中日(★2対5☆)ヤクルト =リーグ戦22回戦(2019.08.31)・ナゴヤドーム=
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ヤクルト
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中日
00000200002800
勝利投手:平井 諒(1勝1敗0S)
(セーブ:マクガフ(5勝3敗7S))
敗戦投手:藤嶋 健人(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(32号・10回表3ラン)

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◆ヤクルトが連敗を4で止めた。ヤクルトは2回表、中村と奥村の連続適時打で2点を先制する。その後同点とされて迎えた延長10回には、山田哲の3ランで勝ち越しに成功した。投げては、3番手・平井が3年ぶりの白星。敗れた中日は、4番手・藤嶋が痛恨の一発を浴びた。

◆ヤクルト中村悠平捕手が先制の適時二塁打を放った。 2回1死二塁、中日先発柳の2球目、直球をとらえ、左翼線への二塁打とした。「甘く入ってきた球を打ち損じしないで打つことができました。先制できてよかったです」と話した。 さらに1死二塁で、奥村展征内野手が追い込まれてから粘り、6球目を右翼線への二塁打とし追加点を挙げた。「チャンスで回ってきたので、とにかくランナーを進める気持ちで打席に入りました。いい形になってよかったです」と話した。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手(30)が6回無死一、二塁で、右越えの同点打を放った。 先頭・京田の四球と福田の左前打で無死一、二塁の絶好機をつくり、主砲がヤクルト・ブキャナンのツーシームを捉えた。右翼フェンスぎりぎりに飛んだ打球に、右翼の雄平が懸命にジャンプしたが届かず。一塁走者の福田もホームを踏み、中日が同点に追いついた。打ったビシエドも「福田選手がいい走塁をしてくれたね」と感謝した好走塁だった。

◆ヤクルトが2回に先制した。先頭・雄平の安打と二盗で1死二塁とし、中村、奥村の連続適時打で2点を挙げた。 中日が6回に追いついた。先頭京田の四球と福田の左前打で無死一、二塁とし、ビシエドの右越え適時二塁打で2人がかえった。 終盤は両チームともに無得点。ヤクルトは8回、先頭の太田が中前打で出塁も、勝ち越しにはつながらず。延長戦に入った。 ヤクルトが延長戦を制した。延長10回2死一、二塁で山田哲が決勝の32号3ランを放った。3番手の平井が今季初勝利、マクガフが7セーブ目を挙げた。中日の連勝は3で止まった。藤嶋が今季初黒星。

◆中日がビシエドの2点適時打で追いつくも、延長戦で力尽きた。 2-2の10回2死一、二塁で、藤嶋がヤクルト山田哲に32号3ランを被弾。今季初登板の7月9日広島戦から中継ぎで21試合、20回1/3イニング連続無失点を続けてきた藤嶋は「きょうは弱い部分が出てしまったけど、次はもっと攻めていけるように、強い部分を出せるように頑張りたい」と懸命に前を向いた。 与田監督も「ここまで防御率0点に抑えてきてくれた。次、抑えてくれればいい」と期待を寄せた。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、延長10回に32号3ランを放った。 2死から太田が中前打。青木が内野安打で続いた。2死一、二塁で山田哲が中日4番手藤嶋の133キロフォークを捉えて、左翼席のスタンド最前列へ運んだ。 2-2のまま突入した延長戦で、山田哲の通算199号本塁打で勝ち越した。

◆ヤクルト山田哲人内野手が延長10回に32号3ランを放ち、チームの連敗を4で止めた。通算で199本塁打とし、節目にリーチをかけた。 2-2で迎えた延長10回2死一、二塁、中日の4番手藤嶋の133キロフォークを捉えて、左翼席のスタンド最前列へ運んだ。「(走者を)かえすぞという強い気持ちでいきました。しっかり自分のポイントで、自分のスイングで打つことができました。勝利につながるバッティングができてよかった」と振り返った。 残り19試合で、チームは最下位。それでも声援を送り続けてくれるファンへの思いを込めて「1試合でも多く勝てるように、頑張ります」と決意を口にした。

◆10年目のヤクルト平井諒投手が、プロ通算5勝目を挙げた。3番手として9回の1イニングを無失点に抑え、延長戦での勝利を呼び込んだ。 16年8月25日中日戦(神宮)以来3年ぶりの勝利で「任されたところを0で抑えて帰ってくることが大事。そこで結果を出せることが一番」と喜んだ。

◆ヤクルト奥村展征内野手(24)が、8回の守備から途中交代した。 中日高橋の飛球を後ろ向きで捕球した際、バレンティンと交錯しそうになり、着地で右手を痛めた。トレーナーに付き添われながらベンチへ下がり、そのまま交代した。 試合後には明るい表情で「大丈夫です」と話し、チームバスに乗り込んだ。小川監督は「明日になってみないと分からない」と話すにとどめた。

◆ヤクルト山田哲人内野手の一振りで、トンネルを抜けた。延長10回2死一、二塁。今季ここまで無失点の中日藤嶋のフォークをとらえ、左翼スタンドに運んだ。10試合ぶりの32号3ランで、チームの連敗を4でストップ。自身の本塁打が決勝弾となったのは、8月14日DeNA戦(神宮)での30号3ラン以来、今季2度目。この日は走者を置いた場面で2度凡退しており「いいところで打てていなかったので『ここぞ』で打ててよかった」とホッとした表情をみせた。 ヒーローインタビューでは「残り19試合」と何度も口にした。最下位で借金24と苦しい状況だが、試合がある限り戦い抜く。「1人1人諦めないで、最後まで試合をやる思いがある。それが勝利につながった」ときっぱり。通算200本塁打まで残り1本に迫り「早く達成できるように頑張ります」と力強く誓った。

◆ヤクルトの平井が九回から3番手で登板して1回無失点とし、2016年8月25日の中日戦以来、3年ぶりの勝利を得た。「(勝ち星は)意識はしていないが、大事な場面を任せてもらえているので」と喜んだ。  愛媛・帝京五高からドラフト4位で入団したプロ10年目の右投手。一時は右肩の負傷から育成契約となったが、再びはい上がってこれでプロ通算5勝目とした。「失点ゼロで(ベンチに)帰ることが大事。これからも投げ続けたい」と意気込んだ。 ブキャナン(7回2失点) 「しっかり両サイドに投げ分けて、打たせて取ることができた」 梅野(初の60試合登板) 「投げられたのはうれしい。けど、もっと投球内容にこだわってシーズン最後まで投げたい」 中村(二回に先制二塁打) 「甘く入ってきた球を打ち損じないで打つことができた」 小川監督(決勝3ランの山田哲に) 「最後の最後にいい打撃をしてくれた」

◆ヤクルトの遊撃手・奥村が攻守に活躍した。八回の守備で負傷して途中交代したが、試合後は「大丈夫です」と笑顔で話した。  二回は柳から適時二塁打を放った。最大の見せ場は2-2の八回。1死一塁で左翼手のバレンティンとの間に飛んだ打球をダイビングキャッチした。直後に交代した奥村は「あそこは捕れる人が捕るというところ。チームに貢献できたのならうれしい」とうなずいた。

◆またしても2桁勝利はお預けとなった。7回2失点と試合をつくった中日の柳は打線の援護も2点止まりだった。7戦連続で勝てない状況に「悪くはなかった」と淡々と話した。  二回こそ中村の適時二塁打などで2点を失った。それでも「何とか粘ろうと思った」と気持ちを切り替え、その後は失点しなかった。大台に向けては「結果が付いてくるだけの投球を次回もしたい」と語った。 与田監督(藤嶋に) 「これまで防御率はゼロできてくれていた。明日以降も頑張ってくれたらと思う」 ビシエド(六回に2点二塁打) 「内からうまくバットが出て、良いスイングができた」

◆ヤクルト・奥村展征内野手が中日22回戦(ナゴヤドーム)の八回の遊撃守備で、ダイビングキャッチした際に右手を負傷し、途中交代した。

◆連勝が3で途切れた。延長十回から登板した藤嶋は山田哲に勝ち越し3ランを許し、今季22試合目で初失点。初黒星となり「もう一歩踏み込んで攻めることができたら少し違っていたかもしれない」と悔しがった。次戦に向けては「一日一日、切り替えが大切。反省して頑張りたい」と前を向いた。

◆ヤクルトは31日、中日22回戦(ナゴヤドーム)に延長十回、5-2で勝ち、連敗を4で止めた。2-2の延長十回2死一、二塁で山田哲人内野手(27)が左中間席に決勝の32号3ランを放った。自身4度目のサーティー・サーティー(同一シーズン30本塁打、30盗塁)を達成するなど数々の記録を塗り替えている今季、背番号1がプロ通算200本塁打という新たな栄誉に王手をかけた。  勝利を決定付ける一発を放っても、山田哲はいつも通り、淡々とダイヤモンドを一周した。同点で迎えた延長十回2死一、二塁。今季21試合に登板して無失点を貫いていた藤嶋の抜けたフォークボールを見逃さず、左中間スタンドに向けて大きな放物線を描いた。  「(走者を)かえすという強い気持ちでした。自分のポイントで打てた。勝ちに貢献できてよかったです」  20日の広島戦(マツダ)以来、10試合ぶりのアーチは32号3ラン。自身通算199号でチームの連敗を止めた。  トリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)のうち、打率は・277とやや苦しんでいるが、本塁打と盗塁はクリア。98の四球を選び、出塁率は・408。前日には盗塁を32連続で成功させ、広瀬叔功(南海)のプロ野球記録を更新した。  しかし、今季は得点圏打率(・231)が伸びず、チームの不振もあって本塁打を放った試合で11連敗を含む8勝21敗1分け。活躍が、なかなか勝利につながらない状況に「得点圏やここぞっていう場面で打てていなかった」ともどかしい思いを持っていた。  それでも腐らず、仕事を全うする。精神的な強さがあるからこそ、それができる。3年連続のトリプルスリーを目指した2017年に成績を落とし、目標を達成できなかった。結果を残し続けることの難しさを痛感し「一番は心の部分。メンタル的な部分では成長したと思う」という。  一喜一憂せず、打席に立つ。この日も4打席で結果が出なかったが、最後に大仕事を果たした。その姿に、小川監督は「最後の最後にいい打撃をしてくれた」と目を細めた。  節目の通算200号まで、あと1本。山田哲は「(200号は)早く達成できるように」とうなずいた。残り19試合。目の前のプレーに全力を注ぎ、勝利につながる一打を放つ。 (横山尚杜) 初の60試合登板を達成したヤクルト・梅野 「投げられたのはうれしい。けど、もっと投球内容にこだわってシーズン最後まで投げたい」 7回2失点のヤクルト・ブキャナン 「しっかり両サイドに投げ分けて、打たせて取ることができた」 二回の先制二塁打にヤクルト・中村 「甘く入ってきた球を打ち損じないで打つことができた」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68512 0.571
(↓0.005)
M16
(↑1)
22576
(+2)
477
(+4)
154
(-)
71
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.670
(-)
2
(-)
DeNA
64573 0.529
(↓0.004)
5
(-)
19516
(+2)
507
(+4)
135
(-)
37
(-)
0.246
(-)
3.800
(↓0.01)
3
(-)
広島
62603 0.508
(↑0.004)
7.5
(↑1)
18518
(+4)
523
(+2)
122
(+1)
70
(+1)
0.253
(-)
3.680
(↑0.01)
4
(-)
阪神
56606 0.483
(↑0.005)
10.5
(↑1)
21449
(+4)
499
(+2)
83
(+1)
81
(+1)
0.250
(↑0.001)
3.540
(↑0.01)
5
(-)
中日
54642 0.458
(↓0.004)
13.5
(-)
23465
(+2)
476
(+5)
78
(-)
59
(-)
0.264
(-)
3.880
(-)
6
(-)
ヤクルト
49732 0.402
(↑0.005)
20.5
(↑1)
19563
(+5)
632
(+2)
146
(+1)
55
(+1)
0.245
(-)
4.680
(↑0.02)