オリックス(☆3対2★)楽天 =リーグ戦23回戦(2019.09.14)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:山岡 泰輔(11勝4敗0S)
(セーブ:ディクソン(2勝1敗16S))
敗戦投手:辛島 航(9勝6敗0S)

本塁打
【楽天】ウィーラー(18号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが連敗を9で止めた。オリックスは4回裏、宗の適時打で先制する。続く5回には、2死満塁から再び宗が適時打を放ち、2点を追加した。投げては、先発・山岡が8回途中2失点の好投で今季11勝目。敗れた楽天は、打線が終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。

◆元SKE48でタレントの矢方美紀(27)が「FWD富士生命デー」として実施された試合の始球式に登板した。 投球はツーバウンドで若月のミットに収まった。始球式は初めてで「1人でマウンドに立つことは想像もしていなかった。景色は新鮮でした。(自己採点は)50点です」と笑顔で振り返った。 矢方は17年に同グループを卒業後、乳がんによる左乳房の全摘出手術を受けていたことを昨年に公表。FWD富士生命によるセミナーや啓発イベントなどに参加していたこともあり、始球式に抜てきされた。現在も闘病しながらタレント活動を行っている。

◆オリックスのドラフト1位太田椋内野手(18)が「8番遊撃」で先発しプロデビューした。 21世紀生まれの野手としては出場第1号。2回の第1打席は2死一、三塁のチャンス。フルカウントまで粘り、内角低めの際どいコースへの6球目を見送り、四球を選んだ。 試合前のフリー打撃では1軍打撃投手を務める父暁さん(48)との"親子対決"が実現した。結果は21スイングで安打性12本、柵越え3本だった。太田は「とても打ちやすかった。懐かしいなと思いました。中学の時に(父から)打ったことを思い出しました」と感慨深げ。父暁さんは「ちょっと緊張しましたけど、うれしかった。中学生の時以来だった。ちょっとは成長したかなと思います」と笑顔だった。

◆楽天辛島航投手(28)の球団左腕初の2ケタ10勝目はお預けとなった。 オリックスのエース山岡との投げ合いで2回2死満塁をしのぐなど、際どいコースを突いて球数がかさみながら粘投。4回に宗に先制打を許すと、5回はこの日3度目となる満塁のピンチから宗に2打席連続タイムリーを浴び、5回途中6安打3失点でマウンドを降りた。「何とか最少失点で粘ってきたのですが。最後は粘りきれませんでした。リズムをつくれず申し訳ないです」と振り返った。

◆先発はオリックス山岡、楽天辛島。オリックスは2回に2死満塁のチャンスを作るも得点を奪えず。楽天も3回まで無得点。 オリックスは4回、宗の右前打で先制。5回には2死満塁から再び宗の左前適時打で2点を追加。楽天は6回まで2安打無得点。 楽天は8回にウィーラーの18号ソロなどで2点を返すも及ばず。オリックスは連敗を9で止め、9月初白星。山岡が11勝目、ディクソンが16セーブ目。楽天は2連敗。辛島が6敗目。

◆楽天は9連敗中だったオリックス相手に痛い星を落とし、再び勝率5割を切った。 4回無死二塁の先制機にクリーンアップが凡退。5回には先頭ウィーラーが四球で出塁しながらけん制で刺され(記録は盗塁死)、7回まで散発2安打に封じられた。8回にウィーラーの8月10日以来となる1発などで1点差に迫ったが、天敵山岡に今季11勝のうち6勝目を献上し、平石監督は「今年は山岡にやられました」。CS進出を争う3位ロッテも敗れ、1ゲーム差は変わらなかった。 ▼楽天辛島(5回途中3失点で6敗目を喫し、球団左腕初の2ケタ勝利はお預け)「最後は粘りきれませんでした」

◆オリックス・ドラフト1位の太田椋内野手が「8番遊撃」で先発してデビューした。 2打数無安打も、得点圏に走者を置いた第1、2打席とも四球を選んだ。「楽しかった。打ちたかったのはありますけど(2四球は)結果後ろにつながったのはよかった」。試合前のフリー打撃では1軍打撃投手を務める父暁さんとの"親子対決"が実現し「懐かしかった」と感慨に浸った。西村監督は「堂々としていた。高卒ルーキーとは思えない」とべた褒めだった。

◆オリックス山岡泰輔投手が8回途中2失点の好投で11勝目を挙げ、1分けを挟んだチームの連敗を9でストップした。抜群の制球力で7回まで1安打無失点。8回にウィーラーにソロを被弾して楽天戦26イニングぶりの失点も、今季このカード6勝目とし「連敗が続いていたので、なんとか自分のできる限り頑張りました」と喜んだ。 2試合続けて4失点以上と納得のいかない投球が続き、6日にノーヒットノーランを達成したソフトバンク千賀に助言を求めて連絡した。「千賀さんはタメができているというか、自分にないものを持っていた。『中継ぎの気持ちで投げたら』と聞いて、今日はそれができたと思います」。昨季までチームメートだった阪神西にも食事の席で精神面の相談をした。「いろんな人にアドバイスをもらって、力感なく投げられた」と安堵(あんど)した。 復活した大黒柱が3試合ぶりの勝利でチームの窮地を救い、同時に自身は初のシーズン150イニングに到達。勝率も7割3分3厘に上げ、最高勝率のタイトルに必要なシーズン13勝にまた1歩近づいた。【古財稜明】

◆楽天はオリックスの山岡を攻略しきれなかった。一回1死二塁と立ち上がりを攻めたが浅村、ブラッシュが連続三振で好機を逃すと七回まで無得点。八回途中まで2失点の好投を許した。今季は7度の対戦で1勝6敗と歯が立たない。  0-3の八回に2点を返し、九回も1死一、二塁と意地を見せたが最後はフェルナンドが併殺打に倒れて試合終了。平石監督は「山岡にやられた。展開的に苦しくなった」と敗因に挙げた。

◆オリックスのドラフト1位新人・太田が「8番・遊撃」でプロ初出場を先発で飾った。好機で回ってきた最初の2打席はいずれも四球を選び、九回の守備では遊ゴロ併殺で試合を締めた。「試合が始まったら(緊張が)吹っ切れた。楽しめた」と初々しかった。  試合前練習では1軍打撃投手を務める父・暁さんから3本の柵越えを放ったが、2打数無安打。大観衆を前にしてプレーし「モチベーションにつながる。早く貢献したい」と決意を新たにした。

◆辛島が4回2/3を投げ、6安打3失点で6敗目。四、五回に宗に適時打を浴びて降板し「最後は粘れなくて、リズムをつくれず申し訳ないです」と猛省した。球団の左腕として初の2桁勝利となる10勝目はならず。平石監督は「内容自体は悪くなかった。本人が一番悔しいと思う」とかばった。

◆山岡は7回0/3を2失点で今季11勝目。チームの連敗を「9」で止めた。ここ数試合は不安定な投球が続いていたが、「いろんな人に助言をもらって、力感なく投げられた」と手応えを口にした。千賀(ソフトバンク)らからアドバイスをもらい、「ノーヒットノーランしたとき、すごくタメができていると思った。どういう練習をしているのか聞いた。『中継ぎの気持ちでいったら、抑えることができた』とも聞いた」と鷹のエースから得たヒントを復活につなげた。 3打数2安打3打点で全得点をたたき出したオリックス・宗 「しっかり準備して積極的にいけました。チャンスで回ってきたので、なんとかしようと思った」

◆試合を見届けた宮内オーナーは「連敗止まったね」と笑顔。CS進出の可能性はまだ残っており「それはもちろんよ。一生懸命やってもらわないと」と逆襲を期待した。単年契約の西村監督については「監督の話をするような時期じゃないよ。とにかくシーズンを全うすること」とし、「何も言わないよ。申し訳ないけど」と多くは語らず、球場を後にした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72564 0.563
(↑0.004)
M11
(↑1)
11547
(+3)
516
(+1)
173
(+1)
108
(+1)
0.252
(-)
3.590
(↑0.02)
2
(-)
西武
74581 0.561
(↑0.004)
0
(-)
10711
(+4)
651
(+3)
167
(+2)
126
(+1)
0.266
(-)
4.360
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
66654 0.504
(↓0.004)
7.5
(↓1)
8605
(+3)
573
(+4)
154
(-)
74
(-)
0.247
(-)
3.880
(-)
4
(-)
楽天
64654 0.496
(↓0.004)
8.5
(↓1)
10567
(+2)
548
(+3)
132
(+1)
43
(+2)
0.250
(-)
3.840
(-)
5
(-)
日本ハム
60685 0.469
(↓0.003)
12
(↓1)
10529
(+1)
558
(+3)
89
(-)
47
(-)
0.251
(↓0.001)
3.840
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
56686 0.452
(↑0.005)
14
(-)
13498
(+3)
584
(+2)
94
(-)
110
(+1)
0.244
(-)
4.080
(↑0.02)