中日(☆7対4★)巨人 =リーグ戦20回戦(2019.08.22)・ナゴヤドーム=
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巨人
0100201004621
中日
20230000X71101
勝利投手:梅津 晃大(2勝0敗0S)
(セーブ:岡田 俊哉(2勝1敗7S))
敗戦投手:ヤングマン(3勝4敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(24号・2回表ソロ)
【中日】ビシエド(16号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は初回、福田の適時打などで2点を先制する。その後は、3回裏にビシエドの2ランが飛び出すと、4回には藤井、大島、京田の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・梅津が6回3失点の好投で今季2勝目。敗れた巨人は、先発・ヤングマンが誤算だった。

◆12日阪神戦で初登板初勝利をマークした中日梅津晃大投手(22)が2度目の登板。 新人が初登板から2戦2勝となると、15年高木勇(巨人=3戦3勝)以来。中日の新人では87年近藤(3戦3勝)以来、球団32年ぶりとなる。

◆巨人岡本和真内野手(22)が、同学年の中日梅津から24号ソロを放った。 2点を追う2回。先頭で打席に入ると、カウント3-1の5球目、真ん中へ甘く入った147キロ直球をバックスクリーン右へたたき込んだ。今月7本目の1発を「打ったのはストレート。先頭だったので、塁に出ることだけを考えていました。いい感触で打てたし、一振りでうまく仕留めることができました」と喜び「反撃開始」と力強い言葉で締めた。

◆巨人中川皓太投手(25)が4点を追う6回に"復帰登板"した。大島は146キロ直球、京田には126キロスライダーで空振り三振を奪うなど、3者凡退に抑え、完全復活を印象づけた。 9日ヤクルト戦以来の登板で12日広島戦でコンディション不良のためベンチ入りメンバーから外れ、その後も登録は抹消されなかったが、一進一退だった。今季は「ポリバレント・クローザー」として中継ぎの柱を担ってきた。

◆巨人先発テイラー・ヤングマン投手が大乱調だった。4回無死一塁。中日の左打者藤井へカウント1-1からの3球目。 盗塁を警戒し、外したウエストボールがすっぽ抜けた。飛びつく捕手大城のミットをかすめ、一塁側ベンチ前を転々。一走を三塁へ進塁させてしまい、藤井には適時二塁打を浴びた。その後、1死三塁から大島、京田に連続適時打を打たれノックアウト。 「チャンスをもらったことに感謝していました。監督、コーチ、チームメート、ファンの皆さんに申し訳ない。そして、長いイニングを投げることができずリリーフに申し訳ない。調子は悪くなかったが、大事なところでのボールが甘く入ってしまった。申し訳ないの言葉しか、出てこないです」 4回途中9安打7失点(自責4)でベンチに腰を下ろした。 自らの力を信じてマウンドに立った。前回登板の7月25日ヤクルト戦では4連続四球を与えるなど荒れに荒れた。2回途中5失点で3敗目を喫し、翌日に2軍降格が決まった。課題の制球難克服へ、小谷ファーム巡回コーチらに指導を仰ぎ、修正を試みた。投球練習をスマートフォンで撮影し動画を何度も見直した。「自分の心、メンタルの問題もある。チャンスをいただいて感謝しています。きちんとしたピッチングを見せたい」と5月17日以来の4勝目を目指した。 だが序盤から高めに浮いた球をことごとく捉えられた。先発ローテの谷間に巡ってきた6枠目の"ラストチャンス"をつかめなかった。【桑原幹久】

◆序盤から点の取り合いになった。中日は初回、2点を先制。巨人は2回、岡本が24号ソロ。中日は3回、ビシエドが16号2ラン。 中日は4回、藤井の適時二塁打などで3点を追加。5回、巨人は丸の適時打で2点を返した。中日先発梅津は6回3失点で降板。 中日が継投で逃げ切り、連敗を4で止めた。梅津は新人初登板、初先発、初勝利からの連勝を達成。巨人の連勝は6で止まった。 中日岡田が7セーブ、巨人ヤングマンが4敗。

◆中日が連敗を4で止めた。1回は福田の適時打で先制し、失策で加点。3回はビシエドが2ランを放ち、四回も藤井、京田の二塁打などで3点を奪った。梅津は6回3失点で2勝目、岡田は7セーブ目。巨人は連勝が6でストップ。マジックナンバー(M)点灯は23日以降にお預けとなった。

◆巨人原辰徳監督は4回途中7失点のヤングマンについて「フォローできる言葉が見つからないね」と言った。 4回無死一塁では、中日の盗塁を読み、大城が外角に大きく外すために立ち上がるも、その上を通過する暴投で一気に三進を許した。指揮官は「ピッチドアウトで暴投を投げるというのは」と嘆いた。連勝は6でストップしたが、23日にもマジックが点灯する。

◆中日のドラフト2位梅津晃大投手(22)がチームの連敗を4で止めた。 6回5安打3失点。中日球団史上32年ぶり3人目となる、87年の近藤真一(現真市=球団スカウト)以来の新人初登板初先発からの2連勝を決めた。 「首位のチームとやらせてもらえて、攻めようと思った」。最速150キロの直球に、スライダー、フォークなどの変化球も生きた。首位巨人打線を相手に、4回2死から3四死球で満塁も、大城を自慢の直球で左飛に打ち取った。「強気で行こうと思って投げた。試合の中で成長できた」と、笑顔をのぞかせた。 同学年の岡本には2回に洗礼を浴びた。ボール先行でのカウント3-1からの直球をバックスクリーン横に特大の1発を被弾。「打ち損じてもらえればと思って投げた。ああいう球をなくしたい」。無傷の2連勝にも反省が口をついた。 「2連勝した余韻は今日だけにする」。自身3連勝へ気を引き締めた。テレビ番組の料理コーナーで人気を博した俳優速水もこみち似の187センチの大型右腕は、阪神、巨人を連続でしっかり料理。次戦でも新たなレシピを披露してくれそうだ。【伊東大介】 ▽中日与田監督(2連勝の新人梅津に)「攻撃的な投球だった。自分の感覚を信じて投げていた。見た雰囲気より気の強さを持っている。これからが楽しみ」

◆巨人の中川皓太投手(25)が9日ヤクルト戦以来11試合ぶりに登板し、3者連続三振を奪った。 登録は抹消されなかったが、上半身のコンディション不良のため、12日広島戦から4試合連続でベンチ入りメンバーを外れるなど、回復を優先。 4点を追う展開での登板だったが「少し緊張しましたが、抑えられてよかった」と振り返った。 今季51試合登板し、15セーブ、14ホールドはいずれもチーム最多。原監督は「明日からはまた、本当の戦場に送り出すことができるというのは良かった」と変わらぬ信頼を口にした。

◆中日ルーキー梅津晃大投手が初登板から2戦2勝。中日の新人投手で2戦2勝以上は、39年村松(先→先)49年杉下(リ→リ)76年早川(リ→リ)87年近藤(先→先→先=3戦3勝)に次いで32年ぶり5人目。 初登板から2戦続けて先発勝利は3人目となった。

◆巨人は22日、中日20回戦(ナゴヤドーム)を戦う。試合に先立って先発メンバーが発表された。ヤングマンが約1カ月ぶりに先発。大城とバッテリーを組む。前日に二者連発した阿部とゲレーロは引き続きスタメンに名を連ねた。また、前日に途中出場で適時二塁打を放った若林が先発に復帰。中日はD2位・梅津(東洋大)がプロ2度目の先発に臨む。

◆巨人の岡本和真内野手(23)が22日、中日戦(ナゴヤドーム)の二回にバックスクリーン右へ24号ソロをほうり込んだ。  2点を追う二回先頭、プロ2度目の登板となった中日のドラフト2位・梅津(東洋大)がカウント3-1から投じた147キロの直球を狙い打ち。同学年のルーキーにとっての「プロ初被弾」を見舞った。  前日21日の第2戦の3安打に続く快音で、打率は・267。8月はこれで打率・309、7本塁打、21打点。若き主砲が本来の打撃を取り戻してきた。

◆コンディション不良が続いていた巨人・中川皓太投手(25)が22日、中日戦(ナゴヤドーム)で8月9日のヤクルト戦(東京ドーム)以来、約2週間ぶりの登板を果たした。  4点ビハインドの六回、3番手としてマウンドへ。石垣、大島、京田を圧巻の3者連続空振り三振に斬った。最速146キロを計測した直球とスライダーのみの13球で、復活をアピールした。  4年目の飛躍を遂げ、守護神を任されていた左腕は、12日の広島戦(マツダ)からコンディション不良を訴えた。その後は出場選手登録は抹消しなかったが、状態は安定せず、ベンチを外れたり入ったりを繰り返した。「迷惑をかけてしまっている。早くチームに戻れるように、試合に出て貢献できるようにやるだけなので。それしかないです」と話していたが、再び戦列に戻ってきた。  試合前の時点での今季成績は50試合に登板し、4勝2敗、14ホールド、15セーブ、防御率1・62だった。

◆中日のドラフト2位・梅津晃大投手(22)=東洋大=が先発して6回5安打3失点の粘投。球団の新人では1939年の村松幸雄、87年の近藤真一に続き、史上3人目となる初登板初先発からの2連勝を達成した。  「首位のチームに投げさせてもらったので、自分も強気で攻めようと思った。点は取られたが、勝ててよかった」  ナゴヤドームのお立ち台で胸を張ったが...。悔しかったのは2-0の二回、同学年の岡本に渾身の直球をバックスクリーン右に運ばれたことだ。  梅津は「三振を取りたかったが...。また、次に三振を取れるように頑張ります」と負けん気の強さをのぞかせた。  直球は最速150キロ。高速スライダーとフォークも武器。前回12日の阪神戦(ナゴヤドーム)は6回1失点、7奪三振でプロ初登板初勝利を挙げてから中10日。阪神&巨人と"老舗球団"を相手に2連勝だ。与田監督は「見た目よりも気持ちを持った選手。先々が楽しみ」とチームの連敗を「4」で止めたルーキーをたたえた。  宮城・仙台育英高出身。東洋大では、上茶谷(DeNA)、甲斐野(ソフトバンク)とともに「150キロ三羽がらす」と呼ばれる3枚看板だったが、春季キャンプ直前の1月に右肩を故障して大きく出遅れた。  「2連勝した余韻に浸るのは、きょうだけにする。(明日からは)次の登板に向けて体調を整えていきたい」  梅津晃大。5位に低迷し、明るい話題の少なかった竜を変えるエース候補が誕生した。

◆D2位・梅津(東洋大)が6回5安打3失点でデビュー戦から2連勝を飾った。球団の新人投手でプロ初登板から2戦2勝は1939年の村松幸雄、87年の近藤真一に続き3人目の快挙となった。チームの連敗も4で止めた最速153キロ右腕は巨人相手の好投に「今、首位のチーム。強気で攻めようと思った。点は取られたが、勝ててよかった」と胸を張った。 連敗を4で止めた中日・与田監督 「前半の四回までに7点を取れたのは大きかった。非常にほっとしている」

◆先発のヤングマンが四回途中9安打7失点と炎上し、連勝が6で止まった。約1カ月ぶりの先発で結果を残せず、23日の2軍落ちが決定。「申し訳ないの言葉しか出てこない」とうなだれた。原監督も「なかなかフォローできる言葉が見つからない」と苦言を呈した。勝てば点灯していた優勝マジックも持ち越しとなり、23日から3位・DeNAとの3連戦に臨む。

◆江本 「巨人に危険な兆候が出たね。一回の坂本勇の三塁悪送球。三回の若林の失策。四回のヤングマンはピッチドアウトが暴投。これだけエラーが続くとは、気の緩み以外の何物でもない。嫌なきっかけに、なりかねないぞ」  大久保 「坂本勇については『いつも守りで助けてもらっている』との思いがある分、チームに動揺はないでしょうけど、若林は、前に出てエラーするならまだしも...。『きょうは絶対に前に出て捕る』などと日々、自分に課題を課して臨むことも必要です」  江本 「ヤングマンの投球にも見るべきものがなかった。背の高いピッチャーは、ストレートが基本なのに、変化球オタクになっている。その変化球も高めに浮いて、レベルが低すぎる。先発で使うなら、ストレートを磨かせないと駄目だ」  大久保 「斎藤雅樹さん(元巨人コーチ)いわく、『スライダーを使わなくなった』。いいときと配球も変わった、と。本人は読まれていると感じているのでしょうか」  江本 「どちらにしても、ヤングマンといい、エラーといい、原監督は気合を入れ直し、厳しさを打ち出すべきだ」  大久保 「若林には重ねてアドバイスしたいですね。原監督が我慢して使ってくれているのだから、それに応えないと。2軍と1軍のエラーは、重みが違いますから」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
64472 0.577
(↓0.005)
-
(-)
30543
(+4)
450
(+7)
144
(+1)
67
(-)
0.261
(↓0.001)
3.700
(↓0.01)
2
(-)
広島
59553 0.518
(↓0.004)
6.5
(-)
26492
(+4)
479
(+8)
116
(+1)
68
(-)
0.253
(-)
3.570
(↓0.05)
3
(-)
DeNA
58553 0.513
(↓0.005)
7
(-)
27478
(-)
479
(+8)
127
(-)
34
(-)
0.247
(↓0.002)
3.850
(↓0.04)
4
(-)
阪神
53576 0.482
(↑0.005)
10.5
(↑1)
27428
(+8)
480
(-)
80
(+1)
75
(+1)
0.249
(-)
3.560
(↑0.04)
5
(-)
中日
50622 0.446
(↑0.005)
14.5
(↑1)
29437
(+7)
460
(+4)
73
(+1)
59
(+2)
0.262
(-)
3.950
(-)
6
(-)
ヤクルト
47672 0.412
(↑0.005)
18.5
(↑1)
27534
(+8)
591
(+4)
140
(+1)
46
(-)
0.246
(↑0.001)
4.660
(↓0.01)