楽天(☆4対0★)日本ハム =リーグ戦1回戦(2020.06.23)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
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勝利投手:弓削 隼人(1勝0敗0S)
敗戦投手:マルティネス(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(1号・2回裏ソロ),ロメロ(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は2回裏、浅村とロメロのソロで2点を先制する。その後は、3回にブラッシュの適時打が飛び出すと、4回には茂木が犠飛を放ちリードを広げた。投げては、先発・弓削が7回途中無失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、打線が5安打無得点とつながりを欠いた。

◆楽天は2回、浅村、ロメロともに1号ソロで2点を先制。3回にも追加点。先発弓削は3回まで日本ハム打線を無失点に抑えた。 楽天は4回に太田の二塁打と辰己の犠打で好機をつくり、茂木の犠飛で4点目を挙げた。日本ハムは6回まで3安打無得点。 楽天は先発弓削が7回途中無失点で今季初勝利。本拠地開幕戦を白星で飾った。日本ハムは5安打無得点で3連勝ならず。マルティネスが今季初黒星。

◆ビッグな男が、大きな仕事を完了した。球界日本人左腕最長身の193センチを誇る2年目の弓削隼人投手(26)が日本ハム打線を6回2/3、3安打無失点と封じ、今季初登板初勝利を挙げた。 最速143キロながら緩急自在に翻弄(ほんろう)。スタンドに掲げられた応援タオルの少なさに発奮? した左腕が、本拠地開幕投手の役目を果たし、チームは首位を守った。弓削が、でっかい体を少し丸めた。「軽い冗談から用意までしてもらって...。申し訳ない気持ちもあったので返せてよかったです」。選手名入りタオル約3000枚が並んだ内野スタンド。球団グッズ購入者が4000円ごとに1選手の掲出を希望できるが「弓削」タオルは4枚のみだった。登板前日の「もうちょっとあっても...」との発言を聞いた球団職員が、タオルデザインの横断幕5枚を急きょ製作。試合前の本拠地開幕セレモニー時に三塁側バックネットに掲出された。 そんな小粋なエールに奮い立ち、堂々と立ち振る舞った。最速143キロながら直球は球威十分。カーブ、フォーク、新球シュートなど1球1球丁寧に。左右高低を間違えず、外野への飛球はわずか5。「自分のスタイルで抑えられた」とコツコツ打ち取った。日本ハムの4番中田は2回はカットボール、4回はカーブで空振り三振。強打者にも物おじしなかった。7回途中で93球。目安の100球手前で伊藤投手チーフコーチから尻をたたかれた。 涙ぐましい工夫で巨体をケアする。疲労回復のため入浴を心がけるが、新型コロナウイルスの影響で遠征時の宿舎の大浴場は使用不可。自室に備え付けの浴槽ではサイズが足りず、全身を十分に温められない。それならとひらめいた。半身浴が可能なほどの湯を張り、下半身、上半身と2度に分けて漬かる。上半身を漬かるときは寝そべる姿勢になり、当然足は浴槽から飛び出す。「やっぱり入浴剤は炭酸系の『きき湯』ですね」。伊藤コーチから「富士山よりデカイ」とも言われた体と心をともに癒やし、好投につなげた。 本拠地開幕、同一カード6連戦の頭を担う大きな役目に結果で応えた。「自身初登板でホーム開幕だったので少し不安はありましたけど、何とか役目は果たせたかなと思います」。謙虚に、低姿勢に、最後は少しだけ胸を張った。【桑原幹久】 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(弓削に)「とにかくストライク先行がよかったし、とにかくデカイ」 ▽楽天三木監督(弓削に)「今季初登板でタフな投球だったと思う。かわして逃げることなく、強い球で打者へ向かっていけたことが非常によかった」

◆楽天の絶対的4番が、2年連続の本拠地開幕戦白星をつかみとった。浅村栄斗内野手(29)が23日、日本ハム1回戦(楽天生命パーク)で今季1号の先制ソロを放った。昨季に続くホーム開幕弾で同一チーム6連戦の初戦をとり、首位をキープ。三木肇監督(43)も全幅の信頼を置く打線の大黒柱が、貫禄の仕事ぶりを見せた。主砲浅村が仕留めた。2回先頭の第1打席。日本ハム先発マルティネスの初球、外角高めの149キロを振り抜き、バットを打球方向へ高々と突き上げた。無人の右翼席へ運ぶ、先制の今季1号ソロ。悠々とダイヤモンドを一周した。「好投手なので、ゾーンを上げて、積極的に打ちにいこうと思ってました。早い段階で1発が出てほっとしました」。昨年に続く本拠地開幕戦での1発で、チームを勝利に導いた。 昨季の主戦場は3番。今季は2日に再開された練習試合全11戦で4番に座り、シーズン開幕後も打線のど真ん中を担う。「3番に入っている時は初回に打席が回って来て、チャンスの場面が多かった。頭を整理して状況を見ながらやっていた。今年は先頭打者というケースも増えるので、塁に出ることを意識して今のところやっています」。意識の持ち方が変わっても、チームに1点でも多く還元することに変わりはない。 異例の開幕延期も、生まれた時間をプラスに捉えた。自粛期間中は自らの打撃フォームを動画で確認。課題を見つける時間に充てた。「いい状態でスタートを切れていますけど、1年間通してで言えば、打てる時と打てない時がある。1日1日で『打てなかった』という気持ちにならないようにしたい」と心身ともに充実している。 開幕前に「打の中心は浅村」と公言した三木監督は「ホーム開幕戦で4番がバチっと打ってくれてチームとしても大きかった。本当に頼りにしたい」と、改めて全幅の信頼を寄せた。首位に立つチームに、浅村の存在は欠かせない。【佐藤究】

◆楽天は二回に浅村とロメロのソロで2点を先制し、三回にブラッシュの適時打、四回に茂木の犠飛で加点。弓削が七回途中無失点で勝利し、シャギワ、ブセニッツ、森原とつなぎ無失点リレー。日本ハムは打線がつながらなかった。

◆楽天は23日、日本ハム1回戦(楽天生命パーク)に4-0で勝利。先発の弓削(ゆげ)隼人投手(26)が、6回2/3を3安打無失点に封じ、本拠地開幕戦を勝利で飾った。  「今季初登板で、不安はあったけど、何とか役目は果たせたかなと思います」  8月23日まで続く同一カード6連戦の初戦。身長193センチの左腕がマウンドで仁王立ちだ。  速球は140キロ台前半ながら、カーブを多投し、昨オフ手に入れた新球シュートも駆使。七回無死一塁。渡辺と王柏融(ワン・ボーロン)を空振り三振に斬ったが、球数が93球に到達し、救援陣にバトンタッチ。「味方のファインプレーに助けられて、持ち味の打たせて取る投球ができた」と感謝した。  新型コロナウイルスの感染拡大でチームは長い活動休止中があった。練習もまなならない中で、2年目左腕の息抜きは趣味のコーヒー作りだった。「"無"な気持ちになれるのがいい」と自主練習後に手動のミルで豆をひき、毎日2、3杯、エスプレッソやドリップで飲んだ。  6連戦で好スタートを切った三木監督は「ストライク先行で、強い球を投げていた。逃げることなく打者に向かっていった」と弓削を称賛した。2年目の男にジンクスは見当たらない。(広岡浩二)

◆193センチ、105キロと体も大きければ、器も大きい。記者にとって「弓削さん」は、日大野球部の1学年先輩。大学時代は、一人黙々と練習に励む姿が印象的だった。  記者は今季から西武担当に。球場で会う機会があったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で取材規制もあるため、再会は"ニアミス"に終わった。LINEで連絡をすると「気にするな。こんな時期で大変だと思うけど、頑張れよ」と直接あいさつができなかった記者を気遣い、逆に激励の言葉をもらった。  担当する西武と楽天は、同一リーグの敵。だが「弓削さん」のことは、同じグラウンドで汗を流した後輩として、応援していきたい。(西武担当・樋口航)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
310 0.750
(↑0.083)
-
(-)
11615
(+4)
6
(-)
2
(+2)
4
(+1)
0.242
(↑0.038
1.500
(↑0.5)
1
(-)
ロッテ
310 0.750
(↑0.083)
0
(-)
11615
(+6)
10
(+5)
5
(+3)
4
(+1)
0.219
(-)
2.450
(↓0.82)
3
(1↑)
西武
220 0.500
(↑0.167)
1
(-)
11617
(+11)
17
(+3)
2
(+1)
3
(+1)
0.238
(↑0.027)
4.250
(↑0.42)
3
(2↓)
日本ハム
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓1)
11614
(-)
10
(+4)
3
(-)
1
(-)
0.208
(↓0.016)
2.650
(↓0.57)
5
(1↓)
ソフトバンク
130 0.250
(↓0.083)
2
(↓1)
1168
(+3)
20
(+11)
2
(-)
2
(-)
0.215
(↓0.018)
4.500
(↓1.61)
5
(1↓)
ORIX
130 0.250
(↓0.083)
2
(↓1)
11611
(+5)
17
(+6)
1
(+1)
3
(-)
0.222
(↓0.015)
0.000
(-)