1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0 | 8 | 14 | 1 | 2 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 |
勝利投手:床田 寛樹(7勝6敗0S) 敗戦投手:山田 大樹(4勝4敗0S) 本塁打 |
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◆広島は0-1で迎えた5回表、西川と菊池涼の2者連続本塁打などで3点を挙げ、逆転に成功する。続く6回には、サンタナと床田の適時打で2点を追加し、リードを広げた。投げては、先発・床田が7回1失点の好投で今季7勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに精彩を欠いた。
◆広島西川龍馬内野手(24)、菊池涼介内野手(29)が2者連続本塁打を放った。 0-1の5回2死走者なしで、西川が右越えに同点の15号ソロ。「打ったのはスライダー。甘くきたところを一振りで仕留めることができました」と振り返った。次打者の菊池涼も右越えに12号ソロを放ち「打ったのはストレートかな。龍馬に続くことができてよかったです。いい風に乗ってくれました」。会沢翼捕手(31)の適時打も飛び出し、この回3点をもぎ取った。
◆ヤクルトは山田哲が、初回1死一塁から左中間を破る適時二塁打で先制。先発の山田大は3イニングを無失点で好スタート。 広島は5回に反撃。西川と菊池涼の連続ソロであっさり逆転し、会沢にも適時二塁打。6回にはサンタナと床田が適時打を放った。 広島は8回にも菊池の中前適時打と鈴木の右前適時打で追加点を挙げ快勝。床田は7勝目。山田大は4連敗でチームは借金24。
◆ヤクルトの投手陣が踏ん張れず、6日にもCS進出の可能性が完全消滅する。 先発山田大樹投手は、1点リードの5回に2者連続本塁打を浴びKO。中継ぎ陣も流れを変えられなかった。2失策も絡みカード負け越しが決まり、小川監督は「4回以降は広島ペースで試合が終わってしまった。ミスが出ると、こういう試合になる」と険しい表情だった。 ▽ヤクルト山田大(4回2/3を2失点で4敗目)「実力不足です」
◆広島床田寛樹投手(24)が連続カード負け越しを3で止めた。2戦連続中5日の登板で臨んだヤクルト戦で、7回4安打1失点。113球の熱投で、7勝目を引き寄せた。 打っては6回に5点目となる適時二塁打でプロ初打点をマーク。クライマックスシリーズ(CS)争いで4位阪神が追いかけてくる中、チームを踏みとどまらせた。6日からその阪神とマツダスタジアムで3連戦に臨む。執念の投球だった。床田がヤクルト打線に、勇気をもって立ち向かった。2戦連続で中5日の登板間隔。1回に山田哲に先制二塁打を浴びたが、追加点を許さない。3回2死満塁のピンチでは、村上に直球を3球続け、遊ゴロに打ち取った。丁寧に低めを突き、7回4安打1失点。5試合ぶりの7勝目を挙げ「1つでも多くアウトを取ろうと必死に投げました」と笑った。 2軍落ちで生まれ変わっていた。疲労で本来の投球ができなくなり、8月11日に出場選手登録を抹消された。悔しかったが、張り詰めた気持ちをリセットできたのも確かだった。週3回受けていたマッサージをやめ、1軍よりきつい練習に没頭した。再昇格した同24日の中日戦は6回1失点。30日DeNA戦は7回2失点。勝ちはつかなかったが、がむしゃらだった初心を思い出していた。 打席でも執念を見せた。6回に3点差に広げなお1死二塁で、ヤクルト2番手高梨から右翼線に適時二塁打を放ち、5点目をもぎ取った。これがプロ初打点。5回の打席で一ゴロに倒れた際に、巨人丸からもらい4安打していたバットを折られたが、手がしびれた感触を封じ込め、しっかりとスイング。「野間さんのバットで打ちました。いい感触だった」と振り返った。 登板前日の試合前、ビジターのクラブハウスへ向かう通路でつまずいた。一瞬ヒヤリとさせたが「初めて神宮で投げたときもこけたんです。7回無失点でした」とケロリ。4月27日に4勝目を挙げた会心の試合を思い出した。マイナス思考になりがちだったが、どんなこともプラスに捉える本来の姿を取り戻していた。 4位阪神が2・5ゲーム差で迫る中、チームを踏みとどまらせた。あと2試合に先発すると仮定すれば、規定投球回まで15回。それでも「気にしていない」とチームの勝ちに集中する。床田がラストスパートに入った。【村野森】 ▽広島佐々岡投手コーチ(床田について)「いい投球をしてくれた。なかなか勝ちがついていなかったのでよかった」
◆広島西川龍馬内野手、菊池涼介内野手の1、2番コンビが、2者連続弾で4カード連続負け越しを阻止した。0-1の5回2死走者なしで、まずは西川が、今季初対戦のヤクルト先発山田大から右越えに15号同点ソロを放つ。「打ったのはスライダー。一発で仕留められた」。8月は球団タイ記録の42安打を放ち、チームを引っ張った。前夜は13試合ぶりに無安打に終わったが、恐怖の1番打者ぶりは健在だった。 次打者の菊池涼が続く。2ストライクと追い込まれながら、外角チェンジアップを右翼スタンドに運ぶ勝ち越しの12号ソロ。「龍馬に続くことができてよかった」。8月30日DeNA戦の第3打席で自打球を2度左足甲付近に当てた影響で2試合欠場したが、3日ヤクルト戦から復帰。何事もなかったように大事な場面で1発を放った。これで会沢の適時打を呼び込み、この回3点を奪った。 8回にも2死二塁から西川が四球を選び、菊池涼の適時中前打で6点目をもぎ取った。終わってみれば8-1の快勝だった。6日からは追いかけてくる4位阪神と3連戦が待つ。7月中旬から1、2番コンビを組む2人が、最後までチームを引っ張る。【村野森】
◆広島がヤクルトに快勝し、カード連続負け越しを3で止めた。先発床田が7回1失点で7勝目。打線は14安打で8点を奪った。 緒方孝市監督の談話は以下の通り。 緒方監督 昨日は嫌な負け方だったからね。今日は床田がしっかり粘り強く、修正して投げてくれた。打線が中盤以降、集中力をもって、もう1点、もう1点という打撃をして、試合の流れを渡さなかった。 -1、2番の連続本塁打が大きかった 緒方監督 みんな打ったからね。みんながいい打撃をしてくれた。その中で、5回まで...今シーズン初でしょ(ヤクルト先発)山田大は。打たされた感じがあったけど、西川の1本で空気を変えてくれた。キクも右方向にうまい打撃をしてくれた。また、明日帰ってがんばります。
◆ヤクルトは投手陣が崩れて大敗し、6日にもクライマックスシリーズ(CS)進出が完全に消滅する危機に追い込まれた。山田大が1-0の五回2死から西川と菊池涼に連続ソロを浴び、逆転されて降板。自身4連勝後に4連敗となり「球数を要してしまった。実力不足」とうなだれた。 小川監督は山田大に「球数がいってから球が高くなった。代え時だったかな」と渋い表情。救援陣も失点を重ね、流れを引き戻すことができなかった。
◆広島は1、2番コンビの一発で打線が勢いづいた。0-1の五回2死で、西川がスライダーを捉えて右越えへ同点ソロを運ぶと、続く菊池涼も外角球に逆らわず、右翼席へ勝ち越し本塁打を放り込み「龍馬(西川)に続くことができて良かった」と喜んだ。 西川は「甘く来たところを一振りで仕留めることができた。いい角度でバットが出せている」と納得顔。今季初対戦の山田大を打ちあぐねていただけに、緒方監督は「打たされた感じがあったけど、西川の一本で空気を変えてくれた。キク(菊池涼)も右方向にうまい打撃をしてくれた」とたたえた。
◆中5日で先発した山田大は1-0の五回2死から西川と菊池涼に連続ソロを浴び、逆転されて降板。自身4連勝後に4連敗となり「それ(五回)までに球数を要してしまった。実力不足です」と悔やんだ。救援陣も失点を重ね、流れを引き戻すことができなかった。
◆打線がつながらず床田に3敗目。6日にもクライマックスシリーズ(CS)進出が完全に消滅する危機に追い込まれた。得点は一回に青木、山田哲の連打による先制の1点だけ。四回以降は無安打に抑えられ、広島戦は4年連続で負け越しが決まった。小川監督は「四回以降は終始、広島ペースだった。(五回の)エラー(三ゴロ失策)があって3点目を失ったのが痛かった。しっかりやらないといけない」と振り返った。
◆3年目左腕、広島・床田寛樹投手(24)が2試合連続の中5日の登板で7回4安打1失点と好投し、7月27日以来の7勝目(6敗)。チームをヤクルト戦4年連続勝ち越しに導き「必死に投げた。やっぱり勝つのはうれしい」と満面の笑みを浮かべた。 一回1死から山田哲に適時二塁打を浴びて先制されたが、崩れなかった。四回以降は安打を許さず、バットでも六回に適時二塁打を放ちプロ初打点をマークした。 8月10日の阪神戦では2回2失点で降板し、翌日2軍落ちした。直球を見直し、今年初出場した球宴で「火の玉」と称された直球を誇る阪神の藤川から受けた「変化球を投げずに真っすぐだけとか、遠投をしたら戻ってくる」との助言を実践。2軍では3度投球練習した中で2度は直球に専念して遠投も増やした。 再昇格後の3試合は6回以上を投げて2失点以内と抜群の安定感が戻った。これでチームは首位・巨人に5・5ゲーム差。若き左腕が、上位進出への起爆剤となる。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
68 | 55 | 2 | 0.553 (↓0.004) | - (-) |
18 | 585 (+2) | 494 (+3) | 157 (+1) | 74 (+1) |
0.258 (↓0.001) | 3.680 (↑0.01) |
2 (-) |
DeNA |
66 | 58 | 3 | 0.532 (↓0.005) | 2.5 (-) |
16 | 528 (+2) | 523 (+9) | 140 (-) | 37 (-) |
0.246 (↑0.001) | 3.820 (↓0.04) |
3 (-) |
広島 |
64 | 62 | 3 | 0.508 (↑0.004) | 5.5 (↑1) |
14 | 538 (+8) | 538 (+1) | 128 (+2) | 74 (+1) |
0.254 (↑0.001) | 3.650 (↑0.02) |
4 (-) |
阪神 |
58 | 61 | 6 | 0.487 (↑0.004) | 8 (↑1) |
18 | 465 (+9) | 508 (+2) | 83 (-) | 84 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 3.520 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
57 | 65 | 2 | 0.467 (↑0.004) | 10.5 (↑1) |
19 | 481 (+3) | 488 (+2) | 80 (-) | 59 (-) |
0.264 (↓0.001) | 3.850 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
51 | 75 | 2 | 0.405 (↓0.003) | 18.5 (-) |
15 | 578 (+1) | 651 (+8) | 149 (-) | 56 (-) |
0.243 (-) | 4.660 (↓0.01) |
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