楽天(☆5対2★)ロッテ =リーグ戦22回戦(2019.08.27)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:宋 家豪(2勝2敗0S)
敗戦投手:酒居 知史(4勝4敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(8号・6回表ソロ)
【楽天】ブラッシュ(25号・4回裏2ラン),ブラッシュ(26号・10回裏3ラン)

  DAZN
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◆楽天がサヨナラ勝利。楽天は1点を追う4回裏、ブラッシュの2ランで逆転に成功する。その後同点とされて迎えた延長10回には、1死一二塁からブラッシュが3ランを放ち、試合を決めた。投げては、6番手・宋家豪が今季2勝目。敗れたロッテは、6番手・酒居が誤算だった。

◆楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手(30)がパ・リーグ通算5万号となる1発を放った。 1点を追う4回1死一塁、ロッテ石川からバックスクリーンへ25号2ランをたたき込んだ。「歴史のあるプロ野球の中で記録を残すことができてうれしいね。岸が頑張っているし、これから負けることができない重要な試合で逆転のホームランを打てて良かったよ」とご機嫌だった。 <パ・リーグで節目の本塁打を放った選手> 1号 戸倉勝城(松竹) 1950年3月11日 10000号 A.ロペス(東京) 1968年7月3日 20000号 門田博光(南海) 1980年10月1日 30000号 広永益隆(ダイエー) 1992年6月6日 40000号 バティスタ(ソフトバンク) 2005年4月18日

◆楽天岸孝之投手(34)の今季ホーム初白星が消えた。 3回まで毎回の4三振を奪い、1人の走者も許さないパーフェクトな立ち上がり。4回先頭のロッテ荻野に初安打となる二塁打を浴びると、鈴木に高めの直球を中前へはじき返されて先制された。裏のイニングでブラッシュの逆転2ランが飛び出し、5回は1死二塁から荻野、鈴木を打ち取って切り抜けた。「全体的に良かったと思います。先制されましたけど、粘りのピッチングはできました」と振り返った。 5回3安打1失点7奪三振も、95球と球数がややかさんだ。5回裏に雨で23分の中断を挟んだこともあってか、チームは6回から継投を選択。代わったハーマンが先頭マーティンに初球を同点被弾。岸の6月8日以来となる3勝目、今季本拠地登板5試合目の初白星はならなかった。

◆楽天岸は3回まで毎回の4奪三振で1人の走者も許さないパーフェクト投球。ロッテ石川も3回2死から初安打を浴びたが無失点。 ロッテは4回に鈴木が先制適時打。直後に楽天ブラッシュがパ・リーグ通算5万号の2ランで逆転も、6回にマーティンが同点弾。 ロッテは8回1死満塁もレアードと清田が倒れて無得点。楽天は9回1死満塁もロッテ益田が踏ん張り、延長戦に入った。 楽天は延長10回1死一、二塁のチャンスでブラッシュが左中間に3ランを放ちサヨナラ勝ち。3位を死守した。宋家豪は2勝目。ロッテ酒居は4敗目。

◆楽天は今月8度目の延長戦に勝利。延長試合を月間8度以上は、56年9月南海8度、62年5月巨人9度、02年8月ヤクルト8度に次いで17年ぶり4チーム目。 パ・リーグでは前記南海に並んで63年ぶりの最多記録となった。

◆ロッテは延長10回の末に楽天にサヨナラ負けし、連勝が3で止まった。 8回1死満塁の勝ち越し機で、ブランドン・レアード内野手が空振り三振、代打清田も遊ゴロに倒れて加点できず。 井口監督は「チャンスは何度かあったんですけどね。8回は最低でも犠牲フライが打てないとね」。勝てば勝率5割で5月21日以来の3位タイに浮上するチャンスだったが、楽天との差は2ゲームに広がった。 ▽ロッテ石川(雨で2度の中断を挟みながら6回2失点と粘りの投球)「感じとしてはよかった。中断は正直しんどかったですけど、割り切って投球できました」 ▽ロッテ・マーティン(投手交代直後の6回にハーマンから同点8号ソロ)「カーブを狙っていた。感じよくスイングができた」

◆楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手(30)がロッテ戦の4回に石川から今季25号を放ち、パ・リーグ通算5万号となった。 パ・リーグ1号は50年3月11日、戸倉勝城(毎日)が西鉄戦で木下から打っている。

◆楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手が5万号の興奮を来日初のサヨナラ弾で上書きした。 延長10回1死一、二塁から左中間スタンドへ26号3ラン。警戒していた酒居の落ちる球を2つ見逃し、ストライクを取りにきた甘いスライダーをひと振りで仕留めた。敗れればロッテに並ばれ、今季のカード負け越しも決まる分水嶺(れい)の一戦。チームは9回1死満塁でサインミスから絶好機を逃していたが「仲間のミスを支えるのも、チームメートの大事な役割だから」と胸を張った。 4回にはパ・リーグ通算5万号となる25号2ラン。「後から知ったけど、歴史あるプロ野球に名前を刻むことができて光栄だよ」と笑った。7月17日の22号から1カ月以上アーチを描けない時期もあった。「日本の夏は湿度が高くて苦しかった」。21日のロッテ戦で23号が出てから6戦4発。夏の終わりが近づき、再び上昇気流に乗っている。 30歳の誕生日だった7月のソフトバンク戦でも千賀から20号。日本では節目で鮮烈な活躍をする選手を「持ってる」と表現することを教えられ「『持ってる』雰囲気をつくり出すことはできる。それは意識しているよ」。チームの全打点をたたき出す4番の仕事を全うし、不敵な笑みを浮かべた。【亀山泰宏】

◆勝ち星は消えても、先発の役目を果たした。楽天岸孝之投手(34)が、ロッテ戦で5回3安打1失点7奪三振と好投した。 雨による中断でリズムを乱されても気持ちは切らさず、ゲームを引き締めてブラッシュの劇的サヨナラ弾を呼び込んだ。4位ロッテとのゲーム差を2に広げ、試合のなかった首位ソフトバンクとも5・5ゲーム差。混戦に踏みとどまった。ホームでの登板ゲームは、12日のオリックス戦に続いて2試合連続のサヨナラ勝ちになった。岸は「球数が多すぎた」と反省しつつ、表情は心なしか穏やか。「先制されましたけど、粘りのピッチングはできました」と一定の手応えをにじませた。 プレーボール直前、雨で開始が遅れてマウンドから1度ベンチへ引っ込んだ。試合が始まっても、投げた5回までに2度の中断を挟んだ。「天気でどうなるか(いつ降雨コールドになるか)分からない。先制はされましたけど、チームが負けないように。切れることはなかったです、気持ちは」。百戦錬磨の経験で冷静に対処した。 3回まで1人の走者も許さないパーフェクト投球。ブラッシュの1本目で逆転してもらった直後の5回。勝負どころと見てギアを上げた。2死二塁から前の打席で先制打を浴びている鈴木に対し、この日最速となる147キロを計測。最後は宝刀カーブで空振り三振に仕留めると、グラブを拳でたたく、ささやかなガッツポーズに感情がにじんだ。 細心の注意を払って95球と球数がかさみ、5回で降板。6回に代わったハーマンが初球を同点被弾し、6月8日以来となる3勝目、今季本拠地登板5試合目の初白星はならなかった。「もうちょっと長い回を投げないと」と自らを律した上で「取りあえず、チームが勝ったので良かった」。敗れればロッテに並ばれ、今季のカード負け越しも決まる一戦。土俵際で踏みとどまる原動力になった。【亀山泰宏】

◆ロッテは延長10回の末に楽天にサヨナラ負けし、連勝が3で止まった。8回1死満塁の勝ち越し機で、ブランドン・レアード内野手が空振り三振、代打清田も遊ゴロに倒れて加点できず。勝てば勝率5割、5月21日以来の3位タイ浮上のチャンスだった。 井口監督は「チャンスは何度かあったんですけどね。8回は最低でも犠牲フライが打てないとね」。

◆パ・リーグは27日、楽天-ロッテ22回戦(楽天生命パーク宮城)で楽天のブラッシュ外野手が放った今季25号2点本塁打でリーグ通算本塁打が5万号に到達した。25日に4万9999本塁打としてあと1本となっていた。  1950年3月11日に毎日(現ロッテ)の戸倉勝城外野手が西鉄(現西武)戦で第1号を記録。

◆ロッテの石川歩投手(31)が27日、楽天22回戦(楽天生命パーク)に先発。1-0の四回、ブラッシュにパ・リーグ通算5万号本塁打となる逆転2ランを許した。  四回に鈴木の中前適時打で1点を先制したがその裏、1死から浅村の鋭い遊ゴロを捕球した遊撃手の平沢が、一塁手・鈴木の頭上を大きく越える悪送球。1死一塁となり、続くブラッシュにカウント1-0からの2球目、甘く入ったシンカーを豪快に中堅バックスクリーンへまで運ばれた。

◆楽天のブラッシュがパ・リーグ通算5万号本塁打を放った。1点を先制されたその裏の四回1死一塁で25号2ラン。石川の甘く入った変化球を豪快なスイングで中越えへ運んだ。来日1年目に記念のアーチをかけ「歴史のあるプロ野球の中で記録を残すことができてうれしい」と笑顔で話した。  米国出身で、初めて体験する蒸し暑い日本の気候に慣れず、苦しんだ。コンディション不良で欠場した試合もあったが、持ち味の長打力を随所に発揮し、4番打者としてチームを引っ張っている。  レギュラーシーズンは残り30試合を切り、勝負の終盤戦を迎えている。クライマックスシリーズ(CS)進出争いは激しく「これから負けることができない」と気を引き締め、一発を放った。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(31)が27日、楽天22回戦(楽天生命パーク)に「3番・右翼」で出場。1-2の六回、左翼席へ8号同点ソロを放った。  「カーブを狙っていた。感じよくスイングができた。同点に追いつくことができて良かったよ。次も頑張りマーティン!」  楽天先発の岸に対して2打席連続で三振に倒れていたマーティン。岸が5回95球で降板し、代わって六回からマウンドに上がったハーマンの初球から、122キロのカーブを力強く振り抜き、逆風をもろともせず、見事に逆方向へと運んだ。  7月26日のデビューから18試合で7本塁打のハイペースでアーチを量産していた元メジャーリーガーだったが、各チームとの対戦が2巡目を迎えると、徐々に苦しむ打席が増えた。本塁打は8月14日の日本ハム戦(東京ドーム)以来、46打席ぶりの一発だった。

◆ロッテの石川歩投手(31)が27日、楽天22回戦(楽天生命パーク)に先発。6回4安打2失点(自責点1)と好投したが、勝敗はつかず5勝目を手にすることはできなかった。  「全体的に感じとしては良かったと思います。でも、点を取ってもらった後に失点してしまったので、そこかなと。中断は正直しんどかったですけど、割り切って投球できました」  1-0の四回、1死から浅村の鋭い遊ゴロを捕球した遊撃手の平沢が、一塁手・鈴木の頭上を大きく越える悪送球。1死一塁となり、続くブラッシュにカウント1-0からの2球目、甘く入ったシンカーをバックスクリーンへまで運ばれ、パ・リーグ通算5万号本塁打となる逆転2ランを許した。  それでも、2度の中断を挟むなど、幾度となく豪雨に見舞われたマウンドで、一発以外は楽天打線をきっちり抑えた。味方が同点に追いついた六回、裏に2死一、三塁のピンチを招いたが、和田を右飛に仕留め無失点。104球を投げ抜いた。  6年目の今季は開幕投手を務めたが、状態が上がらず大量失点を喫するケースも目立ち、後半戦からは中継ぎに配置転換された。しかし、8月13日の先発復帰後は、これで3試合連続で6回以上を投げて自責点3以下のQS(クオリティ・スタート)を達成。持ち味の安定した投球が戻ってきた。

◆楽天の岸は5回を1得点に抑えて勝利投手の権利を持って降板したが、救援が打たれて6月8日を最後に遠ざかっている勝ち星はお預けとなった。0-0の四回に先頭から連続長短打で1点を失った後は追加点を許さなかった。  降雨で中断するなど集中力を保つのが難しい状況でまずまずの投球を見せた。「全体的に良かったと思う。先制されたけど粘りの投球はできた」と振り返った。

◆楽天が粘り強く戦い、サヨナラ勝ちを収めた。2-2の十回1死一、二塁でブラッシュが26号3ラン。四回にパ・リーグ通算5万号となる2ランを放っていたヒーローは「競った試合で救援陣が頑張っていたので、打てる球を振り抜こうと思った。入ってくれてよかった」と喜んだ。  レギュラーシーズンは残り30試合を切り、クライマックスシリーズ進出を懸けた争いが本格化。上位入りを争うロッテとの3連戦に、試合前には平石監督が「思い切ってやってほしい」と選手を鼓舞した。士気を高めて臨んだ試合で選手が期待に応えた。

◆延長十回にサヨナラ負けで、連勝は3でストップ。借金は再び「2」となり、3位・楽天とのゲーム差は「2」に広がった。六回にマーティンのソロで追いついたが、2-2の八回1死満塁でレアード、清田が倒れて勝ち越せず、井口監督は「最低でも外野フライを打てないと。あそこがポイントでした」と険しい表情で球場を離れた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64514 0.557
(-)
-
(-)
24501
(-)
468
(-)
156
(-)
103
(-)
0.252
(-)
3.590
(-)
2
(-)
西武
62551 0.530
(↑0.004)
3
(↑0.5)
25632
(+8)
605
(+2)
145
(-)
120
(+2)
0.264
(-)
4.550
(↑0.02)
3
(-)
楽天
58564 0.509
(↑0.005)
5.5
(↑0.5)
25520
(+5)
501
(+2)
121
(+2)
39
(-)
0.252
(↓0.001)
3.960
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
57593 0.491
(↓0.004)
7.5
(↓0.5)
24533
(+2)
510
(+5)
140
(+1)
70
(-)
0.248
(↓0.001)
3.940
(-)
5
(-)
日本ハム
56585 0.491
(↓0.004)
7.5
(↓0.5)
24490
(+2)
500
(+8)
83
(-)
46
(+2)
0.252
(↓0.001)
3.840
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
53595 0.473
(-)
9.5
(-)
26452
(-)
517
(-)
82
(-)
103
(-)
0.245
(-)
4.020
(-)