オリックス(★3対7☆)西武 =リーグ戦24回戦(2019.09.05)・ほっともっとフィールド神戸=
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西武
01050000171401
ORIX
01000101031302
勝利投手:松本 航(6勝3敗0S)
敗戦投手:岩本 輝(0勝2敗0S)

本塁打
【西武】外崎 修汰(24号・2回表ソロ)
【オリックス】宗 佑磨(2号・2回裏ソロ),吉田 正尚(24号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武が同一カード3連勝。西武は2回表、外崎のソロで先制に成功する。直後に同点とされるも、4回に中村の適時二塁打などで5点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・松本航が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れたオリックスは、2番手・岩本が5失点と誤算だった。

◆オリックス宗佑磨外野手(23)が、同点アーチを放った。1点を追う2回1死から、西武松本航の直球を右翼席へ運ぶ2号ソロ。 宗は「カウント有利でしたし、センター方向を意識しながら力まずにスイングすることができました! なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです!」と喜んだ。 この日は山田修義投手(27)が2年ぶりの先発。3回まで1失点で踏ん張る先輩を援護した。

◆西武松本航投手の母校・明石商野球部が観戦に訪れた。約100人の"大応援団"が来場。甲子園4強右腕の中森俊介投手(2年)も「見て盗めるところは盗みたい」と熱視線を送った。 直球主体で6回2失点9奪三振の投球に「そのときの自分の状態に合わせた投球をやることが大事。甲子園でもそういう風に投げていた。僕もいつかこういうプロの世界で投げてみたい」と、大きな刺激を受けていた。甲子園で名物監督となった狭間善徳監督(55)も「タイミングよく連れてくることができたのでよかった」と、笑顔で愛弟子の活躍を見届けていた。

◆西武松本航投手が後輩たちの前で、6勝目(3敗)を挙げた。2回に1発を浴びるも、ていねいに投げ込んで粘投。6回にも1点失いながら、最後は2者連続見逃し三振に打ち取り9三振をマークした。 スタンドには今夏甲子園4強の母校・明石商野球部が応援に訪れた。100枚以上のチケットを自腹で用意。119球投げ「コントロールにまだまだ課題がありますが、何とか粘って投げられた」とホッとしていた。

◆西武は2回、外崎が左翼席へ24号ソロを放ち先制。オリックスは2回に宗が2号ソロを放ち、同点に追い付いた。 西武は4回、2者連続押し出し四球で2点を勝ち越し、中村の3点適時二塁打で5点を挙げた。オリックスは6回に1点をかえす。 オリックスは8回に吉田正の24号ソロが出るが、反撃もそこまで。西武は3連勝。松本航が6勝目。オリックスは引き分けをはさみ4連敗。岩本が2敗目。

◆オリックスが西武に3タテを許し、引き分けをはさんで4連敗を喫した。 "ブルペンデー"で、2年ぶりに先発した山田は3回1失点と踏ん張ったが、4回に2番手岩本が連続押し出し四球、吉田一も中村に走者一掃の二塁打を浴びるなど大量5失点。打線も西武松本航らの前に3点かえすのがやっとだった。走塁ミスも出た。逆転CS進出も厳しくなる一方。西村監督は「切り替えてやるしかないでしょう」と言葉を絞り出した。

◆オリックスは攻守に精彩を欠き、1分けを挟んで4連敗となった。3位ロッテとのゲーム差は4・5に開き、クライマックスシリーズ(CS)進出が遠のいた。  1-1の四回に2番手の岩本が2死二塁から4連続四球を与えて勝ち越され、代わった吉田一も中村に3点二塁打を許し、この回計5失点。攻撃も走塁ミスが目立った。西村監督は「残り少ない大事な試合の中で、相手に流れを渡すミスは避けていかないといけない」と視線を落とした。

◆西武の中村が得意の満塁の場面で、また快音を響かせた。3-1の四回2死満塁で、追い込まれながらも吉田一の直球を捉えて右中間を破り、走者一掃の二塁打とした。前日4日に自身の持つプロ野球記録を更新する通算19本目の満塁本塁打を放ったのに続いて勝負強さを見せ「走者をかえせて良かった。走者の皆さんありがとう」とほっと息をついた。  今季は試合前までに、満塁で30打数15安打の打率5割、3本塁打と驚異的な強さを見せていた。最近は引き寄せられるように満塁の打席が多く「満塁しか回ってこない」と苦笑いしながらも、役割を果たしている。  オリックスとのこの3連戦で10打点目。「あんまり気にしていない」と関心は示さないが、4年ぶり4度目の打点王のタイトル獲得も現実味を帯びてきた。

◆ショートスターターとして2年ぶりに先発した山田が機能するも2番手・岩本が誤算だった。1-1の四回2死二塁から2つの押し出し四球を含む4者連続四球。この回5点を失い、西村監督は「岩本の4つの四球がね」と渋い表情。今季2度目の同一カード3連戦3連敗で、引き分けを挟み4連敗。苦しい状況だが「切り替えてやるしかない」と前を向いた。

◆西武は5日、オリックス24回戦(ほっと神戸)に7-3で勝利し、今季5度目の3連戦3連勝を飾った。ドラフト1位・松本航(わたる)投手(22)=日体大=が6回2失点で6勝目を挙げた。今夏の甲子園で4強入りした母校・明石商高ナインが見守る中で、自己最多の9奪三振をマーク。1ゲーム差で追いかける首位・ソフトバンクの優勝マジック点灯をまたも阻止した。  勝利の味は格別だった。松本航は"教え子"たちの熱いまなざしを一身に受けながら、ほっともっとフィールド神戸で躍動した。  「球数が多かったけれど、最少失点で粘れた。しっかり勝ちにつながる投球ができました」  兵庫北部の朝来市(あさごし)出身。地元での凱旋登板に燃えていた。二回、宗に同点ソロを被弾。六回にも1点を失い、なお1死二塁のピンチを迎えたが、宗は143キロの外角直球、杉本は144キロの内角直球で、ともに見逃し三振。「指にかかったときの球はよかった」と胸を張った。  "恩師"の姿に発奮した。登板2日前、「みんなで見に行くぞ!」と母校の明石商高・狭間監督から電話が入った。今夏の甲子園で初の4強入りし、派手なアクションで人気者となった師匠に「いいピッチングをしないとあかんやろ」とプレッシャーをかけられた。  三塁側スタンドには野球部員107人分の席を準備。6回7安打2失点の白星で期待に応え、「声援は聞こえなかったけど、みんな丸刈りなので、どこにいるか分かりました」と笑った。  自身は甲子園に手が届かなかった。日体大時代の昨秋は約3週間、教育実習生として保健体育の授業を受け持ちながら、野球部も指導した。春夏連続出場で大いに聖地を沸かせた後輩たちの活躍は刺激になった。「きょうは練習を休みにさせてあげられてよかった」と教え子たちに勇気と休息を与えることができた。  「負けたくないと思っているので、ここからまた頑張りたい」と松本航。パ新人ではトップで、DeNA・上茶谷に並ぶ6勝目をつかんだ。首位・ソフトバンクとの1ゲーム差もキープし、逆転Vへの望みをつないだ。 (花里雄太) ソフトバンクとのデッドヒートに西武・辻監督 「ホークスが勝った? そりゃあ、そうやろ。去年と一緒。負けられない」 12球団トップの70試合登板に到達した西武・平井 「まだ続くので達成感はない。(1回1失点に)コントロールできない球種を修正して、また頑張りたい」 ★狭間監督は辛口「70点」  スタンドから見つめた明石商高・狭間監督は「ちょっと切れがなかったね...70点ぐらいかな」と辛口。一方で「当時から意識が高かった。プロ1年目で6勝目。上等だと思います」と今季の活躍をたたえた。2年生エースとして甲子園大会で注目された中森は「その日の調子によっていい球を投げている。参考になります」。15日に初戦を迎える秋季兵庫大会に向け、先輩の投球に刺激を受けた様子だった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
68534 0.562
(↑0.004)
-
(-)
18523
(+3)
488
(+2)
168
(+1)
106
(+1)
0.252
(-)
3.580
(↑0.01)
2
(-)
西武
69561 0.552
(↑0.004)
1
(-)
17684
(+7)
632
(+3)
161
(+1)
124
(-)
0.267
(↑0.001
4.460
(↑0.01)
3
(1↑)
ロッテ
62614 0.504
(-)
7
(↓0.5)
16564
(-)
540
(-)
147
(-)
72
(-)
0.248
(-)
3.870
(-)
4
(1↓)
楽天
61614 0.500
(↓0.004)
7.5
(↓1)
17543
(+2)
525
(+3)
127
(+1)
39
(-)
0.252
(-)
3.870
(-)
5
(-)
ORIX
55636 0.466
(↓0.004)
11.5
(↓1)
19478
(+3)
554
(+7)
87
(+2)
109
(-)
0.245
(↑0.001
4.030
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
56655 0.463
(-)
12
(↓0.5)
17505
(-)
531
(-)
85
(-)
46
(-)
0.252
(-)
3.850
(-)