中日(☆10対4★)広島 =リーグ戦20回戦(2019.08.25)・ナゴヤドーム=
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広島
2000002004710
中日
01032022X101102
勝利投手:山本 拓実(2勝3敗0S)
敗戦投手:九里 亜蓮(6勝7敗0S)

本塁打
【中日】阿部 寿樹(5号・2回裏ソロ),福田 永将(14号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は1点を追う4回裏、阿部と山本の適時打などで3点を奪い、逆転に成功する。続く5回には、阿部に2打席連続となる適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山本が6回途中2失点で今季2勝目。敗れた広島は、先発・九里が6失点と試合をつくれなかった。

◆中日山本拓実投手(19)がプロ初安打初打点を記録した。 1点リードで迎えた4回2死一、二塁で三塁に強いゴロを放つと、打球は三塁安部の手前で大きく跳ねて左前へ。これがプロ初タイムリーとなった。

◆広島塹江敦哉投手(22)が危険球で退場となった。4-8の8回裏1死一塁で投じた初球が、京田陽太内野手(25)のヘルメットのひさしをかする死球となった。 ここで中日与田剛監督(53)が「危険球ではないか」とリプレー検証をリクエスト。主張が認められ、塹江は降板となった。代わって中崎翔太投手(27)が緊急登板した。

◆広島は1回、5番安部の2点二塁打で先制。中日は2点を追う2回、6番阿部の左中間ソロで1点差に迫った。 中日は1点を追う4回、9番山本のプロ初適時打など3得点で逆転。5回は6番阿部の2点打が飛び出し、リードを4点に広げた。 中日は2点差に迫られた7回、3番福田が2ラン。先発山本はプロ2勝目をあげた。広島は先発九里が5回途中6失点と苦しみ7敗目。

◆広島が47試合ぶりの2桁失点となる10失点で敗れた。 先発九里亜蓮投手が5回途中6失点。救援陣も失点を重ね、8回にビシエドに2点二塁打を許した中崎翔太投手は2軍降格の見込みとなった。菊池涼介内野手がコンディション不良で2戦連続欠場し、打線の反発力も限られた。DeNAと入れ替わりで3位に後退。緒方孝市監督は27日からの巨人、DeNA6連戦に向け「総動員で戦っていくしかない」と話した。

◆広島西川龍馬内野手が3安打で打率3割2厘とし、3割台に復帰した。 1回先頭で右前打を放って先制のホームを踏み、5回に中前打、7回に左翼線二塁打を放った。1試合3安打以上は今季9度目。それでも「負けたらいっしょです」と笑顔はなかった。迎打撃コーチは「1番打者の役割をしっかりやってくれている。(走者を)かえしてもくれている」と話した。

◆広島が47試合ぶりの2桁失点で完敗した。先発九里亜蓮投手(27)が5回途中6失点。4番手塹江敦哉投手(22)は危険球で退場となり、ビシエドにダメ押しの2点二塁打を許した5番手中崎翔太投手(27)は2軍降格の見込みとなった。DeNAと入れ替わりで3位に後退。緒方孝市監督(50)は27日からの巨人、DeNA6連戦に向け「総動員で戦っていくしかない」と悲壮感を漂わせた。ここまで粘りをみせてきた投手陣が無残に打ち込まれ、緒方監督は言葉を探した。「状態がよくなかった。九里は調子があんまりかなと...」。あえて敗因を掘り下げず、悔しさを胸のうちにしまい込んだ。 苦しいチーム状況を象徴するように、失点が続いた。先発九里が4回につかまる。連続四球で走者をため、2回にソロ本塁打を浴びた阿部に左中間フェンス直撃の同点二塁打。さらに四球でピンチを広げ、この回3点を失った。5回にも2死から連打で二、三塁とされ、5回途中6失点。無類のタフネスでチームを支えてきたが「見ての通り。結果として点を取られている」と唇をかんだ。 2番手島内も悪い流れを止められず、4番手塹江は回をまたいで4失点。8回1死一塁で、京田のヘルメットのひさしをかする死球を出し、危険球退場となった。5番手中崎はビシエドに決定的な2点二塁打を浴び「(3失点した前日と)あまり変わっていない」と自己評価。2軍降格の見込みとなった。先発の駒不足に加え、救援陣が調子を落とし、苦しい投手事情が浮き彫りとなった。 2-6の7回に2点を返して意地を見せたが、野手陣も手負いの状態だ。攻守のキーマンである菊池涼が、2日連続で欠場。ベンチ入りはしたが、打席に立たなかった。2軍から呼び寄せた長野も出番なし。緒方監督は「キクはコンディション。大事をとって。来週からは大丈夫でしょう」と説明。長野については「週明けからスタメンも含めて...。みんな総動員で戦っていくしかない」と話した。 27日からは首位巨人、2位に再浮上したDeNAとの6連戦。4位阪神もAクラス浮上をうかがっている。泣いても笑ってもあと23試合。緒方カープが背水の陣を敷く。【村野森】

◆広島が47試合ぶりの2桁失点で完敗した。粘りの登板を続けてきた先発九里亜蓮投手(27)が5回途中6失点。 リリーフ陣も失点を重ねた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -痛い敗戦 緒方監督 (九里の)状態がよくなかった。今日は調子もあんまりかな、と。 -菊池涼が欠場 緒方監督 キクはコンディション。大事をとって。来週からは大丈夫でしょう。 -長野は出番なし 緒方監督 週明けからスタメンを含めて...。総動員で戦っていくしかない。

◆中日いぶし銀の阿部寿樹内野手が自身初の1試合4打点を記録した。 まずは2点を追う2回2死から5号ソロ。4回1死一、二塁では左中間フェンス直撃の同点二塁打を放ち、2点リードの5回には右前2点打も決めた。三塁打が出ればサイクル安打の働き。 2試合連続猛打賞と一気に状態を上げ、二塁守備でも好守を披露。「僕の場合、悪い時は勝手に引っ張ってしまう。右に強い打球を、という意識でいます」と謙虚に振り返った。

◆中日高卒2年目の山本拓実投手(19)が25日、広島戦でナゴヤドーム初星を手にした。先発で初回にいきなり2失点したが、浮足立たず追加点を許さなかった。 5回1/3を4安打2失点でプロ2勝目をゲット。初の本拠地お立ち台では隣の阿部から耳打ちされ、先輩の指示通り「最高で~す!」と2度叫んで破顔した。 7月31日阪神戦でプロ初勝利。東京遠征に入った8月2日、幼なじみの中野拓土君に初星を祝ってもらった。幼稚園から小中高と同じ進路を歩み、市西宮高校硬式野球部ではエースと主将だった同い年の親友。明大2年生の中野君に「おいしい牛丼が食べたい」とリクエストすると、豪華な!?食事が待っていた。 山本の東京着は夜も深まった時間帯。まだ学生の中野君は深夜営業の高級牛丼屋を知らず、悩み抜いた末に「吉野家」を選択。それでもチーズや生卵のトッピングを許可され、サラダも付けてもらい、会話に花を咲かせた。あれから3週間以上が過ぎ、やっと「初星祝い」のお返しができた。 広島はプロ初先発した7月24日にプロ初黒星を喫した相手。前回は報徳学園時代に兵庫でしのぎを削った1学年下の小園に2打数1安打と攻略されたが、この日は無安打に封じた。1点リードの4回2死一、二塁でプロ初安打初打点となる左前適時打も決め「たまたまです」と照れ笑いだ。 中盤は変化球で難なくカウントを整え「デビューした時よりマウンドでの落ち着きが出てきたかなとは思います」。まだまだ牛丼大盛りが似合う童顔の若者だが、ボールを握れば突然貫禄が漂う。【佐井陽介】

◆広島が47試合ぶりの2桁失点で完敗した。粘りの登板を続けてきた先発九里亜蓮投手(27)が5回途中6失点。 リリーフ陣も失点を重ねた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -痛い敗戦 緒方監督 (九里の)状態がよくなかった。今日は調子もあんまりかな、と。 -菊池涼が欠場 緒方監督 キクはコンディション。大事をとって。来週からは大丈夫でしょう。 -長野は出番なし 緒方監督 週明けからスタメンを含めて...。総動員で戦っていくしかない。

◆広島の塹江敦哉投手が25日、ナゴヤドームで行われた中日20回戦で危険球による退場処分を受けた。退場はセ・リーグで今季7人目、両リーグを通じて18人目。八回1死一塁で京田に与えた頭部付近への死球が、リクエストによるリプレー検証で危険球と判断された。

◆投打がかみ合わずに、中日3連戦で負け越し、一夜で3位に逆戻りした。先発の九里は五回途中で6失点を喫し、「チームに勝ちが付かず悔しいし、申し訳ない」とうなだれた。攻守の要の菊池涼をコンディション不良で欠いた打線は好機を生かせず、不調の中崎の2軍落ちも決定。緒方監督は「総動員で戦っていくしかない」と覚悟を口にした。

◆昨年のD6位・山本が六回途中まで2失点で今季2勝目を飾った。市西宮高出身で身長167センチの19歳右腕は、これが本拠地初勝利。打っても四回2死一、二塁で左前へはじき返し、プロ初安打で初打点を記録し、お立ち台で「最高です!」と2度絶叫。「(今季)3敗しているので、何とか勝ちたかった」と無邪気に喜んだ。 2勝目を挙げた山本について中日・与田監督 「2点を取られたが修正してくれた。若い選手が活躍してほしい」

◆敵地ナゴヤドームの左半分を真っ赤に埋め尽くした鯉党も、肩を落とした。広島が5位中日を相手に、今季5度目の2桁失点で1勝2敗とカード負け越し。1日で3位に逆戻りした緒方監督は、気持ちを切り替えるように、27日からの首位巨人との3連戦(東京ドーム)に向けて、語気を強めた。  「来週からは、スタメンも含めて総動員」  先発の九里が五回途中6安打6失点と大誤算だった。4-8の八回は、1死一塁から塹江が京田への頭部死球で危険球退場。代わった中崎が2死後、ビシエドにダメ押しの2点二塁打を浴びた。  中崎は試合後のコーチ会議で2軍落ちが決定。「簡単に打たれてしまった。チームに迷惑を掛けている。強い球を投げられるようにしっかりと(2軍で)練習したい」と声を絞った。3連覇を支えてきた守護神だが、今季は36試合登板で3勝3敗9セーブ、防御率4・08と苦しい投球が続く。6月に不振で抹消され、7月31日に再昇格。今月21日のヤクルト戦(マツダ)で抑えに復帰し、およそ2カ月ぶりのセーブを挙げたが、前日24日の中日戦は3点リードを守れずセーブ失敗。この日から再び中継ぎに配置転換となっていた。  打線も、2試合連続で菊池涼がコンディション不良で欠場。つながりを欠いた。投打とも、まさに正念場だ。  「もうキク(菊池涼)も大丈夫でしょう。みんなで戦っていくしかない」と力を込めた指揮官。残り23試合で、ゲーム差は「6・5」。球団初の4連覇へ-。"奇跡"を起こすべく、総動員で3連勝を狙う。 (三木建次)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65492 0.570
(↓0.005)
M20
(-)
27552
(-)
464
(+3)
148
(-)
68
(-)
0.260
(↓0.001)
3.720
(↑0.01)
2
(1↑)
DeNA
60563 0.517
(↑0.004)
6
(↑1)
24492
(+3)
488
(-)
131
(+1)
37
(-)
0.246
(-)
3.830
(↑0.03)
3
(1↓)
広島
60573 0.513
(↓0.004)
6.5
(-)
23502
(+4)
497
(+10)
116
(-)
68
(-)
0.253
(↓0.001)
3.620
(↓0.06)
4
(-)
阪神
55586 0.487
(↓0.004)
9.5
(-)
24444
(+1)
492
(+5)
82
(-)
78
(-)
0.250
(-)
3.570
(↓0.01)
5
(-)
中日
52632 0.452
(↑0.005)
13.5
(↑1)
26455
(+10)
470
(+4)
76
(+2)
59
(-)
0.263
(↑0.001
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
48692 0.410
(↑0.005)
18.5
(↑1)
24546
(+5)
607
(+1)
140
(-)
47
(-)
0.247
(-)
4.660
(↑0.04)