中日(☆8対1★)DeNA =リーグ戦24回戦(2019.09.16)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
20300102X81300
勝利投手:山本 拓実(3勝3敗0S)
敗戦投手:石田 健大(4勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ロペス(30号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆中日が快勝。中日は初回、高橋の内野ゴロなどで2点を先制する。その後は3回裏に高橋と木下拓の適時打で3点を追加すると、6回には高橋に適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回無失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆今季のDeNA石田健大投手(26)は開幕から負けなしの4連勝。DeNA投手が開幕から5連勝となると、07年土肥(5連勝)以来。生え抜き選手に限れば、99年福盛(6連勝)以来、球団20年ぶりとなる。

◆キューバのカルロス・ペレイラ特命全権大使(52)が、試合前のファーストピッチセレモニーに登板した。 与田監督が捕手役を務め、キューバ政府を通じて来日した選手第1号だったオマール・リナレス巡回コーチが打席に。同大使は69キロの球をワンバウンドで届かせた。 同大使は、「いまは多くのキューバ人選手が日本で活躍している。中日がキューバ政府と初めてリナレスを契約してから始まった。いまは、キューバ政府を通じて、R・マルティネス、A・マルティネスと契約しているが、球団からは来年も契約して欲しい、新たな選手も派遣して欲しい、と話をもらった」と話した。 イベント前には、同大使が矢野球団社長にこれまでの交流に対する感謝状を渡した。

◆中日は1回に2点を先制。3回に高橋、木下拓の適時打で3点を追加した。DeNAは3回まで3安打無得点。 中日の先発山本は6回まで4安打無失点と好投。打線は6回に高橋の適時打で1点を追加し、6点リードで終盤に入った。 中日は8回に2点を追加し快勝。先発山本は7回5安打無失点で3勝目。DeNAの連勝は2で止まり、先発石田は初黒星。

◆DeNAは投打がかみ合わず、惨敗した。「ブルペンデー」の中で先発石田は2回2失点(自責0)、2番手国吉も2回3失点と流れを作れなかった。 打線も初対戦の中日先発山本の前に散発5安打。最後まで攻略しきれなかった。得点は9回のロペスの30号の1本のみ。連勝は2でストップした。ラミレス監督は「初回で2失点。そこで試合が決まってしまった感じ。山本はいい投球だった」と渋い表情だった。 ▽DeNAロペス(9回に17年以来2年ぶりの30号)「リードを許している状況での先頭だったので、甘いボールがきたら積極的に振っていこうと決めていました」

◆DeNAロペス内野手が9回に30号。DeNAではソトが40本打っており、同一球団の外国人2人が30発以上は08年オリックス(ローズ40、カブレラ36)以来10度目。 セ・リーグでは78年広島(ギャレット40、ライトル33)01年広島(ディアス32、ロペス32)に次いで18年ぶり3度目で、DeNAの外国人コンビが30発は球団初。

◆DeNA筒香嘉智外野手(27)が16日、首の張りのため前日15日に続き中日24回戦(ナゴヤドーム)を欠場した。 ラミレス監督は「状態は、前日に比べたら上がってきてはいたが。次の試合から出てくれたら」と話した。筒香は14日のヤクルト25回戦(横浜)の初回の守備で、左中間への飛球を追いかけた際に中堅桑原と交錯。その後、8回までプレーを続け、9回の守備で交代していた。骨には異常はないという。

◆中日の山本拓実投手(19)がDeNA戦でプロ3勝目を手にした。自己最長の7イニングを投げ、5安打無失点。広島がヤクルトに敗れたことで、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が復活した。 「昨年の藤嶋さんの3勝を目標にしてきた。めちゃくちゃうれしかった」。昨季同じ高卒2年目でブレークした1学年上の先輩の勝ち星に並び、お立ち台で顔をくしゃくしゃにした。 試合中は正反対で、マウンドを降りるまでポーカーフェースを貫いた。2日前に球団史上12人目のノーヒットノーランを達成した大野雄大の姿を自らにだぶらせた。「大野さんのように動揺せず淡々と投げようと思った。いい意味で無で投げられた」。5回以外は全て走者を背負った。1回1死一、三塁ではロペスをオフに磨いた「縦スラ」で空振り三振。2回、3回も得点圏に走者を置いたが、後続を断った。ロッカー室で見守った大記録が後押ししてくれた。 今季先発デビューした中日の投手陣では新人梅津と並んで最も多い3勝目。それでも19歳は「7回で代えられる判断をされるのはスタミナが足りないから」と、次への課題もくみ取っていた。与田監督も快投に目を細めた。「序盤に球が高めに浮いたが、低めに修正出来た。少しずつ成長してくれれば」。15日にV逸は決まったが、自力CSは復活した。「いろんな数字はあるが、戦い方は変わらない」と指揮官。167センチの小さなヒーローが奇跡への扉をこじ開けた。【伊東大介】 ▽中日木下拓(山本を好リードし3回は2点適時打)「申告敬遠の後だったので、絶対に打ってやろうと思った」

◆DeNAは投手起用がはまらなかった。終盤戦からリリーフに再転向した石田を「オープナー」作戦で先発に送り込んだが、いきなりピンチを招いて捕逸などで2失点。三回から登板した国吉も打ち込まれ、痛恨の3点を失った。  巨人の優勝マジックを減らす結果となり、ラミレス監督は「初回で試合が決まってしまった感がある」と悔しがった。8日にプロ初先発で中日相手に好投した斎藤ではなく、救援投手だけのリレーを選んでの大敗に「投手陣は全員、球数が多かった」と不満げだった。 ラミレス監督(山本に抑えられた打線に) 「良い投球だった。初対戦ということもあり、打線がつながらなかった」 ロペス(九回、零敗を免れる30号ソロ本塁打) 「リードを許している状況だったので、甘い球は積極的に振ると決めていた」

◆15日に出場選手登録され、8月24日以来の先発マスクだった中日の木下拓が2安打2打点と存在を示した。三回2死満塁では勝負強く2点中前打を放ち「絶対に打点を挙げてやろうと思っていた。思い切りいけたのが良かった」と満足げだった。  捕手としても山本を好リードし「相手が強打の打線なので、走者を出しても集中していこうと思っていた。勝ちがついて良かった」と笑顔だった。 高橋(六回、この日3打点目となる適時打) 「走者をかえせて良かった」 阿部(八回に2点二塁打) 「チャンスで打てていなかったので、打てて良かった」

◆首を負傷した筒香は前日15日に続き、2試合連続で欠場した。球場入りしたが練習には参加せず、ベンチ裏で治療に専念。試合中に球場を後にした。18日の広島戦(横浜)の出場についてラミレス監督は「そうなればいいと願っている。昨日よりは少しよくなっていたが、きょうは出られるかなという状態だった」と説明。筒香は14日のヤクルト戦の守備で桑原と交錯し、首を痛めていた。

◆自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が復活。19歳の山本が自己最長の7回を無失点に封じ、3勝目を挙げた。「自分の立場を確立させたい。まだまだ勝ちたい」。一回1死一、三塁のピンチで捕手の木下拓から「思いきってストライクゾーンに投げろ」とハッパをかけられ、直球主体で切り抜けた。木下拓がお立ち台で「山本様様です」と言えば、山本も「木下様様です」とかぶせて笑みを浮かべた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
73592 0.553
(↓0.004)
M4
(↑1)
9630
(+1)
536
(+2)
170
(-)
78
(-)
0.259
(-)
3.740
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
69643 0.519
(↓0.004)
4.5
(-)
7568
(+1)
574
(+8)
156
(+1)
38
(-)
0.246
(↓0.001)
3.890
(↓0.02)
3
(-)
広島
69673 0.507
(↓0.004)
6
(-)
4576
(+4)
579
(+6)
136
(+1)
79
(-)
0.254
(-)
3.630
(↓0.01)
4
(-)
阪神
62676 0.481
(↑0.004)
9.5
(↑1)
8507
(+2)
551
(+1)
89
(-)
92
(+2)
0.251
(-)
3.560
(↑0.01)
5
(-)
中日
63692 0.477
(↑0.004)
10
(↑1)
9521
(+8)
519
(+1)
82
(-)
63
(+1)
0.265
(↑0.001
3.790
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
56782 0.418
(↑0.004)
18
(↑1)
7627
(+6)
697
(+4)
161
(+4)
58
(-)
0.245
(-)
4.710
(-)