楽天(☆4対2★)DeNA =オープン戦2回戦(2020.03.03)・静岡草薙球場=
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DeNA
20000000021010
楽天
02110000X4900
勝利投手:岸 孝之(1勝0敗0S)
(セーブ:高梨 雄平(0勝0敗2S))
敗戦投手:ピープルズ(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆戦天は、先発・岸が4回2失点。初回に3安打を浴びるも、2回以降は安定した投球を見せた。対するDeNAは、新加入のピープルズがオープン戦初登板。3回6安打3失点と、開幕に向けて課題を残した。

◆楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手(30)が、バックスクリーンへ2戦連発となる2号勝ち越しソロを放った。 同点の3回。先頭で打席に立つと、カウント1-1からDeNA先発ピープルズの外角高めの141キロを振り抜いた。打った瞬間、飛距離十分な当たりは122メートルある中堅フェンスを越えた。

◆オープン戦初登板初先発のDeNA新外国人マイケル・ピープルズ投手(28=インディアンス)が、3回6安打3失点で降板した。 地方球場の低く感じるマウンドにも苦しんだ196センチ右腕は「今日はキレがなかった。走っていたボールもあったが、ダメな球も多かった。1歩ずつ前に進んでいくしかないね」と話した。

◆DeNAの新外国人タイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ)が2安打を放ち、オープン戦5試合で13打数8安打、6割1分5厘の高打率を維持した。 楽天戦に2番右翼で先発。1回1死、岸の外角スライダーを逆らわず右中間に運ぶ二塁打とし「変化球にタイミングを合わせて、しっかり捉えることを意識したよ」と納得の表情で振り返った。1日西武戦でオープン戦の連続試合安打が3で止まったが「それまでが良すぎただけ。引きずることはなかったよ」と切り替えていた。「1日1日が学習。まだまだやることはたくさんある」。さらなる向上を求めていく。 ▽DeNAラミレス監督(好調のオースティンに)「僕の信じる理想の打撃に1番近いのが彼。ソトから本塁打王を奪えるのはオースティンだけだと思うよ」

◆楽天岸孝之投手が修正力を発揮した。初回にDeNAオースティン、ソトそれぞれに右中間二塁打を打たれるなど2失点。 それでも2回以降はカーブを有効利用し1安打に抑えた。今季2度目の実戦登板を4回4安打2失点にまとめ「試合勘もだいぶつかめてきた。打者を相手にした中で修正できたことは良かった」とうなずいた。

◆楽天は静岡遠征に参加する選手、スタッフを含むチーム関係者の宿舎からの外出を禁止すると発表した。 新型コロナウイルス感染予防に対する措置で、2月15日から外出制限が続いていた。

◆静岡・小山町出身でロッテからFAで加入した楽天鈴木大地内野手(30)が「5番三塁」で凱旋(がいせん)出場した。新型コロナウイルスの影響で無観客の中、バットでは2打数1安打に2四球とチャンスメークに貢献。守備でも三塁と一塁で軽快な動きを見せ、20日のオリックスとの開幕戦(楽天生命パーク宮城)へ向け、順調な仕上がりを披露した。 乾いた打球音だけが響いた。2点を追う2回。先頭で打席に立つと、DeNA先発ピープルズの真ん中に入ってきたナックルカーブをたたき一、二塁間を鋭く破った。後続が3安打を放ち同点に追いついた。7回には三嶋に9球を費やさせ、四球を選ぶしぶとさも見せた。4打席で3出塁し「完璧とは言えないけど、ヒットも出て内容は良かった」と振り返った。 生まれ育った故郷でプロで初めての試合だったが、自身の躍動する姿をテレビ越しにしか伝えられなかった。「オープン戦の日程を見てから、親族も楽しみにしていたが、世の中がこういう状況なので」と残念がった。 それでもリベンジの機会が残されている。静岡では6月27、28日に日本ハム戦が予定されている。「公式戦で再び静岡で試合がある。いろいろな方々に見てもらう機会は、次回までに取っておいて、良いプレーを見せたい」。今度こそ、地元ファンへ活躍する姿を届ける。【佐藤究】

◆富士山よりデカい? 男が開幕ローテ入りへ猛アピールだ。左腕最長身タイ193センチの2年目の楽天弓削隼人投手が4回無失点と好投した。 直線距離で富士山から約50キロ離れた静岡・草薙球場で、毎回の5安打を許すも要所を締めた。今季実戦4試合で12回を投げ2失点。防御率1・50と抜群の安定感で伊藤投手チーフコーチを「あいつは富士山よりデカいからね。今日のピッチングであれば(開幕ローテ)候補になってくる」と冗談交じりにうならせた。 四季折々に彩られる名峰のように、多彩な変化球で惑わせた。長い手足をフル活用しながら、この日最速140キロの直球は、ややシュート気味に動く。カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォークに昨秋からツーシームも導入。見下ろすように圧倒! はせず、球速帯の近い変化球を低めへ丁寧に集める。奪三振は1。打たせて取るのが真骨頂だ。 昨季は初勝利初完封を含む3勝。三木監督からは「経験を生かして勝ち取ってほしい」と期待され、松井、辛島、塩見らとの左腕枠争いに悠然と挑む。「先発も多いのでなかなかチャンスはもらえない。特徴、個性を生かしてアピールできれば」。標高約3776メートルの富士山と3774メートル差。謙虚な左腕が日本一へのピースとなる。【桑原幹久】

◆楽天・岸孝之投手(35)が3日、DeNAとのオープン戦(静岡県草薙総合運動場)に先発し、4回4安打3三振2失点。一回に2失点も、回を追うごとに修正力の高さを披露した。  一回1死二塁はソトに右中間適時二塁打、同2死二塁は宮崎に一塁への適時内野安打を許した。  打者17人に対し、計73球。「一、二回はバランスが微妙でしたが、三、四回は修正して納得のいく投球ができました」と振り返った。  この日から楽天のオープン戦主催試合(計8試合)は、新型コロナウイルス予防対策として、無観客での試合開催となる。  ベテラン右腕は「ファンの方の応援があってこそ気持ちが入る。試合を楽しみにしているファンの方のためにもしっかり調整したい」と話した。

◆DeNAのラミレス監督が新外国人オースティンの活躍に太鼓判を押した。一回に岸から右へ二塁打するなど2安打を放った打撃を「レギュラーシーズンに入っても適応できる能力がある」と絶賛。さらに「僕の打撃論で言うと、今まで見た中で一番理想的。ソトから本塁打王を奪う可能性があるのは彼だけ」と褒めちぎった。  7日のソフトバンク戦からはソトを二塁で試す考えで、ロペスを含めた大砲3人が開幕オーダーに入りそうだ。2番で強力打線を引っ張るオースティンは「毎試合、自分の打撃を改善していく」と頼もしかった。

◆DeNA・飯塚悟史投手(23)が3日、自身のインスタグラムで沖縄出身の女性ユニット「いーどぅし」でボーカル、三線を担当するかーなーさん(24)との結婚を発表した。  2人でほほえむツーショット写真も掲載した飯塚は「この度私事ではありますが一部報道にあった通り昨シーズン終了後に「いーどぅし」として音楽活動をしている、かーなーさんと入籍したことをご報告させてもらいます。彼女の献身的なサポートや明るい笑顔にいつも支えられています。これからの人生を共に高め合いながら明るい家庭を築いていきたいと思います。また、僕自身ファンの皆様の期待に応えられるよう横浜DeNAベイスターズの為に全力で頑張ります。勝手な報告となりましたが、今後とも変わらぬご声援をよろしくお願い致します」(原文のまま)と報告した。  お相手のかーなーさんも同じ写真とともに自身のインスタグラムにコメントを掲載。  「一部報道にありました通り、横浜DeNAベイスターズの飯塚悟史さんと結婚致しました。この場を借りて改めてみなさまに私から直接報告させていただきます。彼とは学生時代からのお付き合いで、長年の遠距離生活の中で5年という月日を過ごしてきました。唄者として自分自身の夢もそうですが、彼の活躍が私の幸せでもありますので、彼の力となるよう出来る限り、全力でサポートしていきたいと思っています。これからは夫婦というかたちで、家庭と仕事を大切に頑張りますので変わらず暖かく見守って頂けたら嬉しいです。今後とも、宜しくお願い致します」(原文のまま)としている。

◆岸が先発し、4回4安打2失点。一回はソトに右中間へ適時二塁打を浴び、宮崎には一塁への適時内野安打を許した。「一、二回はバランスが微妙でしたが、三、四回は修正して納得のいく投球ができた」。オープン戦の主催試合で、初の無観客開催。「試合を楽しみにしているファンの方のためにも、しっかりと調整したい」と口元を引き締めた。

◆DeNAの新助っ人右腕マイケル・ピープルズ投手(28)=前インディアンス3A=が3日、楽天とのオープン戦(静岡)に先発し、3回6安打3失点。開幕ローテーション入りへ好印象を残せなかった。  2月19日のロッテとの練習試合以来の実戦登板となり「球の切れがなかった」。低く軟らかいマウンドにも苦戦し「立つ位置を変えても足が埋もれた。これも含めて慣れないと」と反省した。  2番手の桜井周斗投手(20)は2回1失点、4四球。五回の先頭打者から10球連続でボール球を投げるなど精彩を欠いた。高卒3年目の左腕は「初心に帰り、腕を振って投げないといけない」と頭をかいた。  ラミレス監督は桜井について「(今後の起用を)考えないといけない」と険しい表情。好投すれば先発枠入りが近づく登板だっただけに、悔しい結果となった。 (湯浅大)

◆新加入のオースティン(前ブルワーズ)が一回に岸から右中間フェンス直撃の二塁打を放つなど、3打数2安打。8試合で18打数11安打、打率・611と驚異的な数字を残している。「まだまだやることはたくさんある。試合ごとに自分の打撃をしっかりとやっていきたい」。本人は浮かれることはなかったが、ラミレス監督は「自分が考える理想的な打撃フォームに近い」と絶賛した。

◆楽天にロッテからフリーエージェントで加入した鈴木大地内野手(30)が3日、DeNAとのオープン戦(静岡)に「5番・三塁」で先発出場し、2打数1安打2四球。静岡・小山町出身の男が凱旋試合で存在感を示した。  「生まれ育った静岡で試合ができるのを楽しみにしていた。試合ができて感激しましたし、いい一日を送れました」  二回先頭で右前打を放ち、太田の右前適時打でホームを踏んだ。守備では三回、宮崎のボテボテのゴロをさばくと、一塁へ華麗なジャンプスローでアウトにした。  試合が行われた草薙球場では小学校時代に高校野球の県大会決勝を観戦し、小学校5年時にはプレーした。「親族を含めて、この1週間を楽しみにしていた。まさか30歳を過ぎてプレーできるとは思っていなかった」と感慨に浸った。  球団は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、選手、スタッフらに対し、3日から当面の間、遠征先での外出を禁止にしたと発表。それでも鈴木大は「世の中がこういう状況で、自分よりも子供たちがつらい思いをしている」と気遣った。 (広岡浩二)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
-
(-)
9
(+6)
1
(-)
1
(+1)
7
(+6)
0.300
(↑0.042)
0.500
(↑0.5)
2
(-)
広島
410 0.800
(-)
-0.5
(↑0.5)
39
(-)
21
(-)
5
(-)
2
(-)
0.328
(-)
3.680
(-)
2
(2↑)
ヤクルト
411 0.800
(↑0.05)
-0.5
(-)
27
(+2)
18
(-)
1
(-)
9
(+3)
0.232
(↓0.014)
2.000
(↑0.4)
4
(2↓)
DeNA
420 0.667
(↓0.133)
0
(↑1)
28
(+2)
19
(+4)
5
(-)
2
(-)
0.276
(↓0.001)
3.120
(↓0.26)
5
(-)
ソフトバンク
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓1)
18
(-)
12
(+2)
4
(-)
1
(-)
0.214
(↓0.028)
2.000
(↑0.67)
5
(1↑)
阪神
221 0.500
(-)
1
(↓0.5)
16
(-)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.226
(-)
4.810
(-)
5
(3↑)
日本ハム
330 0.500
(↑0.1)
1
(-)
22
(+3)
26
(-)
3
(+2)
1
(-)
0.242
(↓0.009)
3.670
(↑0.73)
8
(2↓)
ロッテ
120 0.333
(↓0.167)
1.5
(↓1)
7
(+2)
12
(+6)
2
(-)
2
(+2)
0.167
(↓0.005)
3.460
(↓0.96)
8
(3↑)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2
(-)
19
(+4)
28
(+2)
4
(+1)
4
(+2)
0.213
(↑0.016
3.730
(↑0.37)
8
(-)
中日
240 0.333
(↓0.067)
2
(↓1)
16
(-)
31
(+6)
4
(-)
2
(-)
0.220
(↓0.018)
4.670
(↓0.07)
11
(1↓)
巨人
250 0.286
(↓0.047)
2.5
(↓1)
27
(-)
27
(+3)
8
(-)
1
(-)
0.245
(↓0.016)
3.920
(↑0.08)
12
(-)
ORIX
130 0.250
(↑0.25)
2
(-)
16
(+6)
23
(+2)
4
(+3)
0
(-)
0.250
(↑0.018)
5.710
(↑1.3)