ヤクルト(☆5対2★)巨人 =リーグ戦21回戦(2019.09.06)・明治神宮野球場=
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巨人
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ヤクルト
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勝利投手:石川 雅規(7勝5敗0S)
敗戦投手:髙橋 優貴(5勝5敗0S)

本塁打
【巨人】亀井 善行(13号・9回表ソロ)
【ヤクルト】バレンティン(30号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは初回、バレンティンの2ランで先制する。その後、1点差に迫られて迎えた8回裏には、松本直のスクイズなどで3点を挙げリードを広げた。投げては、先発・石川が6回1失点の好投で今季7勝目。敗れた巨人は、相手を上回る9安打を放つも打線がつながりを欠いた。

◆巨人岡本和真内野手(23)は今季ヤクルト戦に相性が良く、打率3割5分8厘、6本塁打、19打点は、いずれもセ・リーグ相手では最も良い成績。特に神宮では1本塁打ながら、打率3割8分1厘と当たっている。

◆先発はヤクルト石川、巨人高橋。ヤクルトは1回、バレンティンの30号2ランで先制。石川は3回まで無失点。 巨人は4回無死一、二塁からゲレーロの適時打で反撃も、小林の併殺打で1点止まり。6回も好機に増田大が併殺で無得点。 ヤクルトが逃げ切った。6回1失点と好投の石川が7勝目。巨人戦通算30勝目を挙げた。巨人は打線につながりを欠き6連敗。高橋5敗目。

◆巨人アレックス・ゲレーロ外野手(32)が右前適時打を放ち、1点を返した。2点を追いかける4回、1ボールからの2球目を右前に落とし、2試合連続の打点を記録した。 「1打席目に得点圏で打つことができなかったので、2打席目に打つことができてうれしい。バモス!」とコメントした。

◆タレントの橋本マナミ(35)がパンツを履かずに「ノーパン」で始球式に臨んだ。 鮮やかな青い長ズボンにヤクルトのユニホーム姿に身を包み、自身の誕生日にちなんで背番号は「88」。自身3度目の大役も念願のノーバウンド投球はならず、ワンバウンドで捕手松本直のミットに収まった。「今日は『ノーパンで来て、ノーバン』っていうタイトルをお願いしたかったんですけど...はい。ノーバンならず」とがっくり。 ノーバウンド投球へのこだわりは強く、これからも、ノーバウンド投球を達成するまではノーパンなのか? と問われ「はい」と即答。「最近ノーパンNGが出ていて...。あまり番組とかで、できなかったんですけど、今日は気合入れのために。また、リベンジしたいです」とノーパンでのノーバウンド投球達成を誓った。

◆最下位ヤクルトが5連敗中の首位巨人と対戦。巨人は打線につながりを欠き6連敗 ヤクルトは石川、巨人は高橋が先発。

◆巨人は今季2度目、ワーストタイの6連敗に沈んだ。1点差に追い上げた4回無死満塁の絶好機は、増田大が中飛、小林が痛恨の三ゴロ併殺。6回1死一、二塁でも増田大が二ゴロ併殺。7回1死一、三塁では打順を入れ替えた2番丸、3番坂本勇が、いずれも凡退と歯車がかみ合わなかった。個々に責任を押しつけても打開策にはつながらない。 原辰徳監督は「今は順調な風ではないわけだからね。どちらかというとアゲンストの風が吹いている。みんなで風を押し返さないと」とチーム一丸での奮起を促した。

◆ヤクルト石川雅規投手が、控えめながらぐっと左手を握りしめた。 チームトップの7勝目で通算170勝に到達し、巨人戦は球団史上3人目の30勝目とダブルで節目を迎えた。「1人ではできない数字。家族の支えが一番ですし、使い続けてくれる監督やコーチ、トレーナー、チームメートにより一層感謝したい」と穏やかな表情で話した。 2-1で迎えた5回2死一塁、2安打の巨人坂本勇を迎えた。フルカウントからの6球目は、内角低め123キロのシンカー。坂本勇のバットは空を切り、石川は小さくガッツポーズ。6回を今季最多タイの103球で1失点にまとめた。巨人は、小さい頃に憧れていたチームで、対戦の際には「入団した当時から気持ちが入った」と振り返った。 投手陣の若手が初勝利を挙げると、名前と日付が文字盤の裏に刻まれている時計を贈るなど、節目を大切にする。この日はスタンドに観戦に訪れていた子どもの前で巨人戦30勝の節目を迎え「家族が来ている前で勝ててよかった」と父親の顔ものぞかせた。 大きな目標は、200勝の大台。「1つ1つ、積み重ねて200勝に近づきたい」とベテラン左腕は止まらない。【保坂恭子】 ▼石川が通算170勝、巨人戦は通算30勝目を挙げた。巨人戦で30勝以上は14人目だが、石川は30勝27敗で勝ち越し。巨人戦30勝以上で勝ち越しは4人しかおらず、石川の勝率5割2分6厘は星野(中日)の5割3分に次ぐ高勝率。

◆ヤクルトにチーム2度目の30発トリオが誕生した。 初回2死一塁、バレンティンが巨人高橋の初球直球を、バットを根元から折りながらバックスクリーンに運ぶ先制30号2ラン。4年連続通算8度目の30本塁打到達で、日米通算300号の節目。「自分のことを誇りに思うよ。達成感でいっぱいだけど、残り試合も打てるように頑張る」。すでに30号以上を放っている山田哲、村上と合わせ、92年のハウエル、古田、池山以来の30発トリオとなった。 ▼バレンティンが4年連続8度目の30号。30本以上の最多回数は王(巨人)の19度だが、外国人選手ではローズ(オリックス)の7度を抜く最多記録。山田哲33本、村上32本を加え、ヤクルトは92年(ハウエル、池山、古田)以来、球団史上2度目の30発トリオ。同一球団で30本が3人以上は23度目となったが、30発トリオが誕生してBクラスのチームは過去にない。

◆ヤクルトのバレンティンが0-0の一回2死一塁で8試合ぶりに本塁打を放ち、来日9年目で4年連続8度目となる30号に到達した。  初球の内角直球を強振。バットを折られながらもバックスクリーンへ運ぶパワーを見せつけ「感触はいまいちだったけど、しっかりと押し込むことができた。ホームランになって良かった」と満足げだった。

◆ヤクルトの石川は6回7安打1失点と力投し、今季7勝目挙げた。現役通算最多の白星を170勝に伸ばし「家族の支えが一番だし監督やコーチに感謝したい。一つ一つ重ねて、200に近づいていきたい」と余韻に浸った。  粘りが実った。2-0の四回、先頭打者から4者連続で単打を許して1点を失ったが、1死満塁で小林をチェンジアップで三ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱した。六回1死一、二塁でも増田大をフルカウントからシュートで二ゴロ併殺打と得点を許さず「何とかゴロを打たせようと思った」と納得の投球だった。

◆2年目捕手の松本直が初のフル出場。14歳上の石川とのコンビで巨人打線を封じ、「最後まで守って勝てたことが一番。石川さんはシュートがよかった。打たせたいところで、いいところにボールがきていた」とうなずいた。バットでも自身初の1試合2安打に加え、1点リードの八回1死一、三塁でスクイズに成功。小川監督も「松本(直)がよくリードしていた」と高評価した。

◆バレンティンが一回2死一塁でバットを折られながらも中越えに4年連続8度目となる30号2ランを放った。30本以上はチームで山田哲(33)、村上(32)に続き3人目。1992年のハウエル、古田敦也、池山隆寛以来、27年ぶり2度目となった。来日9年目の助っ人は米大リーグでの15本と合わせて日米通算300本塁打に到達。「日々努力している。練習ではアプローチの仕方を考えているし、試合では投手に対しての対応と修正ができている」と胸を張った。

◆阿部の飛球が捕手のミットに収まると、G党からため息がもれた。巨人は最下位・ヤクルトに敗れ、今季2度目でワーストタイの6連敗。打線にてこ入れした原辰徳監督(60)は苦虫をかみつぶした。  「左投手(を相手)に少し風景を変えたいというところですね。投手は良く頑張っていましたけどね」  6月6日の楽天戦以来72試合ぶりに2番に丸、3番に坂本勇を据えた。だが、拙攻が目立った。2点を追う四回、ゲレーロの適時打で1点を返し、なお無死満塁から追加点を奪えず。七回の好機では丸と坂本勇が凡退するなど打線は2併殺を喫し、残塁は8を数えた。  2位・DeNAも敗れてゲーム差は2・5のまま。連敗中は平均2・2得点と打線の奮起が求められ、「やっぱり風を変えないと。みんなの力で変えていかないと」と原監督。5年ぶりのV奪回へ、今が正念場だ。 (赤尾裕希)

◆ホームベースの横幅、奥行きを目いっぱい使った。ヤクルト・石川雅規投手(39)が6回7安打1失点。7勝目(5敗)を挙げた。  「神宮で勝つことができてよかった。(捕手の)松本(直)がいいリードをしてくれた」  要所を締めた。四回に1点差に迫られた後、1死満塁から小林を三ゴロ併殺打に。六回のピンチも増田大も二ゴロ併殺打に仕留めた。巨人戦で積み重ねた30勝は、球団では金田正一、松岡弘に次ぐ3人目。「一つ一つ重ねて、200勝に近づいていきたい」と通算勝利数は170に到達した。  来年1月22日に40歳を迎える左腕がチームトップの白星。シーズンオフの自主トレでは徹底的にトレーニングし、限界まで追い込む。春季キャンプ中の投手陣のランニングで、先頭に立つのはいつも石川。理由がある。  「年齢が上がってきて、ランニングを頑張ると目立つでしょ。ある意味、それも(後輩に)プレッシャーをかけているつもりなんです。『もっとやれよ』『俺に負けてたら駄目じゃん』って」と背中で示してきた。  この日は長男・大耀(だいや)君(14)がスタンドから、夫人の聡子さんと次男・栄寿(えいす)君(10)は自宅から声援を送った。「家族の支えが一番です」と石川。一家の大黒柱として、これからも腕を振り続ける。 (横山尚杜)

◆巨人打線に元気がない。ヤクルト・石川に粘り強く投げられ、術中にはまったことも確かだが、調子のよいときなら、中盤でひっくり返していただろう。  四回、1点を取ってなお無死満塁で、増田大が浅い中飛、小林が三ゴロ併殺。六回は1死一、二塁で増田大が二ゴロ併殺。七回も1死一、三塁で丸、坂本勇がポップフライ。逸機の連続は、らしくなかった。  これまでは原監督が、あの手この手の作戦を駆使し、局面を打開してきた。この日は代打攻勢も含めて、仕掛けが遅い感じがした。まだ慌てる状況ではないと、余裕があるのかもしれないが...。  私がヤクルト監督として優勝した01年。9月上旬に6連敗を喫し、巨人に抜かれ、2位に転落したことがある。そのときは「このまま勝てないのでは!?」という不安に襲われ、「負け癖をつけてはいけない。何が何でも点を取る!!」ことに集中。バントやエンドランなど、とにかく選手を動かしたものだ。  経験豊富な原監督だけに、打つ手は考えているはずだ。どうやって再び軌道へ乗せるか。手腕に注目したい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

◆巨人は最下位・ヤクルトに敗れ、今季2度目でワーストタイの6連敗。6月6日の楽天戦以来72試合ぶりに2番に丸、3番に坂本勇を据えた。だが、拙攻が目立った。2点を追う四回、ゲレーロの適時打で1点を返し、なお無死満塁から追加点を奪えず。七回の好機では丸と坂本勇が凡退するなど打線は2併殺を喫し、残塁は8を数えた。  元巨人監督の堀内恒夫氏(71)は7日、ブログで「たとえ打線が繋がらなくても なぜ打てないとか そういう事を考えてる時期じゃないよ」と奮起を促した。「今、考えることはゴールテープをどうやって切るか。焦らずドッシリと上を見て!」とエールを送った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68562 0.548
(↓0.005)
-
(-)
17587
(+2)
499
(+5)
158
(+1)
74
(-)
0.258
(-)
3.700
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
66593 0.528
(↓0.004)
2.5
(-)
15532
(+4)
531
(+8)
141
(+1)
37
(-)
0.246
(-)
3.860
(↓0.04)
3
(-)
広島
65623 0.512
(↑0.004)
4.5
(↑1)
13544
(+6)
541
(+3)
129
(+1)
75
(+1)
0.254
(-)
3.630
(↑0.02)
4
(-)
阪神
58626 0.483
(↓0.004)
8
(-)
17468
(+3)
514
(+6)
83
(-)
84
(-)
0.251
(-)
3.540
(↓0.02)
5
(-)
中日
58652 0.472
(↑0.005)
9.5
(↑1)
18489
(+8)
492
(+4)
81
(+1)
59
(-)
0.264
(-)
3.850
(-)
6
(-)
ヤクルト
52752 0.409
(↑0.004)
17.5
(↑1)
14583
(+5)
653
(+2)
150
(+1)
56
(-)
0.242
(↓0.001)
4.640
(↑0.02)