楽天(☆5対3★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2020.07.01)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
00020001031011
楽天
40001000X5902
勝利投手:涌井 秀章(2勝0敗0S)
(セーブ:森原 康平(1勝0敗2S))
敗戦投手:小島 和哉(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(2号・4回表2ラン)
【楽天】浅村 栄斗(5号・1回裏3ラン),茂木 栄五郎(1号・5回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は初回、浅村の3ランと銀次の適時打で4点を先制する。その後2点差とされて迎えた5回裏には、茂木がソロを放ちリードを広げた。投げては、先発・涌井が5回2失点7奪三振で今季2勝目。敗れたロッテは、9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテのルーキー・福田光輝内野手(22)がプロ初安打を放った。4回無死、楽天涌井の初球のフォークをはじき返し、投手への強襲安打とした。 プロ13打席目での初安打に「もっときれいなヒットを打ちたかったです。ベンチの皆さんがヒット、ヒットと言ってくれて気付きました。1本出て良かったです」とコメントした。 福田光は大阪桐蔭、法大を経て、昨秋ドラフト5位で入団。思い切りの良さと、内野ならどこでも守れる力を買われ、開幕1軍入りを果たしていた。

◆楽天が初回から猛攻。浅村が2戦連発の先制5号3ラン。銀次も適時打を放ち4点を奪った。1回終了後、雨で約1時間中断した。 ロッテは4回にマーティンが右翼席へ2ランを放って反撃。だが楽天は5回に茂木が右中間へソロアーチを運んで再び引き離した。 ロッテは8回に1点を返すも、楽天が逃げ切ってカード連勝。涌井が古巣との初対決で今季2勝目。両チームが首位で並んだ。

◆ロッテのルーキー福田光輝内野手が、プロ初安打を含む2安打を放った。 1本目は涌井への内野安打。「もっときれいなヒットを打ちたかったです」と苦笑いし、8回には右翼線二塁打でマルチ安打とした。ただ、5打席で7球空振り。9回も同点機に空振り三振を喫し、井口監督も「何とかしてほしかった」と次回の奮起を促していた。

◆首位ロッテが今季初の連敗で、楽天に並ばれた。8連勝の勢いが、再び強力打線にかき消された。 初回、先発小島の球は総じて高かった。不安定なまま1死一、二塁で4番浅村。直球がまた浮き、左翼席へ特大先制3ランを浴びた。「初回に点を取られたのが全てだと思います」と声を落とした。 前夜は先発二木が2回途中6失点KO。6連戦の先陣に起用されながら、今季2登板で2軍調整が決まるなど、期待を裏切った。小島も「カード初めの火曜、水曜に投げる投手はとても大事だと思う」。試合の意味は理解していた。「開き直って投げた部分もある」と2回以降は直球が安定しただけに、初回の力みが悔やまれた。 相手打線の力量を実感したからこそ、井口監督も「流れを変えられる打者」と評価するルーキー福田光をスタメン3番に抜てきするなど動いた。指揮官も「いい形で来ている」と打線への信頼は揺るがず、この夜も最後まで食い下がった。 強打の楽天6連戦はあと4戦を残す。貯金5も、そう悠長に構えてはいられない。第3戦、岩下の球威にかかっている。【金子真仁】

◆楽天がロッテに連勝し、首位に並んだ。4番浅村栄斗内野手(29)が初回に左翼席へ特大の5号先制3ラン。その後、雨による中断があったが集中力を切らさず、守備でも好プレーを披露した。攻守でチームを引っ張り、古巣と初対戦となった先発涌井秀章投手(34)に、今季2勝目もプレゼントした。すさまじいスイングでボールをしばきあげた。1回1死一、二塁。浅村は左腕小島の139キロ高め直球を強振した。振った後のバットが捕手田村の左手首にぶつかるほど大きなフォロースルーで、打球をピンポン球のように左翼スタンド上段まで飛ばした。 「完璧でした。初回からチャンスで回ってきたので、とにかくランナーをかえそうと思って」。この一撃に続けとばかりに銀次にも適時二塁打が出て、初回に一挙4得点。三木監督の「昨日も先に点を取られたので、何とか先制点を、と思っていました」という言葉を忠実に実行し、一気に主導権を握った。 ただ、この日は一筋縄ではいかない試合展開となった。1回終了後、楽天生命パークは豪雨に見舞われた。約1時間も中断し、待つことを余儀なくされた。そんな中でも浅村は冷静だった。ストレッチで体を動かし、集中力を切らさないように努めた。「また0-0の気持ちで、フレッシュな気持ちでやろう」という指揮官の言葉にも後押しされ、2回の守備についた。 だから、いきなりマーティンの二遊間への鋭いゴロが飛んできても慌てなかった。逆シングルで好捕し、ジャンピングスローでアウトにした。「ダラッと入らず、自分のところに飛んでくる打球をイメージしながら守ってました。良いプレーだったなと思います」。相手にリズムを渡さない自画自賛の守備は、しっかりした準備から生まれたものだった。 先発涌井が5回2失点と試合をつくり、その後は継投で逃げ切った。2試合連発のリーグトップタイの今季5号で勝利の立役者となった浅村だが「ホームランはそんなにこだわってない」という。「とにかくチャンスに打つこと。4番を打たせてもらっている以上、ランナーをかえすのが仕事」。勝負強い打撃で打点を荒稼ぎし、チームを勝利に導く。【千葉修宏】

◆楽天涌井秀章投手(34)が古巣ロッテとの初対戦で、先発としての役目を果たした。途中、激しい雨で試合が中断する難しい展開にも動じず、5回を5安打2失点、7三振1四球で今季2勝目を挙げた。試合後は「もう少し長いイニングを投げないといけない」と反省したが、満足いかない内容でも、きっちり試合をつくる百戦錬磨の真骨頂を示した。百戦錬磨の経験が生きた。涌井は初回を0に抑えた後、降雨中断で約1時間も待たされた。それでも再開後、丁寧な投球でロッテ打線をマーティンの2ランだけに封じた。かつての女房役田村から2三振を奪うなど、計7奪三振と要所でバットに当てさせなかった。 5回100球でマウンドを降り「ふがいないというか、イライラする気持ちが強いですね」と反省。だが三木監督は「中断があって難しかったと思うけどさすが。天候も蒸し暑くて。でもゲームをつくってくれた。素晴らしかった」とねぎらった。 1時間の中断は、プロの投手にとっても簡単に対応できるものではない。1度冷えた肩をつくり直さなければならないからだ。さらに涌井は「(ロッテのことを)そんなに意識してないと思ったんですけど、自然と力が入っていたみたいで。ブルペンから多少力が入っていたみたいです」と告白。小さな力みが積み重なり、本人にとっては不本意の5回交代となった。 それでもチームにとっては大きな1勝だ。ロッテに連勝し、首位で並んだ。涌井は試合前、「則本(昂大)と各部門で競っているんで。前回、則本が10個も三振をとったんで、イニング数や最多勝で負けないように。まず勝ち(2勝)は並ばないと」と話していた。その言葉通りに2勝目をマーク。これからも則本昂とのハイレベルな競争が、楽天投手陣の力を引き上げていくに違いない。【千葉修宏】

◆楽天が2連勝でロッテと並んで首位に浮上した。一回に浅村の5号3ランと銀次の適時二塁打で4点を先制。五回には茂木の1号ソロで加点した。涌井は5回2失点で2勝目。ロッテは小島が打たれ、今季初の連敗を喫した。

◆楽天の涌井が昨季まで6年間在籍したロッテと今季初対戦し白星を挙げた。5回を5安打2失点で7三振。二回の投球前に雨で試合が1時間2分中断する難しい状況で、ぬかるむマウンドにも負けず粘った。  球数は100球とかさんだ。4-2の五回1死二塁のピンチでは角中、福田光を連続で空振り三振に仕留めた。「投球内容はあまり良くなかった。雨で試合が中断したことは特に気にしていなかった」と淡々と話した。  先発への強いこだわりを持ち、ロッテから移籍する決断をした。これで開幕2連勝。則本昂とともに先発陣の中心として好調なチームを引っ張っている。

◆新加入の楽天・涌井秀章投手(34)が古巣のロッテ相手に初先発。5回5安打2失点で7三振を奪い、今季2勝目を挙げて、ゲーム差なしで首位ロッテに並ぶ立役者となった。  「投球の内容があまりよくなかった。もう少し長いイニングを投げたかったので、反省の方が強いです」  四回1死一塁。マーティンに右越え2号2ランを被弾。二、五回は得点圏に走者を背負ったが、要所を締めた。最後の打者、D5位・福田光(法大)に投じた100球目はこの日最速の146キロをマークし、直球で空振り三振に斬った。  一回終了後、雨天により約1時間の中断。「試合はやるもの。ストレッチなどをした」と気持ちを切らさなかった。冷えた肩、ぬかるむマウンド。重なった悪条件にも文句は一切なし。古巣相手に、持ち前のポーカーフェースで投げた。  「(元同僚を)意識していないと思っていたが、(試合前の)ブルペンから自然と力が入っていた」  原動力がある。2勝の則本昂と投手成績の各部門で競争中。「則本は前回登板で10三振をとった。イニング数や最多勝で負けないように。まずは勝利数で並ばないと」とマウンドへ向かった。  涌井の粘投で、チームは首位浮上。三木監督は「中断も経験がある投手なので、しっかり五回まで試合を作ってくれた」とねぎらった。先発陣の頼れるベテランが存在感を見せつけた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
830 0.727
(↑0.027)
-
(↓1)
10974
(+5)
34
(+3)
11
(+2)
13
(+1)
0.297
(↓0.001)
3.000
(-)
1
(-)
ロッテ
830 0.727
(↓0.073)
0
(-)
10947
(+3)
45
(+5)
12
(+1)
13
(-)
0.247
(↑0.003
4.010
(↓0.14)
3
(-)
西武
650 0.545
(↓0.055)
2
(-)
10947
(-)
52
(+6)
9
(-)
5
(-)
0.226
(↓0.014)
4.270
(↑0.13)
4
(1↑)
ソフトバンク
461 0.400
(↑0.067)
3.5
(↑1)
10940
(+4)
48
(-)
11
(-)
8
(+1)
0.216
(↑0.004)
4.270
(↑0.43)
4
(-)
日本ハム
461 0.400
(↓0.044)
3.5
(-)
10936
(-)
54
(+4)
10
(-)
2
(-)
0.202
(↓0.003)
4.640
(↑0.17)
6
(-)
ORIX
290 0.182
(↑0.082)
6
(↑1)
10934
(+6)
45
(-)
8
(+1)
6
(-)
0.210
(↓0.007)
3.690
(↑0.39)