DeNA(☆9対5★)楽天 =オープン戦1回戦(2020.02.22)・アトムホームスタジアム宜野湾=
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楽天
1020000205720
DeNA
20501001X91332
勝利投手:櫻井 周斗(2勝0敗0S)
敗戦投手:松井 裕樹(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】大和(1号・5回裏ソロ),楠本 泰史(1号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAはロペスが猛打賞を記録。来日8年目を迎える助っ人が、順調な仕上がりを見せた。対する楽天は、今季から先発に再転向した松井が登板。3回途中8安打6失点とつかまり、開幕へ向けて課題を残す結果となった。

◆守護神から先発に再転向する楽天松井裕樹投手が、8安打6失点と打ち込まれ、予定の3回を持たずに降板した。 初回1死からDeNA梶谷に右翼線二塁打、ソトに死球などで2死一、三塁。宮崎にスライダーを中前打、ロペスには141キロ直球を左翼越え二塁打とされ、連続適時打で2点を失った。 2回は2死一、二塁としたが無失点。3回は先頭宮崎、ロペスに連打を浴び一、二塁。伊藤光は平凡なゴロに打ち取ったが、一塁銀次が後逸。1点を追加された。その後も大和の左翼フェンス直撃の適時二塁打、神里の右前適時打でこの回4失点。65球に到達した1死一塁の場面で渡辺佑にマウンドを譲った。最速は球場表示で144キロだった。 登板を終え「うまく投げようとしすぎて、自分の思いきりの良さだったり真っすぐでしっかりファウルを取ったりすることができなかった。変化球でストライクが取れなかったので、ボール先行になったところでストレートを打たれるケースもありましたし、変化球のストライク率も悪かった。1イニング1イニング、もっと圧倒するような気持ちだったり準備ができていなかった。先発としてうまく投げようとしすぎていた。もっと強い球を投げるということを基本に考えたい」と振り返った。 再転向初戦の練習試合ヤクルト戦(15日)は2回無失点。2戦目は課題を残す投球となった。

◆DeNA新外国人のタイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ)が22日、右肘に張りを訴え、出場予定だった楽天とのオープン戦を急きょ欠場した。 当初は2番右翼で先発予定で、試合前の練習にも参加していた。ラミレス監督は「肘のあたりに硬さがあるというので、大事をとって休ませた。明日は多分、ほぼ出られるとは思うが、念のため」と説明。病院には行かず、トレーナーの治療を受ける。

◆昨季公式戦本塁打なし、長打率2割8分5厘のDeNA大和内野手が、楽天とのオープン戦で、チーム日本人1号となる本塁打と、2本の左翼フェンス直撃の二塁打を放った。"3連発"級の大爆発で「恐怖の9番」として存在感を示した。 5回無死、楽天の193センチ左腕弓削の2球目を完璧に捉えると、打球は右から左へ吹く海風にも乗り、左翼芝生席に飛び込んだ。「シンプルにタイミングを取ることだけを考えていた。結果的にものすごくよかった」と納得の表情だ。 昨季も8番投手、9番大和の布陣を敷いたラミレス監督は「今年もそのパターンはあるね。チャンスに強い大和が9番にいるのはすごくいい」と笑顔。今季は長打もある「9番大和」が、DeNA打線のキーマンとなりそうだ。

◆楽天は守護神から先発再転向の松井裕樹投手が、壁にぶつかった。DeNA戦で今季2度目の先発。立ち上がりから変化球の制球が悪く、カウント球を狙い打たれた。3回予定も3回途中8安打6失点(自責点4)。 「うまく投げようとしすぎた。圧倒するような気持ち、準備ができていなかった」と反省。「強い球を投げることを考えたい」と前を向いた。伊藤投手チーフコーチは「悪かったらすぐに中継ぎ、ではなくファームで調整させる」と転向挑戦を後押ししつつ「今のままじゃ先発は失格」と厳しい言葉に期待を込めた。

◆「切り込みコブちゃん」が開幕スタメンを引き寄せた。楽天ドラフト1位の小深田大翔内野手(24=大阪ガス)が22日、オープン戦DeNA戦に1番遊撃でフル出場。4打数3安打2得点と躍動した。 初回から切り込んだ。DeNA桜井のカットボールをたたき、一塁線を破ると50メートル5秒9の快足で二塁へ悠々到達。2死一、三塁からブラッシュへの5球目を捕手が大きくはじいた隙をつき、本塁を踏んだ。 対外試合6試合で14度出塁。うち8度、約57%の生還率を誇る。日本ハム西川、ヤクルト山田哲を指導した三木監督は「ショート、内野手っぽい足さばき。リードもとれるし帰塁もできる。判断を学んでいけばいい走者になる」と素質を見込む。小深田も「全力疾走だったり、できるところを大事にしたい」と無難なプレーを無難にやり遂げることを意識している。 リードオフマンとしては理想的な働きを見せる。1番での全11打席で1度も第1ストライクを振らず、ここまで1打席あたり4・9球を投げさせている。同打順での5安打は全て右方向。強く振り切ることを心がけながら、むやみやたらには振っていない。 久米島1次キャンプでは前年のドラフト1位辰己と同部屋で、サインを確認し合ってから就寝。できることからコツコツ積み重ねた。「開幕スタメンは目指してやっています」と言い切る「切り込みコブちゃん」が、コツコツとアピールを重ねる。【桑原幹久】

◆「切り込みコブちゃん」が開幕スタメンを引き寄せた。楽天ドラフト1位の小深田大翔内野手(24=大阪ガス)が22日、オープン戦DeNA戦に1番遊撃でフル出場。4打数3安打2得点と躍動した。▼ルーキー小深田が3安打。オープン戦でデビュー戦猛打賞の新人は18年3月3日藤岡裕(ロッテ)以来で、楽天では06年3月16日河田に次いで2人目。 河田は自身デビュー戦も、チームは13試合目。今回のようにオープン戦のチーム初戦で3安打した新人は球団史上初めてだ。ちなみに、藤岡はオープン戦のチーム初戦に続き、公式戦の開幕戦でも3安打したが、小深田はどうか。

◆DeNAの新外国人オースティンが右肘に張りがあるために予定されていた先発を取りやめ、欠場した。16日の巨人とのオープン戦で2本塁打を放つなど存在感を示していた。ラミレス監督は「大事を取って休ませた。明日(23日)は出ると思う」と話した。

◆昨季本塁打ゼロだったDeNAの大和が長打を連発した。二回と三回に松井の速球を捉えて左翼フェンス直撃の二塁打とし、五回は弓削から放った左翼への一打が"三度目の正直"で柵越えした。盛り上がるベンチでラミレス監督から本塁打の球を渡され「僕以外なら(3本とも)本塁打だと思う」と照れ笑いした。  ここまで実戦は全て9番打者として先発している。ラミレス監督は今季も投手を8番に置く考えを示唆し「大和のような好機に強い打者が9番にいるのはチームにとっていいこと」とうなずいた。 ラミレス監督(長打を連発した大和に) 「スイングが良くなって、しっかり振れている」 笠井(1死満塁のピンチで登板して好救援) 「接戦など良い場面で投げさせてもらえるように頑張る」

◆救援陣から先発入りが期待されるDeNAの桜井は3回1/3で8四死球と制球を乱し3失点だった。1番打者のルーキー小深田(大阪ガス)に3度出塁されるなどテンポが悪く、87球を要して予定の四回を投げきれず「状態は良くなかったが、先発をやるには修正してこそ。僕の力が足りない」と唇をかんだ。  ラミレス監督は「ボールがはっきりしている。改善しないと」と表情を曇らせ、今後の起用法は「考えないといけない。ただ、先発でも中継ぎでも彼の課題は同じ」とし、救援との両面で適性を見極める考えを示した。

◆抑えから先発に転向した楽天の松井は三回途中8安打3四死球で6失点と精彩を欠いた。予定していた3回を投げきれず「変化球でストライクが取れず、ボール先行になってしまった」と悔やんだ。  先発としての投球を模索している段階。「うまく先発として投げようとしすぎた。一イニング、一イニングごとに圧倒する気持ちでいかないと」と反省した。

◆新型コロナウイルスの感染拡大を受け、楽天戦が行われた球場を訪問した関係者や報道陣の検温を実施。厚生労働省が基準として定めている37・5度以上の発熱が確認された場合は入場を禁止されるが、試合を視察したサンケイスポーツ専属評論家の真中満氏(49)は36・3度。「平熱でよかったです」と安堵(あんど)の表情だった。球団は既に選手やチーム関係者の検温を毎日実施している。

◆D1位・小深田(こぶかた、大阪ガス)が3安打2得点をマークし、遊撃の定位置取りへアピールした。1番打者として一回に右翼線二塁打で出塁し、2死後に暴投で三塁から生還。三回も先頭で右前打して2点目の起点になると、八回は右翼線二塁打。168センチと小柄な24歳は「いい感じで今はできている。強く振ろうと思っている」と胸を張った。

◆抑えから先発への再転向を目指す楽天・松井裕樹投手(24)が22日、オープン戦初戦のDeNA戦(宜野湾)に先発。予定の3回を投げ切れず、三回途中8安打6失点と炎上した。  「先発としてうまく投げようとしすぎた部分がある。もっと圧倒するような気持ちだったり、準備ができていなかった」と松井。一回1死から梶谷に右翼線二塁打を許し、宮崎、ロペスと主力に連打を浴びて2失点。三回は大和に2打席連続で左翼フェンス直撃の二塁打を許すなど打ち込まれ、65球に達したところでマウンドを譲った。  降板後、ベンチ横で立ったまま"青空反省会"をした伊藤投手コーチは「特長が全く出せていなかった。力の配分を考えるのではなく、先発としての100%を探していこうという話をした」。今後も先発として登板を重ね、球数を増やしていく予定。今夏の東京五輪の日本代表候補となる左腕は、課題に立ち向かい成長を目指す。 (佐藤春佳)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(5↑)
DeNA
200 1.000
(↑0.538)
-
(↓2.5)
13
(-46)
6
(-59)
4
(-10)
2
(-3)
0.329
(↑0.079
2.500
(↑0.98)
1
(-)
広島
100 1.000
(↑0.333)
0.5
(↑0.5)
7
(-63)
6
(-52)
1
(-11)
1
(-7)
0.229
(↓0.013)
6.000
(↓2.58)
1
(10↑)
阪神
100 1.000
(↑0.687)
0.5
(↓4.5)
6
(-49)
2
(-68)
3
(-9)
1
(-15)
0.324
(↑0.097)
2.000
(↑1.83)
4
(-)
巨人
110 0.500
(↓0.125)
1
(↓1)
7
(-69)
6
(-59)
4
(-15)
0
(-12)
0.239
(↓0.017)
3.000
(↑0.96)
5
(2↓)
楽天
010 0.000
(↓0.636)
1.5
(↓1)
5
(-61)
9
(-41)
0
(-12)
0
(-8)
0.219
(↓0.037)
6.750
(↓3.48)
5
(3↑)
ヤクルト
010 0.000
(↓0.438)
1.5
(↑1.5)
6
(-69)
7
(-72)
0
(-17)
0
(-20)
0.235
(↓0.023)
5.000
(↓0.84)
5
(3↑)
中日
010 0.000
(↓0.438)
1.5
(↑1.5)
2
(-55)
6
(-59)
1
(-11)
0
(-11)
0.297
(↑0.079)
6.000
(↓2.77)
5
(7↑)
日本ハム
010 0.000
(↓0.3)
1.5
(↑2.5)
2
(-46)
6
(-43)
0
(-14)
0
(-10)
0.194
(↓0.067)
6.000
(↓2.18)