中日(☆4対1★)広島 =リーグ戦18回戦(2019.08.23)・ナゴヤドーム=
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広島
0010000001800
中日
00000400X41001
勝利投手:ロメロ(7勝9敗0S)
(セーブ:岡田 俊哉(2勝1敗8S))
敗戦投手:大瀬良 大地(10勝7敗0S)

本塁打
【中日】福田 永将(13号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が逆転勝ち。中日は1点ビハインドの6回裏、高橋、阿部、藤井の3者連続適時二塁打などで4点を挙げ、逆転に成功する。投げては、先発・ロメロが6回1失点の好投。その後は3人の継投で逃げ切り、ロメロは今季7勝目を挙げた。敗れた広島は、投打がかみ合わなかった。

◆8月の広島大瀬良大地投手(28)は2日完封勝利、9日先発勝利、16日完投勝利と3戦3勝。 今日の中日戦に勝てば18年5月に次いで自身2度目の月間4勝となり、完投勝利ならばプロ入り初の月間3完投勝利を記録する。

◆広島長野久義外野手(34)が出場選手登録され、6番左翼でスタメン入りした。 長野は昨オフ、巨人にFA移籍した丸佳浩外野手(30)の人的補償で加入。開幕から1軍に同行したが本来の力を発揮できず、7月3日に出場選手登録を抹消されていた。2軍で若手とともに交じり調整を続け、8月は出場12試合で打率3割6分8厘、1本塁打、3打点の成績を残していた。 打撃練習では中堅から右方向を中心に、大きな当たりを連発。日焼けした顔に闘争心をみなぎらせていた。

◆広島松山竜平外野手(33)が先制打を放った。 0-0の3回2死二塁で、中日先発ロメロのカウント2-2からの5球目を中前にはじき返し、二塁走者を迎え入れた。 「打ったのはスライダー。甘く来たところを一振りで仕留めることができました。いい先制点になってよかったです」と話した。

◆中日が5者連続長打で4得点をあげ、一気に逆転した。 1点を追う6回2死、3番福田永将内野手がエース大瀬良から中越え同点ソロ。4番ダヤン・ビシエド内野手からは4者連続二塁打を決め、一気に3点を追加した。 福田は「2アウトランナーなしだったので、長打を狙っていました。なんとかフルカウントまで持っていき、甘いボールをうまく仕留められました」と納得のコメント。勝ち越し二塁打を放った5番高橋周平内野手は「最後に来た甘いボールをセンター中心に打ち返すことができた。この回ひっくり返したいと思っていたので良かったです」と振り返った。

◆広島は3回2死二塁から4番松山の中前適時打で先制。先発大瀬良は3回終了時点で3安打無失点と安定の立ち上がり。 中日は1点を追う6回2死から3番福田が同点ソロ。さらに4者連続二塁打で3点を追加した。先発ロメロは6回1失点で降板。 中日は投打がかみ合い2連勝。先発ロメロは7勝目、岡田が8セーブ目をあげた。広島は先発大瀬良が6回途中4失点と踏ん張れず2連敗で3位転落。

◆中日高橋周平内野手が1軍復帰後初打点を勝ち越し打で決め、天敵攻略にひと役買った。 今季3戦3敗と抑え込まれていた広島大瀬良を相手に、6回2死から3番福田が同点ソロ。さらに2死二塁となり、5番高橋が左中間適時二塁打を放った。右手小指靱帯(じんたい)断裂、同小指骨折から16日に復帰後は試合前時点で17打数3安打0打点。「チャンスでとことん僕に回ってきて、僕がつぶしていた。なんとか打てて良かった」。この回5者連続長打4得点の主役を担った。

◆1カ月半ぶりに1軍復帰した広島長野久義外野手は、3打数0安打に終わった。6番左翼で先発し、1回2死満塁で二飛に倒れ、3回の得点機でも遊ゴロに仕留められた。6回に二ゴロに倒れ、その裏の守りから交代した。 2軍では若手とともに炎天下で汗を流し、真っ黒に日焼けしていた。試合後は無言。緒方監督は「久しぶりなんで。打席にどんどん立ってもらって(状態を)上げてもらう」と話した。

◆広島大瀬良大地投手(28)が「魔の6回」に泣いた。 2死から福田にバックスクリーンへ同点ソロを浴び、さらに3連続二塁打を許して降板した。6回途中4失点で7敗目を喫し、自身の連勝は4でストップ。チームは2連敗で、DeNAと入れ替わり3位に後退した。 首位巨人との6・5ゲーム差は変わらないが、残り25戦となり、じわじわと追い込まれてきた。6回2死から突如、崩れた。無失点投球を続けてきた大瀬良が、福田にバックスクリーンへ同点ソロを浴びた。真ん中に入ったカットボール。さらにビシエド、高橋、阿部に3連続二塁打を許した。スライダーも直球もフォークも、真ん中に集まった。球数は102球と余裕があったが、ベンチからタオルを投げられた。「ちょっと浮いちゃいました。甘いボールを仕留められた。もったいないイニング」と悔しがった。 粘り強い投球で、中日打線を抑えていた。2回先頭から連打でピンチを招いたが、後続を落ち着いて料理。2死一、三塁で加藤を迎えると、カウント2-1からセットポジションからの始動をギリギリまで送らせてじらし、高めのカットボールで空振りを奪った。最後は同じタイミングで同じコースに真っすぐを投げ、空振り三振に仕留めた。打者の錯覚を利用する技ありの投球。4連勝中の投球術を発揮していた。 勝たねばならない一戦だった。得点源だったバティスタがドーピング陽性反応で離脱した上、22日に田中広がコンディション不良で抹消となった。13年ドラフトの同期入団。グラウンドだけでなく、ロッカールームでも声をかけてくれる頼もしい先輩だった。「痛いし、さみしい」と話していた。チームの危機で踏ん張りたかった。 緒方監督は「いいピッチングをしていたけどね。両サイドを使ってカットボールも切れていた。抜群だった」とかばった。さらに「1-0できつい展開だった。援護できなかった」と話した。それでも、エースを立て必勝態勢だっただけに痛い連敗だ。首位巨人がDeNAに敗れ、6・5ゲーム差は変わらないが、そのDeNAに逆転され3位に後退した。まずは連敗を止めたい。【村野森】 広島佐々岡投手コーチ(大瀬良について)「もったいなかった。粘っていたし、もう一踏ん張りしてほしかった」

◆広島ヘロニモ・フランスア投手が1軍復帰戦で1イニングを0封した。 不調のため出場選手登録を外れたが、最短10日で22日に復帰していた。3点をリードされた8回に登板。2死から高橋に中前打を許したが、続く阿部をスライダーで右飛に打ち取った。直球の最速は153キロをマーク。「ちょっと緊張した。スピードはまあまあだった。抑えとかセットアッパーとかは意識していない」と話した。

◆広島が連敗を喫し、DeNAと入れ替わりで3位に後退した。 大瀬良大地投手(28)が粘りの投球を続けながら、6回に崩れ6回途中4失点で7敗目を喫した。1軍復帰即「6番レフト」で先発起用された長野久義外野手(34)は、3打数0安打で途中交代。得点は松山竜平外野手(33)の適時打による1点に終わった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -大瀬良が6回に崩れた 緒方監督 ちょっと甘めに入ったところをつかまった。今日はいいピッチングをしていた。両サイドを使いながら、カットボールも切れていたし、スライダーも。抜群だった。1-0できつい展開だった。追加点がほしいところで取れなかった。援護できなかった。 -スタメン長野が3打数0安打 緒方監督 久々だったし。打席にどんどん立ってもらって、状態を上げてもらう。

◆広島が連敗を喫し、DeNAと入れ替わりで3位に後退した。 大瀬良大地投手(28)が粘りの投球を続けながら、6回に崩れ6回途中4失点で7敗目を喫した。1軍復帰即「6番レフト」で先発起用された長野久義外野手(34)は、3打数0安打で途中交代。得点は松山竜平外野手(33)の適時打による1点に終わった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -大瀬良が6回に崩れた 緒方監督 ちょっと甘めに入ったところをつかまった。今日はいいピッチングをしていた。両サイドを使いながら、カットボールも切れていたし、スライダーも。抜群だった。1-0できつい展開だった。追加点がほしいところで取れなかった。援護できなかった。 -スタメン長野が3打数0安打 緒方監督 久々だったし。打席にどんどん立ってもらって、状態を上げてもらう。

◆中日が死球を巡ってリクエストを要求し、リプレー検証の結果、危険球退場に導いた。 4点リードの8回1死一塁、京田陽太内野手(25)が左腕塹江から死球を受けた。ヘルメットのつばをかすったが、1度は通常の死球判定に。与田監督がリクエストを要求し、塹江は危険球退場となった。 与田監督は試合後、「明らかに我々の判断ではヘルメットに当たった、頭に当たったという認識。(危険球じゃないという)説明がなかった。リクエストできますよ、ということだったので」と振り返った。

◆中日の福田が0-1の六回2死から13号ソロ本塁打を放った。大瀬良のカットボールをナゴヤドームのバックスクリーンへ放り込み「甘いボールをうまく仕留められた」と話した。  今月6本目のホームラン。役割として求められている長打を放って期待に応えた。この一発を皮切りに打線が4連続二塁打と爆発し、この回一挙4点を奪った。6回1失点で降板した先発のロメロもベンチでガッツポーズを決めて喜んだ。

◆広島は大瀬良が突如として崩れ、逆転負けで3位に転落した。1-0の六回に簡単に2死を取った後、福田に同点ソロを許すとビシエドには追い込みながら二塁打。高橋には100球目を左中間への勝ち越し二塁打とされ、阿部にも適時二塁打を浴びて3点目を喫したところで降板した。  今季は全3戦で完投勝利(1完封)を挙げていた中日に打ち込まれ、7月5日以来の7敗目。自身の連勝も4で途切れ「ちょっと浮いちゃった。甘い球を仕留められた」と悔しがった。緒方監督は「いい投球をしていたけどね。援護できなかった」と力投のエースを責めなかった。

◆23日に出場選手登録された広島の長野が「6番・左翼」で6月18日以来の先発出場を果たしたが、3打数無安打に終わった。  一回2死満塁の先制機ではロメロの浮いた初球を捉えきれず、二飛。三回2死一、二塁では沈む球を引っかけて遊ゴロに倒れ、六回も凡退した。その裏の守備で退き、試合後は報道陣の問い掛けに応じなかった。  緒方監督は「どんどん打席に立ってもらって(調子を)上げてもらう」と期待。迎打撃コーチは「振る力は上がってきている」と評価した。

◆中日のロメロが7月18日以来、約1カ月ぶりの7勝目を挙げた。6回1失点で降板を伝えられたところで味方が逆転し、白星が転がり込んだ。ロメロは「自分としてもいい投球ができた」。最近2度の登板はともに5回もたずに降板しており、久々に試合をつくった。  中日は大瀬良と対戦する試合で常にロメロをぶつけてきた。これまでも好投していたが、勝利は4戦目で初めて。ロメロは「しっかり投手コーチと準備して試合に入ることができた」と喜んだ。

◆長打がつながり、あっという間の逆転劇だった。1点を追う六回2死から福田のソロで同点とすると、続くビシエドから4者連続で二塁打。4点を奪って逆転勝ちした。この回に勝ち越し二塁打を放った高橋は右手小指の靱帯断裂から16日に復帰後、初の長打&打点を記録。3安打と活躍し「これが何かいいきっかけになれば。ここからしっかりとチームに貢献していきたい」と誓った。 六回の4本の二塁打に中日・与田監督 「集中してみんながつないでくれた。二塁打を増やす野球はやっていかなきゃいけない」

◆広島が手痛い逆転負けで3位に転落した。最大の敗因はエース・大瀬良の急変。1-0で迎えた六回、簡単に2死をとった後、福田にソロを許すと、そこから炎上した。  「甘い球を仕留められた。イニング途中の降板は情けない」  ビシエド、高橋、阿部と3者連続二塁打を献上し、六回途中8安打4失点。8月は3戦全勝、竜にも今季3戦全勝と抜群の安定感を誇っていたが、7月5日以来の7敗目で自身の連勝も4で途切れた。緒方監督は「いい投球をしていたんだけど。(打線が)援護もできなかった」と話した。  この日、1軍昇格した長野が「6番・左翼」で先発出場も、3打数無安打と起爆剤にならなかった。  首位巨人も敗れ、6・5ゲーム差が変わらずも、4位阪神に3ゲーム差に迫られた。逆転での4連覇どころか、クライマックスシリーズ出場も危ぶまれてきた。 (三木建次) 1カ月半ぶりに1軍復帰も3打数無安打に終わった長野について広島・迎打撃コーチ 「久しぶりで力が入っていた。練習を見る限り、状態は上がってきている」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
64482 0.571
(↓0.006)
-
(-)
29544
(+1)
455
(+5)
144
(-)
67
(-)
0.260
(↓0.001)
3.710
(↓0.01)
2
(1↑)
DeNA
59553 0.518
(↑0.005)
6
(↑1)
26483
(+5)
480
(+1)
129
(+2)
36
(+2)
0.247
(-)
3.830
(↑0.02)
3
(1↓)
広島
59563 0.513
(↓0.005)
6.5
(-)
25493
(+1)
483
(+4)
116
(-)
68
(-)
0.253
(-)
3.570
(-)
4
(-)
阪神
54576 0.486
(↑0.004)
9.5
(↑1)
26436
(+8)
483
(+3)
81
(+1)
78
(+3)
0.250
(↑0.001)
3.550
(↑0.01)
5
(-)
中日
51622 0.451
(↑0.005)
13.5
(↑1)
28441
(+4)
461
(+1)
74
(+1)
59
(-)
0.263
(↑0.001
3.930
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
47682 0.409
(↓0.003)
18.5
(-)
26537
(+3)
599
(+8)
140
(-)
47
(+1)
0.246
(-)
4.680
(↓0.02)