DeNA(-落雷のためノーゲーム-)阪神 =リーグ戦22回戦(2019.09.03)・横浜スタジアム=
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阪神
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DeNA
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆天候が不安定のため、試合は一時中断した。0-0の1回、DeNAの攻撃中、1死となったところで上空に雷が鳴った。審判団が中断を決め、グラウンドにはシートが敷かれた。 約7分の中断の後、1死走者なしの状況で試合は再開。だが、上空の雷はさらに鳴り響き、約2分後に中断となった。

◆阪神坂本誠志郎捕手&阪神北條史也内野手が即席モノマネ対決に完勝した!? 落雷の恐れがある天候不良で中断する中、一塁ベンチのDeNAロペスが三塁ベンチ側にジェスチャーでモノマネを要求。受けて立つとばかりに北條がソトらの打撃フォームを披露。坂本は筒香に挑戦し、相手ベンチの大爆笑を誘った。試合はそのままノーゲームに。関西人2人は「えっ、(テレビカメラに)抜かれてたんですか!?」と照れ笑いだった。

◆悪天候でノーゲームとなった。 0-0の1回、DeNAの攻撃中、1死となったところで上空に雷が鳴った。審判団が中断を決め、グラウンドにはシートが敷かれた。 約7分の中断の後、1死走者なしの状況で試合は再開。だが、上空の雷はさらに鳴り響き、約2分後に中断となっていた。

◆DeNA筒香嘉智外野手が「2番」を卒業する。試合前、ラミレス監督は「筒香の2番はここで終わり。4番としていってもらう」と決めた。 ノーゲームで打席は回って来なかったが、筒香は「特に変わらないです」と平常心を強調。 指揮官は「優勝に向けて4番で引っ張ってもらいたい」と期待した。

◆DeNAは雷雨によるノーゲームで、先発ローテが変更となる見込みだ。先発上茶谷大河投手は1回表を投げたのみ。 ラミレス監督は「スライドせず、抹消をせずに、日にちを置いて投げてもらう」と明かした。次カード中日戦の3戦目(8日)が濃厚だ。その場合、今永が10日からの首位巨人3連戦に回ることが可能となる。

◆阪神先発青柳晃洋投手は落雷の中、動じず先発のマウンドに立った。 初回に1死を奪った後、2度の中断を挟んだ末にノーゲーム。落雷による試合中止の経験は「あるわけないでしょ!」と笑顔で対応した。ローテーションが修正されて5日DeNA戦(横浜)の先発は当初予定のガルシアから青柳となった。チームトップタイ6勝の右腕は「試合も残り少ない。期待を裏切らないように調整したい」。CS進出を争うライバルと"中1日"での再戦へ気を引き締めた。この5連戦でのガルシアの登板は持ち越しとなった。

◆阪神矢野燿大監督(50)がカミナリの鳴り響くハマスタで決意表明した。 今週は2位DeNA、3位広島と続く運命の6連戦だったが、その初戦が落雷のため、中断後にノーゲーム。リーグ優勝が厳しくなった今、指揮官は「ファンからそこを望んでもらっているのは十二分に分かっている」と、クライマックスシリーズ(CS)圏内の3位浮上を初めて明確な目標に挙げた。横浜の夜空を稲妻が明るく照らした。異例の雷による試合ストップだった。1回裏。1死の場面で試合が中断した。約7分後に再開したが、マウンドの青柳が2番ソトに1球を投げた時点で再び中断。ごう音が鳴り響くなか、グラウンドに飛び出した佐々木球審の右手が挙がりノーゲームが宣言された。 矢野監督も「雷なんかあんの? 珍しいというか、自分の中で記憶にないけどね」と驚いたが、「どうしようもないじゃん。お客さんの方が危ないよ。俺らは中に入れるからいいけど、ファンの人はスタンドにいるから」と納得するしかない。中止決定直後には激しい雨も降り出した。さあ、逆転CSへ! 意気揚々と乗り込んだ横浜で思わぬ形で足止めを食らった。 ただ、指揮官はプラス思考だ。「逆に言うとまたチーム全員で、中継ぎも総動員でいける5試合になったと捉えることもできる」。試合序盤でノーゲームとなったことでブルペンへの影響は最小限にとどめることも出来た。DeNA、広島と続く5連戦で、12球団トップの救援防御率2・85の中継ぎ陣を思う存分ぶつけることは可能だ。 シーズンは残り20試合。首位巨人を逆転することは現実的に難しい状況だ。だからこそ矢野監督は目標を明確にした。「やっぱり優勝っていうのがなかなか見えなくなってきてる中で、(3位)広島とのゲーム差っていうのは、はっきり見えるところにある。自分らの力で何とかできるところまで、まずは来ることが出来た。そこをみんなで狙っていく気持ちは高まってる。そこを望んでもらってるのは俺らも十二分に分かっている」。虎党から課せられた命題はCS進出。必ずミッションを遂行する。【桝井聡】

◆幻の一打となった。阪神近本光司外野手が初回に中前打を放ち"今季134安打目"をマークした。DeNA上茶谷の低めのチェンジアップにタイミングを外されることなく、バットを合わせた。だが、その裏の守りに就いた後に降雨、落雷の影響で試合が2度中断。そのままノーゲームが決まった。 チームバスに引き揚げる際には「チェンジアップが頭にあった。練習でしていることがうまくできました。それが分かっただけでもよかったです」と語り、手応えを感じる一打だった。あまりの好感触に「明日は嫌な1打席目になりそうですね」とジョークを飛ばすほど。仕切り直しの4日の試合に向けて「余計なことは考えずに臨みたいです」と気を引き締めて、横浜スタジアムを後にした。 今回の遠征前に近本は「1本に終わるんじゃなくて、勝つために2本、3本と増やしていきたい」と複数安打への意欲を燃やしていた。球団新人最多安打まで残り3本で、記録更新は確実となっている。この日は幻の一打となったが、近本のバットは開幕から虎を先導している。ここ最近は同じく新人の木浪と1、2番コンビを形成。逆転CS進出へ「キナチカ」で初回から得点を奪い、チームを勢いづかせたいところだ。残りは20試合。頼もしい「虎のヒットマン」がシーズン最後まで突っ走る。【真柴健】

◆阪神・近本光司外野手(24)が3日のDeNA戦(横浜)の一回に中前打を放ち、今季134安打目。球団新人記録2位の135安打を放った坪井にあと「1」に迫った。  一回1死で迎えた第1打席。カウント1-2からの5球目、123キロをとらえて中前へ運んだ。続く福留の二ゴロで二塁へ進んだが、先制にはつながらなかった。

◆3日のDeNA-阪神(横浜)は一回裏1死で落雷のため、中断後にノーゲームとなった。先発投手はDeNAが上茶谷、阪神は青柳で、両チームに得点はなかった。

◆DeNA対阪神22回戦(横浜)が3日、雷で中止となった。一回1死からDeNAの2番ソト内野手(30)が打席に入ったところで、雷鳴により6時11分に中断した。  18分に再開後、ストライクを1球投げた直後に再び雷鳴で19分に中断。43分の中断時間を経て、7時2分に天候不良による中止と発表された。  筒香嘉智外野手(27)は8月7日の広島戦(マツダ)以来、23試合ぶりに4番でスタメン出場。だが、打席に立つことなく「(雷での中止は)初めてです」と話した。ラミレス監督(44)は「振り替えの試合はいい天気の下でやりたい」と仕切り直しを強調した。

◆3日のDeNA-阪神(横浜)は一回裏1死で落雷のため、中断後にノーゲームとなった。先発投手はDeNAが上茶谷、阪神は青柳で、両チームに得点はなかった。  10球を投げただけだった阪神の青柳は、5日のDeNA戦に先発することが決まった。「スピードも出ていたし、悪くなかった。残り試合が少ない中ですぐにチャンスをもらえるので、期待を裏切らないようにしたい」と力を込めた。  1番神里から空振り三振を奪った後、雷のため中断。再開されたもののソトに1球投げたところで再び中断となった。稲光が再三見られ、ごう音が響いたとあって審判団は中止を決めた。矢野監督も「俺らは中に入れるからいいけど、お客さんは危ない」。ただ、甲子園で連勝して得意のDeNA戦に臨んだだけに「勢いを付ける意味でやりたかったのはある」と少し残念そうだった。

◆総動員でクライマックスシリーズ(CS)へ行く! 阪神は3日のDeNA戦(横浜)が落雷のためノーゲームに。CS進出を争う2位DeNA、3位広島との直接対決6連戦が5連戦となったことで、矢野燿大監督(50)は球界No.1の中継ぎ陣をフル回転させて、Aクラス突入を目指すことを宣言した。ベイも鯉も、捕まえてみせる!!  矢野虎1年目最大の山場の1週間の幕開けで、想定外の事態が待っていた。一回途中、落雷でノーゲーム。臨戦態勢を整えていた矢野監督は恨めしそうに横浜の空を見上げ、すぐに切り替えた。1試合減ったことを最大限に活用し、逆転Aクラスへの道を切り開く。  「逆に言うと、またチーム全員で中継ぎもね、総動員でいける5試合になったと捉えることもできると思う。まあ、そう考えていけばいいかな」  今週は2位DeNA、3位広島とビジターで6連戦。クライマックスシリーズ(CS)進出を目指し、眼前の敵をなぎ倒す1週間だ。前半の相手は13勝7敗1分けと得意のベイ。「今週は大事な週になるというのは、もちろん分かっていた。勢いをつけるという意味では(試合を)やりたかった」。だが、常に前向きな将はすぐに6連戦が5連戦に減ったことをプラスにとらえた。  4日は秋山を先発させ、ガルシアの登板を予定していた5日にこの日、1回も投げていない青柳をスライドする。ガルシアを再登録しないことで、12球団随一のリリーフ8人制をそのままキープ。試合も1つ減ったことで、自慢の救援陣を惜しみなくつぎ込めるようになった。  「優勝っていうのがなかなか見えなくなってきてる中で、(3位)広島とのゲーム差っていうのははっきりみえるところにある。そこをみんなで狙っていく気持ちはもちろん高まっている」  この日、横浜は曇り空ながら雨は落ちてこず、午後6時に試合開始。一回1死には、球団新人安打記録にあと3本に迫っている近本が中前打。メモリアル達成の予感を漂わせた。2死二塁としてからはマルテが三塁へ鋭い打球。筒香の好捕に阻まれて無得点に終わったが、手応えを感じる立ち上がりだった。その裏には先発青柳が、今季9打数5安打と苦手にしていた先頭の神里を空振り三振に仕留め、虎党の期待は猛然と高まった。  しかし、ここから雲行きが怪しくなる。ゴロゴロ...と雷鳴が響き、続くソトに投じる前に佐々木球審が中断をコール。一度は再開したが、青柳が1球を投げたあとにまた稲光がピカッ。打席のソトは"こりゃダメだ..."と不安な表情。両軍ナインはベンチに退散した。40分近く雷雲の通過を待ったものの、午後7時2分で珍しい落雷ノーゲーム。矢野監督も「自分の中で記憶にない」と驚いていた。  「ファンも、そこ(3位以内)を望んでいるのは、俺らも十二分にわかっている。頑張ります」  3位広島が勝って2・5ゲーム差に開いたが、まだ射程圏内。雷サマの横ヤリも、プラスに変える。逆転Aクラス入りからの下克上へ、恵みの休息とする。 (大石豊佳) ★雨ほとんど降らず  この日の横浜は試合開始後、雨はほとんど降っていなかったが、雷鳴が止まず「落雷のためノーゲーム」となった。濃霧や火災で試合中止となった例はあるが、落雷はプロ野球では極めて珍しい。サッカーのJリーグでは2013年8月25日のJ2、熊本-北九州(うまスタ)などでキックオフ後に雷のため試合中止となった例がある。

◆♪港町 別れ町 未練に けむる町...石原裕次郎のローボイスのこの歌を知ってるかい。  何...知らねぇ...よせやい。おじさんとあんたとそんなに年は離れていないぜ。それにしてもハマの雨ってのはロマンチックなものだけれど...この日の雨はシャレにならねぇじゃないか。  とにかく横浜スタジアムは試合開始して一回裏に突然、ピカッ...すぐ中断...なにしろハマの花火も人気がございますが、気まぐれな雷サマは俺の出番だとノコノコお出ましだ。  おかげで試合がストップしてそのまんま中止となりました。いずれにしましてもわが家のカミさんの雷も怖いけれど...このピカッピカッとくるヤツはズドンときたら一巻の終わりだから...「どちらも逆らわないほうがイイ」となった。  韓国では娘の大学入学を巡り次期法相候補に指名された●(=恵の心を日に)国(チョ・グク)氏の記者会見が注目されたが、その超ロングランの時間の長さと、淡々と答弁をされる同氏のクールさには驚いた。  香港では中学生や高校生までストに参加しはじめて、若者たちがだんだん熱くなってきている。  世の中がやたらギクシャクしはじめて...私めは編集局の窓際「虎ソナ班」から難波の夜空をながめてため息ばかりついていた。  「いけ...しゃあしゃあ...」。フト、そんな言葉が口をついて出た。その言葉の意味は「(イケは接頭語)人にどう思われようが、つら憎いまで平気でいるさま」だ。  だから、どなたがイケしゃあしゃあだといってるわけではないけれど、スポーツの世界でいえば今の阪神の若手たちにこそ、この「いけしゃあしゃあ」の精神をもって残り20試合を戦ってもらいたい...と強く思う。  この日の当番デスク野下俊晴は、当番の時の阪神の勝率が珍しくも数少ない"貯金デスク"なのだ。といって「僕は勝った負けたで一喜一憂するのはとっくにあきらめました。くるものをそのまま受け止める...それでいきます...」とニヤリ。テレビの画面の向こうで雷が鳴っていても、いけしゃあしゃあ...。  トラ番キャップ大石豊佳は試合直前の電話では「若手はここにきてピリピリ感が目立ってきました。近本も気迫を内に秘めていて、これからが楽しみですョ」といっていた。昨夜は阪神は4人、DeNAは神里とソトが打席に入り、ヒットを打ったのは近本だけ。もっともノーゲームで記録にはならないが...。幻のシーズン134本目のヒットを打っている。  さて困った。目の前で何事も起きていない。遠く横浜の記者席に電話しても聞こえるのはピカッ、ガラガラ! ドシーン! という音だけなのだ。  ハマといえば1982(昭和57)年8月31日、大洋との試合で七回に藤田平の打球のジャッジをめぐって激高した阪神の島野育夫、柴田猛コーチが審判を殴打した事件が思いだされる。もちろん暴力はよくない。2人は無期限出場停止となり、謹慎していたが、翌年に処分がとけて、4月にはコーチとして再登録された。  のちに島野氏は星野仙一監督の名参謀として阪神の優勝に貢献した。柴田猛氏は長嶋巨人で、情報戦に大いに手腕を発揮したのだ。  つまり何がいいたいかといえば、暴力はよくない。が、それだけヤケドしそうなホットドッグ状態の血潮を今こそ、虎のコーチ陣にも燃やしてもらいたい。若虎たちだけにハッパをかけるのではなく...死なばもろとも! という気概をもっていただきたい。

◆--天気は仕方ない  矢野監督 「お客さんの方が危ないよ。俺らは(スタンドの)中に入れるからいいけど、ファンの人はスタンド(の外)にいるから、結構危ないよ。珍しい? どうしようもないよ」  --3位の広島とは2・5ゲーム差  「広島とのゲーム差ははっきりみえるところにあるし、自分らの力でなんとかできるところまで来れたし。それはみんなの意識の中で、そこを狙っていく気持ちは高まってると思う。その気持ちをしっかりぶつけて、結果として出せるように頑張りたいなと思います」  --ファンの思いもそうだが、3位は何がなんでも  「もちろんもちろん、ファンあっての俺らなんでね。そこを望んでもらってるのは、俺らも十二分にわかってるので。頑張ります」

◆DeNAは3日、阪神22回戦(横浜)が落雷の可能性のため、2度(計49分)の中断後にノーゲームとなった。一回1死でソトが打席に入った午後6時11分に中断。7分後に再開したが、カウント1ストライクで再び中断となり、同7時2分に中止が決まった。  「思い出す限り、こういう形での中止は覚えていない。お客さんの安全を考えると当然かな」とラミレス監督。試合では「2番」で起用していた筒香を8月7日の広島戦以来、23試合ぶりに「4番」に置いたが仕切り直しとなった。  10球を投げた先発の上茶谷については「スライドせず、ローテーションに残ってもらって、日を改めて他の試合に投げてもらう」と説明。東、浜口が登録を外れ、先発投手陣のやり繰りが難しい状況だっただけに"恵みの雨"ともいえそうだ。(山口泰弘)

◆ゴロゴロ...。地響きのような雷の音が鳴り、試合中止が決まると、一気に滝のような雨がたたきつけてきた。近本が灯した「H」ランプは、激しい雨で幻とかすんだ。  「今、練習していることがうまくできた。そういうのが分かったというだけでも、きょうはよかったです」  晴れやかな表情で振り返ったのは一回の第1打席だ。1死走者なしから先発・上茶谷の5球目、123キロ変化球を中前へはじき返した。今季134安打目とし、坪井智哉が1998年に記録した球団の新人安打記録2位にあと1本と迫るはずだったが...。  その裏、先発・青柳が1死を奪ったところで雷鳴が響き始め、横浜の上空はピカッ、ピカッと稲妻が。落雷の恐れがあるため、試合開始からわずか11分で一時中断。7分後に試合再開されたが、再び雷が鳴り始め、中断された。その後も回復する気配はなく、ノーゲームに。今季5度目の試合中止で、近本のヒットも記録に残らなくなった。  それでも「ゾーンは厳しいボールではなかったので。きょうは(上茶谷が)チェンジアップをよく使ってきていたので、そういうのも頭のなかにありながら(打った)」と狙い通りの打撃に手応えをにじませた。  横浜スタジアムでは今季9試合で打率・412、2本塁打、7打点と好相性。そんな球場で2016年に高山が樹立した球団最多安打記録136の更新へ期待がかかるカード初戦だったが、仕切り直しとなった。  「『嫌な1打席目になりそう』と考えてしまうというのがある。あした(4日)の1打席目は、深いことを考えずに(立ちたい)」  ヒットも試合も雷雨に流されてしまったが、きょうはきっとお天道さまが味方してくれるはず。勝利に直結する一打を放ち、クライマックスシリーズ(CS)進出へ、虎をグイグイと押し上げていく。 (織原祥平)

◆3日のDeNA-阪神(横浜)は一回裏1死で落雷の可能性のために2度(計49分)の中断後、ノーゲームとなった。先発投手はDeNAが上茶谷、阪神は青柳で両チームに得点はなかった。

◆3位以内へ「勝負の6連戦」は、まさかの雷によるノーゲームで「決戦5番勝負」に様変わり。阪神OBで楽天監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家・田尾安志氏(65)は「総動員は浮足だっていい結果が出ない」「木浪&近本コンビで面白い野球を」と天天王山に臨むタイガースにエールを送った。  いろんな思いが交錯する中止だ。Aクラスへの直接対決持ち越しは、可能性が最後まで残ることを意味する。一方で、その試合に絶対的エースの今永が登板してくることも十分に有り得る。  大事な6連戦が5連戦に変わっても、重要性は変わらない。忘れてならないのは、残り20試合という事実。もう20試合と考えてはいけない。まだ20試合もある。1カ月弱の戦いは、決して短期決戦ではない。  そこで、絶対に避けたいのが「総動員」という考え方だ。経験上、総動員で戦って、いい結果が出たためしがない。というのも、選手は総動員と言われると、どうしても硬くなり、浮足立つケースが多いのだ。  特に気を付けてほしいのは投手起用。阪神は救援陣が充実している。だからといって、先発を早い回で降板させると、必ずそのツケが後の試合に出る。先発は、今まで同様に自分の勝ち負けが付くまで、長い回を投げることを目指すこと。もちろん、先発の状態を見極める必要があるのは言うまでもないが。  攻撃面では1番木浪、2番近本の良さをフルに活用すること。調子を落としていた近本が復調気配。併殺のない2番の特性をフルに生かして、送りバントなどの選手が硬くなりがちな攻めではなく、エンドランを多用した、思い切った動きのある采配を期待する。  目標がハッキリしての5連戦、残り20試合。これほど監督のやりがいがある時期はない。相手が嫌がる、自分たちは楽しむ野球をしてもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68532 0.562
(↓0.005)
-
(-)
20579
(+3)
483
(+4)
155
(+1)
72
(+1)
0.259
(↑0.001)
3.650
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
65573 0.533
(-)
3.5
(↑0.5)
18519
(-)
509
(-)
136
(-)
37
(-)
0.246
(-)
3.780
(-)
3
(-)
広島
63613 0.508
(↑0.004)
6.5
(↑1)
16523
(+3)
526
(-)
123
(+1)
71
(+1)
0.253
(-)
3.640
(↑0.03)
4
(-)
阪神
57606 0.487
(-)
9
(↑0.5)
20451
(-)
499
(-)
83
(-)
82
(-)
0.250
(-)
3.510
(-)
5
(-)
中日
55652 0.458
(↑0.004)
12.5
(↑1)
21470
(+4)
482
(+3)
79
(+1)
59
(-)
0.264
(-)
3.870
(-)
6
(-)
ヤクルト
50742 0.403
(↓0.004)
19.5
(-)
17566
(-)
636
(+3)
146
(-)
55
(-)
0.243
(↓0.001)
4.630
(↑0.02)