中日(☆3対1★)巨人 =リーグ戦24回戦(2019.09.18)・ナゴヤドーム=
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巨人
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中日
00000030X3301
勝利投手:R.マルティネス(1勝3敗7S)
(セーブ:岡田 俊哉(3勝2敗12S))
敗戦投手:髙橋 優貴(5勝6敗0S)

本塁打
【中日】大島 洋平(2号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日が逆転勝利。中日は1点を追う7回裏、阿部の内野ゴロの間に同点とする。なおも2死二塁から大島に2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・R.マルティネスが今季初勝利。敗れた巨人は、打線が相手を上回る9安打を放つも、つながりを欠いた。

◆中日のルーキー梅津晃大投手(22)は10日広島戦でプロ初黒星を喫したが、巨人戦は初登板から2戦2勝。 中日の新人が巨人戦初登板から3戦3勝は61年権藤を最後に出ておらず、梅津が球団58年ぶりの記録に挑戦する。

◆名古屋の畑中ジムに所属するボクシングのWBO世界フライ級王者田中恒成(24)が始球式に登場した。 先日、無安打無得点試合を達成した大野雄大投手のユニホームを着て登板。 目標の100キロにはおよばない93キロ。打者の背中側を通るワンバウンドになった。「楽しかった。100キロも出ず、思ったところにもいかなかったけど、始球式には満足です」と笑った。同ドームで投球するのは始球式、スピードガンコンテストに続いて3度目。 8月に2度目の防衛を果たした。「全然よくない試合だった。とりあえず自分の力を出し切りたい」と、早くも力を持て余している様子だった。

◆巨人高橋優貴投手(22)が、7回無死から中日福田に初安打を許した。6回まで1四球、1失策でノーヒットノーランを継続。球場も異様な空気に包まれ始める中、先頭の福田に94球目のスクリューを左前へはじき返された。 次打者のビシエドにも右前にポテンヒット。高橋の犠打で1死二、三塁とされ、2番手の大竹がマウンドに上がった。内野ゴロの間に同点に追いつかれ、3番手の田口が勝ち越し2ランを浴びた。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が今季135試合目で初めてスタメンを外れた。 試合前の練習はランニング、キャッチボール、フリー打撃を消化。16日阪神戦で足の張りで途中交代していた。定位置の遊撃には山本が入り、2番は田中俊のオーダーが組まれた。 2点を追う8回2死一、二塁で代打で登場。2死から阿部に代打ゲレーロが送られ、中前打で出塁。代打石川も三塁内野安打でつなぎ、手負いの主将に回した。坂本勇は中日ロドリゲスの155キロに詰まらされ、遊ゴロに倒れた。

◆中日が逆転勝ちした。0-1の7回に阿部の遊ゴロの間に追い付くと、続く大島が右越えに2ランを放った。3番手で7回を3者三振に抑えたR・マルティネスが今季初勝利。巨人は6回まで無安打投球だった高橋が7回に崩れた。

◆巨人は先発高橋優貴投手が6回まで無安打と好投したが、初安打を許した7回に逆転され、マジック4で足踏みとなった。 坂本勇人内野手を欠く打線は9安打を放ちながら1点止まり。原監督は「(高橋は)非常にいいピッチングでした。ちょっと打線が湿っているね」と言った。 敗れはしたが、菅野を腰痛で欠くなど先発不足に陥るチームにとって、ルーキーの成長は明るい材料。コントロールが安定し、直球が走ることで、低めに沈む決め球スクリューが生きた。「マジック4になって勝ちを意識した中で、こういう投球ができたのは良かった」と手応えがあった。 1点リードの7回に1死二、三塁とピンチを招いた場面で降板すると、2番手大竹がマウンドに上がった。ここでチームは定位置の守備位置を選択。大竹は遊ゴロに打ち取ったが同点とされ、続く田口が決勝2ランを許した。原監督は「あのケースで、ワンチャンスで前進守備で逆転を許すというのはね。あそこは1点、同点止まりと。うまい具合に内野ゴロ打たせてくれた」と狙いを説明。ただ直後の2ランには「本人の中では悔いの残るボールではないかな」と反省を促した。

◆足の張りを抱える巨人坂本勇人内野手が今季135試合目で初めて、スタメンを外れた。試合前の練習ではランニング、キャッチボール、フリー打撃を消化。2点を追う8回2死一、二塁から代打で出場したが、遊ゴロに終わった。 「(ロドリゲスは)なかなか打たせてくれるピッチャーじゃないんでね。(19日の出場は)明日の状態を見てですね」と話した。

◆中日与田剛監督(53)が執念継投でクライマックスシリーズ(CS)の道をつなげた。巨人に5連勝。セ・リーグの戦いをかき回している。 指揮官は当然のようにベンチを出た。デビューから巨人戦2戦2勝の新人梅津が乱調。5回に1点を先制され、なお2死満塁。責任回数まであと1人で、あっさりと見切り、福にスイッチ。与田監督は「勝負をかけているし、結果を残してくれたのは選手。満塁本塁打なら(采配を)言われる。よく福が抑えてくれた」と振り返った。 阿部を右飛に抑えた福は6回も3人切り。ここから必勝リレーに入った。「持っている引き出し全て使いました。頼られているのを意気に感じたい」と福。4番手ロドリゲスは8回2死一、二塁で代打坂本勇を155キロで詰まらせた。Gキラー梅津がダメでも総がかりで巨人を封じた。 6回まで無安打に封じられていた巨人高橋を7回にとらえて逆転。大島が勝ち越しの2号2ランで試合を決めた。しっかり守って逆転と、巨人のお株を奪う強さを見せた。 1敗すればCSが風前のともしびとなるがけっぷち。与田監督は「前回の3連勝も今日の勝ち方もよかった。自信をつけてほしい」と静かにうなずいた。【柏原誠】

◆中日大島洋平外野手(33)がプライドをかけて振り抜いた。 0-1の7回。6回まで無安打に抑えられていた巨人高橋をようやくつかまえた。1-1としてなお2死二塁で、「7番」の大島の打席へ。 左腕田口の内角直球に体をくるりと回して、前進守備の右翼手の頭上をはるかに超える決勝2ランをたたき込んだ。「体がうまく反応した。打った瞬間に越えたとは思った。入るかな、くらい。しっかり1発でしとめられたのはよかった」と振り返った。 打率3割を余裕でキープする安打製造器に狂いが生じていた。「(9月10日からの)広島戦くらいから、攻められ方が違ってきた。うまく攻められていた。対応しないといけない。シーズンはそれの繰り返しで、どれだけ早く修正できるか、なんですが」 ずっと上位が定位置だったが、この日は突然、7番に降格。今季1~3番以外に入るのは4月に6番が1度、7番が1度あったきり。慣れない下位に「ひまでした。全然打順が回ってこないので」とジョークを飛ばしたが「ここにきて7番まで下げられて、素直によろこべない」と、ふがいなさに本音もちらり。 164安打は巨人坂本勇、同僚ビシエドに1本差。「本塁打を打つタイプじゃない。ヒット2~3本の方がチームのためになる」。中日が誇るヒットメーカーがCSに向けてラストスパートに入る。

◆巨人のドラフト1位・高橋優貴投手(22)=八戸学院大=が18日、中日24回戦(ナゴヤドーム)に中5日で先発。6回まで1安打も許さないノーヒットピッチングだったが、七回先頭・福田に左前打を浴びた。  続くビシエドにも右前打とされ、1死二、三塁となった場面で途中交代。代わった大竹が阿部を遊ゴロに打ち取ったが、その間に1点を返され同点に。続く大島の場面で田口がマウンドに上がったが、右翼席へ勝ち越しの2ランを浴びた。

◆巨人・坂本勇人内野手(30)が18日、中日戦(ナゴヤドーム)の2点を追う八回2死一、二塁で代打で登場した。  速球派左腕・ロドリゲスの内角に来た155キロの直球に詰まらされ、遊ゴロに倒れた。  巨人の主将でもある坂本勇は16日の阪神戦(東京ドーム)の六回に足の張りのため途中交代。この日は試合前練習でダッシュ、キャッチボール、打撃練習を通常通りこなしたが、守備練習を行わずベンチへ下がり、シートノックにも参加せず、今季135試合目で初めてベンチスタートとなっていた。  試合後は「なかなか簡単に打たせてくれる投手ではない。(打撃は問題ない?)そうですね。また明日は状態を見て(決める)」と話した。

◆巨人のドラフト1位・高橋優貴投手(22)=八戸学院大=が18日、中日24回戦(ナゴヤドーム)に中5日で先発。6回1/3で99球を投げ2安打2失点と好投したが、6敗目(5勝)を喫した。  序盤から力強い直球と、武器のスクリューをうまく使い、中日打線を相手に凡打の山を築く。6回までは無安打投球を披露。だが、七回先頭・福田に左前打を浴びてノーヒットノーランの夢は叶わず。続くビシエドにも右前打とされ、1死二、三塁となった場面で途中交代。その後、逆転され敗戦投手となった。  「勝ちを意識してマウンドに上がって、ああいう投球ができたのはよかったのかなと思います。自分の中でそこまで調子がいいなとは思っていなかったので。でも、相手のバッターの感じで、そんなに思ったほど悪くはなかった。大城さんのリードもしかり、野手の方も守ってくれたので。いい感じだったと思います」  チームが優勝争いをする中で、ルーキーながら堂々の投球をした高橋。それでも、七回に連打を浴びた場面を振り返り「ああいったところでしっかり打ち取れる、アウトを取れるピッチャーに、我慢強いピッチャーになることがもっと大事かなと思います」と反省も忘れなかった。

◆D1位・高橋(八戸学院大)は6回1/3を2安打2失点の好投も実らず、6敗目を喫した。六回まで無安打に抑えていたが、七回に暗転。先頭の福田に左前打され、続くビシエドに右前打を打たれるなど、1死二、三塁で降板。2番手の田口が大島に決勝2ランを浴びた。試合に敗れたものの、新人左腕は「勝ちを意識してマウンドに上がって、ああいう投球ができたのはよかった」と汗をぬぐった。

◆大島が勝利を呼び込む2ランを放った。0-1の七回、阿部の遊ゴロで追い付いた直後に打球を右翼席に運んだ。「うまく反応できたし、しっかり一発で捉えられた」。打線は六回まで巨人の高橋に無安打に封じられ、嫌なムードが流れた。七回に先頭の福田がチーム初安打をマークし、大島は「だいぶ気が楽になった」。与田監督は「あの一振りでよく決めてくれた」とうなずいた。

◆前の試合まで打率・311、36本塁打、89打点をマークしてきた主将のいない打線は、物足りなさが漂った。巨人は足の張りを抱える坂本勇人内野手(30)が、今季初めてベンチスタート。わずか1得点で敗れた。  「(途中交代した16日と)同じ(大事を取って)ですね。明日になってみないと分かりません」。坂本勇について、原監督は説明した。  先発のドラフト1位左腕・高橋(八戸学院大)が六回まで無安打投球も、七回に逆転を許した。坂本勇は2点を追う八回2死一、二塁で代打で登場したが、ロドリゲスの内角に来た155キロの直球に詰まらされ、遊ゴロに。「なかなか簡単に打たせてくれる投手ではない」と悔やんだ。打線は9安打で1得点とつながりを欠いた。  坂本勇は16日の阪神戦(東京ドーム)の六回に足の張りのため途中交代。この日の試合前はダッシュ、キャッチボール、打撃練習をこなしたが、守備は一切行わなかった。本人は「打撃は問題ないか」との問いに「そうですね。また明日は状態を見て(決める)」と答え、19日の中日戦の出場は当日に判断する。優勝へのマジックナンバー「4」と、最短Vは20日のまま。その先の戦いを見据えても、大黒柱の回復が待たれる。(谷川直之)

◆巨人の逆転負けの呼び水になったのは、七回の攻撃だよ。わずか1点リードの終盤。イニングの先頭は投手の高橋。打つ気なし...という感じの見逃し三振。あれで、つけいるスキを与えたね。  本来なら代打を送り、上位打線に回して追加点を取りにいくところ。想定外というか...。高橋がそこまでノーヒットに抑えていただけに、逆に難しくなったのも事実。  ただ、代えないのは仕方ないにしても、「あっさり三振して帰ってくる場面ではないぞ」と指示して打席に送り出し、相手に苦労をさせて、流れを持っていかれない工夫はさせるべきだった。  また、その裏、先頭の福田に初安打を許した時点で、交代でよかった。新人で、普段は長いイニングを任せていない。マジック減らしの時期に、この点差で、急に抑えろというのも無理な話だよね。  絶対的な抑えはいないんだから、短期決戦に向けても、継投のポイントは外さないように。  あと、坂本勇がいなくなっただけで、得点できそうなムードが、こうもしぼむかね。他の打者の奮起を望むよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
73602 0.549
(↓0.004)
M4
(-)
8631
(+1)
539
(+3)
170
(-)
79
(+1)
0.259
(-)
3.730
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
69643 0.519
(-)
4
(↑0.5)
7568
(-)
574
(-)
156
(-)
38
(-)
0.246
(-)
3.890
(-)
3
(-)
広島
69673 0.507
(-)
5.5
(↑0.5)
4576
(-)
579
(-)
136
(-)
79
(-)
0.254
(-)
3.630
(-)
4
(-)
阪神
63676 0.485
(↑0.004)
8.5
(↑1)
7510
(+3)
553
(+2)
89
(-)
94
(+2)
0.251
(-)
3.540
(↑0.02)
5
(-)
中日
64692 0.481
(↑0.004)
9
(↑1)
8524
(+3)
520
(+1)
83
(+1)
63
(-)
0.264
(↓0.001)
3.770
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
56792 0.415
(↓0.003)
18
(-)
6629
(+2)
700
(+3)
161
(-)
58
(-)
0.245
(-)
4.700
(↑0.01)