西武(★3対5☆)日本ハム =リーグ戦21回戦(2019.08.22)・メットライフドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:公文 克彦(2勝0敗1S)
(セーブ:秋吉 亮(0勝3敗20S))
敗戦投手:本田 圭佑(5勝5敗0S)

本塁打
【日本ハム】渡邉 諒(10号・4回表2ラン),清宮 幸太郎(5号・6回表2ラン)
【西武】秋山 翔吾(16号・3回裏ソロ),外崎 修汰(20号・8回裏ソロ)

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◆日本ハムは1点ビハインドで迎えた4回表、渡邉に2ランが飛び出し、逆転に成功する。6回には清宮が2ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・杉浦が4回1失点。その後は、5人の継投で逃げ切った。敗れた西武は、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。

◆日本ハム石井一成内野手が22日、右手人さし指骨折のため出場選手登録を抹消された。 21日西武戦(メットライフドーム)の7回の守備で打球が患部に直撃し、負傷した。この日、都内の病院で精密検査を受けて「右手示指(人さし指)の末節骨骨折」と診断された。全治1カ月の見通しで、レギュラーシーズン中の復帰は微妙となった。 また、ジョニー・バーベイト投手も都内の病院で精密検査を受けて「右前腕屈筋群肉離れ(2度)」と診断された。バーベイトも石井同戦の7回に登板した際に違和感を訴え、途中降板していた。今後は2週間のノースロー調整で経過観察する予定。石井、バーベイト両選手は23日から2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを開始する。 同戦に先発し、2回途中5失点(自責3)で降板となった加藤貴之投手も再調整のため抹消。代わりに、平沼翔太内野手と上原健太投手が出場選手登録された。

◆西武森友哉捕手(24)が、プロ初の4番で先発する。 6年目となる今季は、21日終了時まで打率3割3分3厘、得点圏打率3割7分5厘。ともにリーグトップと好調を維持している。 球団の「4番捕手」は79年の田淵以来となる。

◆日本ハム渡辺諒内野手(24)がプロ6年目にして初のシーズン2ケタ本塁打に到達した。 1点を追う4回に、逆転10号2ランを左中間席へ運んだ。価値ある1発で、節目に到達。「打ったのは真っすぐ。いい感触だったし、高めの球をうまくたたくことができました。ホームランを2ケタ打ちたいなと思っていましたが、実際にそうなってうれしいです」とコメントした。

◆西武秋山翔吾外野手(31)が16号先制ソロを放った。 3回2死、日本ハム先発杉浦の5球目、外角低め145キロ直球を捉えると、打球はバックスクリーンに一直線。先制点をもたらし「しっかり自分の形で打つことができました」と話した。第1打席でも中前打、第3打席で左前打を放ち、今季11度目の猛打賞とした。

◆偶然の一致か-。日本ハムの4番清宮幸太郎内野手(20)が1年ぶり2度目の2試合連続本塁打を放った。 6回1死一塁で、2番手の左腕佐野から右翼席へ5号2ラン。あえて、右腕の先発本田から継投してきた西武ベンチの狙いを一蹴する、会心のアーチ。21日の同戦に続く1発となった。「今まで何回か対戦したことがあったので、球種や球の軌道をしっかり整理して打席に入れたと思います」とコメントした。 1年目の昨季も2試合連続本塁打を1度、記録している。18年8月21日ソフトバンク戦(静岡)と同22日ソフトバンク戦(東京ドーム)。ちょうど1年前の出来事だった。当時と変わったのは打順。昨季は6番だったが、今回は4番だ。徐々に、4番の肩書に負けない輝きを放ち始めた。

◆西武は3回、秋山の16号ソロで1点を先制。先発本田は順調な立ち上がり。変化球の制球が良く、3回まで1安打無失点に抑えた。 日本ハムは4回、渡辺の10号2ランで逆転。6回には清宮の5号2ランで2点を追加。西武は6回、栗山の適時打で1点。 日本ハムは継投で逃げ切り連敗を2で止めた。西武は8回に外崎の20号ソロで反撃も、連勝は2でストップ。本田が5敗目。 日本ハム公文が2勝目、秋吉が20セーブ。

◆西武の山賊打線が8安打3点に抑えられ、連勝が2で止まった。中村が休養のため、首位打者の森を79年田淵以来の「4番捕手」で起用も日本ハムの小刻みな継投の前に屈した。 辻監督は「この中で打順を組もうと思ったらこうなっただけ」と淡々。「ホームランは避けないかんね」と手痛い2発を悔やんだ。首位ソフトバンクとのゲーム差は5・5に広がった。 ▽西武秋山(今季11度目の猛打賞)「(16号先制ソロは)しっかり自分の形で打つことができました」 ▽西武外崎(8回に20号ソロ)「数字は意識していませんが、今日はしっかり踏み込んで打てたので、形としてはよかった」 ▽西武森(プロ初の4番で1安打)「(意識は)何も変わらないです。次、勝てるように頑張ります」

◆日本ハム渡辺諒内野手(24)が、6年目で初の2桁本塁打を達成した。 1点を追う4回1死一塁で逆転10号2ラン。節目はド派手に決勝弾で飾った。仕留めたのは、得意の真っすぐだった。「本当にいい感触で、自分でも良かったと思います」。直球への強さがストロングポイント。二塁レギュラーとして台頭したきっかけも、昨年7月20日ソフトバンク戦でバンデンハークの直球を2打席連発してからだった。 今季は弱点だった変化球にも対応できるようになった。10本塁打のうち5本は変化球を打った。スタメンで試合に出続けることで配球や駆け引きを覚え、どんな球種にも強いスイングができるようになったからこそ、コンスタントに結果を出せている。後半戦は5番に定着し、目標だった数字にも到達して「素直にうれしいです」。もう1つの目標、初の規定打席到達も、あと12打席だ。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が、西武21回戦(メットライフドーム)で1年ぶりの2試合連続本塁打を放った。2-1で迎えた6回1死一塁で、佐野泰雄投手(26)から追加点の右越え2ラン。左腕からは2戦連発で、8回の第4打席では右前打で出塁も。前日21日まで、対左腕に打率1割2分8厘と苦しんでいたのがウソのような活躍で、停滞気味のチームを4位浮上に導いた。昨夜のリプレーのように、右翼席へと打球が伸びた。1点リードで迎えた6回1死一塁。打席に立った日本ハム清宮は、冷静だった。「しっかり頭の中を整理して打席に入れたので、それが良かったです。球の軌道もそうだけど、球種とか」。昨季の2軍戦も含めて、西武佐野との対戦は過去4打数無安打。カウント1-1から、高めに浮いた142キロ直球を強振した。2夜連続の5号2ランが、右翼席中段に突き刺さった。 経験を積むことで、ゆっくりと成長している。21日まで、対左の打率は1割2分8厘。前夜、苦手の左腕から2年目で初本塁打をマークすると、この日は2ランに続いて、8回の第4打席でも4人目の左腕、野田から右前打と、苦手克服に期待が持てる内容だった。4回の第2打席では、粘って四球で出塁。今までにはない進化を見せた。 真っすぐを待っているのに、ボール球の変化球に手を出して簡単に打ち取られてしまう。そんな試合が、何試合も続いていた。転機は7月31日の札幌ドーム。試合後のブルペンで、担当スカウトだった岩舘スコアラーと始めたワンツーマンの"個人レッスン"だ。1人でティー打撃をしていたが「ボールが見えていないから、じっくりとボールを見て、軸足に体重を乗せ、しっかり打つ練習をしよう」と、緩い球をトスして打つ練習を教えられた。球場を出るのは午後11時過ぎで、選手の中では最後の方。地道な居残り練習は、間合いを取る訓練にもなった。 うれしいことが、あった。前夜、西武山川が「格好いい」と本塁打する姿を褒めてくれたことだ。「リップサービスだと思いますよ」と照れながらも「ウソでもありがたいです」。一振りで試合を決める。打席で威圧感を放つ。いつかは、そんな山川のような存在感を放つ打者に-。ちょうど1年ぶりの2戦連発でチームを勝利に導いた20歳の成長が、佳境を迎えたシーズンの鍵を握る。【中島宙恵】 ▽日本ハム栗山監督(4回は逆転につながる四球、6回は2試合連発の清宮に)「一番良かったのは、ナベ(渡辺)の本塁打の前に粘れたこと。そういうことができないと前に進まない。ああいう(四球)の取り方は初めて見た」 ▼日本ハム清宮が今季初の2試合連続本塁打をマークした。2戦連発は今季チーム3人目で、中田が開幕2戦の3月29、30日オリックス戦(札幌ドーム)など計3度、大田は6月1、2日オリックス戦(京セラドーム大阪)で記録している。3試合連続アーチはなく、清宮は今日23日オリックス戦で3戦連発なるか。

◆日本ハムの渡辺が6年目で初の10号本塁打を放った。0-1の四回1死一塁で2ラン。1ストライクで本田の2球目の内角速球を捉え「いい感触だったし、高めの球をうまくたたくことができた」とうなずいた。  山梨・東海大甲府高から2014年にドラフト1位で入団。昨季60試合に出場して7本塁打と成長を見せ、今季は勝負強い打撃を武器に二塁手のレギュラーをつかんだ。「ホームランを2桁打ちたいなと思っていたが、実際にそうなってうれしい」と喜んだ。

◆高校球児の熱戦が幕を閉じた日に、高校通算最多とされる111本塁打を誇る日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が、本領を発揮した。聖地から約400キロ離れた所沢で5号2ランを右翼席に突き刺し、充実の表情を浮かべた。  「自分の仕事をするだけ。勝てたのが一番良かった」  2-1の六回1死一塁で左腕・佐野の直球を捉え、前日の4番初本塁打に続いた。昨年8月21、22日以来、ちょうど1年ぶりの2戦連発。四回にはフルカウントからファウルで3球粘って四球を選び、渡辺の逆転2ランを呼び込んだ。「粘って初めてああいう四球」と栗山監督をうならせた。  高卒2年目。早実高1年時、夏の甲子園大会で2本塁打をマークした"怪物"も、今季は右手の骨折で出遅れ、苦しんでいた。八回には4番起用8試合目で初の複数安打も記録。同学年の村上(ヤクルト)がブレークする中、本来の輝きを取り戻しつつある。  それでも、九回の好機に遊ゴロに倒れ「次に向けて課題ができた」と反省を忘れなかった。鳴り物入りでプロ入りしたスラッガーが、夏の終わりに飛躍を予感させた。 (花里雄太)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64484 0.571
(↑0.003)
-
(-)
27493
(+5)
452
(+1)
153
(+1)
98
(-)
0.252
(-)
3.570
(↑0.02)
2
(-)
西武
59541 0.522
(↓0.005)
5.5
(↓1)
29608
(+3)
578
(+5)
139
(+2)
113
(-)
0.263
(-)
4.520
(-)
3
(-)
楽天
56544 0.509
(↑0.004)
7
(-)
29490
(+8)
483
(+5)
115
(+3)
38
(-)
0.252
(↑0.001)
3.960
(↓0.01)
4
(1↑)
日本ハム
54565 0.491
(↑0.005)
9
(-)
28471
(+5)
484
(+3)
80
(+2)
43
(-)
0.251
(↓0.001)
3.850
(-)
5
(1↓)
ロッテ
54583 0.482
(↓0.005)
10
(↓1)
28515
(+5)
497
(+8)
136
(+2)
70
(+2)
0.249
(↑0.001)
3.990
(↓0.04)
6
(-)
ORIX
52575 0.477
(↓0.004)
10.5
(↓1)
29444
(+1)
500
(+5)
79
(-)
102
(+1)
0.244
(↓0.001)
4.000
(↓0.01)