日本ハム(☆8対7★)オリックス =リーグ戦21回戦(2019.09.07)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
20240000X81711
勝利投手:有原 航平(14勝7敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(0勝4敗21S))
敗戦投手:アルバース(2勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】白崎 浩之(2号・2回表ソロ),吉田 正尚(25号・6回表2ラン)
【日本ハム】渡邉 諒(11号・4回裏3ラン)

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◆日本ハムは初回、渡邉の適時打などで2点を先制する。3点リードとなって迎えた4回裏には、大田の適時打と渡邉の3ランで4点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては、先発・有原が6回4失点で今季14勝目。敗れたオリックスは追い上げを見せるも、及ばなかった。

◆オリックス白崎浩之内野手(29)が2回、反撃の2号ソロを放った。2点を追ったこの回1死から、日本ハム先発・有原のスライダーを左翼スタンドに運んだ。「初球から積極的に打ちに行こうと思って打席に入りました。しっかりとスイングすることができましたし、スタンドまで届いてくれてよかったです」。 6日に1軍復帰したばかり。この日は「6番・一塁」で先発出場し、長距離砲としての存在感を示した。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)が、自身の年間最多にあと1本に迫る25号2ランを放った。7点を追った6回、福田の適時三塁打に続いて1死三塁から左中間スタンドへ反撃弾。「外角のストレートをコースに逆らわず、しっかりと強くスイングすることができました」と、2試合ぶりの本塁打を振り返った。

◆日本ハムは1回に中田の犠飛などで2点先取。オリックスは2回に白崎の2号ソロで1点を返すが、日本ハムは3回に2点を追加。 日本ハムは4回に渡辺の11号3ランなどで4点を追加。オリックスは6回に吉田正の25号2ランなどで3点を返した。 オリックスは8回に3点を返すも及ばず、引き分けを挟んで6連敗となった。日本ハム有原は両リーグトップの14勝目を挙げた。 日本ハム秋吉が21セーブ、オリックス・アルバースが4敗目。

◆日本ハム秋吉亮投手が、リベンジを果たした。1点リードの9回に登板。3者三振と完璧な内容で21セーブ目を挙げた。 前回登板の4日ロッテ戦ではサヨナラ弾を献上。「1人でも(塁に)出せば1番から始まる。最高の結果で締められて良かった」と満足していた。

◆オリックスは終盤の追い上げも届かず、引き分けを挟んで今季ワーストの6連敗となった。 先発アルバースが4回途中6失点降板と大誤算。「自分のピッチングができなかった」と肩を落とした。5試合連続で相手に先制を許し、試合の主導権を握れないこともチーム成績に直結する。 8日は左脇腹痛で戦列を離れていた山本が、8月3日西武戦以来の登板。「そこに期待するしかないです!」と西村監督は気持ちを切り替えるように言葉に力を込めた。

◆日本ハム大田泰示外野手が4安打の固め打ちで、勝利をけん引した。1回の右前打を皮切りに4打席連続安打、1打点。前日6日の同戦から5試合連続安打と勢いに乗っている。 お立ち台では「残りも少ないので調子うんぬんより、力を出し切るだけ出して駆け抜けたい。連勝しないとCSが見えてこない」と、逆転でのCS出場へ燃えていた。

◆日本ハム渡辺諒内野手(24)が、3ランを含む今季7度目の3安打猛打賞と大暴れだ。 中田の犠飛で1点を先制した直後の1回1死一、三塁。スライダーに詰まりながらも、しぶとく一、二塁間を破った。「ああいう打撃でもヒットになって、気持ちが楽になった」。4試合ぶりの安打を皮切りに、3回の第2打席で右前打、4回の第3打席では11号3ランを満員御礼の左中間席へ架けた。 9月4日ロッテ戦で味わった苦い思いを、バットで払った。2-1で迎えた8回の二塁守備。1死一、三塁から、併殺を焦ってボールをつかみ損ねた。同点のタイムリーエラーで、チームは結局サヨナラ負け。後日、マウンドにいた宮西に「気にするな。思い切ってプレーしろ」と言われ、救われた。「レギュラーは波があったらダメ。波の少ない選手になりたい」。汚名返上の4打点で、チームに久々の連勝をもたらした。 オリックス戦は、2季連続の勝ち越しが決定。栗山監督は「本人も安心したと思う」と、過去のミスを取り返す活躍を見せた若武者に目を細めた。「ここからは連勝していくしかない」と渡辺。残り15試合を全力で駆け抜ける。【中島宙恵】

◆日本ハム有原航平投手(27)が、7日のオリックス21回戦(札幌ドーム)で両リーグトップの14勝目を挙げた。6回を6安打4失点、77球で降板も、味方打線の大量8点の援護もあり、2試合ぶりに白星をつかんだ。今季は開幕からローテーションを守り、防御率、勝利数でリーグトップ、勝率、奪三振で同2位。15年の新人王以来となるタイトル獲得が、現実味を帯びてきた。有原の表情は曇っていた。試合後、報道陣からの問いかけにも、言葉が出てこない。「野手の皆さんが大量得点を取ってくれて、1イニングでも長く投げないといけなかった」。序盤から味方打線に火が付き、4回までに8点の援護を受けながら、ピリッとしない投球内容を、だれより自身が許せなかった。 初回先制の2点をもらった直後、2回1死から白崎に左中間ソロ弾を許した。3回以降は走者を背負いながら、要所を締めて無失点。だが、6回1死二塁から福田に右中間への適時三塁打を許すと、続く吉田正の2ランで4点差に詰め寄られた。「ああやって本塁打で失点すると最後まで投げられないので、そこは次に向けて修正していきたい」。最終的にチームは1点差で逃げ切り、自身のシーズン最多白星をまた1つ積み上げたが、勝ち投手とは思えないコメントが口をついた。 1年目の15年から107試合に登板し、うち103試合が先発。ローテーションの一角を守り続けてきた右腕の強みは、筋肉の質にある。通常先発投手は登板2日前か前日にマッサージを受けるなどで体を微調整するが、有原はほぼそれがない。チーム関係者によると、他の投手と比べ、肩や背中をはじめ、全身の筋肉が柔らかくてしなやかだという。柔らかい筋肉は、血流の流れが良く、疲労も抜けやすい。マッサージケアを1度担当したトレーナーは「(柔らかくて)びっくりしました。こんな感じなんだと。まるで女の子みたいな肌をしているんですよ」と話す。 8月から続いた大失速から逆転でのCS進出を目指すチームは、本拠地に戻って2連勝。有原も、5年目にして防御率、勝利数でリーグトップを走り、勝率もトップが可能な位置につけるが「そこ(タイトル)は全然意識せず、チームが勝てるように、チームに貢献できるようにという思いで1年間やってきたので、引き続きチームが勝てるように投げていきたい」と強調した。残り15試合。チームを目標に到達させる投球が、タイトルにもつながるはずだ。【山崎純一】

◆日本ハムの有原が両リーグ単独トップとなる14勝目を挙げた。六回に吉田正に2ランを浴びるなど6回6安打4失点と苦しみながらも打線の援護を受け「野手が大量得点してくれたので、一イニングでも長く投げないといけなかった」と喜びは少なかった。  シーズンは終盤となり、救援陣の疲労の色は濃くなっている。「中継ぎの皆さんに迷惑を掛けてしまい申し訳ない。次に向けて修正したい」とエースとしての責任を口にした。

◆オリックスが1分けを挟んで今季ワーストの6連敗を喫した。9月に入ってまだ白星がない。6試合連続で先制点を許す展開に西村監督は「1点でも先に取っていくのが大事」と暗い表情だった。  4-8の八回にモヤと代打山足の連続適時打などで1点差に迫ったがあと一本が出なかった。これまでチームを引っ張ってきた安達とロメロがともに4日に離脱したのが大きな痛手となっており、負け越しは8月1日以来となる2桁に膨らんだ。

◆5番・渡辺が四回の11号3ランを含む3安打4打点の活躍。4日のロッテ戦では痛恨の失策を犯し、連敗が8で止まった前日6日は先発メンバーでただ一人、出塁できなかっただけに「何とか取り返したかった」と笑顔が戻った。東海大甲府高からドラフト1位で入団して6年目の今季、二塁の定位置を確保した24歳は「いいきっかけになれば」とさらなる奮起を誓った。

◆自身初の投手タイトルに大きく前進した。日本ハム・有原航平投手(27)が、6回4失点で両リーグ単独トップとなる14勝目(7敗)。前日に無安打無得点試合を達成したソフトバンク・千賀に勝利数で2差を付けた。  「野手の皆さんが大量得点を取ってくれて、1イニングでも長く投げないといけなかった。次に向けて修正したいなと思います」  六回に吉田正に2ランを浴びるなど苦しみながらも、打線の援護を受けて粘り強く投げ続けた。「あまり良くなかった」と喜びは少ないが、それでも試合をつくるのがエースだ。  プロ5年目の今季は2016年の11勝を上回る自己最多の勝利数をマーク。チーム一の大食漢ながら体重キープを常に心掛けている。夕食で米を口にするのはエネルギーが必要な登板前日だけ。日々の体調管理が結果につながっている。  防御率は2・44でリーグトップを死守。勝率も・667で同2位と3冠が視野に入る中で「(タイトルは)意識せず、チームが勝てるように、チームに貢献できるようにと1年やってきた。引き続き頑張りたい」と表情を引き締めた。  チームは2連勝で4カードぶりの勝ち越しを決めた。残り15試合。大詰めを迎えるクライマックスシリーズ(CS)進出争いで、背番号16が頼もしさを増す。 (中田愛沙美) 四回の左前適時打を含む4安打の日本ハム・大田 「残り試合が少ない中、力を出しきるだけ。駆け抜けたい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
69544 0.561
(↓0.005)
-
(-)
16525
(-)
492
(+4)
168
(-)
106
(-)
0.251
(↓0.001)
3.550
(-)
2
(-)
西武
70571 0.551
(↓0.005)
1
(-)
15692
(+3)
641
(+5)
163
(+1)
124
(-)
0.267
(-)
4.470
(↓0.01)
3
(-)
ロッテ
63624 0.504
(↑0.004)
7
(↑1)
14568
(+4)
542
(-)
148
(+1)
72
(-)
0.247
(-)
3.810
(↑0.03)
4
(-)
楽天
62624 0.500
(↑0.004)
7.5
(↑1)
15552
(+5)
533
(+3)
128
(-)
40
(+1)
0.251
(-)
3.870
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
58655 0.472
(↑0.005)
11
(↑1)
15519
(+8)
540
(+7)
87
(+1)
46
(-)
0.254
(↑0.002
3.850
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
55656 0.458
(↓0.004)
12.5
(-)
17487
(+7)
568
(+8)
89
(+2)
109
(-)
0.244
(-)
4.080
(↓0.03)