オリックス(☆6対2★)ロッテ =オープン戦1回戦(2020.03.03)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
2000000002510
ORIX
01210011X61013
勝利投手:山本 由伸(1勝0敗0S)
敗戦投手:石川 歩(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】小田 裕也(1号・2回裏ソロ),頓宮 裕真(1号・7回裏ソロ),勝俣 翔貴(1号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは、オープン戦初出場の小田が本塁打を含む2安打の活躍。開幕スタメンへ向け、バットでアピールに成功した。一方のロッテは、1番でスタメン出場した福田秀が2安打2盗塁と存在感を示した。

◆オリックス新助っ人のアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が4番DHで先発したが、2打数無安打に終わった。試合は3本塁打を放ったオリックスがオープン戦初勝利を飾った。ロッテは初回2点先制もリードを守れなかった。

◆ロッテ先発石川歩投手が、簡単な飛球を落とす右翼マーティンのまずい守備にも足を引っ張られ、4回6安打4失点(自責点3)。 「シンカーが全然良くなかった。(開幕へ)順調だと思ってたんですけど、全然順調じゃなかった」と苦笑いだった。公式戦は2カード目で本拠地開幕戦となる24日西武戦で投げる予定。 井口監督は「今日は変化球が高かった。課題があるのは良いこと。修正して、ゴロを打たせるピッチングをしてほしい」と話した。

◆オリックスの新主砲アダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が3日、好走塁で本拠地デビューを飾った。 京セラドーム大阪でのオープン戦初戦、ロッテ戦に4番・指名打者で先発出場。2打数無安打と快音はお預けながら、同点の3回1死一、二塁でのライトゴロで一塁に走者で残り、続くT-岡田の遊撃内野安打で三塁を陥れる好走を見せた。股関節の張りで2軍調整していたが、回復ぶりをアピールした。 「目の前で起きたプレーなので、三塁に行くのは難しいことじゃなかった。三塁に行っておけば、7通りの得点パターンがあるからね」。遊撃手のグラブをはじいて中前に抜けたT-岡田の打球に対する判断を事もなげに言ってのけたが、好機を広げようとしたクレバーさが頼もしい。本拠地初戦を控えた試合前。グラウンドに出たジョーンズは外野のフェンスにボールを当て、打球のはね返りを入念に確認した。輝かしい実績だけではない。常に準備を怠らない。それがジョーンズだ。 「ヒットは出てないですが、4番が打線の中に入るということで雰囲気が違う。打ってくれれば雰囲気はもっとよくなると思います」と西村監督はジョーンズ効果を明かした。2年目の頓宮、新人の勝俣らが競うように本塁打を打ち、チームはオープン戦初勝利。しっかりと存在感を示した主砲は、6日巨人戦で対外試合初の守備に就く。【堀まどか】

◆「1番中堅」でスタメン出場したロッテ福田秀平外野手が"由伸キラー"ぶりを発揮した。 初回にオリックス先発山本からいきなり右前打で出塁。次打者角中の初球に二盗を決めて好機を広げ、2点先制につなげた。3回にも右前打を放つなど3打数2安打2盗塁。井口監督も「いいものを出してくれている。チームをいい形で引っ張っていってくれている」と手放しでたたえた。 ソフトバンクでプレーした昨年も、山本相手に2打数2安打1本塁打。相性の良さは「ない」としながらも「(山本は)球界を代表する投手。本当に良いピッチャーなので対戦は自分としては楽しみ。どんなボールが来るんだというワクワク感でやらせてもらってます」。勝負を楽しむことが好結果につながっていると説明した。 打撃、走塁と期待通りの活躍に指揮官は「分かっていて取ったわけですから。本人の実力通り」とうなずいた。【千葉修宏】

◆オープン戦初登板のオリックス山本由伸投手が手応えと課題を口にした。 初回は先頭・福田から3連打を浴び、2点を失うも、2回以降は1安打無失点。最速151キロの速球にカーブ、チェンジアップなどを絡め、6三振を奪った。「(真っすぐは)5回に近づいた方がいい球を投げられたので。でもまだもう少し、感覚がよくならないとダメかなと思っています」と5回2失点の内容を振り返った。本拠地開幕の24日ソフトバンク戦の先発が有力視されている。

◆オリックス・ドラフト5位の勝俣翔貴内野手(22=国際武道大)が、12球団の新人一番乗りとなるオープン戦1号を放った。 8回1死でロッテ石崎の直球を捉え、バックスクリーンへ。「感触は完璧でした。ルーキー最速はたまたまですけど、うれしいです。1号を本拠地で打ててよかった」と顔をほころばせた。東海大菅生(西東京)時代はエースと主砲の二刀流で高校日本代表に招集され、大学球界でも屈指の強打者に。持ち前の長打力で開幕1軍への道を切り開く。

◆ロッテの石川は4回を6安打4失点と振るわなかった。制球がばらつき、二回以降は毎回失点。「変化球でカウントが取れなかった。ここまで順調だと思っていたけれど、全然順調ではなかった」と自嘲気味に振り返った。  昨季は開幕投手を務めたが、今季は楽天からフリーエージェント(FA)で加入した美馬にその座を譲り、開幕2カード目の初戦となる24日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する見込み。井口監督は「変化球が高かった。課題が出たというのはいいことなので、修正していってほしい」と話した。

◆ロッテにソフトバンクからフリーエージェント(FA)で加入した福田秀が、1番打者として存在感を示している。一回に右前打を放つと、次打者の角中の初球で二盗を決めた。マーティンの左前打で先制のホームを踏み「1球目に立ち遅れないというのは、今までもやってきた。1年間継続していけたらいい」と納得の表情だった。  三回にも右前打を放ち、山本から2安打をマークした。「打席でわくわくさせてもらっている。対戦が楽しみな投手」と笑顔をのぞかせた。

◆股関節周りの張りを訴えていたジョーンズ(前ダイヤモンドバックス)が実戦に復帰。「4番・DH」で2打数無安打も走塁で魅せた。一走で迎えた三回1死一、三塁。T-岡田の中前適時打で三進。「目の前のプレーだから三塁に向かうのは難しい判断ではなかった」。オープン戦初勝利を飾った西村監督は「(6日の)巨人戦から守るようになる」と明かした。

◆オリックス・張奕投手(26)が右肘の張りのため2軍で再調整することが3日、決まった。  宮崎残留中に患部の違和感を訴えたもようで、この日の試合前練習に姿を見せず、高山ヘッド兼投手総合コーチは「あの状態だと開幕には間に合わない」と説明した。  張奕は昨季8試合に登板し、2勝4敗、防御率5・93。オフには国際大会「プレミア12」に台湾代表のエースとして出場し、大会の最優秀先発投手、最優秀防御率、最高勝率を受賞。開幕ローテの5番手候補だっただけに、痛い離脱となった。

◆先発した山本は5回を4安打6奪三振2失点。一回先頭から3連打を許すなど、2点を奪われたが、二回以降は修正した。「少し感覚がよくなくて、そのあたりの細かいところを修正できたのはよかった」。先発が見込まれる開幕2カード目の初戦、24日のソフトバンク戦(京セラ)に向けて、状態を上げる。

◆快音とともに、白球は無人の中堅スタンドへと伸びていった。表情を少しほころばせながら、オリックスのドラフト5位・勝俣翔貴内野手(22)=国際武道大=が3日、ロッテ戦(京セラ)に途中出場。本拠地デビューの第1打席で、いきなり結果を出した。  「感触は完ぺきな感じでした。強いスイングでアピールしようと思っていたので、よかったです。始動のタイミングだけ投手に合わせて、と思っていました」  5-2の八回1死。六回に代走から出場した勝俣が、昨年7月に阪神からトレードでロッテに移籍した石崎の144キロ直球を振り抜いた。バックスクリーン右へ-。12球団の新人最速となるオープン戦1号。「自分らしさを出せた」と笑みを浮かべた。  プロ1年目の今季。1軍スタートだった春季キャンプでは本職の三塁だけでなく、出場機会を求め、一塁手にも挑戦。同期入団の広島D2位・宇草孔基外野手(法大)らライバルの存在も刺激にし「宇草とか結構打っているので、負けられない」と闘志を燃やした。  エースだった東海大菅生高3年夏には西東京大会の決勝戦で清宮(現日本ハム)擁する早実高と激突し、敗戦。涙をのんだが、自慢の打撃力を生かし、国際武道大では野手として1年からレギュラー。プロでも即存在感を示し、西村監督も「あの一発はすごい。ベテラン、中堅に刺激を与えてくれる」と期待した。  一塁、三塁のポジション争いは激戦区。三塁では中川や宗、一塁ではT-岡田、モヤらとのバトルになる。それでも勝俣は「いい印象を残せたと思うので、続けられるように頑張りたい」と気合。開幕1軍を目指す。 (西垣戸理大) ★勝俣vs清宮  2015年夏の西東京大会決勝。エースで4番だった東海大菅生・勝俣は1年生の清宮を擁する早実と対戦した。東海大菅生は5-0とリードし、試合終盤を迎えたが、八回に早実が一挙8得点で逆転。勝俣は清宮を3打数無安打1四球と抑えたが、6-8で敗れ、夏の甲子園出場を逃した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
-
(-)
9
(+6)
1
(-)
1
(+1)
7
(+6)
0.300
(↑0.042)
0.500
(↑0.5)
2
(-)
広島
410 0.800
(-)
-0.5
(↑0.5)
39
(-)
21
(-)
5
(-)
2
(-)
0.328
(-)
3.680
(-)
2
(2↑)
ヤクルト
411 0.800
(↑0.05)
-0.5
(-)
27
(+2)
18
(-)
1
(-)
9
(+3)
0.232
(↓0.014)
2.000
(↑0.4)
4
(2↓)
DeNA
420 0.667
(↓0.133)
0
(↑1)
28
(+2)
19
(+4)
5
(-)
2
(-)
0.276
(↓0.001)
3.120
(↓0.26)
5
(-)
ソフトバンク
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓1)
18
(-)
12
(+2)
4
(-)
1
(-)
0.214
(↓0.028)
2.000
(↑0.67)
5
(1↑)
阪神
221 0.500
(-)
1
(↓0.5)
16
(-)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.226
(-)
4.810
(-)
5
(3↑)
日本ハム
330 0.500
(↑0.1)
1
(-)
22
(+3)
26
(-)
3
(+2)
1
(-)
0.242
(↓0.009)
3.670
(↑0.73)
8
(2↓)
ロッテ
120 0.333
(↓0.167)
1.5
(↓1)
7
(+2)
12
(+6)
2
(-)
2
(+2)
0.167
(↓0.005)
3.460
(↓0.96)
8
(3↑)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2
(-)
19
(+4)
28
(+2)
4
(+1)
4
(+2)
0.213
(↑0.016)
3.730
(↑0.37)
8
(-)
中日
240 0.333
(↓0.067)
2
(↓1)
16
(-)
31
(+6)
4
(-)
2
(-)
0.220
(↓0.018)
4.670
(↓0.07)
11
(1↓)
巨人
250 0.286
(↓0.047)
2.5
(↓1)
27
(-)
27
(+3)
8
(-)
1
(-)
0.245
(↓0.016)
3.920
(↑0.08)
12
(-)
ORIX
130 0.250
(↑0.25)
2
(-)
16
(+6)
23
(+2)
4
(+3)
0
(-)
0.250
(↑0.018
5.710
(↑1.3)