ヤクルト(★4対5☆)DeNA =リーグ戦1回戦(2020.07.03)・明治神宮野球場=
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DeNA
00410000051100
ヤクルト
2020000004710
勝利投手:今永 昇太(2勝1敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝1敗4S))
敗戦投手:石川 雅規(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは2点を追う3回表、オースティンの適時打などで4点を挙げ、逆転に成功する。直後に同点を許すも、4回に佐野の適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・今永が今季2勝目。敗れたヤクルトは、先発・石川が試合をつくれなかった。

◆ヤクルト山崎晃大朗外野手(26)がDeNA今永から先制2点打を放った。 1回2死、青木が左中間を破る二塁打でチャンスメーク。村上、西浦が連続四球で満塁として打席に立った。1ボールからの2球目、外角高め142キロを右前に転がした。「打ったのはカットボールです。先制のチャンスだったので積極的に自分から仕掛けるつもりで打席に入りました」とコメントした。

◆ヤクルトが1回、山崎の2点打で先制。DeNAが3回、オースティンの適時打などで4得点も、その裏にヤクルトが追いついた。 DeNAが4回1死一、三塁から佐野の右前打で1点勝ち越し。5回に2ケタ安打に到達。ヤクルト石川は3回1/3を5失点で降板。 1点差のままDeNAが逃げ切った。6回4失点の今永が2勝目、山崎4セーブ目。ヤクルトは連勝が2でストップ。石川が1敗目。

◆DeNA今永昇太投手が、雨中の粘投で2勝目を挙げた。6回を108球、5安打9奪三振で4失点。DeNAラミレス監督(今永の粘投に)「今日は明らかにベストな状態ではなかったけど、試合はつくってくれた」

◆ヤクルトはDeNAに競り負け、40歳左腕石川に今季初黒星が付いた。 降りしきる雨の中、序盤から崩れた。3回に打者一巡の4失点と打ち込まれ、4回もたず降板。 登板3試合を終えて白星はつかめず、高津監督は「彼なりに粘ったんでしょうけど、今日は修正がきかなかった。しようがない」。連勝は2で止まったが、無失点で9回まで接戦に持ち込んだリリーフ陣の粘りは明るい材料だ。

◆DeNA今永昇太投手が、雨中の粘投で2勝目を挙げた。6回を108球、5安打9奪三振で4失点。ここまで2試合で1四球も、この日は1つの申告敬遠を含む5四球と制球に苦しんだ。4回以降は立て直したが「ひと言でいうとすごく情けないなと。逆転してもらってすぐ点を取られて...。勝って反省させてもらえて、野手のみなさんに感謝したいです」と振り返った。 "勝負飯"の発売は発奮材料だった。横浜スタジアムでの登板前に食べてきた選手食堂の名物メニュー「目玉チャーハン」が、17日からハマスタ内の売店で発売決定。「"勝負飯"として1週間に1度は必ず食べています。試合でスタミナ切れしないよう、たくさん食べて試合に臨んでいます。球場にお越しになられた際には、是非食べてみてください!」とコメントを寄せていた。食への意識も高い左腕は昨季まで、通常の2個より多い、目玉焼きを3つの"今永スペシャル"で炭水化物とタンパク質を素早く補給してきた(一般発売は目玉焼き2個)。今季は食堂が通常営業しておらず、まだ食べられていないが「普段、僕たちが食べているものをファンの方々も共有できる」と喜んだ。名物の目玉焼き同様に白星を2つ並べた今永。今後も「勝利の味」をファンに届けていく。【鈴木正章】 ▽DeNA佐野(4回に決勝打) 前の2打席でチャンスをつぶしてしまったので、何とか、ものにしようと思いました。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督(粘投で2勝目を挙げた今永について) 「今日は明らかにベストな状態ではなかったけど、試合はつくってくれた」

◆ヤクルトはDeNAに競り負け、40歳左腕石川に今季初黒星が付いた。高津臣吾監督のコメント。 「彼なりに粘ったんでしょうけど、今日は修正がきかなかった。しようがない」

◆DeNA今永昇太投手が、雨中の粘投で2勝目を挙げた。6回を108球、5安打9奪三振で4失点。ここまで2試合で1四球も、この日は1つの申告敬遠を含む5四球と制球に苦しんだ。4回以降は立て直したが「ひと言でいうとすごく情けないなと。逆転してもらってすぐ点を取られて...。勝って反省させてもらえて、野手のみなさんに感謝したいです」と振り返った。 "勝負飯"の発売は発奮材料だった。横浜スタジアムでの登板前に食べてきた選手食堂の名物メニュー「目玉チャーハン」が、17日からハマスタ内の売店で発売決定。「"勝負飯"として1週間に1度は必ず食べています。試合でスタミナ切れしないよう、たくさん食べて試合に臨んでいます。球場にお越しになられた際には、是非食べてみてください!」とコメントを寄せていた。食への意識も高い左腕は昨季まで、通常の2個より多い、目玉焼きを3つの"今永スペシャル"で炭水化物とタンパク質を素早く補給してきた(一般発売は目玉焼き2個)。今季は食堂が通常営業しておらず、まだ食べられていないが「普段、僕たちが食べているものをファンの方々も共有できる」と喜んだ。名物の目玉焼き同様に白星を2つ並べた今永。今後も「勝利の味」をファンに届けていく。【鈴木正章】 ▽DeNA佐野(4回に決勝打) 前の2打席でチャンスをつぶしてしまったので、何とか、ものにしようと思いました。

◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(26)が3日、DeNA1回戦(神宮)に「6番・右翼」で先発し、一回に先制2点打を放った。  一回は先頭の坂口、続く山田哲が倒れたが、青木が左中間への二塁打で出塁すると打撃好調の村上、西浦は四球で出塁。2死満塁となり山崎がDeNA先発・今永のカットボールを捉え、右前へライナーで運んだ。  一塁上で手をたたいて喜んだ山崎は「先制のチャンスだったので積極的に自分から仕掛けるつもりで打席に入りました。先制できてよかったです」とコメントした。

◆ヤクルトの山崎が0-0の一回に2点適時打を放った。2死から今永の制球が乱れて塁が埋まって回ってきた好機。1ボールから甘いカットボールを引っ張って一、二塁間を破り「積極的に自分から仕掛けるつもりで打席に入った」と納得の一打となった。  3-4で迎えた三回1死二、三塁では左翼線へ適時二塁打をマーク。「僕は大きいのを打つタイプではないので必死に食らいつく」と常々話しているように持ち味を発揮した。(神宮)

◆DeNAは3日、開幕から13試合目となったヤクルト1回戦(神宮)で、今季8度目の2桁安打をマークした。  一回、先頭打者の梶谷の右前打を皮切りにコツコツと安打を集中させ、五回2死一塁から大和の中前打で早くもこの試合10本目に到達した。ここまでの10安打のうち、長打は四回に梶谷が放った左中間への二塁打だけで、残りの9本はすべて単打だった。  「令和のマシンガン打線」は雨が降り続く神宮でも快音を響かせている。

◆DeNAの強力打線が三回につながり、四回には4番の佐野が決勝打。ヤクルトに競り勝った。  ヤクルトは一回2死満塁で山崎が右前適時安打を放って2点を先制。しかし、三回にDeNAはオースティン、宮崎の中前適時打などで一挙4点を取って逆転した。  ヤクルトはその裏、またしても山崎の左越え二塁打で2点を取って追いついたが、四回にDeNAは4番・佐野の右前適時打で5-4と突き放した。ヤクルトの先発・石川は四回途中に9安打5失点で降板、40代初勝利はお預けとなった。DeNAは1点リードを守り切り、このカードで先勝した。  ◆決勝点を挙げた佐野 「前の2打席、チャンスをつぶしてしまって、なんとか(四回の)このチャンスを生かすぞいう気持ちだった。なかなかホームランは出ていないが、ヒットを打てるように頑張りたい。応援は選手に届いています。明日からも応援お願いします」

◆ヤクルトの石川が今季最短の四回途中でKOされた。先頭打者を毎回安打で出すなど9安打5失点。三回の攻撃で2-4から追い付いてなおも2死満塁の場面で代打を送られずにそのまま打席に立って続投したが、四回に佐野に勝ち越し打を許して降板した。  四球も四つといいところがなく、高津監督は「彼なりに粘ったのだろうが今回は修正が効かなかった。仕方ない」と首を振った。最後まで立ち直ることができず「何とか白星を付けたい」との監督の思いに応えられなかった。西浦(三回に左越え適時二塁打)「追い込まれていたので、何とかしようとチェンジアップに必死に食らい付いた」

◆DeNAの今永は2勝目にも反省の言葉ばかりが口を突いた。雨でぬかるむマウンドに苦しみ、一、三回はともに連続四球で招いたピンチから2点ずつを失った。徐々に修正し、山田哲からの二つを含む9三振を奪ったが「ちょっと情けない。到底これから勝ち続けられる投球ではない」と自らに厳しかった。  中断も考えられた強い雨の中で試合が続けられた。開幕が大幅に遅れたことで日程が過密になっており「これからも強行開催されることが予想される。初回からアジャストしないと」と先を見据えた。 ラミレス監督(攻守に活躍の嶺井に) 「守備に独特な感性を持っている。打撃も石川に強いという期待に応えてくれた」 嶺井(今季初先発で三回に適時打) 「今永が頑張っていたので、タイムリーを打ててうれしい」

◆DeNA・今永昇太投手は3日、ヤクルト1回戦(神宮)で6回5安打、4失点。2勝目をマークしたものの、5四球を与えるなどの内容に笑顔はなく、自分の厳しかった。  「一言でいうと情けないと思います。逆転してもらったあとに点を取られてしまった。テンポが悪かったし、きょうは味方打線に勝たせてもらいました。攻めての四球でなく、無駄な四球を与えてしまった」  一回は2死から2四球が絡んでの2失点。4-2とリードした直後の三回も1死からの2連続四球から連打を浴びて同点にされた。それでも四回から交代する六回までの3イニングは1安打5三振と立ち直った。  「上半身と下半身のフォームのばらつきに気づいた。気づくのが遅すぎた」と高い修正能力はみせたものの、最後まで反省しきりだった。

◆DeNAは3日、ヤクルト1回戦(神宮)に5-4で勝った。  2勝目をマークした先発の駒大出身、今永は6回5安打、4失点。リードの状態で2番手にあがった法大出身の三嶋は、今季初の回またぎの投球で2回1安打、無失点。九回は亜大出身の守護神、山崎が締めくくり4セーブ目を挙げた。  また、今季初スタメンで3投手をリードした嶺井は亜大出身。4-4の四回に決勝点となる右前適時打を放った佐野は明大出身。敵地ながらも学生野球の聖地・神宮で六大学野球、東都大学野球で活躍した選手たちが躍動した。

◆DeNAは3日、ヤクルト1回戦(神宮)に5-4で勝ち、セ・リーグ2位を守った。先発の今永は6回5安打4失点。雨でぬかるむマウンドに苦しみ、一、三回は連続四球から2点ずつを失った。味方打線に助けられ、2勝目をマークしたエース左腕は、「一言でいうと情けないと思います。(三回に)逆転してもらった後に点を取られてしまった。味方打線に勝たせてもらいました」と反省の言葉ばかりが口をついた。

◆難敵、今永から序盤に4点を奪いながら試合の流れをつかみ切れなかった。ヤクルト・高津臣吾監督(51)は「良い投手から三回で4点取ったわけですから、良い形で中盤、終盤を迎えないといけなかった。今日みたいな展開になれば、主導権を握って勝ちにつながる内容にしないといけない」と振り返った。  先発の石川は粘りの投球を見せたが、同点とした直後の四回に勝ち越しを許し、四回途中5失点と修正できなかった。打線も四回以降は無得点と決定打を欠き、1点差に泣いた。  勝てば2位浮上となるところだったが、連勝は2でストップ。それでも2番手以降の近藤、長谷川、清水、寺島が無失点で踏ん張り、反撃の形をつくった。指揮官は「劣勢でも次へつないで崩さないのは求めていたところ。救援をほめてやっていいんじゃないですか」と評価した。(長崎右)

◆DeNAは3日、ヤクルト1回戦(神宮)に5-4で勝ち、セ・リーグ2位を守った。新4番で新主将の佐野恵太内野手(25)が、4-4の四回1死一、三塁で勝ち越しの右前適時打を放った。12球団でただ一人、本塁打ゼロの「つなぐ4番」の活躍で、チームは開幕から13試合目で早くも8度目の2桁安打をマーク。"令和のマシンガン打線"が、この日も威力を発揮した。  神宮の雨空の下、鋭いライナーが一、二塁間を切り裂いた。4-4に追いつかれた直後の四回1死一、三塁。新4番・佐野が石川の内角球を捉え、大仕事を果たした。  「前の2打席でチャンスをつぶしたので、何とかしようと思いました」  第1、2打席は得点圏に走者を置きながら凡退していただけに、ホッと笑顔をのぞかせた。  昨季までの主砲で主将だった筒香が米大リーグ、レイズに移籍。日本球界に大きな影響を与えたスラッガーの後釜に指名されたプロ4年目の「4番&主将」は「前後を素晴らしい打者に包まれているので、(打線が)つながるように」と長打にこだわらず"4番目の打者"としてのスイングを心掛けている。  12球団の4番では、ここまでただ一人の本塁打ゼロ。ヒーローインタビューでは「なかなか本塁打を打てないけど、1本は打てるように頑張ります」と照れくさそうに笑った。しかし、苦手という印象があった左腕から2安打を放ち、打率は・333に上昇。2塁打5本はリーグ最多タイで、今季6度目の複数安打は宮崎と並ぶチームトップと言葉通り、新たな4番像を体現している。  筒香からの"贈り物"が巧みなバットコントロールを生み出す。佐野は明大時代から細いバットを使用していたが、昨季途中にラミレス監督からコンタクト率を向上させるため、太めのバットの使用を勧められた。  筒香に相談すると「俺のを使ってみるか」とプレゼントされた。先端部分がくり抜かれたもので「太いけど軽くて振りやすかった」と好感触を抱き、自身の愛用メーカーに同じ形のバット作成を依頼した。"くりぬきヘッド"のバットで今も活躍を続ける。  "令和のマシンガン打線"ともいうべき安打を積み重ねる強力打線は、今季8度目の2桁安打を記録。ヤクルトとのシーズン初戦で2012年以来7年ぶりに勝利を飾った。「低めを見極めて、高めの甘い球をしっかりと打ってくれた」とラミレス監督も好調な打撃陣に目を細めた。マシンガンの照準は、確かに首位・巨人に向けられている。(湯浅大) ★神宮で六大、東都勢活躍  DeNAは学生野球の聖地でもある敵地・神宮球場を主戦場にしていた六大学、東都大学リーグの出身選手が活躍した。決勝打の佐野は明大(六大学)出身。投手は駒大出身の今永(東都)、法大出身の三嶋(六大学)、亜大出身の山崎(東都)のリレーで、亜大出身の嶺井がリードし勝利を引き寄せた。

◆1人加わると、打線は大きく変わる。一歩届かなかったとはいえ、ヤクルトには希望を持てる。  5番・西浦の存在だ。前日2日(対広島)は2本塁打。この日も左翼フェンス直撃のタイムリー二塁打。細かった体が、大きくなり、パンチ力がアップ。それに伴い、思い切りのよさも出た。  昨年までは、遊撃と三塁を守っていた。今季は三塁での出場が増え、守備が重視される遊撃が少なくなったことも、打席での余裕を生んでいるのだろう。  私は開幕前、6月14日の楽天戦で、「ポイントゲッターになれる右打者が5番以降にほしい」と評論した。左打者の4番・村上のあとに、右がくると、相手ベンチとバッテリーは頭を悩ませることになるからだ。  今の西浦が、まさにそれ。この状態をキープできれば、村上にも好影響が及ぶ。無理に打ちにいく必要はない。この日も2四球を選んだように、西浦につなげればよい。ということは、ボール球に手を出すことがますます減り、打撃を崩す危険性も少なくなるわけだ。  チームはまだ勝率5割と踏ん張っている。打線が起爆剤になることを期待したい。(本紙専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
931 0.750
(↑0.023)
-
(-)
10772
(+5)
40
(-)
16
(+1)
10
(-)
0.275
(↓0.005)
3.080
(↑0.25)
2
(-)
DeNA
850 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
10760
(+5)
46
(+4)
12
(-)
1
(-)
0.284
(↑0.002
3.440
(↓0.04)
3
(-)
ヤクルト
660 0.500
(↓0.045)
3
(↓1)
10854
(+4)
57
(+5)
15
(-)
7
(-)
0.260
(↓0.004)
4.050
(↓0.09)
4
(1↑)
広島
551 0.500
(-)
3
(↓0.5)
10951
(-)
40
(-)
15
(-)
3
(-)
0.287
(-)
3.510
(-)
5
(1↓)
中日
670 0.462
(↓0.038)
3.5
(↓1)
10743
(-)
54
(+5)
7
(-)
1
(-)
0.256
(↓0.015)
4.060
(↓0.03)
6
(-)
阪神
2100 0.167
(-)
7
(↓0.5)
10824
(-)
67
(-)
9
(-)
11
(-)
0.201
(-)
5.380
(-)