オリックス(☆2対1★)ロッテ =リーグ戦18回戦(2019.08.18)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:K-鈴木(3勝5敗0S)
(セーブ:ディクソン(2勝1敗14S))
敗戦投手:種市 篤暉(6勝2敗0S)
  DAZN
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◆オリックスが4連勝。オリックスは3回裏、福田と小島の連続適時打で2点を先制する。先発のK-鈴木は、7回途中1失点の好投。その後は近藤、増井、ディクソンの継投で逃げ切った。敗れたロッテは、9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテ種市篤暉投手(20)は今月4日楽天戦で10奪三振、11日西武戦で12奪三振。 ロッテの投手が3試合連続2桁奪三振を記録すれば、95年に4試合を1度、3試合を1度マークした伊良部以来、24年ぶりとなる。

◆オリックス西野真弘内野手(29)が出場選手登録を抹消された。17日のロッテ17回戦(京セラドーム大阪)の6回の走塁の際に右ハムストリングスに痛みを感じたため途中交代し、大阪市内の病院で検査を受け、MRI検査の結果「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断された。今後は患部の状態をみながらリハビリを行う。代わって山足達也内野手(25)が登録された。 西野は、8月は4割近い出塁率を残すなど、主に2番で打線のつなぎ役として活躍していた。西村監督は「2番が固まってきたかなというときだったので痛いが、いる選手でやっていくしかない」と離脱を残念がっていた。

◆オリックスが先制した。3回、ロッテ先発種市に2死を取られるが、9番若月が死球で出塁。すると、1番福田周平内野手(27)が右中間を破るタイムリー二塁打。チーム初安打が先制打となった。 福田は「相手投手のストレートに伸びを感じていたので、コンパクトにスイングすることを心掛けていました。先制タイムリーといういい結果につながってくれてよかったです」とコメント。 さらに、前日の試合で故障し、登録を抹消された西野に代わり「2番三塁」で先発した小島脩平内野手(32)も続く。2球目をたたきレフト線への適時二塁打。あっという間に2点を奪った。 小島も「2死から若月と(福田)周平で先制と、いい流れで来ていたので、なんとか自分も続いていけるようにと思っていました。追加点を取ることができてよかったです」と喜んだ。

◆オリックスは3回、2死から死球で走者を出し、福田、小島の連続適時二塁打で2点を先制。ロッテは3回まで1安打無得点。 オリックス先発のK-鈴木は6回まで2安打無失点の好投。ロッテ種市も5回2死満塁などのピンチをしのぎ追加点を与えない。 ロッテは7回に中村奨の適時二塁打で1点をかえしたが、オリックスは継投で逃げ切り4連勝。ロッテは3連敗を喫した。 オリックスK-鈴木が3勝目、ディクソンが14セーブ、ロッテ種市が2敗目。

◆ロッテがオリックスにカード3連敗で1ゲーム差まで迫られた。 先発種市は6回2失点の力投も打線が援護できず。9回、無死一、二塁の好機をつくったが、バントを試みた鈴木が初球をファウルに。3球目のボール球を見送った際に、二塁走者荻野が捕手からの送球に戻れずけん制死。反撃のムードは途絶えた。打線は3戦で2得点のみで、井口監督は「しっかりと走塁を含めてバントも1球で決めないといけない。この3試合打線でカバーできてなかった」と悔やんだ。

◆オリックスK-鈴木は反省の3勝目となった。6回まで2安打0封したが、7回に3安打で1点を失い降板。 「あそこをしのげれば」と悔やんだ。前日17日に同世代の竹安がプロ初完投初完封。続きたい思いもあったが、「そういうのは取り除いて投げた」という。ただ「負けられない」という気持ちは強い。西村監督は「攻めているのは伝わった」と評価した。

◆オリックスが今季3度目の4連勝で、5位ロッテとのゲーム差を1とした。 5位と1ゲーム差以内に迫るのは5月11日以来で、4月26日以来となる最下位脱出も目前だ。お立ち台で、先制二塁打の福田が「やる気MAX!」と叫ぶと、ファンが「オリックス!」と返す。オリックス社のCMコピーで球場は大歓声。 福田は「安達さんが自分のものにしようとしているので、そうはさせないぞと」とニヤリ。本拠地では今季初の同一カード3連勝。盛り上がらないはずがない。 2点リードの7回、1死一、二塁で中村奨に左中間を割られた。二塁走者に続き一塁走者もホームを狙ったが、吉田正-安達-若月の中継プレーで同点を阻止した。西村監督は「ああいうプレーは上に行くためには大切。ここにきてそういうプレーができるようになってきた」とたたえた。 好調だった西野が故障で出場選手登録を外れ、代わって2番に入った小島が3回に2点目となる適時二塁打。小島は「西野の方がよかったと言われるのは悔しいので」。攻守でチームの状態も上がってきた。 6月12日には最大8・5差開いた3位とも3差に接近。まだ最下位ながらCS進出も射程圏。指揮官は「(CSを)狙っていかないと。そのためにも1つ1つ勝っていく」と闘志をみなぎらせた。【高垣誠】

◆ロッテはオリックスとの3連戦で計2点しか奪えず3連敗を喫した。1-2の九回無死一、二塁では鈴木が初球に送りバントをファウルし、3球目を見逃した際に二塁走者の荻野が飛び出してアウトに。鈴木は「今は3番を打っているが、あそこはバントの場面。1球で決められなかったのが全て」と悔やんだ。  20日間で19試合を戦う厳しい日程は、終盤に息切れして9勝9敗1分けだった。井口監督は「この3試合は打線でカバーできなかった。選手たちはよく戦ってくれた」とねぎらった。 種市(6回2失点で2敗目) 「立ち上がりは良かったと思う。もう少しストライクゾーンで勝負すれば良かった」

◆オリックスの若月が捕手として好守でチームを救った。2-1の九回無死一、二塁で、飛び出していた二塁走者を刺してピンチを脱し「簡単に1死二、三塁にしたくなかった。狙っていた」とうなずいた。  打率は1割9分5厘と振るわないが、堅守とリードで貢献し「打てていないのに使ってもらってるんだから、そういうところをしっかりしないと」と自覚を口にした。西村監督は「場面が場面だったので、すごく大きかった」と評価した。 福田(三回に右中間へ適時二塁打) 「相手投手の直球に伸びを感じていたので、コンパクトにスイングすることを心掛けていた」 小島(三回に左翼線へ適時二塁打) 「いい流れできていたので何とか自分も続いていけるようにと思っていた。外角のフォークにうまく反応できた」 西村監督(K-鈴木に) 「1点で抑えているわけだから、素晴らしい。攻めているのが伝わってきた」

◆主将の福田が決勝打を放った。三回2死二塁で中堅右へ先制となる適時二塁打。チームを勝利に導いた。お立ち台では安達が率先して行っているファンとの「やる気MAX! ORIX!」のかけ声を実行。「安達さんが自分のものにしようとしているのを感じたので。そうはいかないぞ、と。みんなのものなので」と笑った。

◆オリックス・K-鈴木が6回2/3を5安打1失点で、今季3勝目。直球を軸にした強気の投球で、チームを今季3度目となる同一カード3連戦3連勝、4連勝に導いた。  「打者勝負でいったのがいい結果につながったので、よかった」  自身2連勝。七回に1死一、二塁から清田に左中間へ打球を飛ばされ1点を失ったが、野手が中継プレーで一走の生還は許さず。「(遊撃手)安達さんの送球がなかったら同点だった」と感謝し、「勝負どころの球は大事だと思う」と改善点も見つけた。  九回には無死一、二塁の場面で若月が二塁けん制。一度はセーフの判定もリクエストの結果、アウトに。中継プレーも含め、好守備に西村監督も「上にいくにはそういうプレーが大事。ここに来て、できるようになった」と高く評価した。  今季本拠地初の同一カード3連戦3連勝で5位・ロッテとは1ゲーム差。クライマックスシリーズ進出圏内となる3位・楽天までも「3」と迫った。5月11日時点では最大8・5あったAクラスとの差をじわじわと縮めてきた。指揮官も「ホームでの3連戦3連勝は大きい。(Aクラスを)狙えるじゃなく、狙っていかないといけない。1つ1つ勝っていくしかない」と力を込める。下克上を知る将の下、西村オリックスが反撃開始だ。 (西垣戸理大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
62474 0.569
(↑0.004)
-
(-)
30482
(+5)
436
(+4)
151
(+2)
98
(+3)
0.252
(-)
3.530
(↓0.01)
2
(-)
西武
57521 0.523
(↓0.005)
5
(↓1)
33589
(+4)
563
(+5)
134
(-)
110
(-)
0.264
(-)
4.550
(↓0.01)
3
(-)
楽天
54534 0.505
(-)
7
(↓0.5)
32476
(+4)
470
(+4)
110
(+1)
38
(-)
0.251
(-)
3.950
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
53545 0.495
(-)
8
(↓0.5)
31458
(+4)
466
(+4)
75
(-)
43
(-)
0.253
(↑0.001)
3.840
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
53563 0.486
(↓0.005)
9
(↓1)
31502
(+1)
483
(+2)
133
(-)
68
(-)
0.248
(↓0.001)
3.970
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
51565 0.477
(↑0.005)
10
(-)
31429
(+2)
491
(+1)
77
(-)
100
(+2)
0.243
(↓0.001)
3.990
(↑0.03)