中日(★1対7☆)DeNA =リーグ戦25回戦(2019.09.24)・ナゴヤドーム=
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DeNA
40000030071001
中日
1000000001311
勝利投手:大貫 晋一(6勝5敗0S)
敗戦投手:ロメロ(8勝10敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(15号・1回表3ラン)
【中日】福田 永将(18号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めた。DeNAは初回、ロペスの適時打と宮崎の3ランで4点を先制する。その後は7回表に佐野と柴田の適時打で3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・大貫が今季6勝目。敗れた中日は、打線が3安打と沈黙した。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が、有り余るパワーを見せつけた。3点リードの7回無死一塁。中日の4番手・藤嶋の141キロを捉えた。 鋭く放った打球は、藤嶋の右太ももを直撃。勢いよく跳ね返り、結果的に捕ゴロとなった。藤嶋は、痛みをこらえきれず、何度もジャンプ。すぐさまベンチ裏で治療を受けた。6月にはソトの打球が左膝に直撃した日本ハム上沢が、その後、手術にまで至った。そんなこともあり、不穏な空気が漂っていたが、数分後、藤嶋は元気よくグランドに戻った。次打者のロペスを三飛に片付け、ファンからは大きな拍手が送られた。

◆DeNAは1回、ロペスの適時打、宮崎の15号3ランで4点を先制。中日はその裏、福田の18号ソロで1点を返した。 中日は6回2死一、三塁の好機にビシエドが三振。DeNAは先発大貫、三嶋で6回1失点継投、3点リードで終盤に入った。 DeNAは7回に3点を追加し、2位を確定させた。大貫は6勝目。中日は7年連続Bクラスが決定し、ロメロは10敗目。

◆中日の7年連続Bクラスがあっさりと決まった。5戦全勝を期したが先発ロメロが2回途中4失点でKO。初回の福田の18号ソロだけの3安打1得点で終戦した。 優勝奪回を掲げ就任した与田剛監督は「事実を全て受け入れた上で、明日からの戦いに切り替える。(Bクラス決定は)シーズンが終わってから話します」と、淡々と言葉を続けた。

◆DeNA三原一晃球団代表は、ラミレス監督の去就について言及しなかった。 中日戦後、報道陣に囲まれ「以前も言いましたが、何も決まっていません。全ての試合が終わったタイミングで話し始める」と説明。同監督は就任4年目。今季は1年契約となっている。

◆中日藤嶋健人投手(21)がDeNA25回戦の7回にソト打球を右太もも外側に受けた(結果は捕ゴロ)。 1度はベンチに下がり治療してから続投、ロペスを三飛に打ち取り宮崎を申告敬遠し降板した。打撲で病院にはいかず、25日の状態を見て今後の出場を判断する。

◆DeNAが中日に勝利し、22年ぶりのシーズン2位を確定させ初のCS本拠地開催を決めた。ラミレス監督は、初の2位について「一番目指していたことは優勝だが、それは達成できなかった。だが一時の不調を考えれば、よくやってくれた」と大きくうなずいた。 今季ビジターでは28勝40敗2分けと負け越しているが、ホームでは43勝27敗1分けと圧倒的な強さを誇る。同監督は「ハマスタではリーグベスト。ファンのサポートがかなり大きい。勢いをつけて、次のステージへ向かいたい」と地元開催を大歓迎した。 投打がかみ合った。先発のドラフト3位大貫が5回1失点の好投。宝刀ツーシームを有効に活用し、許した安打は初回の本塁打だけと好調中日打線を沈黙させた。打線も10安打7得点。ラミレス監督は「大貫はCSで使うか考えようと思う」と2カ月ぶりの白星を挙げたルーキーを評価した。 主砲との約束を果たした。21日の巨人戦後、守護神山崎は筒香から「必ず2位になれよ」と声を掛けられた。右手小指を打撲し、抹消された主将からの一声に「重い言葉だった」と奮起。9回のマウンドに上がり無失点と結果で応えた。ハマっ子たちの前でDeNAが暴れる。【栗田尚樹】

◆家族の事情で一時帰国していた中日のロメロは、8月30日以来の登板で1回2/3、4失点で降板した。クライマックスシリーズ(CS)進出へ負けられない状況で期待に応えられず「良い投球ができず、チームに迷惑をかけて申し訳ない」と嘆くしかなかった。  一回は1死から四球と連打で1点を失い、続く宮崎に3ランを浴びた。この回だけで52球を費やしてしまった。

◆DeNAのソトが24日の中日戦(ナゴヤドーム)の七回無死一塁から放った弾丸ライナーが、中日・藤嶋の右もも外側の付け根付近を直撃した。にぶい音はスタンドにある記者席にまで聞こえ、跳ね返った打球を捕手が処理した(記録は捕ゴロ)。  藤嶋はおんぶされてベンチへ。プレー続行は厳しいと思われたが、数分後に治療を終えると再び走ってマウンドへ。続くロペスを三飛にしとめ、宮崎を申告敬遠で一、二塁としたところで福にスイッチした。降板時にはスタンドから大きな拍手で迎えられた。

◆セ・リーグは24日、DeNAが中日を7-1で下し、勝率で並ぶ可能性が残る広島には直接対決で勝ち越しているために2位が確定した。クライマックスシリーズは2年ぶり3度目で、2位での進出は初。

◆DeNAは2位以上を確定させ、クライマックスシリーズ進出を決めた。 ラミレス監督 「ベリーハッピー。一番の目標は達成できなかったけど、シーズン序盤の不調の時期から、ここまでこれてうれしう思う。ファンも同じように喜んでくれていると思う。ハマスタ(本拠地)での成績は我々はリーグでベスト」 宮崎敏郎内野手 「ファンの皆さんが一番の力になる。選手も一番頼りにしています。地元でやれるのは力強いです。巨人へリベンジ? みんな思っていることなので」 山崎康晃投手 「本拠地ではじめてのCS。あれだけのお客さんの中でできるのは僕らの武器。いいパフォーマンスを発揮して期待に応えたい」

◆DeNA・伊藤光捕手は、中日最終戦(ナゴヤドーム)の七回の第4打席で左ふくらはぎに死球を受けて交代した。

◆D3位・大貫(新日鉄住金鹿島=現日本製鉄鹿島)が5回1失点、6奪三振と好投。7月21日以来の6勝目(5敗)を挙げた。大一番で約2カ月ぶりの勝利をつかみ「きょう勝てたことが自分の中で大きい」と笑顔。D1位・上茶谷(東洋大)が7勝を挙げており、複数の新人が6勝以上を記録するのは球団史上初(前身を含む)となった。

◆残り5戦全勝がCS進出への必須条件だったが、投打がかみ合わず。7年連続のBクラスが決まり、与田監督は「事実を全て受け入れて、明日からの戦いに切り替えていくしかない」と話した。指揮官が掲げていた「優勝」には程遠い結果。加藤球団代表は「若い投手をよく使ってくれたが(全体的に)Aクラスの戦力には足りない。オフに何とかできないかなと思う」と話した。

◆中日は24日、DeNA最終戦(ナゴヤドーム)に敗れてCS出場の可能性が消滅し、7年連続Bクラスが確定。加藤球団代表は「与田監督とも相談して(戦力面で)何が足りないかを話し合っていきたい」と、戦力チェックに本格着手することを明かした。  12球団ワーストの89本塁打を補うべく新たに大砲候補の外国人選手の獲得に乗り出す。一方で、ビシエドら5人の外国選手との残留交渉をスタートさせる方針を固めた。またD1位・根尾(大阪桐蔭高)を残り4試合で1軍初昇格させることも決定的となった。

◆DeNAは24日、中日最終戦(ナゴヤドーム)に7-1で勝利。優勝した1998年以来の好成績となるセ・リーグ2位が確定し、2年ぶり3度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を球団初の本拠地開催で勝ち取った。主砲の筒香嘉智外野手(27)を欠く中、ホセ・ロペス内野手(35)が先制打、宮崎敏郎内野手(30)が15号3ランを放つなど気を吐いた。横浜スタジアムでのCSファーストステージは10月5日に始まる。  勝利の儀式、ハイタッチにいつも以上の力がこもる。敵地にあふれた歓声と笑顔。DeNAが、横浜スタジアムでのCS初開催の権利を得るリーグ2位を決めた。  「ベリーハッピー。一番の目標(優勝)は達成できなかったが、シーズン序盤の不調の時期から、ここ(2位)まで来られたのはうれしく思う。ファンも同じように喜んでくれると思う」  21日の巨人戦(横浜)に敗れ、目の前で胴上げを見る屈辱を味わった。そこで、視線を向け直したのは2位からの日本一という「プランB」。就任4年目で3度のCSに導いたラミレス監督は、その第一歩を踏み出し、大きくうなずいた。  昨年10月10日。4位でCS進出を逃しながら続投が決まった際に「全て私の責任」と謝罪した。それから約1年。4月に10連敗を喫し、借金は最大「11」。5月末まで最下位に低迷したが、「2番・筒香」など思い切った策も使い、驚異的な巻き返しに成功した。  この日も采配がさえた。死球による右手小指打撲で主砲の筒香を欠く中、左腕ロメロに対して右打者9人を並べた打線が機能。一回は本塁打王へ独走中のソトの右前打で好機を広げ、ロペスが先制打を放った。  続く宮崎は152キロの直球を捉え、15号3ランを代名詞の右方向へ運んだ。左有鉤(ゆうこう)骨骨折から12日に復帰。勝利を引き寄せるアーチに「勝ったことが一番」と笑みを浮かべた。  九回は6点リードの展開で最多セーブのタイトルを決めている山崎が登板した。巨人に優勝を決められた21日。九回のリードを守れなかった守護神はロッカールームで、けがによる登録抹消が決まった筒香に「絶対に2位になれよ」と声を掛けられた。  「一言だけでしたが、思いが詰まっていた。きょうは何点差でも投げたいと思っていた」。主将の無念を背負い、三者凡退で締めた。  「ハマスタでの成績はベスト。勢いに乗ってファイナルステージにいきたい」とラミレス監督。ホームでの勝率(・632)はリーグトップ。下克上への「プランB」は、横浜で始まる。 (湯浅大)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
76632 0.547
(↓0.004)
優勝
(-)
2656
(-)
567
(+5)
180
(-)
82
(-)
0.257
(↓0.001)
3.780
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
71673 0.514
(↑0.003)
4.5
(↑1)
2592
(+7)
598
(+1)
161
(+1)
39
(-)
0.247
(↑0.001
3.900
(↑0.02)
3
(-)
広島
70693 0.504
(-)
6
(↑0.5)
1590
(-)
597
(-)
140
(-)
81
(-)
0.254
(-)
3.680
(-)
4
(-)
阪神
66686 0.493
(↑0.004)
7.5
(↑1)
3522
(+5)
563
(-)
92
(+2)
99
(+2)
0.250
(-)
3.510
(↑0.03)
5
(-)
中日
66712 0.482
(↓0.003)
9
(-)
4544
(+1)
534
(+7)
89
(+1)
63
(-)
0.263
(↓0.001)
3.750
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
58812 0.417
(-)
18
(↑0.5)
2654
(-)
726
(-)
167
(-)
60
(-)
0.246
(-)
4.760
(-)