広島(☆4対2★)DeNA =リーグ戦23回戦(2019.08.31)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:九里 亜蓮(7勝7敗0S)
(セーブ:フランスア(6勝5敗8S))
敗戦投手:京山 将弥(0勝6敗0S)

本塁打
【広島】會澤 翼(10号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆広島が連敗を3で止めた。広島は3回裏、松山の適時打と會澤の2ランで先制に成功する。その後は、5回に安部の適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・九里が7回途中2失点の好投で今季7勝目。敗れたDeNAは、先発・京山が試合をつくれなかった。

◆広島先発は九里、DeNA先発は京山。広島は3回、2死三塁で松山が先制適時打。会沢は10号2ランを放ち3点を奪った。 広島は5回、安部の右翼線適時二塁打で1点追加。DeNA京山をKOした。広島九里は6回まで散発5安打で、無失点投球。 広島は7回に2点を返されるも、8回途中からフランスアを投入し逃げ切った。連敗を3で止め、敗れた2位DeNAと2・5差。九里は7勝目。フランスアは8セーブ目。DeNA京山は6敗目。

◆広島会沢翼捕手(31)が2年連続3度目の2桁本塁打を記録した。広島捕手で3度目は最多。 1点を先制した直後の3回2死一塁。DeNA先発京山の初球だった。緩いカーブを引き付けて捉えた打球は左翼席に一直線。「(先制打の)松山さんがいい流れを作ってくれたので、その流れに乗って積極的に思い切っていきました。いい追加点になりましたね」。5番に打順を上げた「打てる捕手」が貴重な追加点をたたき出した。 過去に広島捕手でシーズン2桁本塁打を記録した選手は、門前真佐人(53年12本)、水沼四郎(76年11本)、石原慶幸(09年10本)。門前真佐人は大洋(現DeNA)時代の50年にもシーズン2桁25本塁打を記録している。

◆野間峻祥外野手が口火。広島が3回に3点を先制した。攻撃に火を付けたのは、3試合ぶりスタメンの野間峻祥外野手(26)だった。 菊池涼に代わり、2番スタメンの野間は、1回の中前打に続き、3回は三塁線を破る二塁打で出塁した。暴投の間に三塁へ進むと、4番松山の右前打で先制のホームを踏んだ。DeNA京山に試合前まで通算7打数5安打という相性の良さを発揮。早くも6月6日西武戦以来のマルチ安打となった。 広島はさらに5番会沢が左翼席へ10号2ランを放ち、計3点を先取した。

◆広島西川龍馬内野手が球団記録に並ぶ月間42安打を記録した。1回に右前打で出塁すると、2打席凡退で迎えた6回の第4打席。中前打を放ち、月間42安打とした。 「もう1打席回ってきたら狙おうと思っていた。そんなに打っていたんだという感じ。びっくりしています」。78年8月の水谷、04年4月の嶋と肩を並べ、球団史にその名を刻んだ。

◆広島が必死の継投で逃げ切り、連敗を3で止めた。2点リードの8回から遠藤淳志投手(20)を送り込んだが、先頭打者にストレートの四球を出すとスパッと交代。抑えのフランスアが2イニングを無失点に抑え、8セーブ目を挙げた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -思い切った継投 緒方監督 九里が気合の入ったピッチングでがんばってくれたけど、最後は悪い意味で九里らしさが出た。もったいないよね。ああいう展開になったので、フランスアにもそういうふうに伝えてあった。8回から準備してくれと。こういう試合はそうそうできない。また8回は明日、違う人にがんばってもらおう。 -遠藤を交代 緒方監督 (プロ初黒星を喫した)昨日からどういう変わり身を見せてくれるか、その姿を見たかった。これも経験として。いいものは持ってるんでね。 -菊池涼が欠場 緒方監督 昨日のあれ(自打球)があって、ちょっと横に動ける状態じゃないんで。でも1日、2日安静にすれば、またできると思う。骨には異常ないから。 -代役の2番野間が奮闘 緒方監督 今日は1、2番がチャンスメークしてくれた。いい形で攻撃ができた。とくに追加点の安部の1点が、4点目が非常に大きかった。何とか逃げ切れた。明日、勝ち越したいね、ベイスターズにね。

◆DeNAは投打がかみ合わず、連勝は5で止まった。今季未勝利の先発京山将弥投手は5回途中を4失点。暴投、四球が絡んでの失点を喫すなど要所で制球を乱した。 打線も広島九里の前に6回まで散発の5安打に封じられ、7回の2点にとどまった。勝てば巨人の優勝マジックが消滅していた一戦。ラミレス監督は「九里には前回もやられている。戦略的なアプローチを練って、それは良かった。でも相手が上回った。京山はあと2回はいって欲しかった。リリーフが登板過多なので」と渋い表情だった。

◆広島が必死の継投で逃げ切り、連敗を3で止めた。2点リードの8回から遠藤淳志投手(20)を送り込んだが、先頭打者にストレートの四球を出すとスパッと交代。抑えのフランスアが2イニングを無失点に抑え、8セーブ目を挙げた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -思い切った継投 緒方監督 九里が気合の入ったピッチングでがんばってくれたけど、最後は悪い意味で九里らしさが出た。もったいないよね。ああいう展開になったので、フランスアにもそういうふうに伝えてあった。8回から準備してくれと。こういう試合はそうそうできない。また8回は明日、違う人にがんばってもらおう。 -遠藤を交代 緒方監督 (プロ初黒星を喫した)昨日からどういう変わり身を見せてくれるか、その姿を見たかった。これも経験として。いいものは持ってるんでね。 -菊池涼が欠場 緒方監督 昨日のあれ(自打球)があって、ちょっと横に動ける状態じゃないんで。でも1日、2日安静にすれば、またできると思う。骨には異常ないから。 -代役の2番野間が奮闘 緒方監督 今日は1、2番がチャンスメークしてくれた。いい形で攻撃ができた。とくに追加点の安部の1点が、4点目が非常に大きかった。何とか逃げ切れた。明日、勝ち越したいね、ベイスターズにね。

◆広島の会沢が2年連続となる10号本塁打を放ち、チームの連敗ストップに貢献した。三回、松山の適時打で1点を先制してなお2死一塁で、京山の初球のカーブを捉えて左越えへ2ランを運び「松山さんがいい流れをつくってくれたので、その流れに乗って積極的に思い切っていった」と胸を張った。  7月19日以来の一発で、プロ13年目で3度目の2桁本塁打。一、五回には四球を選んで好機を広げた。激しい順位争いの中、「一戦一戦やるだけなので。大事な9月になる。気持ちを新たにやっていきたい」と力強く話した。 緒方監督(七回にピンチを招き降板した九里に) 「気合の入った投球で頑張っていたけど、悪い意味でも九里らしさが出てもったいない」 フランスア(八回無死一塁から登板し8セーブ目) 「回またぎは問題ない。自分の投球ができた」

◆広島の西川が2安打を放って月間42安打とし、1978年8月の水谷、2004年4月の嶋がマークした球団記録に並んだ。  一回に京山から右前打を放ち、六回には藤岡のシンカーを中前に打ち返した。記録更新はならなかったが「もう1打席回ってきたら狙おうかなと思っていた。そんなに打っていたかという感じ」とはにかんだ。

◆DeNAの京山は五回途中まで4失点で開幕6連敗となった。三回2死三塁で松山に先制打を許した直後、会沢に初球のカーブを狙われた2ランが痛かった。今季9度目の登板でも白星をつかめず「回の先頭打者を出すことが多く、リズムの良い投球ができなかった」と反省した。  昨季は2年目で6勝を挙げてブレークしたが、苦難のシーズンとなっている。ラミレス監督は打線が六回まで毎回走者を出しながらも無得点だったことを挙げ「彼が投げるときは援護してあげられていない」とかばった。 ラミレス監督(九里に) 「いろいろ戦略をもってアプローチしているが、それを上回られた」 筒香(七回に2点適時打) 「とにかく走者をかえそうと思った。素直に打ち返すことができた」

◆九里が七回途中まで2失点で乗り切って7勝目をマーク。「チームが勝てるように、それだけを思ってマウンドに上がった」。チームの連敗を3で止めた。それでも七回に1死満塁のピンチを招いて救援を仰いだだけに「中継ぎ投手、先に点を取ってくれた野手に感謝」と控えめに喜んだ。

◆筒香が4点を追う七回、左前2点打を放った。チームの連勝は止まったが、反撃ムードを高めた一打に「チャンスの場面だったので、とにかく走者をかえそうと思って打席に向かいました」と振り返った。この日は2安打2打点。優勝の可能性がある限り、打ち続ける。

◆反撃、及ばず。セ・リーグ2位のDeNAは、連勝が5で止まった。  「(先発の)京山は悪くなかったけど、球数も多く、変化球も制球できていなかった。ただ、彼が投げるときは打線があまり援護できていない」  ラミレス監督が淡々と振り返った。8月8日以来の先発となった京山は一回から無死一、二塁のピンチを招くなど安定感を欠き、五回途中4失点で降板した。昨季6勝を挙げた3年目右腕が、勝ち星なしの6敗目を喫した。  打線も九里を攻略できず、七回に筒香の適時打で2点を奪うのがやっと。指揮官は「戦略を練ってアプローチしているが、その上をいかれた」と完敗を認めた。勝てば巨人の優勝へのマジックナンバーが消滅していた試合だったが、無念の敗戦。14勝13敗で8月を終えた。 (湯浅大)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68512 0.571
(↓0.005)
M16
(↑1)
22576
(+2)
477
(+4)
154
(-)
71
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.670
(-)
2
(-)
DeNA
64573 0.529
(↓0.004)
5
(-)
19516
(+2)
507
(+4)
135
(-)
37
(-)
0.246
(-)
3.800
(↓0.01)
3
(-)
広島
62603 0.508
(↑0.004)
7.5
(↑1)
18518
(+4)
523
(+2)
122
(+1)
70
(+1)
0.253
(-)
3.680
(↑0.01)
4
(-)
阪神
56606 0.483
(↑0.005)
10.5
(↑1)
21449
(+4)
499
(+2)
83
(+1)
81
(+1)
0.250
(↑0.001)
3.540
(↑0.01)
5
(-)
中日
54642 0.458
(↓0.004)
13.5
(-)
23465
(+2)
476
(+5)
78
(-)
59
(-)
0.264
(-)
3.880
(-)
6
(-)
ヤクルト
49732 0.402
(↑0.005)
20.5
(↑1)
19563
(+5)
632
(+2)
146
(+1)
55
(+1)
0.245
(-)
4.680
(↑0.02)