター方向へ強風も吹いている中で「後ろにつなぐ気持ちでしたが、しっかりととらえることができていい角度で上がってくれました。風に助けられました」とコメントした。 西浦は、4試合連続打点をマークし、今季の7安打すべてが適時打となっている。5本塁打は村上、山田哲らを抑えてチームトップ。さらに巨人岡本、広島鈴木とも肩を並べるセ・リーグ首位タイの本塁打数となった。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が先制の2号ソロを放った。オースティンが先発を外れ「3番二塁」でスタメン出場。 1回2死、ヤクルト先発小川の2球目、外角低め142キロを捉え、右翼席に運んだ。 「いい風が吹いてくれました。しっかり前で捉えることができました。今季初登板の中川のためにも、先制はしましたが、1点1点追加点を奪っていきたいです」と話した。

◆頼れるキャプテンが、豪快な1発を決めた。2-2で迎えた3回2死一塁。ヤクルト青木宣親外野手がカウント2-1からDeNA先発中川の高め148キロ直球をとらえ、バックスクリーン直撃の2号2ランを放った。 チームメートと肘タッチをかわし、笑顔。テレビカメラに向かってガッツポーズも決め、「少し詰まりましたが、角度は良かったので風に乗ってくれて、入ってよかったです」とコメントした。

◆DeNAは1回にソトの2号ソロで先制。ヤクルトは2回に西浦の5号2ランで逆転。同点の3回に青木の2号2ランで勝ち越し。 DeNA先発中川は3回4失点。4回、ロペス2号ソロ。5回、佐野の適時打で1点。ヤクルトは6回、山崎の犠飛と暴投で2点。 ヤクルトは坂口の適時二塁打などで終盤も加点し逃げ切り。小川が2勝目。DeNAは9回にソトの2ランで追い上げるも及ばず。 DeNAエスコバーが1敗目。

◆ヤクルトが乱戦を制した。4-4の6回に山崎の犠飛と暴投で2点を勝ち越し、7、8回に2点ずつ加えた。小川は6回8安打4失点で粘り2勝目。継投でしのぎきった。DeNAは打線が15安打したが、終盤に守備でミスが続いた。

◆DeNAが守備のミスが響き手痛い敗戦を喫した。1点を勝ち越された6回2死満塁から平田が暴投で1点を献上。7回2死一、二塁では重盗の仕掛けに国吉が三塁へ悪送球し1点を失った。 8回は佐野の落球から2点を追加されるなど被安打6で10失点。ラミレス監督は「なぜこうなったかと言えばミスでの失点。こうしたものを最小限に抑えていかないと優勝はできないと思う。修正していきたい」と険しい表情だった。

◆DeNA新外国人のタイラー・オースティン内野手(28)が、試合前に左太ももに張りを訴え、先発から外れた。 この日は2点を追う9回2死二塁から代打出場し申告敬遠された。ラミレス監督が試合後に「試合前にオースティンから左ももあたりに張りがあると訴えがあり、念のため(先発)ラインアップから外しました。明日は多分、良くなると思います」と説明した。

◆ヤクルト西浦直亨内野手が、巨人岡本、広島鈴木誠らとセ・リーグ本塁打ランキングのトップに立った。 1点を追う2回無死一塁、カウント2-2から粘り、DeNA先発中川の低め122キロをすくい上げ、右中間へ5号2ラン。センター方向へ強風が吹いており「後ろにつなぐ気持ちでしたが、しっかりととらえることができていい角度で上がってくれました。風に助けられました」。プロ入り後初の4試合連続打点をマーク。今季の7安打すべてが適時打で、計12打点。5本塁打は村上、山田哲を抑えてチーム最多。開幕メンバー外だった男が、すっかり5番打者になった。 ベンチに戻ると上田にうながされ、テレビカメラに向かって照れながらガッツポーズ。普段は物静かな性格で、試合前のセカンドアップでは、誰よりも早くグラウンドに出てストレッチを始める真面目さ。しかしマイクを持つと、一変?するのは燕党にとって有名。14年のファン感謝デーから、歌声を披露。SMAP「らいおんハート」やWhiteberry「夏祭り」で盛り上げてきた。18年には緑色の法被姿で東京音頭を熱唱し、つば九郎を気絶させたほど。歌声に負けない衝撃の打撃をファンは待っている。【保坂恭子】

◆ヤクルトが足を絡めて乱戦を制した。1点差に迫られた直後の7回1死一、三塁。青木の初球にランエンドヒットを仕掛け、二ゴロの間にまず1点。さらに2死一、二塁で西浦の初球に重盗。二走・山田哲のプロ初の三盗がDeNA国吉の三塁悪送球を誘い一気に生還した。 高津臣吾監督は「走塁、犠打をきっちりサイン通りに行うことができた。役割や仕事、何をしないといけないのか(選手が)理解している攻撃ができた」と手応えを口にした。

◆9回、2点差まで詰め寄られたヤクルトを鼓舞したのは、キャプテン青木宣親外野手の声だった。 8回からベンチに退いていたが、その声が2点差での勝利を引き寄せた。 2-2で迎えた3回2死一塁では、カウント2-1からDeNA先発中川の高め148キロ直球をとらえ、バックスクリーン直撃の勝ち越し2号2ランを放った。 6回には、無死一塁の場面でDeNAエスコバーから左前打を放ち、チャンスを広げた。さらに7回2死一、三塁、DeNA国吉の初球にランエンドヒットで、二ゴロの間に1点を挙げた。 キャプテンは、プレーだけでなく声でも存在感を発揮する。9回、守護神石山が3連打を許し、4点リードが2点に縮まった。緊張感の高まるナインに、ベンチから青木の大きな声が届く。「大丈夫!大丈夫!」。なんとか逃げ切り、全員で歓喜の瞬間を迎えた。青木は「もしかしたら、ということころまで追い詰められていたので、願う気持ちでした」と振り返った。 高津監督は「自分の立場、意味を理解した、いい声を出してくれる。最後(9回)も呪文のようにずっと「大丈夫、大丈夫」と言っていた。勇気づけられたり、元気が出たり、もう1回やり直そうと気持ちの入れ替えができる声を出してくれるキャプテン青木の存在は、すごくベンチでも大きいなと思います」と明かした。 試合後、青木は次戦を見据えていた。開幕から5カード続いた本拠地神宮での連戦も、5日DeNA戦が最後。勝てば勝率5割復帰だ。「(7日から)ビジターでの試合になるので、明日勝って終わりたいと思います」と力強かった。

◆DeNAの桑原将志外野手(26)が4日のヤクルト戦(神宮)に、6月20日の広島戦(横浜)以来となるスタメンで出場する。「2番・中堅」として、好調の梶谷との1、2番のコンビを組む。  桑原は2016、17年は不動のリードオフマンとして活躍したが、18年以降は自身の不振や神里、乙坂らの台頭で出場機会が減っていた。大阪出身の明るい性格で、チーム屈指のムードメーカー。常に全力プレーで、ファンからも「ガッツマン」として愛される人気選手が12試合ぶりのスタメンでアピールを狙う。  DeNAの先発は昨季途中に育成から支配下登録となった3年目右腕の中川。今季初登板でプロ初勝利を目指す。

◆昨季までソフトバンクの育成選手だったヤクルト・長谷川宙輝投手(21)の貪欲さが、垣間見えるシーンがある。  試合前練習の終盤。各自のメニューが終了後、石井投手コーチらとの"おかわり"キャッチボールを毎日のように行っている。投球フォームのバランスを確認するように丁寧に投げる姿は、もはや恒例だ。  6月25日の阪神戦(神宮)で救援登板して、プロ初勝利を手にした。「少しでもチームの勝利に貢献できるようなピッチングをすることが一番ですけど、数多く試合で投げていろいろな経験をして、移籍選手では多分いないと思うんですけど、新人王を取れたらいいと思っています」と口にしていた左腕。ハングリー精神あふれる育成出身の左腕が、新天地でも貪欲な姿勢で日々を過ごしている。

◆絶好調男が止まらない!! ヤクルト・西浦直亨内野手(29)が4日、DeNA2回戦(神宮)に「5番・三塁」で先発出場。1点を追う二回無死一塁から、右中間席へ5号2ランをたたき込んだ。  粘ってタイミングを合わせた。相手先発で3年目の21歳右腕・中川が投じた9球目、122キロのスライダーを捉え「後ろにつなぐ気持ちでしたが、しっかりと捉えることができてよい角度で上がってくれました。風に助けられました」。7月に入り4試合目だが、第1打席のアーチですでに4本塁打。高津ヤクルトの新5番の活躍が続いている。

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)が4日、DeNA2回戦(神宮)に「3番・左翼」で先発出場。2-2と同点の三回2死一塁から、バックスクリーンへの2号2ランを放った。  相手の先発右腕・中川が投じた、148キロの直球を一閃。6月19日の開幕戦(対中日、神宮)以来、13試合ぶりの一発に「少し詰まりましたが、角度は良かったので風に乗ってくれて入ってよかったです」と振り返った。

◆神宮球場で4日行われたヤクルト-DeNA2回戦で、"エスコバー対決"が実現した。  ヤクルトの新助っ人、アルシデス・エスコバー内野手(33)は「8番・遊撃」で先発出場。4-3で迎えた五回の第2打席だ。DeNAのマウンドには四回から2番手で登板した左腕、エドウィン・エスコバー投手(28)。いとこ同士による日本での直接対決は白熱したものになった。  1球目、148キロのツーシームをアルシデスが見逃すが、その後はエドウィンが150キロを超える渾身(こんしん)の直球を投げ込む。だが、アルシデスもファウルで粘り、フルカウントに。そして、決着は9球目。アルシデスが外角の154キロ直球に右飛に倒れ、軍配はエドウィンに上がった。  異国の地での"親戚対決"。2選手の母国・ベネズエラでも、盛り上がったに違いない。

◆ヤクルトが本塁打攻勢と相手の守備の乱れもあり、6安打で10点を奪い快勝した。一方、DeNAは15安打で8点どまりだった。ヤクルト先発の小川は今季2勝目を挙げた。  ヤクルトは0-1で迎えた二回無死一塁で、西浦がリーグトップタイの5号となる本塁打を放って逆転。2-2と同点の三回2死一塁の場面では、青木がバックスクリーンへ2号2ランをたたき込み、突き放した。  ヤクルトの先発・小川は6回8安打4失点で降板。その裏、犠飛やDeNA・平田の暴投などで2点を追加した。七回1死二、三塁で青木の二ゴロの間に三走が生還すると、DeNA・国吉の三塁への悪送球などで2点を追加。八回にも上田の犠飛、坂口の2点適時二塁打で2点を加えた。  DeNAは毎回安打を放ってチャンスを作るも打線がつながらず。九回、ソトが左翼席直撃の2点本塁打を放つも、反撃はここまで。ヤクルトが乱打戦を制した。  ◆青木宣親外野手 「とにかく勝ちたかったんで良かったです。(三回の本塁打は)今日、風が強かったので行ってくれると思った。(先発の小川について)彼なりのいいピッチングができていた。いい援護があってよかった。明日勝って勝ち越して、この神宮での試合を一区切りつけたい。最後まであきらめずにやっていきたい」

◆DeNAは4日、ヤクルト2回戦(神宮)に8-10で敗れた。  ソトが2本塁打を含む4安打4打点など、この日も打線は活発で、開幕14戦で9度目の2桁安打をマーク。しかも今季最多の15安打を放ったが、守備での失策や投手陣が許した7四球が失点につながり、DeNA打線をを下回る6安打ながらも10得点のヤクルトに負ける結末となった。  「こういうこともあるのが野球。攻撃はよかったが、守備でいくつかのミスもでて、そこも失点につながってしまった。15本打てても勝てなかった。ミスでの失点を最小限に抑えないと優勝できない。しっかり修正していきたい」。ラミレス監督は渋い表情で振り返った。  チームとしては、ここまで打率・366、2本塁打、11打点のオースティンが左太ももの張りを訴えて先発から外れたことも大きかった。ラミレス監督は「あすは大丈夫だと思う」と語った。

◆DeNAのアレックス・ラミレス監督は4日のヤクルト戦(神宮)後、この日の先発だった3年目の右腕、中川について「抹消します」と明言した。  プロ初勝利をかけて今季初登板となった20歳は最速151キロをマークするなど持ち味を出したが、二回に先頭の村上への四球後に西浦に2ラン、三回も四球を与えた坂口を一塁に置いた状態で青木に2ランを浴びるなど、3回2安打ながらも4失点の内容だった。  ラミレス監督は「ポテンシャルはすごい。直球もいいし、球種もいい。だけど制球でまだのところがある。その部分で本塁打されてしまった。そこを2軍で直してきてほしい」と、さらなる成長を求めた。

◆ヤクルトの小川が6回8安打4失点で2勝目を挙げた。毎回安打を許しながらも失点した回は1点でしのぎ「少しまとまり過ぎた。その中で根気よく粘って投げた」と話した。  4-4の六回1死一塁では戸柱をフォークボールで二ゴロ併殺に仕留め、グラブをぽんとたたいた。その裏に打線が勝ち越し白星が転がり込んだ。ただ、高津監督は期待が大きいだけに「早い回から援護をもらっても、ぴりっとしなかった」と奮起を促した。

◆今季最多の15安打で8点を奪ったが、2失策や投手陣が与えた7四球が影響した。ラミレス監督は「15安打でも勝てなかった。ミスでの失点を最小限に抑えないと優勝できない」と渋い表情だった。打撃好調のオースティンが左太ももの張りで先発から外れたことも響いた。

◆ヤクルトは4日、DeNA2回戦(神宮)に10-8で勝ち、再び貯金生活に入った。6安打で10得点を奪う中、3番・青木宣親外野手(38)は、三回に中越えへ2号2ランを放つなど2安打3打点。今季から主将に就任したベテランの奮闘で7勝6敗とし、開幕からの"本拠地15連戦"(ここまでに雨で1試合中止)を勝率5割以上で終えることが決まった。  鋭く放たれた打球は、グングン伸びてバックスクリーンに直撃。三回2死一塁で、青木が2号2ランをたたき込んだ。  「風が結構強かったので、『いってくれるかな』と思いましたけど、そういう力も借りて入ってくれましたね」  中川の148キロの直球をはじき返し、6月19日の開幕戦(対中日、神宮)以来の一発。ベンチに戻ると、テレビカメラの前に陣取った上田に導かれ、ガッツポーズと笑顔をファンに届けた。  4-4の六回には、先頭・山田哲の四球の後に左前打。山崎の勝ち越し左犠飛につなげた。さらに七回だ。1死一、三塁で打席に立ち「(一走の山田)哲人とプレーするのも3年目。走れると思っていた」と予測。二ゴロとなったが、山田哲は二盗を狙って走っていたため、併殺にならず三走が生還。各選手の個性、特徴を頭に入れた38歳の主将は「あそこの1点は大きかったかもしれない」とうなずいた。  オフからチームを引っ張ってきた。ロサンゼルスでの自主トレに同行する村上が昨季飛躍。ただ19歳だった村上には「伝えなきゃいけないことは伝えないと」と、時に厳しい言葉をかけた。「迷ってほしくないから」とタイミングや言葉遣いに注意しながら鼓舞。優しさと厳しさを織り交ぜ、声をかけ続けた。  八回の守備から退いた後は、ベンチで無観客の神宮に誰よりも大声を響かせた。高津監督は「最後もずっと『大丈夫』と呪文のように声を出していましたし、キャプテン青木の存在はベンチでも大きい」とたたえた。  6安打で10得点と効率のいい攻撃で再び貯金を作り、開幕からの本拠地15連戦は1試合を残して勝率5割以上が確定。「勝ち越して、神宮での試合に一区切りつけたい」と青木。逆襲を狙う燕軍団の先頭に、背番号23が立つ。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1031 0.769
(↑0.019)
-
(-)
10679
(+7)
43
(+3)
19
(+3)
11
(+1)
0.277
(↑0.002)
3.070
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
860 0.571
(↓0.044)
2.5
(↓1)
10668
(+8)
56
(+10)
15
(+3)
3
(+2)
0.293
(↑0.009
3.730
(↓0.29)
3
(-)
ヤクルト
760 0.538
(↑0.038)
3
(-)
10764
(+10)
65
(+8)
17
(+2)
9
(+2)
0.257
(↓0.003)
4.270
(↓0.22)
4
(-)
広島
561 0.455
(↓0.045)
4
(↓1)
10854
(+3)
49
(+9)
15
(-)
3
(-)
0.288
(↑0.001)
3.980
(↓0.47)
5
(-)
中日
680 0.429
(↓0.033)
4.5
(↓1)
10646
(+3)
61
(+7)
7
(-)
1
(-)
0.250
(↓0.006)
4.310
(↓0.25)
6
(-)
阪神
3100 0.231
(↑0.064)
7
(-)
10733
(+9)
70
(+3)
11
(+2)
12
(+1)
0.220
(↑0.019)
5.180
(↑0.2)