オリックス(☆7対1★)楽天 =リーグ戦24回戦(2019.09.15)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
20000104X7801
勝利投手:山本 由伸(7勝5敗0S)
敗戦投手:石橋 良太(7勝7敗0S)

本塁打
【オリックス】中川 圭太(3号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは初回、吉田正と中川の適時打で先制に成功する。その後3-1で迎えた8回裏には、ロメロの適時打などで一挙4点を加え、試合を決めた。投げては、先発・山本が7回1失点の好投で今季7勝目。敗れた楽天は、先発・石橋が試合をつくるも、打線がつながりを欠いた。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)が初回、先制打を放った。 1死二塁で楽天石橋のフォークを捉えて左前に運び、二塁走者の宗をホームに迎え入れた。コンディショニング不良で14日の楽天23回戦は代打出場になったが、この日はスタメンに復帰し、さっそく先発の山本を援護。「低めの変化球をうまく打つことができたと思います。まずは先制することができてよかったです」と喜んだ。14日の試合終了時点で4厘差と西武森と激しい首位打者争いを演じる主砲が、初打席でまず安打を放った。

◆オリックス中川圭太内野手(23)が、2打点で先発の山本を援護した。 初回、吉田正の先制打に続いて2点目の適時打。「相手投手に対して今まで打てていなかったので開き直って、積極的に打ちに行きました。いいところに飛んでくれましたし、やっと1本出てくれてよかったです」と楽天先発・石橋からの適時打を喜んだ。 その後、さらに2-1の6回、先頭で左中間スタンドに3号ソロをたたき込んだ。 「完璧ではなかったんですが、うまく乗せることができました。京セラドーム(大阪)での初めてのホームランなので、本当にうれしいです」と本拠地初アーチに声を弾ませた。

◆楽天久保裕也投手(39)が、プロ野球101人目となる通算500試合登板を達成した。 2点を追う6回2死三塁からマウンドへ。カウントを悪くした宗を四球で歩かせたが、続く福田のセーフティーバントを冷静に処理して無失点で切り抜けた。 巨人で418試合、DeNAで9試合に登板。楽天では17年27試合、18年25試合と積み重ね、今季21試合目での到達となった。

◆楽天久保裕也投手(39)が、プロ野球101人目となる通算500試合登板を達成した。 2点を追う6回2死三塁からマウンドへ。カウントを悪くした宗を四球で歩かせたが、続く福田のセーフティーバントを冷静に処理して無失点で切り抜けた。 巨人で418試合、DeNAで9試合に登板。楽天では17年27試合、18年25試合と積み重ね、今季21試合目での到達となった。 「ジャイアンツの時からたくさん投げさせてもらって、山あり谷あり、ここまでいろいろなことがありました。星野さんにチャンスをいただいてイーグルスに拾ってもらい、この試合を目指せる場所を与えてもらってからは、とにかく1年でも長く投げることを考えてやってきました。500試合登板は体のケアをしてくれたトレーナーの皆さん、試合で使ってくれた監督、いろいろな方のサポートとファンの皆さんの後押しがあって達成できたと思っています。僕にかかわってくれた全ての人に感謝ですね。1試合でも多くチームに貢献したいと思っていますので、これからも1試合1試合積み重ねていきたいです」とコメントした。

◆オリックスが初回に2点を先制した。1死二塁で吉田正が左前に先制打。さらに2死一、二塁から中川の適時打で2点目を挙げた。 楽天が4回、先頭の浅村からの3連打で1点を返した。オリックスは6回、先頭の中川が3号ソロを放ち、再び2点差とした。 オリックス先発の山本は7回2死一、三塁のピンチを無失点で切り抜け、7回1失点で7勝目。楽天は3連敗となった。 楽天石橋が7敗目。

◆楽天は3連敗で今季ワーストの借金2となり、西武がこの日勝ったことで優勝の可能性が完全消滅した。 初回1死満塁で銀次が一ゴロ併殺。1点差に追い上げた4回無死一、二塁でもウィーラーが遊ゴロ併殺と今季初対戦のオリックス山本を仕留めきれなかった。平石監督は「そう簡単には点を取れない投手。銀次の打球はツキもなかった」。ロッテも敗れたため、CS圏との1ゲーム差は変わらなかった。

◆オリックス山本由伸投手が7回1失点と好投し、最優秀防御率の初タイトルに前進した。 1回に1死満塁のピンチを背負ったが、銀次を一塁ゴロ併殺で無失点。2-1の6回1死からは浅村、ブラッシュをスライダーで連続空振り三振を奪った。「いつもならフォークかカットボールなんですが、きょうは精度が悪かったので」と、意表をつく決め球で強打者を封じ込んだ。登板前の防御率1・75から1・72に押し上げた。 8月9日に左脇腹痛を起こし、翌10日楽天戦先発を回避。チームがAクラス圏内3位を猛追していた時期。本人は患部に温熱パックを巻いて、登板しようとした。だが首脳陣が首を縦に振らなかった。「普通なら『投げてくれ』と言われるところを、逆に止めてくださった。トレーナーは1日でも早く投げられるようにと治療してくださった」と感謝を込め、CS進出危機のチームを救った。あと12回1/3で規定投球回数に到達する。

◆楽天は最下位オリックスに痛い連敗。3位を争うロッテも負けたのが救いとはいえ、クライマックスシリーズ(CS)進出を目指す正念場で、投打で精彩を欠いた。  攻撃陣は一回の満塁機を生かせず、四回も山本を畳み掛けられない。八回は安楽が崩れ、勝負の9月に4勝8敗と失速している。残り9試合。平石監督は「悪いことを言ってもしょうがない」と自らに言い聞かせるように話した。 石橋(7敗目) 「立ち上がりからリズムよく投げられなかった。申し訳ない」

◆楽天の久保が17年目で通算500試合登板を達成した。六回のピンチで救援。宗に四球を与えるなどしたが、2死二、三塁でバント安打を試みた福田を投ゴロとして切り抜けた。「いろいろな方のサポートとファンの皆さんの後押しがあって(節目に到達)できた」と喜んだ。  2003年に巨人に入団。DeNAを経て17年からプレーする楽天では右手の指に血行障害の症状が出て育成選手になったこともあったが、諦めずに腕を振り続けた。松坂世代の一員は「山あり、谷あり、いろいろなことがあった。本当にここまで長かった」と感慨深げに話した。

◆オリックスの中川が適時打にソロアーチと光った。石橋とは試合前までで9打数無安打と相性が悪かったが、「開き直って、積極的に打ちにいった」と好結果につなげた。  一回は初球の直球を襲った。左前へ運んでチーム2点目を挙げ、2-1の六回にも初球を捉えた。今度はカーブを振り抜いて左越えに3号。西村監督は「2打点。よくやってくれた」と勝負強さを見せたルーキーをたたえた。 吉田正(一回に先制打) 「低めのフォークをうまく打てた」 西村監督(山本に) 「よく七回まで投げてくれた」

◆D7位・中川(東洋大)が本拠地初本塁打を放った。一回に1-0とし、なおも2死一、二塁で左前適時打。流れを呼び込む追加点を奪うと、六回の先頭で左翼席へ3号ソロだ。前日14日から1軍に昇格した同1位・太田(天理高)の存在も刺激に。「いい仲間であり、いいライバルでもある。打撃練習ですごく(打球を)飛ばしているので、陰から見ています」とヒントにしている。

◆山本が7回1失点で今季7勝目をマークし、防御率は1・72。最優秀防御率のタイトルも見えてきた。8月11日に左外腹斜筋損傷のため出場選手登録抹消。約1カ月離脱したが、規定投球回まで12回1/3。「けがをしたとき、高山さん(投手コーチ)も(西村)監督も、いきたくなるところを我慢して止めてくれた。次は自分が全力でやる番」と力を込めた。

◆3連敗で借金2。先発の石橋が5回2/3を6安打3失点で、7敗目を喫した。一回に2点を先制されると、六回は中川に左越えソロを被弾。「チームが負けたので申し訳ないです」と声を落とした。平石監督は「立ち上がりに2失点も、しっかり粘った」とかばい、「相手先発が山本なら点を簡単に取れない」と悔しさをにじませた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
西武
75581 0.564
(↑0.003)
M9
(-)
9717
(+6)
656
(+5)
167
(-)
128
(+2)
0.267
(↑0.001)
4.360
(-)
2
(1↓)
ソフトバンク
72574 0.558
(↓0.005)
1
(↓1)
10552
(+5)
523
(+7)
175
(+2)
109
(+1)
0.252
(-)
3.610
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
66664 0.500
(↓0.004)
8.5
(↓1)
7610
(+5)
579
(+6)
155
(+1)
75
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.880
(-)
4
(-)
楽天
64664 0.492
(↓0.004)
9.5
(↓1)
9568
(+1)
555
(+7)
132
(-)
43
(-)
0.250
(-)
3.830
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
61685 0.473
(↑0.004)
12
(-)
9536
(+7)
563
(+5)
90
(+1)
47
(-)
0.252
(↑0.001)
3.850
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
57686 0.456
(↑0.004)
14
(-)
12505
(+7)
585
(+1)
95
(+1)
112
(+2)
0.244
(-)
4.060
(↑0.02)