オリックス(★0対8☆)ソフトバンク =リーグ戦23回戦(2019.09.23)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
31100120081302
ORIX
0000000000510
勝利投手:高橋 礼(12勝5敗0S)
敗戦投手:アルバース(2勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】デスパイネ(35号・1回表2ラン),グラシアル(28号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、今宮の適時打とデスパイネの2ランで3点を先制する。6-0で迎えた7回表には、グラシアルのソロとデスパイネの適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・高橋礼が7回無失点の好投で今季12勝目。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンクは初回、デスパイネの35号2ランなどで3点を先取。2、3回にも1点ずつ追加した。オリックスは3回まで無得点。 ソフトバンクは6回に松田宣が三塁打を放ち、甲斐の打席で増井が暴投し1点を追加。オリックスは6回まで2安打無得点。 ソフトバンクは7回、グラシアルの28号ソロ、デスパイネの適時打で2点追加。そのまま逃げ切り連勝。高橋礼は12勝目。オリックス・アルバースは6敗目。

◆昨年の日本シリーズで右肘を痛めたソフトバンク石川柊太投手が140試合目で今季初登板した。 最速149キロの直球とパワーカーブで1イニングを1安打無失点。「マウンドに立ってまだ自信がないなと。体が大丈夫なことが一番大事。早めに登板できてよかった」と話した。昨年、先発中継ぎでフル回転し13勝を挙げた右腕がポストシーズンでは大きな戦力となりそうだ。

◆沖縄出身のオリックス高卒ルーキー宜保翔内野手(18)がプロ初安打を記録した。脳振とう特例措置で出場選手登録を抹消された安達に代わり、この日再昇格。8番遊撃で先発出場した宜保は5点を追う3回先頭で高橋礼の初球を左中間に運んだ。 三塁を狙ったが惜しくもタッチアウト。出場3試合目、6打席目での初安打に「やっと出てよかった。ホッとしました」と喜んだ。8回には左前打を放ち、マルチ安打を記録した。 未来沖縄から18年ドラフト5位で入団。高校では内野に加え、投手も兼任。最速147キロを誇る強肩の持ち主で、走攻守それぞれで能力が高く、将来性を期待されている。

◆オリックスが完封負けを喫し、16年以来の最下位決定に"逆王手"となった。先発アルバースが3回途中7安打5失点と炎上。 序盤で流れを渡し、打線も相手先発高橋礼に2安打に封じ込められた。24日の日本ハム戦で敗れた場合、最下位が確定する。西村監督は「絶対に最下位だけはならない、というところでやっていかないといけない」と危機感を漂わせた。

◆ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が1回に7戦ぶりとなる35号2ランを放った。 6戦22打数無安打、13三振と絶不調だったが、それでも工藤監督は5番に起用。右翼への豪快な1発で応えてみせた。「感触はよかった。ここ何試合かまったく貢献できていなかった。これから調子を上げていきたい」と笑った。3回には犠飛、7回にも適時打を放ち4打点を稼いだ。 ジュリスベル・グラシアル内野手も7回に28号ソロを放った。「勝つしかない状況で本塁打を打ててうれしい」。キューバコンビのアベック弾は今季6月6日の中日戦以来7度目、昨年の1度も含め8連勝中だ。工藤監督も「デスパイネは1本出ればとは思っていた。いい集中力で戦ってくれている。これを明日(24日)につなげたい」と、13安打8得点の打線をほめた。デスパイネの復調で、勢いを取り戻し残り3試合へ挑む。

◆ソフトバンクが決死ローテ第1弾に成功し、逆転優勝に望みをつないだ。 プロ初の中4日先発となった高橋礼が、涼しい顔で0を並べ続けた。2安打を許した3回をのぞき、6イニングを無安打。7回をあっさり3者凡退に斬るとこの日の役目を終えた。「(初回に)3点取ってもらって、すごくいいリズムで投げられた。すべてが良かった」。大量8点の打線の援護を受け、7回無失点で自身12勝目を挙げた。 千賀との"ダブルエース"とし、初の中4日先発で負けられない一戦を託された。前回登板の18日楽天戦から休みは取らず、ブルペンも従来の登板3日前から2日前に変更。球数を減らし、フォームの確認程度に済ませた。この期間、王球団会長から金言をもらった。ヤフオクドームでの練習中に呼び出され、1対1で話した。「変化球に頼ったり、フォームが小さくなっている。バッターは向かってくるボールが一番嫌なんだ」。持ち味は直球で押すスタイルと再確認できた。 そして、その直球を生かすために2つの武器を磨いてきた。1つはスローカーブ。「逆方向への回転をかけることを意識」することで、昨年より平均スピードが落ち、100キロを下回ることも珍しくなくなった。さらに「カウント球はスピードが出るように、見せ球は遅く」と緩急の中に小さな緩急も忍ばせている。 もうひとつ、身につけた大きな武器がシンカー。もともと持ち球だったが、昨年や開幕当初より投げる頻度が増えた。「今までは右打者に対して、逃げるボールしかなかった。特に、西武の山川さんらは踏み込んでくる。内を意識させないと、抑えられない」。前半戦で痛い目にあわされた右の強打者を抑えるために、持てる武器の中で戦い方の幅を広げていった。この日もしっかりと攻め込むスタイルをみせ、抑え込んだ。 西武の優勝マジックは2となったが、1ゲーム差をキープした。24日はエース千賀が中4日で先発する。黒星を喫した場合、ライバルにリーグ2連覇を許す可能性がある。必勝の一戦に決死ローテ第2弾で臨む。【山本大地】

◆ソフトバンクが決死ローテ第1弾に成功し、逆転優勝に望みをつないだ。プロ初の中4日先発となった高橋礼が7回無失点で12勝目。涼しい顔で0を並べ続け「(初回に)3点取ってもらって、すごくいいリズムで投げられた。すべてが良かった」とうなずいた。 負けられない一戦を託された。前回18日楽天戦から休みは取らず、ブルペンも従来の登板3日前から2日前に変更。球数を減らし、フォームの確認程度に済ませた。この間、王球団会長から「変化球に頼ったり、フォームが小さくなっている。打者は向かってくるボールが一番嫌なんだ」と金言をもらい、真っすぐで押す持ち味を再確認できた。 西武のマジックは2となったが、1ゲーム差を維持。24日はエース千賀が同じく中4日で先発する。負ければ、ライバルにリーグ連覇を許す可能性がある。必勝の一戦に決死ローテ第2弾で臨む。【山本大地】

◆オリックスの新人、18歳の宜保がプロ初安打を長打で飾った。三回先頭で、高橋礼の高めに浮いた初球の直球を左中間へ運び、思い切って三塁を狙ったがタッチアウト。リプレー検証でも判定は覆らず二塁打となったものの、6打席目での快音に「ほっとした」と初々しく笑った。  未来沖縄高からドラフト5位で入団。五回は落ち着いて四球を選び、八回1死からは左前にはじき返した。チームは計5安打に封じられただけに西村監督は「みんなが打っていない中、2本打つわけですから大したもの」と目を細めた。

◆ソフトバンクは、13安打8得点で完勝した。打線が活気を取り戻し、激しい優勝争いを繰り広げる西武に1ゲーム差でぴたりとつける。工藤監督は「みんながすごいいい集中力で入っているのが、この結果につながっている」と手応えを口にした。  試合前まで24打席連続無安打でその間13三振を喫していたデスパイネが目覚めた。一回の35号2ランを含む2安打4打点をマークし「ここ何試合か全くチームに貢献できていなかったので打てて良かった。これから徐々に上げていきたい」と表情は明るかった。

◆ソフトバンクの石川が今季初登板を果たし、1回1安打無失点で試合を締めた。ロメロ、モヤから連続三振を奪い「2軍では変化球でストライクを取るのをやってきて、それはできた。いい感じだと捉えて次につなげられれば」と前向きに話した。  春季キャンプは右太もも裏痛の影響でリハビリ組で過ごし、シーズンに入ると右肘痛が再発した。実戦復帰は9月になってから。優勝争いの大詰めで昨季13勝の実力者が戻り、倉野投手コーチは「球の切れ自体は良かった」と話した。

◆パ・リーグ2位のソフトバンクが8-0で快勝し、首位・西武を1ゲーム差で追走。勝利の立役者はプロ2年目のサブマリン、高橋礼投手(23)だ。通常より間隔が2日短い中4日で上がったマウンドで、きつさを感じさせなかった。  「調子自体もすごくよかった」  3-0の一回は先頭に死球と不穏な滑り出しだったが、後続を全て速球で仕留めて波に乗った。内角を的確に突き、三塁を踏ませなかった。許した安打は三回の2本だけ。96球で7回を投げ切り、無失点リレーに貢献。自身は12勝目を挙げた。  5失点で黒星を喫した前回登板の楽天戦(18日)から数日後。王球団会長に呼び出され、変化球に頼りがちになっていること、投球フォームが小さくなっていることを指摘された。「それがすごく大きな影響を与えてくれた」と持ち味の速球で押すスタイルを取り戻し、「自分の投球を再確認できた」と自信を深めた。また、従来は登板間のブルペン調整で40球ほど投げ込んだが、今回は15球程度にとどめた。体力の消耗を抑える工夫で好投につなげ、資格を持つ新人王に前進した。  今季は残り3試合。24日の楽天戦(楽天生命パーク)に敗れれば優勝が消える可能性がある一方、勝てば逆にマジック「2」を手にする可能性もある。「いい集中力で戦ってくれているし、あした(24日)にもつなげられるように」と工藤監督。きょうも中4日でエースの千賀が先発する。崖っぷちには違いないが、可能性を信じて勝利だけを目指す。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
79611 0.564
(↑0.003)
M2
(↑1)
2743
(+5)
684
(+3)
172
(-)
133
(+2)
0.266
(-)
4.350
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
76604 0.559
(↑0.003)
1
(-)
3576
(+8)
552
(-)
181
(+2)
113
(+1)
0.252
(↑0.001
3.640
(↑0.03)
3
(-)
楽天
69684 0.504
(↓0.003)
8.5
(↓1)
2603
(+3)
575
(+5)
138
(+2)
44
(-)
0.251
(-)
3.770
(-)
4
(-)
ロッテ
69694 0.500
(↑0.004)
9
(-)
1638
(+6)
599
(+1)
158
(-)
75
(-)
0.249
(↑0.001)
3.860
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
63725 0.467
(↓0.003)
13.5
(↓1)
3552
(+1)
579
(+6)
92
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.810
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
59736 0.447
(↓0.003)
16
(↓1)
5529
(-)
625
(+8)
99
(-)
119
(-)
0.244
(-)
4.120
(↓0.03)