広島(☆2対1★)西武 =オープン戦1回戦(2020.03.06)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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西武
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広島
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勝利投手:大瀬良 大地(1勝0敗0S)
(セーブ:フランスア(0勝0敗1S))
敗戦投手:ニール(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆広島は開幕投手に内定している大瀬良が先発。5回3安打無失点と好投し、開幕戦へ向けて弾みをつけた。一方の西武は、先発・ニールが5回途中5安打2失点。4四死球を与えるなど、制球面に課題を残した。

◆広島大瀬良大地投手(28)がパ・リーグ連覇の強力西武打線を相手に5回3安打無失点と好投した。すでに決まっている2年連続開幕投手へ向けて順調に調整を進めている。 1回を3者凡退で滑り出した大瀬良は2回に連打で無死一、二塁を迎えるも、後続を併殺打と中飛に打ち取った。4回も先頭の源田に右前打を許すも、中軸の森、山川、外崎を切った。5回は2者連続三振を含む3者凡退で締めた。 3度目のオープン戦登板で初の無失点投球に「走者を出してからの投球に関しては粘り強く投げられたので、そこは収穫かなと思います」と振り返った。

◆開幕ピンチ!? 広島の新外国人ホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が死球を受け、途中交代した。 6番三塁でスタメン出場。両チーム無得点で迎えた4回無死一塁の打席で、フルカウントからの6球目だった。西武ニールの投球が右上腕付近に直撃。ピレラはバットを地面にたたきつけ、そのままグラウンドでうずくまった。ベンチに下がり、代走には小園海斗内野手(19)が送られた。

◆西武開幕投手のザック・ニール投手が先発し、4回1/3を5安打2失点。4回に3安打2四死球で失点を重ねたが「オープン戦は調整段階。いろいろなことを試せた」と前向きに捉えた。 昨季は11連勝を含む12勝を挙げ先発陣の柱を担った。来日2年目の右腕は「シーズンでは28試合前後の先発機会があると思う。最後まで投げきりたい」とフル稼働を誓った。

◆広島の開幕投手、大瀬良大地投手(28)が不安になるほどの順調調整を見せた。パ連覇の強力西武打線を5回3安打無四球無失点と抑えた。 前回登板までにすでに手応えを得ていた投球の軸となる真っすぐとカットボールに加え、この日はフォークの精度を確認した。1回は森への初球で一ゴロに打ち取り、中盤は低めへの見せ球にしながら勝負球にも使った。3回は金子を中飛に打ち取り、5回はスパンジェンバーグから空振りを奪い、最後は真っすぐで見逃し三振。「まだまだ空振りを取れる球になってくれると思っている」と上々の感触だ。 オープン戦3試合で防御率1・50と順調そのものだ。だが本人は「例年すこぶる悪いので、逆に不安だったりするんですけど」と苦笑い。18年は先発3試合で1勝1敗、防御率6・23。昨年も5試合先発で3勝0敗も、防御率4・13と過去2年は打たれて開幕を迎えながら好成績を残した経緯がある。 得意球の力強さに加え、カーブやフォークの精度も上がった。前回登板から低めに徹底できている制球面も含め、総合的な成長が一抹の不安を消してくれる。「早い段階で思うように操れている球が多いということ。もっともっと精度が上がっていくんじゃないかという楽しみもある」。佐々岡監督も「しっかりと自分で課題を与えながら順調に調整していると思います」と信頼を口にする。2年連続の開幕マウンドへ、エースが万全の調整を進めている。【前原淳】

◆広島野間峻祥外野手が技ありの決勝打を放った。8番左翼でスタメン出場。両軍無得点の4回1死二、三塁のチャンスで低めの変化球にバットを合わせ、中前へ運ぶ適時打で2打点を記録。野間は「ショートとセカンドが下がっていたので、内野ゴロでも1点入ると思った。結果が出たのはよかった」と喜んだ。これでオープン戦6試合で18打数6安打の打率3割3分3厘で5打点と勝負強さをみせている。 昨秋からバットを寝かせた新打法に取り組み、成果につなげてきた。野間は「構えだったりは違和感なく入れている。タイミングの取り方だったり、試行錯誤しながらやっていきたい」。開幕まで残り7試合、開幕スタメン争いについて「アピールしないといけない立場。1打席1打席無駄にすることなく、勝負していきたい」と闘志を燃やした。

◆開幕スタメン見えた! 広島松山竜平外野手(34)が6日、西武とのオープン戦で「5番・指名打者」でスタメン出場。2打席目に中前打を放ち、先制のホームを踏むなど全快をアピール。今季の広島打線の鍵を握る5番最有力候補が、復帰戦でいきなり存在感を示した。即スタメンに、バットで答えを出した。キャンプ中に腰痛症を発症して離脱していた松山が1軍に合流。いきなり「5番・指名打者」で先発出場すると、2打席目に西武ニールの直球に反応した。二遊間を破る中前打を放ち、先制点の突破口を開いた。 「球をしっかり見ることができていたし、結果も出せたので良かった。若い子が頑張っている中で僕もうかうかしていられない。結果を出さないと」 離脱している間に、堂林や安部が結果を残し続けた。彼らの猛アピールによって、出遅れた松山も気付けば挑戦者となっていた。本人も「アピールしないといけない。しっかりと結果を残さないと」と立場は理解している。2月27日に実戦復帰し、5日のソフトバンクとの春季教育リーグでは、佐々岡監督が見つめる前で2安打1打点。持ち味の打力で存在感を示して早期昇格を勝ち取った。 キャンプ前から「5番一塁」を期待されていた。剛柔併せ持つ打力は誰もが認めるところ。朝山打撃コーチも「打撃には期待する部分はあるし、(松山が)いることで打線に厚みが出る」と期待する。当初描いていた「3番西川、4番鈴木誠、5番松山」が、開幕2週間前に実現。めどが立った。 佐々岡監督は「昨日(2軍春季教育リーグで)4打席立った中で今日もしっかり振れているので、体の面で不安ないと思います」と及第点を与えた。鈴木誠の前後の打者を懸案としていただけに、松山が開幕OKの全快アピールに胸をなで下ろしたに違いない。 7日以降は一塁守備にも就きながら強度を上げていく。開幕まで2週間。出遅れた正一塁手最有力候補がバットで、開幕スタメンを奪い取りにいく。【前原淳】

◆広島の新外国人ホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が6日の西武とのオープン戦で死球を受け、途中交代した。 4回の第2打席で西武ニールの投球が右手首付近に直撃し、ベンチに下がった。広島市内の病院で検査を受け、松原チーフトレーナーは「詳細についてはお伝えできません」と話すにとどめたが、打撲とみられる。今後については7日の状態を見て出場の可否を決める見込みだ。

◆西武の新外国人リード・ギャレット投手(27=タイガース)が、広島とのオープン戦で超急造フォークを試投した。 5回途中から2番手で登板。1回2/3を無安打無失点、3奪三振で片付けた。6回1死から野間を遊ゴロに打ち取ったフォークは「2日前に豊田コーチと話をして『日本で投げていくには有効だと』言われた」。登板前の2日間で約30球、48時間後には実戦で披露してみせた。 初来日の助っ人右腕にも新型コロナウイルスの影響が及ぶ。「開幕前に妻子が来日する予定だったけど、5月に延期した。家族と会えないのは残念」と家族との再会がずれ込んだ。同時に「どんどん状況が良くなって通常の生活に戻れるように」と願う。この日、最速157キロの直球をマークし、イニングまたぎのテストも完了。「シーズンを想定したいい練習ができた」と、開幕に向けた調整には手応えを強調した。

◆広島の新助っ人、ホセ・ピレラ外野手(30)=前フィリーズ=が6日、西武戦(マツダ)で右手首付近に死球を受けて途中交代した。  「6番・三塁」で先発出場し、四回無死一塁でレオの開幕投手、ニールのツーシームが右手首付近に直撃した。バットをグラウンドにたたきつけると、右手を抑えてうずくまった。トレーナーとともにベンチへ退き、そのまま交代となった。  チームで貴重な右打者は試合前時点でオープン戦打率・267(15打数4安打)、2打点とまずまずの調整ぶり。3月20日の開幕・中日戦(マツダ)では三塁か、左翼でのスタメン出場が濃厚だったが、アクシデントが襲った。

◆広島・大瀬良大地投手(28)が6日、今季初本拠地となる西武戦(マツダ)に先発し、5回3安打無失点の好投。2年連続2度目の開幕投手へ、弾みをつけた。  「良かったと思う。安打は打たれたが、そんなに捉えられている感じはしなかった。走者を出した後も、粘り強く投げることができた」  二回、先頭山川、外崎の連打で一、二塁のピンチを背負ったが、中村を三ゴロ併殺、スパンジェンバーグを中飛に打ち取り無失点。低めに制球した140キロ台の直球、カーブ、フォークのコンビネーションで、昨季のパ・リーグ王者を封じた。  3月20日の開幕・中日戦(マツダ)で先発する右腕は「チームのスタートを任せてもらえるのは特別なこと。責任を感じている。開幕に向けてもっといい形ができるようにやっていきたい」と意気込んだ。

◆西武の鈴木が適時二塁打を放ってチーム唯一の得点を挙げた。七回の守備から出場し、九回2死一、二塁でフランスアの速球を捉えて左中間へ運んだ。「ボールに向き合う感覚がしっくりきている。自信を持って打席に入れている」と好調をアピールした。  開幕が近づくにつれ、打席に立つ機会は限られてくる。1打席だけのチャンスで好結果を残し「1軍に食らい付いていきながら、外野手争いに加わっていけるようにしたい」と鼻息を荒くした。

◆広島の大瀬良が5回を無四球で3安打無失点と、2年連続2度目の開幕投手に向けて順調な仕上がりを見せた。軸となる直球、カットボールに加え、カーブやフォークボールをコースに投げ分けて打ち気をそらし「まずまず良かった。打たれたのもそんなに捉えられた当たりじゃない」と声を弾ませた。  前回2月29日の中日戦でも4回1失点と好内容の投球が続いており「例年すこぶる悪いので逆に不安」と冗談めかして笑った。佐々岡監督は「本当に順調に来ている」と目を細めた

◆西武の新外国人ギャレットがオープン戦に初登板し1回2/3を無安打無失点と好投した。五回1死一塁で登板し長野を二邪飛、小園を157キロの直球で空振り三振に。志願して続投した六回も2三振を奪って三者凡退に抑え「シーズンを想定したいい練習になった」と満足そうに話した。  登板2日前に豊田投手コーチからフォークボールの投げ方を教わり、早速、試合で試したという。この球で野間を遊ゴロに仕留め「いい感触で投げられた」とうなずいた。 辻監督(好投のギャレットに) 「課題を持って投げていた。大したもの」 ニール(五回途中2失点) 「試していくこともあったし、全体的に良かった。あと2週間あれば開幕へ準備するには十分」

◆広島の新外国人のピレラが死球で負傷交代した。四回無死一塁でニールの速球を右手首付近に受け、代走が送られて退いた。試合後に広島市内の病院で検査を受け「大丈夫」と気丈に振る舞ったが、7日以降のプレーについては「まだ分からない」と言葉少なだった。

◆腰痛から復帰した松山が「5番・DH」でオープン戦に初出場。四回先頭で中前打を放ち、先制点の起点となった。34歳の左打者はキャンプ中盤に腰を痛めたが、開幕に間に合わせた。「ここから一塁の守備も増えてくる。しっかりと動けることをアピールしていくだけ」と好調の堂林や安部らとの定位置争いに闘志を燃やした。

◆2年連続2度目の開幕投手を務める広島・大瀬良大地投手(28)が6日、西武戦に先発。5回を無四球で3安打無失点と、順調な仕上がりを見せた。  「まずまず良かった。打たれたのもそんなに捉えられた当たりじゃない」  最速148キロを計測した直球に加え、カットボール、カーブ、フォークボールをコースに投げ分けた。二回に連打で無死一、二塁のピンチは中村を外角スライダーで注文通りの三ゴロ併殺に斬った。  昨季は11勝9敗、防御率3・53。3年連続で2桁勝利を挙げているエースは、前回2月29日の中日戦でも4回1失点と好内容の投球が続いており「(春先は)例年すこぶる悪いので逆に不安」と冗談めかして笑った。 大瀬良の投球に広島・佐々岡監督 「本当に順調に来ている」

◆南郷キャンプ最終日に開幕投手が決定したニールが、オープン戦初先発。4回1/3を5安打2失点の投球に「体の状態もいいし、持ち球を試せたのでよかった」と手応えを口にした。昨季12勝1敗の来日2年目右腕は、無観客試合に「大勢のファンの前で投げられなくて残念」と苦笑いを浮かべたが、20日の日本ハム戦に向けて、「2週間あれば、調整は問題ない」と頼もしかった。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
510 0.833
(↑0.033)
-
(↑0.5)
41
(+2)
22
(+1)
5
(-)
2
(-)
0.318
(↓0.01)
3.230
(↑0.45)
2
(1↑)
ソフトバンク
420 0.667
(-)
1
(↓1)
31
(-)
16
(-)
6
(-)
3
(-)
0.253
(-)
2.000
(-)
2
(1↓)
西武
210 0.667
(↓0.333)
1.5
(↓1.5)
10
(+1)
3
(+2)
1
(-)
8
(+1)
0.272
(↓0.028)
1.040
(↓0.54)
4
(1↑)
阪神
321 0.600
(↑0.1)
1.5
(↓0.5)
19
(+3)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.220
(↓0.006)
3.980
(↑0.83)
5
(1↓)
ヤクルト
431 0.571
(-)
1.5
(↓1)
31
(-)
31
(-)
2
(-)
11
(-)
0.229
(-)
3.210
(-)
6
(1↓)
楽天
540 0.556
(↑0.056)
1.5
(↓0.5)
35
(+3)
31
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.246
(↑0.007)
2.780
(↑0.23)
7
(2↓)
DeNA
440 0.500
(-)
2
(↓1)
30
(-)
32
(-)
5
(-)
2
(-)
0.255
(-)
3.310
(-)
8
(3↓)
日本ハム
341 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1.5)
29
(-)
36
(+3)
3
(-)
2
(-)
0.267
(↑0.007)
3.930
(↑0.21)
9
(3↑)
ORIX
231 0.400
(↑0.15)
2.5
(↓0.5)
23
(+1)
29
(-)
6
(+1)
2
(+1)
0.282
(↑0.007)
4.440
(↑0.92)
10
(1↓)
ロッテ
121 0.333
(-)
2.5
(↓1)
13
(-)
18
(-)
3
(-)
5
(-)
0.198
(-)
4.110
(-)
11
(2↓)
中日
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1.5)
17
(+1)
34
(+3)
4
(-)
2
(-)
0.209
(↓0.011)
4.500
(↑0.17)
12
(1↓)
巨人
261 0.250
(↓0.036)
4
(↓1.5)
34
(-)
35
(+1)
9
(-)
1
(-)
0.247
(↓0.011)
3.990
(↑0.32)