中日(★4対5☆)広島 =リーグ戦19回戦(2019.08.24)・ナゴヤドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:中﨑 翔太(3勝3敗9S)
(セーブ:遠藤 淳志(1勝0敗1S))
敗戦投手:岡田 俊哉(2勝2敗8S)
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◆広島は1点を先制された直後の2回表、小園とサンタナの連続適時打で3点を挙げ逆転に成功する。その後は同点を許すも、延長10回に會澤の適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、5番手・遠藤がプロ初

◆広島鈴木誠也外野手(25)は今季25本塁打で、盗塁も19個。広島の選手で「20本&20盗塁」をマークすれば、16年丸以来になる。 球団では過去7人(13度)が記録しているが、25歳シーズンまでにマークしたのは70年山本浩(24歳)しかいない。

◆広島小園海斗内野手(19)が同点打を放った。1点を追う2回1死一、三塁で、中日先発柳のカウント3-1からの139キロの外角直球に対し、投げ出すようにバットを合わせ、左翼線に運ぶ二塁打とした。 「外野フライでもいいのでなんとかランナーをかえそうという気持ちでいきました。いいところに落ちてくれました」と話した。

◆広島フアン・サンタナ内野手(25)が勝ち越しの2点中前打を放った。正二塁手の菊池涼介内野手(29)がコンディション不良でスタメンを外れた影響で、今季初めて二塁で先発。 2回、同点に追いつきなお1死二、三塁で、中日先発柳のスライダーを中前にはじき返し、2者を迎え入れた。「センター方向を意識してコンパクトに打つことができた。チャンスでヒットが出てよかったです」と話した。 1回の守りでビシエドの正面の当たりを後ろにそらす適時失策を犯しており、汚名返上の一打となった。

◆中日は1回、敵失で1点先制。広島は1点を追う2回、7番小園の適時二塁打で同点。8番サンタナの2点打で勝ち越した。 2点を追う中日は4回2死一、二塁、6回無死一、三塁の好機で得点を奪えず。広島先発の床田は6回1失点で降板。 中日は9回に遠藤の適時打などで3点を奪い同点。広島は延長10回、会沢の適時打で勝ち越した。広島遠藤はプロ初セーブ。中日は3連勝を逃した。勝ち投手は中崎で3勝目、負け投手は岡田で2敗目。

◆中日の守護神岡田俊哉投手が延長10回表に勝ち越し打を許し、連勝は2で止まった。 先発柳裕也投手は7回3失点と粘投したが、6度目の挑戦でも2ケタ星到達ならず。打線は9回裏に3点差を追いついたが、中盤の拙攻が響いた。 与田剛監督は「今シーズン、終盤の粘りは数多く見られる。それを早い段階でできるようになれば、早く流れを引き寄せられる」と指摘。今季延長戦1勝6敗2分けと競り負けが目立つ。

◆中日が9回に3点リードを追いつかれながら、10回に会沢翼捕手(31)の適時打で勝ち越し、勝利を収めた。遠藤淳志投手(20)が10回を3者凡退に抑え、プロ初セーブを挙げた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -遠藤が初S 緒方監督 たいしたもの。度胸があるよ。それは、1軍に上がってきたときからずっと感じてきている。体の疲れとか、1年間通してやったことのない選手が、波がありながらも、成長してくれている。最後、ああいう場面で、きちっと抑えてくれるんだからたいしたもんだ。野手も、あの追いつかれた中で1点取ることはすごく難しいことだと思うよ。誠也がああやって長打を打ってくれた中で、アツがかえしてくれるんだから。たいしたもんだって。みんな今日また全員で...悪い人がいたかもしれないけど、全員で勝ち取った勝利。また明日の戦いにつながると思う。 -遠藤を抑えに固定する考えは 緒方監督 勝ちの流れのところで使う。連投したらスタミナ面とかあるから、そこはちょっと空けながら。勝ちゲームで使う。

◆広島遠藤淳志投手(20)が1点リードの延長10回を3人で切り抜け、プロ初セーブを挙げた。 抑えの中崎が9回に3点リードを追いつかれる展開で、10回に勝ち越した1点を守り切った。20歳4カ月でのセーブは、11年に20歳5カ月で記録した今村猛を抜く球団最年少記録。3日前にプロ初勝利を挙げたばかり。決勝打を放った女房役の会沢から2個目の記念球を受け取り、「実家に飾ります」と笑顔を見せた。 ヒーローインタビューでは、高らかに「サイコーで~す」と叫んだ。鈴木がお立ち台に上がった時のお決まりのセリフで、チームではやっているフレーズ。自分も言おうと決めていたが、3日前の初勝利のお立ち台で言い忘れ「次は言います」と予告していた。この日は最後に「ファンの皆さんと一緒に優勝できるように頑張るだけです」と締めた。2年目だが、チーム一丸で戦う覚悟は十分だ。 緒方監督は「たいしたもの。度胸があるよ。1軍に上がってきたときからずっと感じている」と絶賛。今後の抑え固定は否定したが「勝ちゲームで使う」と改めて話した。連敗は2でストップ。若い力で広島が踏みとどまった。【村野森】

◆広島床田寛樹投手が1軍復帰戦で6回1失点(自責0)と踏ん張りながら、9回に追いつかれ7勝目が幻になった。抑えが打たれて勝ちが消えるのは今季4度目。それでも「先頭に(4度)ヒットを打たれたし、四球も多かった。ローテで投げられるようにがんばりたい」と自らの投球を反省した。 佐々岡投手コーチは「かわいそうなことをした。(左打者対策の)課題はしっかりできていた」と話した。

◆広島小園海斗内野手が今季7度目のマルチ安打を記録した。1点を追う2回1死一、三塁では、中日先発柳の外角直球に対し、投げ出すようにバットを合わせ、左翼線に運ぶ技ありの同点二塁打。8回2死二塁では2番手又吉から3点差に広げる右前適時打を放った。 「1本目は落ちたところがよかった。2本目は気持ちでもっていきました」と話した。

◆広島が9回に3点リードを追いつかれながら、10回に会沢翼捕手(31)の適時打で勝ち越し、勝利を収めた。遠藤淳志投手(20)が10回を3者凡退に抑え、プロ初セーブを挙げた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -遠藤が初S 緒方監督 たいしたもの。度胸があるよ。それは、1軍に上がってきたときからずっと感じてきている。体の疲れとか、1年間通してやったことのない選手が、波がありながらも、成長してくれている。最後、ああいう場面で、きちっと抑えてくれるんだからたいしたもんだ。野手も、あの追いつかれた中で1点取ることはすごく難しいことだと思うよ。誠也がああやって長打を打ってくれた中で、アツがかえしてくれるんだから。たいしたもんだって。みんな今日また全員で...悪い人がいたかもしれないけど、全員で勝ち取った勝利。また明日の戦いにつながると思う。 -遠藤を抑えに固定する考えは 緒方監督 勝ちの流れのところで使う。連投したらスタミナ面とかあるから、そこはちょっと空けながら。勝ちゲームで使う。

◆中日は今季ビジターの成績が22勝37敗で、12球団ワーストの勝率3割7分3厘。先発の大野雄大投手(30)もホームでは12試合で5勝4敗、防御率2・01だが、ビジターでは8試合で2勝3敗、防御率3・93となかなか勝てていない。

◆広島の遠藤がプロ初セーブを挙げた。5-4と勝ち越した直後の延長十回に登板。高橋、阿部、藤井を三者凡退に仕留めて勝利をもたらし「最高です。焦ることなく一人ずつアウトを取ろうと思った」と喜んだ。  21日に中継ぎでプロ初勝利をマークしたばかりの20歳の右投手が、もつれた試合を難なく締めた。緒方監督はリードしている展開での起用を明言し「大したもの。度胸がある」とたたえた。

◆会沢が延長十回に勝ち越し打を放ち、連敗を2でストップ。2位に浮上した。1死から鈴木が二塁打を放つと、申告敬遠と四球で満塁。会沢は内角の速球に詰まりながらも右前に落とした。3点リードの九回に抑えの中崎で逃げ切りに失敗した直後、流れを引き戻す殊勲打に「あそこは何とかね...。点が入ってよかった」と大きく息をついた。 6回1失点も中崎が九回に同点とされ、7勝目は逃した広島・床田 「先頭打者を出してピンチが多かった。球速は出ていなかったけど、質は良かった」 4-1の九回に3失点の広島・中崎 「床田に申し訳ない」

◆1-4の九回に代打・遠藤の適時二塁打や福田の同点適時打などで3点を奪い、延長に持ち込んだ。しかし十回に救援の岡田が1死満塁のピンチを招き、会沢に勝ち越し打を許して力尽きた。「せっかく追い付いたのに、無駄にしてしまった」と岡田。今季、延長に突入した試合は1勝5敗2引き分けと弱さが目立つ。与田監督は「使ったのはこちらなので」と責任を負った。 九回に代打で適時二塁打を放った中日・遠藤 「嫁の誕生日なので気合で打った」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65482 0.575
(↑0.004)
M20
(-)
28552
(+8)
461
(+6)
148
(+4)
68
(+1)
0.261
(↑0.001)
3.730
(↓0.02)
2
(1↑)
広島
60563 0.517
(↑0.004)
6.5
(-)
24498
(+5)
487
(+4)
116
(-)
68
(-)
0.254
(↑0.001
3.560
(↑0.01)
3
(1↓)
DeNA
59563 0.513
(↓0.005)
7
(↓1)
25489
(+6)
488
(+8)
130
(+1)
37
(+1)
0.246
(↓0.001)
3.860
(↓0.03)
4
(-)
阪神
55576 0.491
(↑0.005)
9.5
(-)
25443
(+7)
487
(+4)
82
(+1)
78
(-)
0.250
(-)
3.560
(↓0.01)
5
(-)
中日
51632 0.447
(↓0.004)
14.5
(↓1)
27445
(+4)
466
(+5)
74
(-)
59
(-)
0.262
(↓0.001)
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
47692 0.405
(↓0.004)
19.5
(↓1)
25541
(+4)
606
(+7)
140
(-)
47
(-)
0.247
(↑0.001)
4.700
(↓0.02)