ヤクルト(☆4対3★)広島 =リーグ戦1回戦(2020.07.01)・明治神宮野球場=
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広島
1020000003930
ヤクルト
20020000X4811
勝利投手:スアレス(2勝0敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(0勝1敗1S))
敗戦投手:K.ジョンソン(0勝2敗0S)

本塁打
【ヤクルト】西浦 直亨(2号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは1点を先制された直後の1回裏、村上の2点適時打で逆転に成功する。その後再び1点ビハインドで迎えた4回には、西浦の2ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、先発・スアレスが今季2勝目。敗れた広島は、9回に一打同点の好機をつくるも及ばなかった。

◆広島鈴木誠也外野手(25)は開幕のDeNA戦から3カード連続本塁打中。 昨年も開幕から3カード続けて打ったが、4カード目のヤクルト戦が不発。広島では07年新井以来となる開幕カードから4カード連続本塁打を狙う。

◆ヤクルト西浦直亨内野手が、2号2ランを放った。 2-3で迎えた4回無死一塁、カウント1-1から内角の131キロスライダーにうまく合わせ、左翼スタンドへ運んだ。「流れがあまり良くなかったので、後ろにつないでチャンスにする気持ちでしたが、いい角度で上がってくれました」とコメントした。 初回には失策で先制を許しており、自身のバットでミスを帳消しにした。

◆ヤクルトの先発アルバート・スアレス投手は、5回を被安打6の100球、3失点でマウンドを降りた。 雨が降る中での試合。初回に、四球と味方の失策もからみ先制を許したが、最少失点で切り抜けた。 1点リードで迎えた3回は、広島の中軸に3連打を許すなど2失点したが、4回5回は無失点。古賀とのバッテリーで、緩急を使って抑えた。「今日は完璧な投球を意識し過ぎてしまって、空回りな部分がピッチングに出てしまった。その中でも野手が点をとってくれて、西浦のホームランでさらに気合が入った」と4回に勝ち越した打線に感謝した。

◆広島は1回に相手の失策で1点先制。ヤクルトは1回、村上の2点打で逆転。広島は3回に西川の適時打などで2点を奪い再逆転。 ヤクルトは4回、西浦の2号2ランで逆転。5回表終了後、雨のため38分間の中断。ヤクルト先発スアレスは5回3失点。 ヤクルトは梅野、清水、マクガフ、石山の継投で1点差を守りきり、スアレスが2勝目、石山が今季初セーブ。広島K・ジョンソンは2敗目。

◆カープの5番は俺じゃ! 広島松山竜平外野手(34)が惜敗試合で意地を見せた。5番一塁で出場。同点の3回1死一、二塁から粘りに粘った11球目を右翼線にはじき返し、一時勝ち越しの適時二塁打を決めた。下半身のコンディション不良から6月26日に1軍復帰後、3試合連続安打。競り負けたチームは順位を3位に落としたが、存在感発揮のマルチ安打となった。粘って、粘って、粘り勝った。同点の3回1死一、二塁のチャンス。松山はフルカウントから4球連続ファウルで粘った11球目、ヤクルト先発スアレスの外角低めチェンジアップに、体勢を崩されながら食らいついた。右翼線を破る適時二塁打で一時勝ち越しに成功。「何とか粘って食らいついていくことができました」と振り返った。 1軍に復帰後、打線に厚みをもたらしている。下半身のコンディション不良が回復し、6月26日に1軍に昇格。今季初出場した同27日中日戦(ナゴヤドーム)では2安打1打点と奮闘した。これまで5番に座っていたメヒアの打撃不調が続く中、この日のタイムリーで3試合連続安打だ。 「すごく体も動いているし、投手の間合いもタイミングも取れている。これをしっかり続けていって、チームの力になりたい」。1点を追う8回先頭の打席で、マクガフの直球を中前へ痛烈にはじき返し、マルチ安打を記録。打率4割1分7厘とバットで好調アピールを続けている。 当初は「5番一塁」の開幕スタメン最有力だった。しかし故障でリハビリ期間が長引き「みんな調子良かったし、早くしないと居場所もなくなってしまうと思っていた」と焦りも。松山が復帰するまでの一塁は、打撃絶好調の堂林がレギュラーを獲得しつつあった。しかし経験と実績で遅れた分をカバーし、試合ごとに首脳陣の信頼を取り戻しつつある。 守備では課題を残した。初回、1死一塁から青木の三ゴロをピレラが一塁へ悪送球。後ろにそらさなければ進塁を防げたが、前で止めることができず傷口を広げてしまい、直後に先制点を許す形となった。 チームは惜しくも敗れたが、シーズン序盤に戦列復帰した男の安定した打撃力は明るい材料だ。春先から今季カープ打線のポイントに、4番鈴木誠の前後を打つ打者が挙げられていた。背番号55のベテランがポイントゲッターとして、コイの5番を担っていきそうだ。【古財稜明】

◆ヤクルト高津臣吾監督が、1点差を守りきった中継ぎ陣をねぎらった。 6回以降梅野、清水、マクガフが無失点リレー。守護神石山は2死一、三塁のピンチを作ったが、しのいで今季初セーブ。勝率5割に復帰した。 まだ決定的な勝利の方程式ではないが「リードしてから、なかなかすんなりはいかないが、よくリリーフ陣が粘って勝てた。リリーフがよく頑張った」と話した。

◆ヤクルトの新5番西浦直亨内野手が、嫌な雰囲気を一掃した。 雨が降り、両軍とも失策が重なる流れ。2-3で迎えた4回無死一塁、カウント1-1から広島先発K・ジョンソンの内角131キロスライダーにうまく合わせてすくい上げた。左翼席に飛び込む2号2ランで再逆転し、初回の失策を帳消し。村上の後に続く5番として「変に意識しすぎてもダメだと思う。状況でつなぐ、返すと割り切っていこうと思っている」と話した。 今季から、バットを16年に使用していた太めのモデルに戻し、打撃好調を維持。6月25日阪神戦では9回に藤川から代打サヨナラ3ランを放ち波に乗った。2試合ぶり今季2度目のスタメンで「アピールしないといけない立場ですし、続けられれば」と定位置を狙う。高津監督は「まさか本塁打とは思わなかったが、重い雰囲気になりかけていたところで、いい打撃」と評価した。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(20)が1日、広島1回戦(神宮)に「4番・一塁」で先発し、0-1の一回1死二、三塁から2点打を放った。先発のK・ジョンソンが投じた内角144キロのツーシームを腕をたたみ、鋭いライナーで中前へ運んだ。開幕から10試合連続で4番起用されている大砲は「走者をかえすことができてよかったです」とコメントした。

◆ヤクルトのアルバート・スアレス投手(30)が1日、広島1回戦(神宮)に先発し、5回6安打3失点(自責1)の粘投を見せた。試合開始時から雨が降り続きマウンドがぬかるむ中での投球だったが、ビックイニングは許さなかった。来日2年目の右腕は「完ぺきな投球を意識し過ぎてしまって空回りな部分がピッチングに出てしまった。その中でも野手が点を取ってくれて、(四回の)西浦の本塁打でさらに気合が入った」とコメントした。

◆ヤクルトは1日、広島1回戦(神宮)に4-3で逆転勝ちし、勝率を5割に戻した。1点を追う四回無死一塁から、「5番・三塁」で先発出場した西浦直亨内野手(29)が左翼席へ決勝の2号2ラン。高津臣吾監督(51)は試合後、打の主役をたたえた。  「すごく思い切りがいいですし、結構割り切ってスイングできるタイプ。まさかホームランとは思わなかったですけど、重い雰囲気になりかけたところでいいバッティングをしてくれたと思います」  序盤から雨が降っていた神宮球場。一回に西浦自身の悪送球もあって1点を先制されたが、直後に村上の中前2点打で逆転。だが、三回に再び逆転を許すという波に乗れない展開で、7年目の29歳が、雨と重い空気を切り裂く一発を放った。  6月25日の阪神戦(神宮)でも、0-1の九回に阪神の抑え右腕、藤川から代打逆転サヨナラ3ランを放っていた西浦。好調の打撃で、先発起用に応えた。

◆ヤクルトが競り勝った。0-1で迎えた一回1死二、三塁で村上が中前2点適時打を放ち逆転。三回に勝ち越しを許し3-2とされたが四回無死一塁で、西浦が左翼ポール際への再び逆転となる2点本塁打を放った。  九回のマウンドに上がった石山は1死一、三塁のピンチを迎えたが、菊池涼を見逃し三振、続く高橋大を遊直に仕留め、試合を締めくくった。

◆ヤクルトは1日、広島1回戦(神宮)に4-3で逆転勝ちし、勝率を5割に戻した。九回には、守護神の石山泰稚投手(31)が5番手で登板。1死一、三塁のピンチを招いたが、菊池涼を見逃し三振、高橋大を遊直に抑え、無失点で締めた。  先発の来日2年目右腕・スアレスが、5回3失点(自責点1)と粘投。六回以降は梅野、清水、マクガフ、石山がそれぞれ1イニングずつを投げ、いずれも無失点の零封リレーで勝利をつかんだ。  高津臣吾監督(51)は「やっぱり試合を優位に進めたくて、先制されたところは非常に反省しないといけない部分かなと思います。ただ、一度西浦のホームランでリードしてから、すんなりはなかなかいかないものなんですけど、よくリリーフ陣が粘って勝てたなと。よくリリーフが頑張ったと思います」とたたえた。

◆背番号「3」が、またも輝いた。ヤクルト・西浦直亨内野手(29)が四回、左翼ポール際に2号逆転2ラン。今季初の5番起用に応え、一時雨が上がった東京の夜空に勝利への虹を架けた。  「しっかりと振ることができて、いい感触だった。つなごうという気持ちがいい結果になった」  一回の三塁守備で一塁に悪送球。先制点を献上した。しかし、バットで汚名返上だ。K・ジョンソンの内角低めの難しいスライダーを巧みに捉えた一発。6月25日の阪神戦(神宮)の九回に藤川から代打逆転サヨナラ3ランを放った"燕の劇弾男"が、再び勝負強さを発揮した。  五回表終了後、雨脚が強くなり、試合は38分間中断。それでも内野陣は集中力を切らさなかった。西浦は七回に三塁線の難しいゴロを処理するなど今度は真価を発揮。1点差勝利に貢献した。  新しいバットが打撃に好良影響を与えている。3年前まで使用していた太めのバットをオフに取り寄せた。打感がいいことから木目の間隔が狭いものを自分の目で選んでおり、色も木目が見やすい茶から白に変えた。  チームにとっても、西浦の活躍は大きな意味を持つ。上位打線が固定される中、4番・村上の次を打つ5番が流動的だった。度重なる故障などでレギュラーをつかみきれていなかった7年目の内野手が、ここに来て一気に存在感を増している。  高津監督も「思い切りがよく、割り切ってスイングできる。重い雰囲気になりかけたところで、いい打撃してくれた」と称賛した。クリーンアップの一角に、西浦が名乗りを上げた。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
731 0.700
(↓0.078)
-
(-)
10962
(+3)
37
(+5)
15
(-)
9
(+1)
0.276
(↓0.001)
3.360
(↓0.16)
2
(1↑)
DeNA
740 0.636
(↑0.036)
0.5
(↓1)
10952
(+5)
37
(+3)
11
(+1)
0
(-)
0.296
(↑0.003)
3.210
(↑0.03)
3
(1↓)
広島
541 0.556
(↓0.069)
1.5
(-)
11046
(+3)
31
(+4)
15
(-)
3
(-)
0.280
(↓0.001)
2.900
(↓0.05)
4
(-)
ヤクルト
550 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
11041
(+4)
47
(+3)
11
(+1)
6
(-)
0.256
(-)
3.860
(↑0.31)
5
(-)
中日
560 0.455
(↑0.055)
2.5
(↑1)
10939
(+6)
47
(+3)
6
(-)
1
(-)
0.273
(↑0.001)
4.310
(↑0.14)
6
(-)
阪神
290 0.182
(↓0.018)
5.5
(-)
10922
(+3)
63
(+6)
9
(+2)
9
(-)
0.202
(↑0.001)
5.460
(↓0.02)